西住みほ「他校の皆さんと祝勝会です!」 (49)
桃「えー改めて今回の大学選抜との試合で皆々様には大変お世話になり……」
桃「つきましてはささやかではあるが当校の栄養科生徒によるあんこう鍋の他……」
桃「本来こちらが全て用意しなければならないところサンダース大付属よりハンバーガー等のケータリング……」
桃「アンツィオよりパスタとピザ、聖グロリアーナよりアフタヌーンティーセット一式の提供まで受け……」
桃「とても盛大な催しを開催することができ改めて感謝の念を……」
杏「河嶋」
桃「はい」
杏「長い」
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桃「では乾杯の音頭を西住」
みほ「え?会長じゃなくてわたしですか?」
桃「貴様以外に誰が居る」
沙織「そうだよみぽりん~」
カチューシャ「ミホーシャ、早く」
柚子「皆さん、お好きな飲み物をご用意ください~」
優花里「さ、西住殿」
まほ「みほ」
みほ「お姉ちゃん……」
まほ「」ニコッ
みほ「あ、あのっ!改めて本当にありがとうございました!そ、それでは……かんぱーい!」
「「かんぱーい!!」」
沙織「や~ん!どれも美味しい~!」
麻子「太るぞ」
沙織「それは言わないで!今日は言わないで!」
華「」バクバクムシャムシャ
アキ「結局来たんだね」
ミカ「仲良くなるのにお喋りは必要かなと言ったけど、それはそれとして風に流されてたどり着いただけさ」ポロロン
アキ「もう……」
ミッコ「美味しそうなのがたくさんあるー!」
ダージリン「たくさん食べないと大きくなれませんよ?カチューシャ」
カチューシャ「うるっさいわねぇ!」
ノンナ「カチューシャ様はそのままでよろしいのですよ?」
カチューシャ「ノンナもうるさい!」
ペパロニ「姐さん!サンダースのアメリカ式ピザです!」
アンチョビ「う!美味い!……なかなかやるじゃない」
ケイ「サンキュー!アンツィオのパスタも最高よ!」
アンチョビ「そ、そうだろう!そうだろう!」
エリカ「……隊長がこういう集まりに参加するとは」
まほ「意外か?」
エリカ「はい」
まほ「そうか……」
エリカ「隊長?」
まほ「いや、なんでもない」
カルパッチョ「たかちゃーん」
カエサル「ひなちゃん!……あ、ごほん!」
西「いやー……これだけたくさん料理があるとどれから食べようか悩むな」
玉田「西隊長!我々も料理に突撃しましょう!」
西「よし!それじゃあ全員突撃!」
ローズヒップ「オーホホホホホ」ダッ
玉田「くっ!先を越されたであります!」
ダージリン「割り込みダッシュはおやめなさいローズヒップ。聖グロリアーナの生徒たるもの……」
杏「いやー盛り上がってるねぇ」
柚子「喜んでもらえたなら何よりですね」
杏「そーだねぇ……んー、河嶋マイク」
桃「はい、会長」
杏「あ、あーあー。みんな盛り上がっているようでありがとうありがとう」
杏「けれどこういう宴会には余興がつきものだよねえ」
梓「え?」
典子「……まさか」
あや「あんこう踊り……」
沙織「いやー!」
優花里「い、いや……流石にちょっと……」
杏「ま、ここは女子高生らしくカラオケといこうか。はい、河嶋」
桃「はい、会長……はい?」
杏「余興」
桃「……聞いておりませんが」
杏「今思いついたんだもん」
沙織「良かったーーーーーー!」
おりょう「広報殿が凍りついておるぜよ」
あゆみ「河嶋先輩には悪いけど……」
ナカジマ「犠牲者は少ないほうがいいもんな」
桃「……え、えーと」
華「河嶋先輩って何を歌うのでしょう?」
沙織「あたしならぁ……」
麻子「ウェディングソングは自分で歌っても意味ないぞ、送り出す歌だからな」
沙織「何も言ってない!」
ケイ「ヘイ!期待しちゃうね!」
ペパロニ「いよっ!」
桃「では一曲……大洗の民謡、『磯節』を……」
https://www.youtube.com/watch?v=JyKEdqUIATY
桃「磯で名所は大洗様よ~♪」
優花里「え?」
沙織「え?」
みほ「え?」
左衛門左「こ、これは……」
ねこにゃー「まさかの」
ももがー「カエルの歌の方がよかったっちゃ?」
沙織「それはないから」
柚子「桃ちゃん……なんでその選曲?」
杏「アーハッハッハッハ」
ケイ「オー!アメイジング!」
アンチョビ「そ、そうくるかー……」
ダージリン「民謡。日本の心……と言うものかしら」
オレンジペコ「私達も日本人ですけどね」
杏「いやーウケてたウケてた」
桃「会長~……」
カチューシャ「ふん!面白い……ウチも今度こそ遅れを取らないわよ!クラーラ!」
クラーラ「Да, это - человек Лента」
みほ「クラーラさんだとロシアの歌かな?」
優花里「民謡繋がりあると思います!カチューシャは戦時中は行進歌にも使わたんですよ!」
ダージリン(ま、プラウダだしロシア民謡ね)
ケイ(ノンナさんと一緒にカチューシャだろうな)
ミカ(ここはトロイカじゃないかな)
西(テトリスの曲なら聞いたことある……)
クラーラ「Тогда, пожалуйста, услышьте его」
https://www.youtube.com/watch?v=riNK-WhkCxM
クラーラ「上野発の夜行列車降りた時から~♪」
沙織「ぶほぉ!……ゴホッケホッ」
ペパロニ「うわぁ!沙織姐さん大丈夫ですか!?」
沙織「日本語上手っ!」
ノンナ「クラーラは日本語が堪能なのです」
麻子「プラウダは青森だからこの選曲……なのか?」
カチューシャ「そこはロシアの歌を歌いなさいよ!」
杏「河嶋に合わせて選曲したんじゃない?」
アンチョビ「いや、それだったらそれこそロシア民謡だろう」
細見「演歌は日本人の魂でありますな!」
西「いや、彼女ロシア人だけどな……」
クラーラ「Спасибо」
ケイ「アッハッハッハ!そうくるとはね!ウチも負けていられないわ!ナオミ!」
ナオミ「イエス・マム」
アンチョビ(今度こそアメリカ的な何か……)
柚子(サンダースならHey Mickeyで踊り出しそう……)
ルクリリ(あんな感じに見えてノリノリでビヨンセとか歌い出したりして……)
アキ(テイラー・スウィフトとかかも……)
ナオミ「……」
https://www.youtube.com/watch?v=YGfseX5WdVE&list=RDYGfseX5WdVE#t=52
ナオミ「あなたひとりに~♪かけた恋~♪」
沙織「前川清っ!」
ダージリン「ちょっ……ナオミさん直立不動で……!」
アッサム「こ、これはある意味さっきより意外……」
ナオミ「探し、探し求めて~♪」
ケイ・アリサ「アー♪」
あゆみ「コーラスっ!」
桂利奈「ケイさんとアリサさんいつの間に準備してたの!?」
ナオミ「あゝ♪」ケイ・アリサ「ああああー♪」
ナオミ「長崎は~今日も雨だった~♪」
杏「アッハッハッハ、ケイやるじゃん」
優花里「顔色一つ変えないナオミさんの破壊力……」
沙織「わかった、もうこういう流れねわかった」
細見「西隊長……ど、どうしましょう?」
玉田「西隊長!」
西「玉田、福田、細見」
「「はい!」」
西「……」ニコッ
玉田「無言で笑顔の敬礼……」
細見「これは突撃ではなく……」
福田「玉砕してこいの合図……!」
西「文化祭用に我が校に伝わるアレだ!」
杏「んー?次知波単さんかなー?」
沙織「知波単学園って母港どこだっけ?」
優花里「所在は千葉県習志野市で寄港先は千葉港ですよ」
華「千葉のご当地ソング……」
麻子「学園カラーってなんなんだろうな……」
典子「三人とも根性だよ根性!」
あけび「頑張ってー」
アンチョビ(氣志團かな……)
杏(中森明菜で北ウィング)
みほ(ふなっしーくらいしかわかんないな……)
ダージリン(ジャガーさんでファイト!ファイト!ちば!ですわね……)
https://www.youtube.com/watch?v=2jf5qfZTrrw
玉田「別れたあの夏を忘れられないの♪」
細見「出会った瞬間にこの胸が震えたの♪」
ペパロニ「姐さん!振り付きですよ振り付き!」
カルパッチョ「これ練習してますねー?」
「「あゝ九十九里ー♪夕陽が泣いているー♪」」
福田「パヤパヤ♪」
ノンナ「なかなかの破壊力ですね」
カチューシャ「破壊力ってなんの破壊力よ」
クラーラ「Государство ленты первое」
ノンナ「Не упоминать его」
アンチョビ「よーしわが校がノリと勢いで遅れを取る訳にはいかないぞ!」
ペパロニ「姐さん……けどこの流れじゃ栃木のご当地ソング……そう言われても……」
アンチョビ「う、うーん……」
カルパッチョ「じゃあ私がー」
アンチョビ「い、いけるのか!?」
ペパロニ「カルパッチョ、姐さんより頼りになるっすねえ」
アンチョビ「え!?」
アリサ(栃木……流石に思いつかないけど……)
カエサル(ひなちゃん結構自信ありげだったが……)
ミカ(さわやか・ときめき・夢タウンかな?)
アキ(何それ)
https://www.youtube.com/watch?v=hYUrBTYuhAQ
カルパッチョ「渡良瀬橋で見る夕日をあなたはとても好きだったわ♪」
アンチョビ「こ、これご当地ソングなのか?」
ペパロニ「私が知るわけないじゃないっすかー」
アンチョビ「だよなー」
沙織「なんで!?地元でしょ!足利市でしょ!」
ペパロニ「沙織姐さん詳しいっすねー」
沙織「まあね。恋愛絡みの歌なら大体ね」
華「失恋ソングですけど……ついでに言えば二曲続けて」
カルパッチョ「この間♪渡良瀬川の河原に降りて♪ずっと流れ見てたわ♪」
カエサル「ひなちゃん……これ歌い込んでいるな……」
エルヴィン「うん、持ち歌だな……」
まほ「……」
エリカ「全くさっきからくだら……」
まほ「エリカ」
エリカ「はい隊長」
まほ「正直私はこういったものに疎い」
エリカ「は、はあ……」
まほ「ワーグナーとかならわかるのだが」
エリカ「はあ……」
まほ「エリカ」
エリカ「はい」
まほ「頼んだ」
エリカ「はい?」
まほ「」キリッ
エリカ(ど、どうしよう……いくら隊長の言葉とはいえ……)
エリカ(って言うか私もよくわからないわよ……え?熊本?ご当地ソング?)
エリカ(え?って言うか流れに乗らないといけないの?でも隊長が……)
まほ「エリカ、期待している」
エリカ「はいっ!」
みほ「え?エリ……逸見さん?」
カチューシャ「黒森峰が?」
ケイ「わぁお!」
エリカ(どうしようどうしようアンツィオはなんだっけ森高?熊本……)
杏「熊本かー」
アンチョビ「正直良くわからないぞ」
沙織「ほら、石川さゆりさんとか」
麻子「なんで詳しいんだ」
華「と言うか別にご当地ソング縛りじゃないんですよね?」
https://www.youtube.com/watch?v=mBN_FzDCA2k
エリカ「くまモンくまモンくまモンくまモン♪」
エリカ「くまモンくまモンくまもとの星くまモンもんもん♪」
みほ「ぶほぉ!」
優花里「わぁ!西住殿大丈夫ですか?」
ケイ「ちょ……これは」プルプル
アリサ「だめ、耐えられない」プルプル
エリカ「朝も夜も昼休みも夢の中でもいつでもそばにくまモンもんもん♪」
梓「うわぁ……死んだ目で踊っているよ」
桂里奈「あんこう踊りより恥ずかしいよ」
あや「でも振付までちゃんと覚えているんだね」
優季「実際ノリノリ?」
あゆみ「ノリノリ?」
エリカ「さみしい時は踊ればいい歌えばいい胸には希望お腹に脂肪嫌だメタボ♪」
エリカ「むぎゅむぎゅかぷかぷよろしくま♪」
カチューシャ「ちょっと可哀想に見えてきたわ」
ニーナ「こればやれってへわれなくてよがったあ」
アリーナ「いぐらカチューシャ様でもそっただこどいわねがべ」
ニーナ「黒森峰の隊長ごだぁノンナ様よりおっがねえべなあ」
ノンナ「なにか言いましたか?ニーナ」
エリカ「もう死んでしまいたい」
まほ「エリカ、良かったぞ」
エリカ「隊長……!」
沙織「なんていうかあの人ってチョロいよね」
みほ「う、うーん……」
ミカ「」ポロロン♪
杏「お?」
西「継続高校か」
アンチョビ「流石に継続は北欧的な何かだろー」
アキ「ねえミカどうするの?」
ミカ「流れに身を任せると言うのは嫌いじゃないな……アキ、ミッコ」
https://www.youtube.com/watch?v=fR1XHgwGG0g
プォウォォ~
ミカ「」……ポンポンポロンポンポンポロン
ミッコ「そーれそーれそれそーれそ♪」
アキ「ドン!」
ミッコ「そーれそーれそれそーれそ♪」
アキ「ドン!」
ミッコ「そーれそーれそれそーれそ♪」
アキ「ドン!」
ミッコ「おりゃおりゃおりゃおりゃ……よっしゃあ!」
ミカ「」ッポッポロポロンポポロポロポロポーロポッポッポンポポロポロポロ♪
おりょう「よっしゃあ漢唄?」
エルヴィン「なぜだ?継続……石川……」
カエサル「加賀藩、前田家、前田慶次か?」
おりょう「利益なら滝川氏の出だからむしろ近江……」
エルヴィン「とは言え利久に養子に入って前田家に使えたのは事実だろう」
左衛門佐「いや、利益ならやはり上杉に仕えた後晩年を過ごし墓もある米沢のご当地とするのが正解だろう」
「「それだ!」」
桃「お前らうるさい!」
ミッコ「乙女乙女乙女が燃える♪それが定めよ乙女♪」
ミカ「」ポポロポポロポポロポポロポポロポロポロポッポーン♪
沙織「凄いドヤ顔で替え歌にして……」
優花里「しかもカンテレで伴奏付きですよ」
ミッコ「弾持て弾込め弾を撃て」
アキ「ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!」
ミッコ「戦車道乙女の華舞台」
アキ「ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!」
ミッコ「装甲砲塔ぶち壊せ行けやBT修羅を一騎駆け♪」
ミッコ「幾千万の敵陣目掛け斬り込め♪」
ミッコ「崩せ!叩け!潰せ!崩せ!叩け!潰せ!」
ミッコ「クリスティー式♪戦友(とも)と駆ける魔物に候」
ミッコ「崩せ!叩け!潰せ!崩せ!叩け!潰せ!」
ミッコ「舞ってみせようぞ傾き舞い♪」
ミッコ「そーれそーれそれそーれそ♪」
アキ「ドン!」
ミッコ「そーれそーれそれそーれそ♪」
アキ「ドン!」
ミッコ「そーれそーれそれそーれそーれそれよっしゃあ!」
ミッコ「乙女乙女乙女が惚れる命短し恋せよ乙女♪うおぉお」
ミッコ「乙女乙女乙女が燃えるそれが定めよ乙女♪」
ミカ「」ドンポロンポロンドンポロンポロン
ミッコ「このBT-42と申すはフィンランド生まれの突撃砲、継続高校のものにて候……破ッ!」
カチューシャ「違うわよ!ウチのよ!返しなさいよコラー!」
ダージリン「まあまあ落ち着いてカチューシャ」
カチューシャ「落ち着いてなんかいられないわよ!ちょっとノンナァ!」
ノンナ「偉大なる同士カチューシャ、正直返してもらっても使い道に困ります」
ミッコ「吠えろやおらべや勝鬨を」
アキ「ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!」
ミッコ「砲には114mm榴弾砲」
アキ「ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!」
ミッコ「桜の如くに散りて夢♪死ぬは定めか命花と散れ」
ミッコ「ドクロが笑ういくさ場目がけ撃ち込め」
ミッコ「砕け叫べ揺らせ砕け叫べ揺らせ」
ミッコ「うなりあげろ我れが砲よ♪榴弾鳴り響く」
ミッコ「砕け叫べ揺らせ砕け叫べ揺らせ」
ミッコ「継続高校いざ傾き舞う♪」
ミッコ「そーれそーれそれそーれそ♪」
アキ「ドン!」
ミッコ「そーれそーれそれそーれそ♪」
アキ「ドン!」
ミッコ「そーれそーれそれそーれそーれそれよっしゃあ!」
ミッコ「乙女乙女乙女が濡れる色はにほへど散りぬる乙女♪うおぉお」
ミッコ「乙女乙女乙女が吠える散って花咲け乙女」
ミカ「」ンチャンチャンチャンチャポッポーーン
ミッコ「乙女乙女乙女が惚れる命短し恋せよ乙女♪うおぉお」
ミッコ「乙女乙女乙女が燃えるそれが定めよ乙女♪」
ミッコ「笑みて散りゆけ乙女♪」
ミッコ「それが定めよ…………」
ミカ「」ポポロポロポロポッポーン
ミッコ「乙女ぇぇぇぇええええええええあああああああああああ!」
ミッコ「そーれそーれそれそーれそ♪」
アキ「ドン!」
ミッコ「そーれそーれそれそーれそ♪」
アキ「ドン!」
ミッコ「そーれそーれそれそーれそーれそれよっしゃあ!」
ミカ「」ッポン!ポン!ポロン!ポロン!ポローーン
まほ「」パチパチパチ
エリカ「え?隊長?」
柚子(それにしても凄いやりきった顔してる……)
桃(って言うかどうするんだこの空気!)
杏(いやあまあまだ一校残っているし)
アンチョビ(あ、そうか)
ケイ(この流れで聖グロかー)
ダージリン「ではトリは私達聖グロリアーナですわね……ペコ」
オレンジペコ「……はあ、わかりました」
みほ「んー……横浜かあ」
沙織「みぽりん良くその流れ覚えていたね!?」
華「横浜を舞台とした歌はたくさんありますわね」
優花里「多すぎて逆に思いつきませんねー」
https://www.youtube.com/watch?v=avC7-ljlWus
デデデデッデッデデデデデッデッデ♪
オレンジペコ「いいこと?我が聖グロリアーナは戦車道で強豪の一つに数えられているけれど。
そのような立場に置かれている時は意識しなければならないことがあるの。
強豪校とは公式戦でも練習試合でも挑戦を受ける立場……
それは普段の生活の立ち振舞からそうあらなければならないの。
ねえ?こんな言葉を知っている?」
デデッデッデッデデ♪
オレンジペコ「俺はいつ何時誰の挑戦で受ける……ってね」
デッケッデケデン!
オレンジペコ「廊下で襲撃されたよダージリン~♪」
華「え?襲撃されたのですか?」
アッサム「ええ、本気に受け取ったローズヒップに」
ダージリン「ペコ、ちょっと。ねえちょっと。やめなさいペコ」
デデデデッデッデデデデデッデッデ♪
オレンジペコ「あら?どうしたのかしら?……そう、彼氏に二股かけられて捨てられたの……可哀想にね。イギリス人は恋愛と戦争で手段を選ばない……そう、普段私が言っているわね。そしてあなたにはこの言葉を贈るわ……」
デデッデッデッデデ♪
オレンジペコ「泣かす男が悪いのか泣いた女が悪いのか刺しつ刺されつ玄界灘……ってね」
デッケッデケデン!
オレンジペコ「刺すこと勧めるヤンデレダージリン~♪」
ミカ「」ポロポロッポッポポロポロッポッポ♪
ダージリン「やめなさいペコ。ミカさんも伴奏しないでくださる?」
オレンジペコ「同じ戦車道と言えど各校とも色々なカラーがあるわね。
……そうね、流派でも大きく西住流島田流と二つの違いがあるわね。
でも知っている?最後の最後、根っこの部分には共通する大事なところがあるのよ……」
ミカ「」ポロッポッポッポロン♪
オレンジペコ「勝つまで打ち続けることだ……ってね」
デッケッデケデン!
オレンジペコ「それは馬場さんの麻雀のコツだー♪」
ミカ「」ポロポロッポッポポロポロッポッポ♪
カチューシャ「あんた普段何を語っているのよ」
ダージリン「やめなさい。ねえちょっとやめてお願いねえ」
オレンジペコ「あら?どうしたのかしら?……そう、そんな悲しいことがあったの。
人は悲しみが多いほど人には優しくなれると言うけれど、
そうは言っても悲しいことから自分を奮い立たせる事は容易ではないわね。
でもそんな時にピッタリの言葉があるの、それはね……」
ミカ「」ポロッポッポッポロン♪
オレンジペコ「悲しいことがあったらロングホーンを作って空に向かって『ウィー!』と叫べ。必ず勇気がわいてくる……ってね」
デッケッデケデン!
オレンジペコ「それはハンセンだ、サンダースで言えー♪」
アリサ「ウチで言われても困るわよ」
ケイ「え?いいじゃない?ウィ~!」
ナオミ「本当は『ユース!』と叫んでいるんだけどね」
ダージリン「」
みほ「あ、あの……ダージリンさn……」
沙織「みぽりん、今はそっとしておいたら?」
アンチョビ(馬鹿は馬鹿でもウチの馬鹿はこんな馬鹿で良かったー)
ペパロニ「ん?なんすか?姐さん」
西「いやーなるほど!勉強になります!」
ローズヒップ「ダージリン様の言葉はためになるのですわ!」
アッサム(この二人は本気で言ってそうね……)
カチューシャ「部下にしてやられるなんて統制がしっかりしていない証拠よ」
ノンナ「そうですね」
ニーナ「カチューシャ隊長よりノンナさんがおっがねえものなぁ」
アリーナ「んだーそれごそなにされっがわがらねえ」
ノンナ「なにか言いましたか?」
「「いえ!なにも!」」
柚子「会長……怪我人が続出していますけどどうするんですか?」
杏「河嶋が変な流れ作ったからー」
桃「え?私のせいですか!?」
ダージリン「」プルプル
まほ「どうした?キレてるのか」
ダージリン「キ、キレてませんわ」プルプル
オレンジペコ「そこでどうして『キレてないですよ』と言えないのですか?」
ダージリン「」
福田のパヤパヤが見てみたいだけの人生だった
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