フレデリカ「ドラフエごっこ」 (22)
これはモバマスssです
某竜クエスト的なゲームは一切関係ありません
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フレデリカ「ふんふふーんふーんふーんふーんふーんふーーん!」
杏「どうしたの唐突にドラゴンっぽい鼻歌」
フレデリカ「ちがうよー、ドラフエだよー」
肇「もしかして、四人でやる感じですか?」
フレデリカ「もっちろーん!」
文香「…私は…あまりゲームは得意では…」
フレデリカ「大丈夫大丈夫!そんな文香ちゃんに…じゃん!」
杏「おぉ、フレステVR…にしてはちょっとゴツくない?」
フレデリカ「フルダイブ型だからねー」
肇「え、嫌な予感しかしないんですけど」
フレデリカ「通り掛かりのアイドルかねー、懸賞で当てたからってお裾分けしてくれたんだー」
杏「まぁ安全性は保証されたのかな」
文香「それで…ドラフエとは、どの様なゲームなのですか?」
杏「えっとね、魔法と剣とファンタジーの世界で」
フレデリカ「笛を使ってドラゴンを呼ぶんだー」
杏「なんか杏が知ってるのと違う」
フレデリカ「墓地に送られたら二枚ドローできるよ?」
肇「死んでるじゃないですか!」
文香「成る程…不思議なゲームですね…」
フレデリカ「まーまー、フレちゃんも正直よく分かってないから普通のRPGだと思えばいいよ多分」
杏「取り敢えずやってみよっか」
ちゃっちゃらったったったったったー
杏「おお、有名なBGM」
フレデリカ「まずは5分くらいそれぞれチュートリアルだよー」
肇「なるほど、ここである程度システムを学ぶ訳ですね…」
杏「あれ、チュートリアルなのにみんなでやる感じ?」
フレデリカ「と言う訳で有名アプリコットよ。お主に力を授けよう」
杏「あ、ちがうこのフレデリカちゃんNPCだ」
文香「…汝、どの様な力を望みますか…?」
杏「おぉ、凄く魔導師っぽい文香ちゃん」
肇「辛くなったら、何時でも戻ってきて下さいね」
杏「…肇ちゃんは女将さんっぽい服似合ってるなぁ」
杏「…なんでNPCに三人がいるの?」
杏「よくよく考えたらドラフエっておかしくない?クエだよね?」
杏「…なにこのゲーム」
フレデリカ「右上にあるバーが半分くらいになったらゲームオーバーだよ」
杏「アバウト、しかも0じゃないんだ」
肇「その前に、すぐ戻ってきて下さいね」
文香「…魔法の道を歩む…険しいですが、それだけに得るものは大きい筈です」
肇「挫折したら直ぐ戻ってきて下さいね」
フレデリカ「さて、勇者アプリコットはどんな属性の魔法がいいかな?」
肇「どうせ無理でしょうし直ぐ戻ってきて下さいね」
杏「なんで肇ちゃんそっくりのNPCはいちいち心折に来るの?」
杏「まぁ杏は戦闘に向いてるキャラじゃないし、回復とバフ・デバフばらまくのがいいかな」
文香「…まったく、その様な後ろ向きな考え方では倒せる魔王も倒せませんよ」
フレデリカ「じゃー勇者アプリコットよ、物理のステータス上げといてあげるねー」
肇「一定の数値を超えると、宿屋で陶芸が出来るようになりますよ」
杏「面白いほど必要ないスキルじゃない?」
肇「は?」
文香「…では、良い旅を…」
杏「待ってまだ何も教えてもらってないんだけど。この下の方のFPってゲージなに?」
フレデリカ「…さぁ?」
杏「おいチュートリアルキャラ!」
杏「…なんだったんだ、あのチュートリアル…」
肇「あ、杏ちゃんお疲れ様です…そちらも、でしたか」
杏「あー、そっちのNPCに杏いた?」
肇「はい…やたら旅に出ずに引き篭ろうと誘われたので、魔王の手先かと思いました…」
杏「肇ちゃんは何か特技とか能力もらったの?」
肇「私は、ツッコミと言われました…」
杏「ツッコミて…しかも言われただけなんだ」
フレデリカ「いぇーい!揃ったねー」
文香「…では、行きましょうか…」
杏「どこに?杏的にはもう宿屋に行きたいんだけど」
肇「もうですか?流石に早くありません?」
杏「肇ちゃんが何時でも戻ってきていいって…ちがうね、あれNPCだったよ」
フレデリカ「まずは乗るカートを選ばないとねー」
杏「…なんか違う」
文香「成る程…では、私はこの人生九回裏サヨナラ負けホームラン号で…」
肇「なんで文香さんはそんな露骨に負けそうな車を選ぶんですか…」
フレデリカ「アタシはドラグーンにしよっかなー」
杏「…じゃあ杏はこのライズファルコン号にしよ」
肇「…はぁ、では私はクッパjrクラウンで…」
杏「ところでさ、さっき杏物理のステータス上げてもらったんだけど意味あるの?」
フレデリカ「さぁ?」
フレデリカ「次はステージを選ぶよー」
杏「終点一択だよね」
肇「この、移民の町が一番ドラフエっぽくありませんか?」
文香「…では、私はこのヴワル図書館で…」
杏「一人でレースやっても面白くないし統一しない?」
フレデリカ「レースはしないよー?ちゃんと魔王を倒す旅するんだからねー」
杏「マジか」
肇「では、次は装備を整えましょうか」
杏「おー、ようやくそれっぽい」
文香「…何処かに、魔導書は…」
フレデリカ「文香ちゃん所持金あるのー?」
文香「……」
杏「当然杏達もないからね?」
文香「…では、ミニゲームでマニーを貯めましょうか」
フレデリカ「じゃー先ずは大乱闘で稼ごっか」
杏「シールとかCD拾うとかなり稼げそうだね」
肇「ゲームなのにお金を稼ぐところから始めるなんて…」
文香「…売れそうなアイテムをオンにして、それを売ればより早いのではないでしょうか…」
杏「おぉ、じゃー金目のもの全部オンにするよ」
肇「ステージは…それこそ終点でいいですかね」
フレデリカ「三機でいいよねー。じゃー」
文香「…いきましょうか」
杏「…え、これまた戦闘描写入る感じ?」
フレデリカ「今回はそんなに真面目にはやらないよー」
文香「…」すっ
フレデリカ「…うーん、なかなかCD落ちてこないねー」すっ
肇「旅に出るの、まだまだ先になりそうですね」すっ
杏「…なんで杏達、ドラフエのゲームでアイテム拾い続けてるんだろ」すっ
フレデリカ「あ、カード拾ったよー」すっ
肇「あ、サプチケです。高く売れそうですね」すっ
文香「…こんがり肉…売るのは勿体無いですし、後で食べましょう」すっ
杏「…すごいシュール」
杏「よし、結構拾ったね」
フレデリカ「これだけあれば装備揃いそーだねー」
肇「ようやく、ドラフエが始まるんですね…」
フレデリカ「よーし、早く売りにいこっか」
文香「…あら、この爆弾みたいなアイテム…高く売れそうですね」
フレデリカ「…あー」
杏「…文香ちゃん…」
肇「文香さん!早く遠くに投げて下さい!」
文香「…え?」
ドッカーーーン!!!!!!
~現実~
肇「…二度とやりません」
杏「なんだったんだろ、今の無駄すぎる時間」
フレデリカ「まーまー、さっきのは難易度鬼だったからねー」
肇「お金稼ぐのが一番難しいって…リアル過ぎませんか?」
文香「…魔導書…こんがり肉…」
杏「…焼肉食べに行く?」
フレデリカ「あ、モンファンもあるよー?」
肇「やりません」
杏「どーせ鉱石集めするのが目に見えてるからね」
文香「…とりあえず、焼肉に行きましょうか」
杏「そーだね。朋ちゃんも呼ぶ?」
肇「呼びましょう」
ガチャ
朋「ねぇ、何か面白そうなゲームしてるって聞いたんだけど」
杏「あ、丁度終わってお昼行くとこだよ」
フレデリカ「朋ちゃんも来るー?」
朋「いいわよ。ところでなんだけど」
肇「どうかしましたか?」
朋「扉の前にこの爆弾みたいなの落ちてたんだけど、誰かの落し物?」
フレデリカ「…あー…」
杏「…朋ちゃん…」
肇「朋さん、はやく遠くに投げて下さい!」
朋「…え?」
ドッカーーーン!!!!!
クローネメンバーの能力は考え終わったので、おそらく近い内書くかもしれません
お付き合いありがとうございました
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