孤独なあなたの夢想(13)

あなたをみていたらすぐわかる
いつもじっと見つめているもの
分からない方がおかしい
ねぇ、アニ
あなたエレンのこと好きなんでしょう?

この前もそうだった
そう、立体機動の訓練の時
トップを飛んでいたが私とあなたで、次がエレンだった
あなたは知ってる?私最近、訓練の時はなるべくエレンの世話を焼くようなことはしないって決めたの
それでも気になって時々じっと見てしまうの
だから飛んでた時も、エレンが樹にぶつかっていやしないか心配で、振り返ったら
あなたも後ろを見ながら飛んでたんだから  少し笑いそうになったわ
多分私とあなたにしかできないような芸当ね

でもケガしてからじゃ遅いわ、お互い立体機動の訓練の時に後ろを見るのはよしましょう
特に恋をしてる時は危ないんじゃない?
頑丈な人だから大丈夫よ うん、大丈夫

今日は朝から雨が止まない
ねぇ、アニ 雨の日は嫌い?
私はそうでもない
雨の音を聞いてたら、頭の中がきれいになっていく気がする
エレンも嫌いじゃないらしいわ

「ミカサ、これおとしたぞ。」
ジャン。みんな彼のことを悪く言うけど、きっといい人 なんだか分かるの
私が戦場で死んだら、多分一番早くに気付いてくれる、エレンよりも速く
「ありがとう。」
彼は私の顔も見ずに行ってしまった

駄文スマソ

もう寝る時間ね
宿舎の部屋に戻ると、もうみんな寝る準備をしていた
あなたは自分のベットで本を読んでいた
いつもあなたは美しい孤独をたたえてる
うっとりしてしまう程に
「みんなーろうそく消していい?」
一人が言った。皆がそれに答えると、真っ暗になった。

今日は雨でろくに訓練ができなかったせいか、皆寝つきが悪い
じれったい。早く寝てくれないかな
やっぱり私は雨の音を聞いていた
焦りが少しだけ静かになってくれる

2時間ぐらいたっただろうか
私は皆の寝息を確認した うん・・・多分全員寝てるかな
私はベットからおりて、あなたのベットそろりとに入る
「アニ。起きてる?」
あなたは少し笑って
「あぁ、起きてるよ。」

テーマは百合です

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