スケルトン「いきなり何を言い出すかと思えば。仕方ないだろ?柔らかくて簡単に潰せそうな形なんだし実際弱いじゃねぇか」
スライム「そこ!!それなんだよ!そもそも僕らが弱いっていうところから間違っているんだ!」
スケルトン「ええっとつまり…どういう事だ?」
スライム「ハイこれ!これを見て!」バッ!
スケルトン「ええっとナニナニ…『スライムとは、ファンタジー作品における、主にゼリー状・粘液状の怪物のことである(Wikipediaより抜粋)』…何だ、あってるじゃねえか」
スライム「違う違う、その少し下の文章を読んでみて」
スケルトン「もうチョイ下…?『現在のスライムに繋がる直接の祖先としては、1931年にH・P・ラヴクラフトにが発表した長編小説「狂気の山脈にて」に登場する黒い粘液状の生物ショゴスが挙げられる。1974年に出版されたテーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』において、これまで様々な作品で扱われてきたスライム系モンスターのイメージが整理され、ダンジョン内での危険な存在として定義された。
このゲームにおけるスライムは、単細胞ないし群体生物のため殺しにくく、触れるものを同化したり、酸性の体液で武器や防具を腐食させたり、巨大に成長して始末に困るなどの特徴を持つかなりやっかいな生物であった。殴っただけでは打撃を与えられないこともしばしばで、退治するには炎(ないし冷気や電気などのエネルギー攻撃)を用いないと難しかった。これらの性質は、それ以降に登場した数多くのテーブルトークRPGのスライムに継承された。(Wikipediaより抜粋)』…って実はかなり強いじゃねぇか!」
スライム「でしょう?でもね、ダンジョンズ&ドラゴンズやドラクエの影響でこんなにも弱体化されちゃって…周囲からも完全に雑魚キャラ扱いだよ。
スライム「そこで僕は考えたんだ!今は雑魚キャラだけど僕だって頑張れば元のように強くなれるハズ!ってね」
スケルトン「でもお前、キングスライムになれるし派生も一杯いるじゃねえか」
スライム「それはダメ!!キングスライムは僕一人じゃないし僕派生じゃないし何より元祖スライムとしてのプライドが許さないんだ!」ドン!
スケルトン「お、おぉ…えらく気合が入ってるな」
スライム「そこで!同じ雑魚同士としてスケルトン君に協力して欲しいんだ」ズイッ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1476116773
眠いから寝るわ。じゃあな。
多分明日か明後日に書き込むかと。多分。
D&Dはともかく、問題はドラクエの水滴型でぷるぷるしてるスライムの影響だよな超低レベル初級雑魚って扱い。
少なくとも俺は、上から粘体に襲われたり、鍵穴から出てきた粘体に目を(酸で)焼かれたりと、酷い目にあいまくってたから雑魚扱いはしたくない(TRPGプレイヤー的感想)
昨今の「吸収してパワーアップチート」なネット小説スライムオリ主も「それはなんか違うだろ」と思うけど。
ところでこのスライム、キングスライムが話題に出るってことはドラクエのスライムか?
そのくせ、D&Dもドラクエとまとめて「せい」にしてるってことは
ダンジョン内で「見えづらく」「動きが察知しづらく」「囚われたらもがいても出れない」「刃物は効果薄い」恐ろしい粘体系モンスターであるスライム
としての復権ではなく
SAN値が直葬で有名な某神話体系の「てけり・り」ショゴス
になりたいということでいいのだろうか。あれ、ショゴスさんって脳あるんですね……。
スケルトン「ちょっと待ってくれ。お前の祖先が強いっていうのは分かった。だがオレはただの骨だぜ?俺みたいな元々どんな生き物だったのかわからないような馬の骨は黙ってすっこんでた方がいいんじゃねぇか?」
スライム「そんなスケルトン君に朗報だよ!これを見てみて」
スケルトン「ええっと…なになに…『動く骸骨に関連し、中世末期のヨーロッパで流行した美術の題材に「死の舞踏」がある。身分の高い者も低い者も骸骨に手を取られて一緒に踊るという図であり、死は人間の貴賤を問わずに平等に訪れることを意味している(Wikipediaよりry)』……つまりどういうことだ?」
スライム「よーく考えて、中世ヨーロッパでは君は死の象徴だったってわけだ。そしてここに書いてあるように死は平等に訪れる…」
スケルトン「…という事はオレ=死ってことか!凄いなオレ!」
スライム「ちょっと違う気もするけどまあ大体そんな感じだね。また一説によると、スケルトンというのはギリシャ神話に出てくる『スパルトイ』という戦士達がモデルになったとも言われているんだ!」
スケルトン「スパルトイ……なんだかよくわかんねぇけどテンション上がってきたぜ!それじゃあ早速作戦を練るとしようじゃねぇか!」
スライム「おーー!!」
間違えてsageてた。
スライム「じゃあまずはそれぞれの長所と短所を書き上げようか」
スケルトン「そうだな。じゃあオレから」
〈スケルトン〉
長所
・骨なので痛みは感じない
・比較的腐食に強い
短所
・肉弾戦
・骨なので耐久性が紙
スケルトン「ざっとこんなもんだな」
スライム「じゃあ次は僕だね」
〈スライム〉
長所
・気管支などに入って窒息死させることが可能。
・狭い場所に入ることができる。
・服を溶かす程度なら可能(弱体化した為それが限界)
短所
・物理攻撃に弱い(ドラ○エのせい)
・魔法にも弱い
スライム「これくらいだね」
スライム「うーん、ーどっちも物理攻撃に弱いのかぁ…そこをどう攻略するか迷うね…」
スケルトン「オレは弓矢を使って遠距離から攻撃できないことはないけど、そうすると近距離で戦うよりパワーが落ちるし…かといって近距離だと一回の攻撃で結構ダメージ食らうだろうしなぁ」
スライム「防御高めの人が欲しいよね。やっぱり」
スラ&スケ「う~ん……」
ーーーーーーーー
オーク「で、俺のところにきたって訳か」
スライム「オーク君ならこういうの慣れてるでしょ?」
オーク「慣れてねぇよ」
スケルトン「まあまあ、同じ雑魚同士ということで」
オーク「オイ、そんな事言ったらオレがお前らと同レベルだと思われるだろ!」
スケルトン「でも実際そうじゃねぇか」
オーク「バーカ、オレはお前らよりもちょっと強いんだよ!一緒にすんな!」
スライム「でも序盤の方で戦うという点では似たようなもんでしょ?」
オーク「うっ…」
スライム「ということで協力してくれるね?」
オーク「……チッ、仕方ねぇな。やってやろうじゃねぇか!!」
【オークが仲間に加わった!】
用事ができたので1~2週間の間PCが使えなくなるから更新が遅れます。
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