美希「ハニーの子供ができちゃったの」 (56)

美希「それ、ミキの赤ちゃんだよね……?」

美希に愛してるから俺の子供産んでくれとかって言って
実際に妊娠して「これでハニーとずっと一緒にいられるの♪」って幸せそうなところに
堕ろせよって言って絶望させるSSが読みたい

アイドル引退してPと結婚し妊娠した春香のお腹を指さして美希が言ったセリフなら辻褄があう

>>5,6をなんとか繋げられないものか

美希「ハニー♪ハニー♪」

ガチャッ

美希「おはようなの!!」

P「あぁ、美希か」

美希「あっ、ハニー!!」

P「珍しく早いな」

美希「む、珍しくないの!! 最近は頑張って早く来るようにしてるんだよ? えへへ、なんでだと思う?」

P「知らん。ま、それくらい自覚があるとこっちとしても助かるが」

美希「もー! ハニーのイジワル!」

P「いつ俺が意地悪をしたんだ」

美希「そういうところ、なの! ミキはハニーに会いたいから早く来たんだよ?」

P「そうかそうか」

ガチャッ

春香「おはようございます! あ、プロデューサーさん! それに美希も!」

美希「おはよう春香」

春香「おはよう! 美希、今日は早いね?」

美希「春香まで! ミキはいつもこれくらいに来てるの!」

春香「あれ、そうだったっけ? あ、プロデューサーさんこれ」

P「ん、サンキュー」

美希「どうしたの? その紙?」

春香「あ、ちょっとね」

美希「ふーん。あ、ねぇねぇハニー」

P「なんだ?」

美希「んー……ちょっとこっちに来て!」

P「お、おいなんだよここで話せばいいだろ? 引っ張るなって」

美希「……だって春香がいる前じゃ恥ずかしいの」

P「恥ずかしいって、あぁ。そりゃ、誰かの前で話されても困る」

美希「……ハニー」

P「おいおい、春香もいるんだぞ?」

美希「……ダメ?」

P「……はぁ」


美希「んっ……えへへ、ハニー分補給完了、なの♪」

P「あんまり無茶言わないでくれよ。仕事が終わればある程度は自由なんだから」

美希「大丈夫なの! ミキは早くハニーの子供が産まれて、それで一緒に暮らせれば!」

P「声が大きい」

美希「あ、ごめんなさい……」

P「……まあそれまでの辛抱だ。頼むぞ、美希」

美希「う、うん!」

しばらくして---

美希「おはようなの!!」

P「美希か。相変わらず早……ん?」

美希「ね、ハニー。大事なお話があるの」

P「……」

美希「実はね……え、えへへ……ミキ」

P「妊娠したのか」

美希「え? う、うん……ハニーの子供ができちゃったみたい……」

P「……」

美希「……嬉しいの。これでハニーとずっと、ずーっと一緒に……!!」


P「ダメだ」

美希「……え?」

P「産婦人科に行くぞ。いや今日は俺も立て込んでる……いいからそれは堕ろせ」

美希「ハ、ハニー? 何言って……?」

P「何ってお前、わからないのか? まだアイドルのお前がそんなことになったら、大問題じゃ済まないんだよ」

美希「だ、だってハニーが……ハニーが……」

P「俺がなんだ? 俺が悪いっていうのか?」

美希「違……でも……」

P「あぁもうその腹じゃ他のアイドルに勘付かれる可能性だってないとは言い切れない……いいから早く」

美希「嫌なの!! これは……これはミキとハニーの……」

P「おい美希」

美希「アイドルだって元々辞めるつもりだったの!! だから、だから……!!」

P「子供じゃないんだからお前だってわかるだろう? それとこれとは違うんだ。だからもう諦めて」

美希「嫌!!」

P「……」

美希「……どうして、どうしてなのハニー? 一緒に……三人で暮らすんじゃなかったの……?」

P「……」

美希「あのときだって、愛してるって言ってくれたのに……」

美希「仕事だから仕方ないって思ってたの……でも、だからこの子ができたって分かったらきっとハニーも!」

美希「ハニーも……また優しくなってくれるって思ってたのに……」

P「……いいから」

美希「えっ……」


バンッ

P「いいから早く堕ろせよォ!!!!」

美希「ひっ……」

P「……とにかく帰れ。今すぐにだ。仕事は俺がなんとかする」

美希「ハ、ハニ……」

P「聞こえなかったのか? 何なら俺が直接……」

美希「や……いや……ハ、ハニー……ダメ……」

ガチャッ

春香「今なんか大きな音が……あ、あれ?」

美希「はる……か……」

P「……」

春香「え? と……美希、とプロデューサーさん?」

美希「……!!」

バッ……バタン

春香「……あの、美希は」

P「いいんだ。放っておけ」

春香「……」


---

美希「……」

美希(どうして……)



美希「---え?」

P「俺も美希のことが好きなんだ。だから……」

美希「ハ、ハニー? でもそれって……」

P「ううん、好きっていうのは曖昧だよな。愛してる、美希」

美希「ハ、ニ……」


美希(……ミキのこと、キラキラさせてくれたのが”ハニー”だったから)

美希(でも、いつのまにか本当に好きで好きでしょうがなくなって。そしたら、ハニーもそれをわかってくれて)

美希(すごく、幸せだったの。……それに、子供もできたらすっごく幸せだろうなって)

P「子供ができたら、一緒に暮らそうか」

美希「え?」

P「あぁ、いや。もちろんアイドルを辞めることにはなると思うが……」

美希「……」

P「……いや、ごめん。聞かなかったことにしてくれ。今を煌めく星井美希がそんな」

美希「うん、そうするの」

P「美希……?」

美希「アイドルを辞めて、ハニーと結婚して……それで、三人でずっと幸せに暮らすの!」

P「……本当にいいのか?」

美希「もちろんなの。ハニーも……それでいいの?」

P「……当たり前だよ。こんな幸せなこと、ない」

美希「あは……ハニー……」

---

重すぎんだろ

美希 「ハニーの子供できたのー!」ガバッ

P 「おい、急に飛び掛かるな!危っ」ドサッ

美希 「・・・かはっ!」吐血

P 「不破圓明流奥義・・・神威」

位のノリで良かったのに

美希(お医者さんにいろんな事聞かれたの)

美希(でも、何も喋れなかった。アイドルだってことは、わかってくれてたから)

美希(特別に、何も聞かずに手術をしてくれた。きっと、無理矢理そういうことをされたんだって思われた)

美希(そういうのも、まとめて。全然、違うのに。無理矢理なんて、むしろ……ミキがしたかったから)

美希(それでやっと、欲しくて欲しくてしょうがなかったミキの子が……)

美希(ミキとハニーの子供が……そう思うと、声が出なくて……ずっと、涙が止まらなくて)

美希(……目が覚めたら、隣で手を握ってくれてる人がいた)


美希「……ハニー?」

「……」

美希(……涙を流してミキの手を握ってくれてたのは、お姉ちゃんだった)

美希(それに安心したのか、がっかりしたのかわからないけどミキはそのまま、眠ってしまったみたい)

美希「……」

美希(退院して、久しぶりに来る事務所)

美希(律子……さんは結構来てくれたけど、やっぱりハニーは一度も来てくれなかった)

美希(でも、しょうがないの。これが、これがハニーの選んだことなら……)

ガチャッ
美希「皆、久しぶりなの!! ……って、あれ?」

春香「あ、美希!! 久しぶり!!」

美希「は、春香久しぶり。その、皆は?」

春香「え? あぁ、今日ね、オールスターのライブが急遽入っちゃって。そんなに大きくないから、すぐ終わるって言ってたけど」

美希「そ、そうなんだ」

春香「どうか、した?」

美希「……」

美希(それは、ほんのちょっとだけど……ミキにはなんとなく……でも確かに感じた)

美希(春香のお腹が……少しだけ膨らんでるってこと)

美希「……あ」

春香「え?」

美希「……どうして春香はここにいるの?」

春香「え? あ、私? 言ってなかったっけ……その、実はね。私、アイドル辞めることにしたんだ」

美希「……アイドルを、辞める?」

ドクン

春香「そう。実は……あんまり大きな声じゃ言えないんだけど……子供ができちゃって」

ドクン

美希「子供……」

春香「だから……急だとは思ったんだけど、やっぱりもうお腹も目立って来ちゃうしね」

春香「もしかしたら美希には気がつかれてた?」

美希「……うん」

春香「あはは、そうだよね。他の人は気がついてないみたいだけど、やっぱり一度妊娠したらわかるのかな」

美希「……」

春香「ってごめん……その」

美希「ううん、いいの」

春香「……でも、その……プロデューサーさんはなんて言ってた?」

美希「え? あ、えっと……」

春香「プロデューサーさん、優しいでしょ? だから……下手に何かを言ったりしないのかな、なんて」

春香「……私も、この子が出来たとき、いろんなことを言われたけど」

美希「……え?」

ドクン

「やっぱり春香の子供は……どうして……?」

春香「……幸せに暮らすことが、第一だって言われたから。なんていうか、ありがたいし嬉しい」

美希「そ、れで……ハニー……は?」

春香「え? プロデューサーさん? 多分……今回のライブが最後だったと思うけど」

美希「……」

「どうして、ミキは……ミキじゃなくて……春香、なの?」

春香「美希?」

美希「……」

美希(……でも、そんなことあるわけないの。時間的にも、美希の方が先立ったんだから)

美希(ハニーはハニーで、ミキのハニーだもん。だから……)

美希「……ね、春香」

春香「何、美希?」

美希「……子供って、出来ると嬉しいの」

春香「あ、うん。なんていうか……相手との愛の結晶って、本当そう言う感じがする。ちょっと恥ずかしいけどね」

美希「そう、だよね。だから……ミキみたいにね。もう……」

春香「え?」

美希「もう子供が出来ない体になるって、すごい辛いの」

春香「……美希?」



美希「だからその子、美希の赤ちゃんだよね?」

春香「な、何言って……」

美希「ミキの方が先に愛してもらったの……だから、だからぁ!!」

春香「み、美希! 落ち着いて!」

ドン

春香「きゃ……!」

美希「……元気な赤ちゃん、産んで?」

春香「や……助け……」

美希「でも……春香に似たら、やだな……あ、でも少しドジなら可愛いのかも」

春香「み、き……なんで……」

美希「あはっ……名前は何にしようかな……ハニーから一文字とって……」

春香「や、やだ……やだぁ!!」

美希「あはは、あはははは!!!」

この後事務所に駆けつけた律子さんたちによって事なきを得ました
なんていうか、美希がまさかそんなことになっているなんて思いもしませんでしたから
私はてっきり、強姦にあったんだとばかり……

そんな私も、ファンの方とお付き合いをさせていただくことになって
いくら結婚できるからと言って、いきなりだとは思ったんですけど……やっぱり恋ってすごいですよね!
きっと美希は私がプロデューサーさんと話していたこととか、さっきの状況で錯乱して勘違いしてしまったんだと……
危うく私も……なんて言ったら美希に失礼ですけど、反省しなきゃって思います

美希にはプロデューサーさんが着いて行ったそうです
今日限りで辞める、って言ってただけで詳しい理由はわかりませんが
これで765プロからは合計3人いなくなることになるでしょう
名残惜しいけど、仕方ないですよね

春香「……美希、大丈夫かな」

---

美希「……ここは」

P「気がついたか」

美希「……ハニー?」

P「……すまなかった」

美希「……え?」

P「お前をそこまで追いつめるつもりは……なかったと言っても許してもらえないかもしれない」

P「それでも俺は……償いになるかわからないが、これから精一杯お前のために生きて行こうと思うんだ」

美希「ハ、ニー……」

P「……スキャンダル等でこれからお前に迷惑がかかると思ってな。実は前から狙われてたんだ」

P「そういうのも絡んで……ついこう、感情的になって、やり過ぎてしまった……今になっては後悔してるよ……」

美希「……」

P「……まだ俺のことを許してくれるっていうなら……その」

美希「許さないの」

P「……」

美希「絶対に許さないの」

P「……覚悟はできてる」

美希「なら、目をつぶるの」

P「……」


チュッ

P「……美希」

美希「……ミキにはもう、ハニーしかいないんだよ?」

美希「産まれてくるはずだったあの子のこと考えたら……それは許せないけど」

P「……」

美希「……ハニーがいれば、頑張れるの」

P「美希……ごめん、ごめんな……」

---

こうしてミキとハニーの新婚生活が改めてスタートしたの!
子供はできないけど、今のギジュツならもしかしたら……
春香にも悪い事しちゃったし……今度また二人で、できることなら家族二組で!
それで、これからの時間、ずーっと幸せに暮らせたら……それでいいよね

美希「大好き、ハニー」

この後春香に代理出産を頼むも、春香が旦那と別れてPが実質寝取られてしまうとか
子供ができないことを利用して、ひたすらDVするPとか
春香の子供をひょんなことから手にいれて、本当に自分の子にしちゃう美希とか
BADENDならいくらでも思いつくのでこの辺で 読んでくれた人と>>5,6に感謝

乙、もっとへヴィな展開でも良かったよ

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