【モバマス】みく「新人アイドルが初日から遅刻てどーゆーことにゃ!」 (38)

数日に1ネタという感じで投稿します。アイドルの選出は関西を中心に、みくにゃんはおそらく一生ツッコミです。乳首ドリル要素はありません。

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みく「新人アイドルが初日から遅刻てどーゆーことにゃ!」

法子「ごめんなさーい!遅れてしまいましたぁー!」バッゴォーン!!

みく「あぁー!時子さんのバッグがーっ!」

時子「何してくれてんのよォ新人の豚……!」ピキピキ

法子「大丈夫かなぁー?私のドーナツ……」サスサス

みく「ソッチの心配は要らないにゃ!」

時子「私のバッグがぐちゃぐちゃになってんのよ!」

法子「ごめんなさい!ごめんなさい!中身は何だったんですか?」

時子「お昼に食べるお寿司……」

法子「大丈夫!大丈夫!バッグの中でちらし寿司になっただけだよ!」グッ

時子「調子のってんじゃないわよこの豚ッ!!」スパァーン!

みく「いたいにゃー!」ナミダメ

法子「あの……ひょっとして怒ってるんですか…?」

時子「見て分からないわけ?怒ってるに決まってるじゃない。遅刻の理由は何!?」

法子「決してサボってたわけじゃないんです!」

みく「ほう?」

法子「ドーナツ買うために並んでたんです!」

みく「ほとんどサボりと一緒にゃ!」ビシッ

法子「それでこれ、お詫びのドーナツにと……」

時子「……気が利くじゃない」

法子「美味しかったです」ハコヲシマイ

時子「中身空っぽじゃないのこの豚ァ!!」スパァーン!

みく「せめて法子ちゃんをぶつにゃー!」ナミダメ

時子「頭に来たわ。あなたみたいな豚はクビよクビ!」

法子「うぅ~~、そんなぁ!」

時子「ダメダメ!今すぐでていきなさい!」

法子「お願いします許してください!若くてきれいなお姉さん!」

時子「さっさとレッスンに行くわよ豚!」

みく「時子さんチョロすぎるにゃあ!」ビシッ





早苗「……何この茶番コント?」

瑞樹「なつかしいわ」シミジミ

雪美「ホンワカッホッワッ……ホンワカッホッワッ……ホンワカッホンワカッ……」

早苗「いや、BGMで言われても」

笑美「早苗はんならきっとええ線行くで!」

早苗「だから何なのよぉー!」

(ずっとこのノリが続きます)

基本的に1ネタ1スレです。そうでないときはあらかじめ記載します。



常務「失礼する、ここにプロデューサーが……」

小梅「わわっ……有名人!」

みく「どうしてこんなところにいるにゃ!早くイタリアに戻らないと!」

雪美「50歳オーバーに……見えない……」

常務「ちょっと」

楓「あの時のゲームの収録のときはお世話になりました」ペコッ

常務「だから!」

小梅「あなたのゾンビ捌き……素晴らしかったです!」

常務「さっきから何の話をしているのです!」

楓「ジョセフ・ジョースターの母親ですよね?」

常務「誰がジョセフ・ジョースターの母親だ!私はリサリサではないッ!」

雪美「リサリサ……そう、リサリサだった……」

小梅「リサリサだから……赤と黒でキメてる」

常務「これはただの偶然だ!」

みく「ほら今も波紋の呼吸してるにゃ、コォォォォォってなってるにゃ」

常務「してるわけないだろう!」ペシッ

みく「うわっオーバードライブにゃっ!」

常務「だから違うッ!」

みく「生オーバードライブにゃ!肩がめちゃくちゃヒリヒリするにゃ!」

楓「あのお、ロギンスさんとメッシーナさんはおいくつなんですか?」

常務「知るかそんなこと!」

小梅「クルッ ハッ サッサッ (/-\*)」ブンブンブンブン

常務「……風呂入ってたらいきなりエシディシ戦始まって服着るタイミング見失ったをするな!」

雪美「…………」ササッ

常務「……?」

雪美「…………」チラチラ

常務「……」

雪美「あほー……」タッタッ

常務「下手くそォ!!時間使いすぎだ!!」

常務「いいからここにいるプロデューサーをだなっ」ベシッ

みく「うわっオーバードライブにゃっ!」

常務「だーかーらっ!」プンプン

常務「いい加減にしないとだな」ガシッ

みく「おおっ、ディーパス・オーバードライブにゃっ!みんなみんな!手を繋ぐにゃ!」

ガシッ ガシッ ガシッ ガシッ

常務「コオォォォォォ……って何をしているんだ何を!」

みく「せーの、」

「「「「以上です!」」」」

常務「十分すぎるわっ!」

(ここからちょっと続き物です。登場キャラは前2スレの登場人物がメインです)


みく「で、プロデューサーになんの用にゃ?」

常務「それなんだが、君たちにも話しておいた方が良いだろう。」

常務「来月からプロデューサーは異動で大阪の方に行ってもらう」

みく「大阪に異動!?」

常務「我が美城プロダクションはアイドル部門が中心ゆえにテレビ業界での勢力圏が小さい」

常務「ゆえにバラエティ、ドラマ、CMといった芸能部門に進出してテレビ業界での主導権を確保しようと考えている」

常務「その第一歩として、彼には大阪で色々やってもらわねばならない」

みく「みくたちのプロデュースはどうなるにゃ!」

小梅「そーだそーだ……!」

常務「もちろん代わりのものはこちらで用意する。心配は無用だ」

みく「そ、そんなの急すぎるにゃ!」

常務「これは決定事項だ。残りの期間、離れても大丈夫なよう沢山思い出話でもしておけ」


ガチャッ


みく「えらいことにゃ!」

小梅「なんとか、しないと……!」

雪美「プロデューサーが……異動……」

楓「奥の談話室でなんとかする方法を考えましょう!」


(手を)パーン!!


みく「どうしたにゃ雪美ちゃん!」

雪美「どうにかする方法……思いついたら良かったのに……」

みく「なんもにゃいんかい!!」

雪美「ふふ……ウケた、ウケた」

みく「ウケてないにゃ!」

雪美「じゃあ私……もう面白いこと言えないから……行くね……」スタスタ

みく「身勝手すぎるにゃ!!」

楓「私たちも行きましょう……」ゾロゾロ

ガチャッ

法子「いやぁー、レッスンは大変でしたねえ!早速帰りにドーナツを……」

時子「太るからダメよ」

法子「ひどいですー!ドーナツ食わなきゃアイドルなんてやってられませんよぉー!」

時子「ふん、考えが浅いのよ考えが」

法子「そーいえば時子さんはどーしてアイドルやってるんですか?」

時子「……何よ」

法子「だってー、スカウトされてホイホイ付いていくような性格じゃあなさそーだし、」

法子「プロデューサーさんに一目惚れでもしたのかなーって!」

時子「そ、そそそんなこときいてどどどどどうするのよこの豚!アァン!?」

法子「口調がおかしいですよ!もしかして動揺してるんですかー?」

時子「どどっどどどどど動揺なんてしてないわよあるーひっ!もりのなかっ!くまさーんに!であーった!」

法子「それは童謡だよ!!やっぱり動揺してるー!」

時子「バカなこといってないで早く帰りなさい!ストレッチも忘れないこと!」


法子「はぁーい!!」ガチャガチャッバタンッ


時子「……行ったわね」カクニン

時子「あの豚の傍に居たい……」

時子「そう思ってアイドルになったなんて、法子にバレたらからかわれるに決まってるじゃない……」

時子「恋人にはなれないけど、まあバカな私にはお似合いね……」

時子「さてと、帰るか……誰も居ないうちに、ね」

法子・みく「聞いたでぇーーーー!!」バゴォーーン!!


時子「ノワァーーーーッ!!」

みく「まさかまさかの!夢にも思わなかったにゃ!」

時子「ど、どこから出てきてるのよ!!」

法子・みく「机の下!!」

時子「なんでそこから出てくるのよ!」

法子「私が改造したんや!」

時子「改造するなッ!後で直しときなさいよ!」

みく「そんなことより!」

時子「事務所にワームホールできてるのをそんなこと呼ばわり?」

みく「プロデューサーは今月で大阪に異動になっちゃうんだにゃ!」

時子「大阪ァ!?」

みく「告白する最後のチャンスなんだよ!?」

時子「フ、フンッ!そんなこと、はなっから諦めてるに決まってるじゃない……」

法子「会えなくなるよ?プロデューサーさん忙しいし、電話する余裕もないかもよ?」

時子「うっ……くっ……」

法子「少なくとも傍には居られなくなるよ!」

時子「それは……」

法子「時子さん……」ポムッ

時子「法子……」

法子「私たちは大阪が地元だからいつでも会えるけどね!!」ドヤァ

法子・みく「ハハハハハハハハ!!」

時子「何笑ってんのよ!!」

みく「いや、つい……」

時子「ついじゃないっ!!……私は一旦帰る……」

時子「いい?このことは絶対言っちゃダメよ!?」

法子・みく「はーい」


ガチャガチャッ バタンッ


法子「何で怒ったんでしょうか?」

みく「怒って当たり前にゃ」

数日後



時子「豚がここから居なくなるまであと一週間ちょっと、ねぇ……」

みく「というわけで、プロデューサーを引き止めるついでにプロデューサーと時子さんをくっつける方法を考えるにゃ!」

楓「おー!」

小梅「お、おー……」

雪美「お……おぉぅぉ……」ヨロヨロフラフラ

法子「雪美ちゃん無理しないで!!」

雪美「これじゃあ……結婚式の前に……葬式……ふふっ」バタッ

法子「まだそんな歳じゃないでしょ、しっかり!」

時子「……で、何で皆は当然の権利のように知ってるわけ?豚、まさか喋ったんじゃあないでしょうね!!」

法子「そんなぁ!喋ってないです……!メールで送ったんです!」

時子「余計アカンわ!!あれほど喋るなって言ったでしょ!?」

みく「あっ、ええ方法を思いついたにゃ!」

時子「……何よ?」

みく「芝居を打つにゃ、芝居を!」

みく「時子さんがプロデューサーと一緒に仕事できないならこのビルから飛び降りて死ぬ!!って言って本気の姿勢を見せれば、あのリサリサも許しましょうってなるんじゃないかにゃ!?」

みく「愛の告白もできて一石二鳥にゃ!!」

時子「そんなのが上手くいくわけないでしょ、頭にウジでもわいたんじゃない?」

小梅「それは、無理だよ……」

楓「常務はそういうのが通用する相手ではないわ」

みく「ひどいにゃ!法子ちゃんなら分かってくれるよね?」

法子「……上手くいくわけないでしょこのすっとこどっこい!」

みく「ちくしょーー!!」

雪美「お、思い付いた……いい考え……」

法子「おっ、どうしたの雪美ちゃん?」

雪美「時子さんが……プロデューサーが大阪に行くならここから飛び降りて死ぬって……芝居すればいい……ふふっ」

みく「……それみくが考えたやつにゃ!!」

小梅「素晴らしい考えだよ……!」

時子「フンッ……やるだけやればいいんじゃない?」

楓「精巧な作戦ね!成功間違いなし!」

みく「おーい!まるっきりみくの考えパクっただけじゃん!」

時子「雪美とアンタなんかを一緒にしないでくれる?」

雪美「ち、違う……自分で考えた……」プルプル

みく「ほら笑ってるじゃん!絶対パクってるし!!」

楓「何言ってるんですか、雪美ちゃんの意志は尊重しませんと」

小梅「全然……違うよ!」

みく「ちくしょーー!!法子ちゃんも何か言うにゃ!」

法子「……黙ってろ野良猫!!」クワッ

みく「なんやねそれ!!」

みく「みんなみくのこと嫌い?そんなに猫口調が気に障ったの?それともみくって一人称がダメ!?」

楓「じゃあ早速台詞をつけていきましょう!」

みく「無視するにゃあっ!」

楓「まず私が『お偉いさーん!エラいこっちゃあー!』と皆を呼びます」

みく「ダジャレ要る?」

楓「すると時子さんが『あの豚と一緒に仕事できないならここから飛び降りて死にます!』と言う!」

楓「リサリサは恐らく『何をいきなり馬鹿げたことを』と小馬鹿にするでしょう。そこで法子ちゃんの台詞!」

法子「わ、私!?」

楓「あの人は本気なんや!」

法子「……あの人は本気なんや!」

楓「それに続けて時子さんが『私は本気よ!』と言う。そこでリサリサが『早まるな!何故そんなことを!』と言うので続けて法子ちゃん!」

法子「また私ぃ!?」

楓「プロデューサーを本気で愛してるからなんや!」

法子「プロデューサーを本気で愛してるからなんや!」

楓「そこでプロデューサーは『あの時子さんが!?』となるので告白する!無事思いを伝えたらリサリサは『現役アイドルがこんなことやってタダで済むと思うのか!』と怒るので法子ちゃん!」

法子「はい!」

楓「諦めたらどうや!」

法子「諦めたらどうや!」

楓「リサリサは最後、『こんなことで大騒ぎをするな馬鹿者!』と呆れるので止めの台詞を法子ちゃん!」

法子「もう驚かない!」

楓「許してやったらどうや!」

法子「許してやったらどうや!」

楓「無事大願を成就して異動の話もいい方向にいく!というわけです」

みく「つっこむの諦めてるけどだいぶおかしいからね?」

楓「少しだけ練習しておきましょう。プロデューサーさんとリサリサの代役は私と雪美ちゃんでやるわ」

楓「それじゃあ、3、2、1、キューッ!」

法子「許してやったらどうや!」

みく「早い早い早い早い!」

法子「す、すみません……ドラマの撮影みたいで緊張しちゃって……」

みく「落ち着くにゃ、まだ練習だよ」

楓「はい、やり直し!もう一度最初から!」

法子「最初から……ですか?はい、分かりました!」クルッ

ダッダッダッダッ……

みく「法子ちゃーん?どこいくにゃー?」

ガチャッ バタンッ

法子「ごめんなさーい!遅れてしまいましたぁー!」バッゴォーン!!

みく「いたいにゃー!!……ってそれ1スレ目の最初からやん!さっき言ったのは芝居の最初からにゃ!」

法子「え……そうなんですか?」

みく「そうに決まってるにゃ!!」

法子「説明不足です!」

みく「んなわけあるかい!」

楓「じゃあもう一度、芝居の最初から!よーい、スタート!」

時子「豚と一緒に仕事できないならここから飛び降りて死にます!」

楓「何を馬鹿げたことを!」

法子「あの人は本気なんや!」

時子「私は本気よ!」

楓「早まるな、どうしてそんなことを!」

法子「プロデューサーを本気で愛してるからなんや!」

時子「豚……いいえ、P。私はあなたを……愛しています!」

雪美「時子さん……その想い、受けとりました!」

楓「現役アイドルがこんなことやってタダで済むと思うのか!」

法子「諦めたらどうや!」

楓「……フンッ、下らぬ痴話喧嘩で大騒ぎするな馬鹿者!」

法子「許してやったらどうや!」

楓「好き美城!……ふふっ、おっけーい!」

雪美「いい感じ……」フフ

小梅「おぉー……」パチパチ

法子「ねえこれ私って必要?」

みく「って!もうここにプロデューサーとリサリサが来そうにゃー!!」

時子「なんですって!?」

楓「みんな、配置について!本番よ!」

法子「ラジャー!」

ガヤガヤガヤ


楓「お偉いさんーー!エラいこっちゃあー!」

ガヤガヤガヤ

常務「……何の騒ぎだ?」

雪美「はい。よーいスタート……」ダルーッ

みく「それ要らんにゃあ!!今は本番!!」

常務「本番?なんのk……」

みく「何でもないです!ハイナンデモ……」ワチャワチャ

時子「豚と一緒に仕事できないならここから飛び降りて死にます!」

楓「何を馬鹿げたことを!」

みく「ってちがーう!!それは練習!!今はリサリサが喋る番にゃ!」

常務「練習?番?バカも休み休み……」


バダゴォーーーーンン!!!


みく「今度は何!?」

智絵里「私……プロデューサーさんと一緒に大阪で仕事ができないのなら、このナイフを胸に刺して死にます!」

みく「ええええぇぇーーー!?誰ぇぇぇぇ!?」

常務「何を馬鹿げたことを!」

法子「あの人は本気なんや!」

みく「言うなあーーーッ!!それ意味変わってるぅーー!!」

常務「馬鹿なことはやめろ!なぜこの男にそこまで拘る!」

法子「プロデューサーを本気で愛してるからなんや!」

みく「だから言うなーーーッッ!!」

智絵里「私のお腹にはプロデューサーの赤ちゃんだっているんです……!」デマカセ

みく「何その展開ぃぃぃぃ!?」

智絵里「プロデューサーにはちゃんと責任をとって欲しいんです!」

常務「ふざけるなっ!!こんなこと……貴様らは二人ともクビだ!!ここから消え失せろッ!!」

ガヤガヤガヤ
ワープロデューサーサーン!!チエリィーー!!ツマミダセッ!!
ガチャガチャバゴンッバダッ

時子「…………」

楓「…………」

雪美「…………」

小梅「…………」

みく「なにこれ……もうめちゃくちゃやぁん……!」ガクッ

時子「私……どうすれば……」フラフラ

法子「諦めたらどうや!」

みく「やめろぉぉぉぉぉぉ!!!」

時子「みんな……ごめん……」フワッ

ヒュウウウウウウウ
ドォォォォォン

みく「時子さんホンマに飛び込んだやないかい!どないすんねん法子!!」

法子「許してやったらどうや!」

みく「それやめぇい!!」

(……みくです。時子さんが飛び降りた先には運良く街路樹があったので助かりましたが、怪我でしばらくお休みです)

(妊娠は後に嘘と分かりましたが、智絵里さんの件でリサリサの不興を買ったプロデューサーさんは、関西進出のプロジェクトリーダーから降ろされたそうです)

(智絵里さんは今ごろ、バリカン担いだ小梅ちゃんに追いかけられていることでしょう)

(上手くいってよかった、よかった……?)

(あ、法子ちゃんはトレーナーさんと一緒に遠いところへ旅立ちました。帰ってくる頃には立派なアイドルになっていることでしょう……)

(ただ、みくも時子さんも皆も、何か忘れている気がする……)

『しぶやの三人アイドル』


みく「ふー。仕事終わりの一杯が身に沁みるにゃあぁぁ」

バンッ ドンッ

未央「くっそー、このあたりに逃げたはずなんだけど……見失ったね。しぶりんの姉貴」

凛「そうね、ひとまずは姉貴を呼びましょう」

「「姉貴ー!姉貴ー!」」

卯月「プロデューサーさんは見つかりましたか?」バンッ

凛「それが……見失ってしまって……」

卯月「二人のバカ!レストランの予約時間が過ぎてるのに、これ以上遅れたら怒られちゃいます!」

卯月「ほら、そこにちょうどいい野良猫さんが居ますから、聞いてきてください!」

未央「ヘイ、子猫ちゃん!ここにプロデューサーは来なかったかな?」

みく「みくは何も見てないにゃ」

凛「変な隠し立てすると痛い目にあうよ?」グルッ

みく「ずっとここに居たけどプロデューサーは来てないにゃ」

卯月「私たち、プロデューサーさんとレストランの約束(物理)をしてるんです」グルッ

未央「予約の時間がとっくに過ぎちゃってさ……」グルッ

凛「さっさと出した方が……」グルッ

卯月「あなたの」グルグル

未央「ため」グルグル

凛「や」グルグル

卯月「です!」ピタッ

みく「なんでクルクル回りながら喋るにゃ!卯月ちゃんキャラ維持のために最後変なことになってるし!」

みく「なんでクルクルしながら喋るんですか?」

卯月「名付けてニュー・ジェネレーショントーク!ニュー・ジェネレーショントークとは三人で!」

未央「交代に!」グルッ

凛「喋ることを!」グルッ

卯月「言うッ!!」ビシッ

みく「そのまm……って全然関係ないにゃあ!!真似の仕方が中途半端!」

卯月「続きましてー」ソソクサ

みく「続けなくていいにゃ」

卯月「熊本弁トーク!」

卯月「汝!禁忌の扉を封印せんとなすか!」

凛「我、既に光明をかの地に得たり!」

未央「地獄の業火に身を……身を……汝のも、も……」

未央「さっさとプロデューサーを出して!」

みく「諦めるんじゃあにゃいッ!本田!」

卯月「未央ちゃん未央ちゃん!そこは地獄の業火に身を焼かれたくなくばその光明へ我らを導きたまえ!でしょ!」

未央「すんません姉貴!」

卯月「……まあそういうことです!」クルッ

みく「全くわかんねえにゃ!」

卯月「まだ分からないんですか、みくちゃん?」

みく「分かるも何も最後まで言えてへんにゃあ」

卯月「続きましてー」ソソクサ

みく「まだ続くにゃあ?」

卯月「輪唱トーク!」

卯月「♪プロデューサーとレストランの予約をしている」

卯月「♪予約の時間が過ぎている」
凛「♪プロデューサーとレストランの予約をしている」

卯月・凛・未央「♪出せ!出せ!出せ出せ出せ!」

卯月「って輪唱になってないですよォー!」スパァーン!

凛・未央「すんません姉貴!」

卯月「順番に歌って順番に終わるんですっ!」

凛・未央「すんません姉貴!」

凛「真ん中は釣られるから難しいのよ、卯月」

卯月「私たち仮にもプロですよ?」

卯月「…………」ナガシメ

卯月「島村卯月、真ん中頑張りますっ!」EWP

みく「うぜえにゃあ」

卯月「もう一度……せーの!」

凛「♪プロデューサーとレストランの予約をしている」

凛「♪予約の時間が過ぎている」
卯月「♪プロデューサーとレストランの予約をしている」

凛・未央「♪出せ!出せ!出せ出せ出せ!」
卯月「♪予約の時間が過ぎている」

卯月「♪出せ!出せ!出せ出せ出せ!」

卯月「……未央ちゃあーーん!!」スパァーン!

未央「すんません姉貴!」

卯月「もういいですそれ!」

卯月「……まあそういうことです!」クルッ

みく「だからわかんねえにゃ!」

卯月「まだ分からないんですか?」

みく「まだも何も一回も成功してへんにゃ!」

卯月「続きましてー」ソソクサ

みく「めんどくせぇにゃ……」

卯月「あんきら!rhapsodyトーク!One! Two! Three! Four!」

凛「アイドルなんだから もっとカワイイこと言わなきゃ☆」キャピルーン

未央「でも、おなかがすいて 何か食べないと 頭はたらかな~い」

凛「え~、じゃあ、プロデューサーとご飯食べに行く?」

未央「そだなぁ…ItalianもいいけどFrenchもいいかなぁ」

みく「ネイティブ発音するルールでもあるの?」

凛「じゃあ、プロデューサー見つけたら」

未央「うん」

凛「中華食べるっ☆」キャピルーン

未央「あm……ちゅ…ちゅ、中華?」アタフタ

みく「アドリブ下手くそにゃ!!」

凛「だから一緒にプロデューサーをみ、見つけ……見つけてにぃ?」プルプル

みく「無理しないで!!」

未央「ん~ しょ、しょうがないなぁ…」

凛「よしっ!」

卯月「折衷案!」キラッ☆

卯月「……まあそういうことです!」クルッ

みく「だからわかんねぇにゃ!」

みく「というか卯月ちゃん最後以外ずっと棒立ちだったよね?凛ちゃんに無理させるのやめない?」

卯月「可愛いから問題ないです!」EWP

みく「いや、まぁ……うん」

卯月「で、まだプロデューサーの居場所を言わないんですか?」

みく「だから知らないって言ってるにゃ」

卯月「しぶといですねぇ……」

卯月「……もうこれが最後ですよぉ?」ソソクサ

みく「なぜうざがられているのか!」

卯月「ゆるふわ風トーク!」

卯月「プロデューサーさん、来ないですねぇ……」フゥ

未央「もう予約の時間すぎてるのにねぇ……」

凛「あ、そうだ。この間ハナコと散歩したときなんだけどさ……」フゥ

卯月「なんですか?」

凛「ハナコったら、どっかで木の棒拾ってきてそれをえらく気に入っちゃってさ」

未央「うんうん」フゥ

凛「私が持ってかえるのもお母さんに悪いし、ハナコが飽きるのを待ってたらね」

卯月「待ってたら?」

凛「門限過ぎちゃってさ、お父さんにこっぴどく怒られちゃった……」

卯月「ハナコちゃんったら悪い子ですねぇー……」

未央「ねぇー……」

凛「…………」

未央「…………」

卯月「…………」

卯月「……これ、まだできてないんです」クルッ

みく「できてないんかい!!」

卯月「プロデューサーさんの居場所を吐く気に……」

みく「にゃるかぁ!!」

卯月「……本当にここには居ないみたいですね。二人は先に行っててください」

凛・未央「分かりました、姉貴!」

ダッダッダッダッ

卯月「プロデューサーに電話してどこにいるか確かめてみましょう」ピポパポピ

みく「電話できるなら最初からそうするにゃ!」


とぉるるるるるるるるるん、るるるん


卯月「もしもし、島村です!プロデューサーさんは今どこに……」

卯月「ええー!?どうしてそんなところにいるんですか!」

卯月「はい、あー、はいはい、分かりました!では……」ピッ

みく「……プロデューサーは何て言ってたにゃ?」

卯月「電波の届かないところに居るって……」タチサリ

みく「それ留守電のアナウンスにゃ!!」ビシッ

『借スタ取り』

みく「えー、よく分かるインターネットで使う英語……スレはスレッド、レスはレスポンス……っと」カリカリ

雪美「レッスン……疲れた……」

ありす「雪美さん、レッスンの後は水分補給です。一緒に飲みましょう」

楓「二人の仲は水入らず……ふふっ」

恵磨「なかなか上手いこと言うねえ!!」

小梅「…………?」クビカシゲ

デッデッデデデデ!カーン

巴「邪魔するで!」

みく「邪魔するんやったら帰るにゃー」

巴「あいよー……って何でじゃこらぁ!」

みく「チッ……」

巴「チッ、やないんじゃ!用があるから来とるに!」

巴「うちらは千川ファイナンスのもんなんじゃが……おい、新入り。説明しい」

瑞樹「ヘイ、姉貴!」

みく「こいつ新入り!?どう見てもここの面子で一番歳上にゃ!」

瑞樹「入って3週間の新入社員よ!」

みく「しかも新卒採用かい!どー見てもそーゆー歳じゃねーにゃ!!」

瑞樹「……そこの楓さんに用があるの」

楓「はぁ……」

瑞樹「先月貸したスタドリの返済期限が3日ほど過ぎてるの。そろそろ耳を揃えて返してくださる?」

みく「楓さん、借スタしてたのにゃ?」

楓「プロデューサーが辛そうだったからつい……。でもでも、おかしいですよ!」

みく「何がおかしいにゃ?」

楓「借りたら返せって言ってくるんです!」

みく「……当たり前にゃ!!借りたら返すのは当然だよ!」スパーン

みく「ちなみにおいくらにゃ?」

瑞樹「聞いて驚かないことね……!」

雪美「……ええっ!?」(゜ロ゜ノ)ノ

瑞樹「いやまだ何も言うてないやん!!聞いてから驚かんかい!」

瑞樹「元スタ、利息合わせて800本や!」

巴「そんなにいってるんけえ!?」(゜ロ゜ノ)ノ

瑞樹「姉貴は知ってるでしょーがっ!!」

巴「おぅ、そうかそうか……」コクコク

瑞樹「気を取り直して……」

瑞樹「元スタ、利息合わせて800本や!」

みく「800本!?」

小梅「……800本!」

楓「800本!?」

恵磨「800本!?」

ありす「800本!?」

雪美「合わせて4000本……!!」プルプル

瑞樹「合わせんでええねん!!おかしなるやろ!……それからプルプルすな!」

雪美「……!!」ドヤァ

瑞樹「鉄板のボケがキマって気持ちええのどや顔もすな!」

雪美「……しょぼーん」シュン

瑞樹「かわいこぶってもアカン!!引っ込んどれ!」

楓「そんなあ、急に要求されても供給
、できませんよお!」

瑞樹「お前わりと余裕やな?ふざけとんのか?」

楓「……」テクテク

\ピンポーン/(呼び鈴)

楓「……」ドヤァ

瑞樹「スッと言えや!」

巴「お前ナメられとるけえ、ウチが手本見せたる!!」

巴「おいお前!ナメとったら痛い目見るけ、さっさと返しい!」

楓「無理なものは無理です!」

巴「お前、ウチをナメとるよーやのう」

巴「じゃあ、ウチがどんだけ怖いか教えたるけ、よぉー聞けよ!」

巴「(♪てってってー てってっててー てってってーてってっててー)」

巴「(♪てー てー てー てー てー てってってって)」

巴「(♪てってってー……

みく「って全然聞こえへんにゃあ!!」

巴「何で聞こえんのじゃ!!お前ナメとんけえ!?」

みく「いやいや!さっきから大音量でてってってーが鳴ってたし!」

巴「そんなん聞こえんが?」

雪美「……?」クビカシゲ

小梅「耳がおかしくなった……?」

みく「えぇ……?みくだけかにゃ?」

巴「もう一度言うからよぉー聞いとけ!!」

巴「(♪おーねーが、が、が…シーンデレララララ)」((((゜Д゜)))

巴「(♪夢は夢でおーわれ、バシューン!!)」( ゜д゜)

巴「(♪動き始めてフィーンフィーンフィーンフィーン…輝く日のためヌィィィィィィバシューン!!)」( ゜д゜)

みく「…ってやっぱり聞こえねえにゃ!!」

巴「何で聞こえんのじゃ!!耳鼻科行くかわれぇ!?」

みく「いやいやいや、変なエフェクトかかったお願いシンデレラしか聞こえなかったにゃ!!」

みく「おーねーが、が、がとか夢は夢でおーわれ、バシューン!!とか!」

巴「何も聞こえんがの?」

みく「あっれぇー?おかしいにゃあ……」

巴「ええからちゃんと聞くんじゃアホォ!」

みく「聞きたいのはみくもそうなんだけどなぁ……」

巴「(雪美『♪しーじー あいどる ぷろだくしょん』)」

巴「(雪美『♪いーちど はいると でられない』)」

みく「……いや、そんな怖いとこちゃうにゃ!!」

巴「だから何じゃお前はさっきから!」

小梅「ツッコミすぎて頭おかしくなった……?」

みく「小梅ちゃんさっきから辛口すぎるにゃ!」

みく「いや、どこからともなく雪美ちゃんの声で『CGアイドルプロダクション、一度入ると出られない』って!」

巴「そんな怖いとこちゃうけ!」

みく「だからそーゆーたんにゃ!!」

巴「……あっ、それウチの着信音じゃった」ピ

みく「着信音かいっ!……にしても変な着信音にゃ!」

巴「ウチ雪美ちゃんのファンなんじゃ」ピッピッピッ

雪美「……ふふ(*/∀\*)」テレテレ

みく「照れなくていいにゃ!」

巴「……なんじゃ、ちひろさんが戻ってこいゆーとるけえ」

巴「おい、次来るまでにちゃーんと用意するんじゃぞ!?」

巴「新入り、用意できんとどーなるか、教えたれ」スタスタ

瑞樹「おい!次来るまでに用意できんかったらなあ!!」

みく「……どうなるにゃ?」

瑞樹「……」

瑞樹「事務所の消しゴムの角が全部丸くなるんや……!」スタスタ

みく「地味!!」

『○○の気持ちになるですよ』


法子「みんなー!ドーナツ買ってきたよー!」バーン

みく「また箱だけってネタじゃないのかにゃ?」

法子「失礼な!ちゃんと買ってきてますよ!」パカッ

奏「あら、なかなか美味しそうね」

仁奈「仁奈も食べていいのですかー?」

法子「遠慮せずに食べるのだー!」

仁奈「もっきゅもっきゅ」

奏「ふふ、美味しいからって食べ過ぎると豚になっちゃうわよ?」

仁奈「そうそうそう、豚さんの気持ちになるですよ!」

仁奈「ぶぅぶぅ……ぶぅぶぅ……ぶぅぶぅ……ぶぅ……」ぶひぶひ

仁奈「仁奈は人間でごぜーますよ!」ヽ(`Д´)ノ

奏「ガフッ!!」トケツ

みく「ニ゛ャッ!!」トケツ

バタッ……

仁奈「…………」

仁奈「大丈夫ですかー?死んでねーですよね?」ユサユサ

奏「こ、これが天国への階段(ステアウェイトゥヘブン)……」ヨロヨロ

仁奈「上っちゃダメですよー!奏さんが居なくなると寂しーでごぜーます!」

法子「おばあちゃん足下気をつけて……」スススッ

みく「送り届けなくていいにゃ!ホントに逝ったらアホみてえみゃ!」スパーン

仁奈「逝っちゃ嫌ですー!!」グズグズ

奏「ああ……仁奈ちゃんの呼び声で戻ってこられたわ。ありがと」クラクラ

奏「ふふ、仁奈ちゃんは本当に天使みたいね」

仁奈「そうそうそう、天使さんの気持ちになるですよ!」

仁奈「あー……。最近、天使の仕事も暇やわぁー。皆地獄行き過ぎちゃうん?」

仁奈「……えっ!?また名作アニメ特集でネロ迎えに行く仕事やんの!?」

仁奈「あれ嫌やでぇ!だって裸で仕事すんの恥ずかしいもーん!」

仁奈「……」

みく「……何にゃ今のは?」

仁奈「ノリツッコミでごぜーますよ!」

みく「うぅーん!仁奈ちゃんの手前へたと言いづらい!」

法子「下手くそぉ!」

みく「だから言うにゃって!」

奏「ガフッ!!」トケツ

みく「今の流れに吐血する要素あった!?」

奏「仁奈ちゃんのノリツッコミは戦争の引き金って感じね……」プルプル

みく「そんな大層なもんちゃうにゃ!」

法子「奏さんが血を吐いた!鬼!悪魔!ちひろ!」

仁奈「そうそうそう、ちひろさんの気持ちに」

みく「もうええにゃ!」ビシッ

仁奈「?」

みく「これ以上は奏ちゃんが出血多量で死んじまうにゃ!」

奏「仁奈ちゃん、そろそろレッスンの時間よ。行きましょう」

仁奈「はーい!」

仁奈「…………」

奏「どうしたの?」

仁奈「おんぶするでごぜーますよ!」ヽ(^○^)ノ

奏「ふふ、仁奈は甘えん坊さんね……」

奏「よいしょっ」ヒョイッ

仁奈「ん゛ん゛ん゛!!!」ガシッ

みく「そっちぃ!?」

みく「仁奈ちゃん、小学生女子が出しちゃダメな声だしたにゃ!!」

みく「逆、逆、逆!仁奈ちゃんつぶれちゃうにゃ!」

仁奈「お母さんの気持ちにぃ、なるですよー……っ!」のっしのっし

みく「大丈夫かいにゃ……」

法子「あはは、ちょっと見てくるねー
!」

みく「法子ちゃんもレッスン行くにゃ!!」ガシッ

法子「ちっ」

みく「舌打ちするにゃッ!!」

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