【咲-saki】京太郎「俺が神代の分家??」 (23)

これは京太郎スレです。永水メンバーがヒロインです。

エロ要素は基本有りません。


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俺は長野での今の暮らしが好きだ・・・
だから、突然親父に鹿児島に引っ越すことになったと言われた時も納得がいかなかった。
親父と母さんが言うには母さんの母親つまりは俺の婆ちゃんが家族を連れて実家に戻って来いと言ってきたそうだ。
母さんの実家は由緒ある家の分家にあたるらしい、それに分家は本来、本家の守護をするというしきたりがあるらしく断りきれないらしい。
ただし、俺が生まれた時には長野にいたらしく、母さんの実家は神社の家系なため、下界で子供を身ごもり産んだ場合はある程度成長するまでは実家に帰ることが出来なかったらしい。

ただ、俺の気持ちを考えると長野から離れるのは心苦しかったらしいけど、家のしきたりは絶対な為、逆らう事は出来ないらしい。

俺もしきたりがあるから仕方ないと思うが俺には心残りがある、幼馴染の咲のことである。
咲は極度の方向音痴な為、よく迷子になる、それに咲の姉の照も咲と同様に方向音痴な為、放って置けないのだ。

明日、咲と照に引っ越すことになったことを伝えよう。おそらく二人は泣きついてくるだろうがなんとかして二人を宥めなければならない。



咲「京ちゃん本当に鹿児島に行っちゃうの?」

京太郎「あぁ・・・、」

咲「嫌だよ!・・・京ちゃん行かないで!」

京太郎「ゴメンな咲、だけど仕方がないことなんだ」

照「咲、京ちゃんが困ってる、決して永遠に会えないわけじゃないんだから笑顔で京ちゃんを送ってあげないと京ちゃんも悲しくなっちゃう」

京太郎「咲!約束する、いつか必ず会いに行くから」
咲「本当に?」

京太郎「あぁ本当だ!なんなら手紙も送ってやるだから、安心してくれ・・・」

咲「京ちゃんさようなら!またいつか会おうね!」

京太郎「あぁ、またいつか会おう!」

京太郎「照さんもまた・・・」

照「うん、またいつか会おう・・・」


こうして、いつ叶えられるかわからない約束を胸にしまい、俺は鹿児島に引っ越したのである。

京太郎母「京太郎実はあなたに行っておかなければならないことがあるのだけれど、あなた自分が他の男の子と違うところがあるとは思った事はない?」

京太郎「ああ、あるよ。」

「実はね、私の実家は9歳くらいの歳まで女の子は男のふりをしなければならないの・・・」

「つまりね、あなたは本当は女の子なのよ」

京太郎「えっ?知ってたけれど」

京太郎「ずっと、違和感があったけれど何か理由があると思ったから聞かなかったんだ」

「私の実家はね本家の姫様を守る為にあえて男のふりをして男の考えを知ることで男に対する対策をする為にあるのよ」

「それと、あなたの本当の名前はね、京子(みやこ)っていう名前なの」

鹿児島に着いた俺たちは、本家の家の使用人が運転する車で母さんの実家がある、霧島神宮に向かった。



「ようこそいらっしゃいました、私は石戸霞と申します。皆さんの案内をお祖母様から申し付けられました」

「霞ちゃんはまだ小学生なのに偉いわね~」

霞「今年で11になります」

「あらそうなの?出来れば娘と仲良くしてくれたら嬉しいわ」

霞「いえいえ、此方こそ仲良くしたいと思っていましたので、そう言ってくれて幸いです」

「京子、霞ちゃんに挨拶なさい」

「須賀京子です。霞さん宜しくお願いします」

霞「此方こそ宜しくね、京子ちゃん」

霞「長話もなんなんでそろそろ案内をしてもよろしいでしょうか?」

「ええ、お願いするわ、ゴメンなさいね、あまり長話をするつもりはなかったのだけれど」






一応、最後まで京子ちゃんで行くつもりではいます。
気泡不定期なので気長に待っていただけると幸いです

霞「では、行きましょうか」



-------数分後--------

霞「此処が須賀夫妻が住む住居です。」

「霞ちゃんここまで案内してくれてありがとうね、あと・・・京子のことよろしく頼むわね・・・」

霞「はい、2人の娘さんをしっかりと預からせていただきます。」

京子「待ってくれよ、俺は母さんたちとは暮らさないのか?」

「京子、口調が男言葉になってるわよ。」

霞「まあ、今まで男性のふりをしていたわけですしょうがないと思いますよ。」

霞「分家の子供はね、姫様を守る役割があるの、今から向かうところは此処からかなり距離が離れていて姫様のところに向かうのに時間がかかるのと、俗世から離れて巫女の修練を積む必要があるからよ」

霞「だから離れたくないのはわかるけど、わかってちょうだい・・・」

京子「わかりました。そう言うことならば」

霞「じゃあ、そろそろ日が暮れる頃だからお屋敷に向かいましょうか。」

京子「はい!」


この日、俺は母さんたちと離れて暮らすことになった。でも、家族以外と共同で暮らすのに少し憧れてい
たから、離れて暮らすことにあまり不満はなかった。

は、離れて暮らす理由が滅茶苦茶だけど勘弁してくれ思いつかなかったんだ。(震え声)

霞「京子ちゃん、此処が今日からあなたが暮らすお屋敷よ」

霞「今、扉を開けるわね」

霞「みんなただいま!」ガラッ

ガタガタッ

初美「霞ちゃんおかえりなのですよ~」

春「霞ちゃんおかえり・・・」

巴「霞ちゃんおかえりなさい」

霞「ただいま、小蒔ちゃんは?」

春「姫様なら今お昼寝中・・・」

初美「その子が今日から一緒に暮らす京子ちゃんですか~?」

京子「初めまして須賀京子と言います、今日から宜しくお願いします!」

春、初美、巴「よろしく(なのですよ~・ね)」


お屋敷についた俺を迎えてくれたのは、俺と歳がそう変わらない女の子だった。

大丈夫まだ京太郎には雑用とお人好しというアイデンティティがあるから!

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