【SS】第1話 不良上等 (17)

※色々めちゃくちゃです※

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内浦 私立浦の星女学院


梨子(前略 お母さん、晴れて私は浦の星女学院へ入学できました)


梨子(桜内梨子(16歳)一日も早く学校に慣れて、健やかな学園生活を送りたいと思います…)


梨子(……………………………………………ですが…………………)












千歌「…」つ━・~~ スパー


曜「…ヨウソロ…ヨウソロ…」>ブツブツ…


花丸「…ズラァァァ…」>モグモグ…


ルビィ「…ビギィィィ……」>ペロペロ




梨子(見慣れない人達に囲まれていささかとまどっています…)←ここにいるのが私です

梨子(悪そうな人だらけ…………緊張して今朝お弁当にと買ってきたのっぽパン(塩キャラメル味)を持つ手も震える……)>プルプル


梨子「あっ!!」>カコン!


梨子(しっ…しまった!のっぽパンを床に落としちゃった!)つ ササ…


花丸「…」つノッポパン  スッ…  


梨子「えっ……?」


梨子(この人、私が落としたのっぽパンを拾ってくれた…?…なんだ…中には親切な人もいるのね…)


梨子「あ…ありがt…花丸「…」>バクゥゥゥゥ!!!!!!!!!


梨子(なっ!!??)


花丸「…」>パクパクムシャムシャ…ゴックン!

梨子(えっ…?う、嘘でしょ?この人、床に落としたのっぽパン食べちゃったよ!?)


梨子(…さすがワルで有名な浦の星女学院……とにかく普通じゃない…)


梨子(……)


梨子(…)つノッポパン × 10


梨子(…)>ユカニバサー!


花丸「……!?」


花丸「…ゴクリ…」つノッポパン × 10


花丸「…!!!!!」>ガッブ!!!!!


梨子(たっ……食べた…!!飲み物も無いのにのっぽパンをまとめて10本も!!??)


花丸「…!!!?????」>ゴフ、、、


梨子(や…やはりタダの不良校じゃないッ!!……っていうかコレは不良だとかワルだとかそういう問題ではない気もするけど…)


花丸「…オエェ…」>プルプル…

梨子(なぜこんなトコに来てしまったのか…)


梨子(思えば2年前、中2の頃……私は「ピアニスト」といじめられる毎日だった…)


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2年前 東京 音ノ木坂中学校


モブ1「ねぇ、桜内さん。ちゃんとお金は持って来たんでしょうね?」


梨子「は…はい…」


海未「桜内さん!そんなサンピン野郎にお金を渡す必要なんてありませんよ!」


モブ2「なんなのアンタ?」


モブ1「シバクぞコラ!!」


海未「お金が欲しければバイトでもすればいいんです!」




それが海未ちゃんとの出会いだった…

数十分後…


海未「…ふう。武道の嗜みがあるとはいえ、3対1はきつかったですね…」>パンパン…


梨子「あ、ありがとうございます……。ですが、友達でもないのになぜこんなことを………?」


梨子「私がお金を出せば、それで済む話…ですから…」



パーーーン!!



海未「あなたは最低です!そのお金は親御さんのお金でしょう!」


海未「自分が稼いだモノではないくせに偉そうなことを言うのではありません!」


梨子「…ありがとう…私が……間違ってたよ…」>ポロポロ…




海未ちゃんは私にいじめに負けない勇気をくれた…


そして、時は流れて受験の季節になったの…

梨子「えぇ!!海未ちゃん進学しないの!?」


海未「ええ……高校なんて行っても意味ありませんから…」


梨子「確かに高校へ行くことがすべてじゃないわ」


梨子「でも、海未ちゃん『もっと勉強がしたい』って言ってたじゃない!」


海未「私みたいな、武道しか知らない者に行けるガッコウなんてありませんよ…」


梨子「…っ、なら浦の星女学院はどう?あそこなら引き算ができれば入学できるわ!」


海未「ば、ばかにしないで下さい!あんな廃校寸前のバカ高校で勉強なんてできるわけがありません!」





パーーーン!!

海未「なっ、梨子!何をするんですか!」


梨子「…この前のお返しよ――」


梨子「いい、海未ちゃん?大切なのは本人のやる気よ!やる気さえあればどんな場所でも勉強はできるの」


梨子「例えそれが、廃校寸前のバカ高校、浦の星女学院であってもね…」


海未「う、嘘です!梨子は頭が良いからキレイごとを言ってるだけです…」>ポロポロ…


梨子「なら、私も一緒に入学するわ」

看板>浦の星女学院 入学願書受付所


海未「梨子…本気ですか…?あなたならもっといい高校に…」


梨子「だから言ったよね…、勉強なんてドコでもできるってコトを証明してみせるわ」


海未「ですが、浦の星女学院はワルの巣窟ですよ…?」


梨子「確かに一人なら不安だけど…、海未ちゃんと一緒ならそんな学校も変えていけると思うの」


海未「梨子…。はい!約束です!二人で一緒にこの学校を変えてみせましょう!」


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梨子(海未ちゃんとの出会いが、私をこの浦の星女学院へ来させた…)


梨子(私は自分の選択を後悔していない…)


梨子(ただひとつの誤算は…………)





















梨子(海未ちゃんが入試に落ちてしまったことだ…)



梨子「海未ちゃん、そこまでバカだったのね…」

―次回予告―


頼りにしていた親友―園田海未―と離れ離れになってしまった梨子!!


しかし、そんな梨子の前に次々と容赦なく浦女のワル達が襲いかかる!!




千歌「梨子ちゃん、梨子ちゃん!隣のクラスに凄いワルがいるんだって!」


曜「ほら!あれが隣のクラスの番町!松浦果南ちゃんだよ!」








フレディ「……」


梨子「嘘でしょ!?ここ女子校だよ!!どう見たって半裸のオッサンじゃない!!ヒゲ生えてるし!!」


千歌・曜「「ね…?凄いワルでしょ?」」

ワル達の攻勢は留まることなく梨子を襲い、その精神を蝕んで行く…



千歌「梨子ちゃん、梨子ちゃん!ウチの学校って3年生が理事長もやってるんだって!相当のワルだよ!」


曜「ほら!あれがウチの学校の理事長!小原鞠莉ちゃんだよ!」








ゴリラ「……」


梨子「嘘でしょ!鞠莉さん入学式の時に見たけど、金髪の女の子!!ちゃんと人間だったよね!?」


梨子「ってゆーか、この配役果南さんと鞠莉さんに後で絶対怒られるよ!?」

曜「あっ!あそこに居るのは生徒会長の黒澤ダイヤさんだ!」


千歌「あの人も相当のワルだよ!梨子ちゃん!」


梨子「はぁ…、オッサン、ゴリラと来たからどうせ次は宇宙人とかでしょ…?もう大抵の事じゃ驚かないわよ…」>チラ…








|c||㊤.皿㊤||  >がしゃーん、がしゃーん



梨子「ロボだよ!!もう生き物ですらないじゃない!!」>ビターン!


千歌「でもクラスに一人は必ずいるよね!ああいう頑丈そうな人」


曜「うんうん、ああいうタイプの人もいるよね」

そして…学校征服を企むライバルキャラが梨子の平穏な学園生活を脅かす…



花丸「くっくっく…、マルの家は古くから続く由緒あるお寺で、その影響力は日本のすべての寺社仏閣に及ぶずら…」


花丸「まずは日本でも有数の仏教系高校であるここを支配下に置き、マルの全国制覇の礎とするずら!」


ルビィ「そうだね、逆らうヤツがいたら花丸ちゃんのお父さんの力で退学にしちゃえばいいもんね!」←花丸の子分


花丸「大衆はブタずら!無能な愚民共にマルの崇高な理念をたたき込むずら!」


千歌「ねえ、ちょっといいかな?」


花丸「あぁ~ん?愚民がなんずら~?」


曜「浦女って、カトリック系のミッションスクールだから、仏教はまったく関係ないよ?」


花丸「……へっ?」


千歌「花丸ちゃんが着てる制服も私達と全然違うし、それに浦女の理事長は鞠莉ちゃん(ゴリラ)だよ?」


花丸・ルビィ「「…」」



















花丸・ルビィ「「((がっ…学校間違えた…))」」

幾多の困難を乗り越え、頑張れ桜内梨子!!


今は亡き親友―園田海未―との誓いを果すため…戦え!桜内梨子!











梨子「もうヤダ…転校したい…」


完!

クロ高ファンの方にも、ラブライブファンの方にも怒られそうですが、両方とも好きな作品なのでこれを書きました。

おこがましいことですが、両作品の面白さの一部でも伝えられれば幸いです。

HTML化依頼致します。お目汚し、失礼いたしました。

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