提督「夕立。改二になったからと言って慢心してないか?」
夕立「慢心なんてしてないっぽい!」
提督「よし。ならお前の力を見せてみろ」
鎮守府の敷地内にあるグラウンド。そこには提督と夕立、そしてそれを見守る時雨がいた。
夕立「ハアッ!」
地を蹴り跳躍し、提督の鳩尾目掛けて常人では視認することさえ不可能な拳を放つ。
提督「遅い」
夕立「ぽいっ!?」
完全に夕立の拳を目で見て躱し、夕立の顔面を掴む。
提督の手から逃れようとするが、夕立がいくら暴れても提督は微動だにしない。
提督「ムゥン!」
そのまま夕立を地面に叩き付け、地面が大きく陥没した。
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夕立「カァッ!」
即座に跳ね起き、提督から距離を取る。
提督「ほう、以前より相当頑丈になったようだな」
夕立「鍛錬の成果っぽい!」
提督「ふふっ……だが頑丈なだけでは敵には勝てないぞ」
夕立「そのぐらい分かってるっぽい!」
超低姿勢で接近し、真下から提督の顎を蹴り上げる。
蹴りが直撃し、提督は大きく仰け反った。
夕立「まだまだぁ!!」
そのチャンスを逃さず、喉、胸、鳩尾、股間、脛に連打を浴びせる。
夕立「はぁ……はぁ……」
提督「……なるほど」
夕立「!?」
提督「これが今のお前の全力か」
そう呟き、何事もなかったかのように仰け反った状態から姿勢を戻す。
提督「なるほど。確かに慢心せず鍛錬を積んでいるようだな」
夕立「提督……効いてないっぽい?」
提督「うむ」
夕立「……あはは」
体力を使い果たした夕立は、意識を失ってその場に倒れる。
時雨「夕立、よく頑張ったね」
提督「時雨。今日はお前と夕立は遠征も出撃もしなくていいから、ゆっくり休んどけ」
時雨「うん、そうさせてもらうよ」
時雨は夕立を抱きかかえ、その場から消えた。
終りです!
書きたい衝動を抑えきれず、勢いで書きました。
続くかどうかは不明
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