超勇者「…………｣ﾌﾟｼｭｰ……

大神官「お、おおお……」

大神官「勇者改めて超勇者の誕生じゃ！」

魔法使い「……何それ？」

僧侶「より強くなった勇者様……という感じでしょうか？」

大神官「うむ。まぁ、そんな感じ。多分」

魔法使い「多分って……」

盗賊「どうだ超勇者。何か変わったか？」

超勇者「…………あぁ」

超勇者「めちゃくちゃ力がみなぎるうううううう！！ 今なら魔王クラスでも瞬殺できそうだ！！！」

超勇者「うおおおおおおおおおおおお！！！！！｣ｶﾞｼｬｰﾝ!!

神官「あぁ！ 天使像を破壊しないで下さい！！」

大神官「…………ハイテンションになったのお」

大神官「良し、ではこの感じで魔法使いじゃ！ 性別は女じゃぞ！」

魔法使い「この感じ？ この感じで大丈夫？」

大神官「ランダム転職開始じゃ！！」


魔法使いの新たなる職業↓2

超魔王「…………｣ﾌﾟｼｭｰ……

大神官「！？！！？」

大神官「ちょ、超魔王……じゃ！」

僧侶「何ですかそれ！？」

超魔王「…………ククク」

超勇者「！？ 貴様……魔王か！？」

超魔王「ハッ！ そんな雑魚と間違うでない」

超魔王「私は、超魔王だ！！」

超勇者「クソ！ 世界が平和になったと思ったら……新たな敵か！ 来い、この俺が倒してやる！！」

超魔王「私を倒すだと？ 片腹痛いわ！ 返り討ちにしてくれる！」

超勇者「うりゃああああああああああ！！！！！！！」 ｶﾞｼｬｰﾝ!

超魔王「おらぁああああああああ！！！！！！！！｣ｶﾞｼｬｰﾝ!

神官「だから！ 天使像壊さないで下さいよぉ！」

盗賊「……………………」

大神官「よし次じゃ」

盗賊「この後！？ この後やるの！？」

大神官「男に二言はナシ！ 行くぞ！盗賊、性別は男！」

盗賊「うわぁ！ ちょ、待って！」

大神官「ランダム転職開始じゃ！」


盗賊の新たなる職業↓2

超遊び人「…………｣ﾌﾟｼｭｰ……

大神官「お、ちょっとマトモじゃの。超遊び人になったぞい」

僧侶「マトモ？ うーん……？」

超遊び人「ふぅ、一時はどうなるかと思ったけどな、まぁ、無難で良かったぜ」

超遊び人「とりあえず……ちょっとナンパしてくるわ」

僧侶「いやいやいや！ 待って下さいよ！」

超遊び人「ん？ 何、もしかして俺と夜の遊びしたいの？」

僧侶「盗賊さんはこんな人じゃなかった！」

大神官「残念じゃのお」

超勇者「うりゃああああああああああ！！！！！！！」 ｶﾞｼｬｰﾝ!

超魔王「おらぁああああああああ！！！！！！！！｣ｶﾞｼｬｰﾝ!

神官「ぐす…………天使像…………」

超遊び人「まぁまぁ、元気出しなよ神官ちゃん」

超遊び人「どう？ 元気出すためにもカラオケとか行かない？」

大神官「ナンパすな！！」

大神官「ええい、さっさと終わらせるぞ！ 最後の一人じゃ！ 女の子の僧侶じゃ！」

僧侶「えっ、やっぱりやめたいかなって」

大神官「ランダム転職開始！！」


僧侶の新たなる職業↓2

超女神「……………………｣ﾋﾟｶｧ……

大神官「……な、ななななななな」

超勇者「ハッ！ この神々しい光は！」

超魔王「ま、まさか…………！？」

超遊び人「ん？ どした？ 缶蹴りする？」

大神官「超女神じゃ！！」

超女神「………………皆さん、落ち着いて下さい」

超女神「私達は転職によって、今までとは違う人生を送る事になります……」

超女神「ですが、これはきっと神の思し召し。神の命ならば、私達は謹んで受けるべきなのです」

大神官「おおお！ 偉い、偉いですぞ超女神様！」

超女神「…………この神の思し召しを、全ての元凶の大神官様にも受けてもらいましょう……」

大神官「…………え？」

超女神「私は超女神。ランダム転職など造作もありません……」

大神官「え、いや、ちょ、えっ」

超女神「それでは……」

超遊び人「ランダム？」

超魔王「転職！」

超勇者「開始だ！！」

大神官「なんでじゃああああああ！！！」


大神官の新たなる職業↓2

究極完全体神官「……………｣ﾌﾟｼｭｰ……

超女神「そ、そんな…………」

究極完全神官「ふ、フハハハハハハハハ！」

究極完全体神官「残念でしたの、超女神様！ あなたのおかげでワシは究極完全体の神官になれましたぞ！」

超勇者「……！！ 超女神！ 後ろに！」

超女神「えっ……」

究極完全体神官「ほう……気づきましたか。ワシが攻撃しようとしている事に」

超魔王「フン、やられる前にやれ、か。悪くない思考だ」

究極完全体神官「ええ。あんたらの逆ギレに殺されてはかないませんからな。こちらから行かせてもらいますぞ！！」

超勇者「クッ！ 超魔王、一時休戦だ。共闘するぞ！」

超魔王「ククク……いいだろう、許可する」

超女神「一緒に……戦います！」

究極完全体神官「……ゆくぞ！！」

超遊び人「…………ちょっと待てお前らあああ！！！」

究極完全体神官「！？」

超遊び人「さっきから黙って聞いてりゃ……周りを見てみろよ！」

神官「…………うう…………ぐす……」

超遊び人「お前らが暴れたせいで神殿めちゃめちゃじゃねぇか！ 神官ちゃん泣いてるんだぞ！」

究極完全体神官「そ、それは……スマンかった」

超勇者「自分の戦いばかりで周りを見てなかった…………勇者失格だ！」

超遊び人「でもお前ら、決着はつけたいだろ？」

超魔王「当然だ」


超遊び人「って事で…………｣つトランプ


超遊び人「大富豪しねぇ？」

究極完全体神官「だ、大富豪？」

超勇者「おお、いいじゃん！ 大富豪楽しいよなー」

超遊び人「6人いるし、人数もちょうどいいだろ？」

神官「わ、私もやるんですか？」

超女神「やりましょうやりましょう」

超遊び人「あ、その前に天使像なおすぞー」

超魔王「ククク……なおしてやろう……」

神官「あ、じゃあ私、お菓子とかジュースとか用意しますね」

究極完全体神官「部屋はあっちの使おうか。広いからの」

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超遊び人「うーん、遊んだ遊んだ」

超勇者「超魔王弱くないか？ 大貧民ばっかじゃん」

超魔王「う、うるさいっ！ 運が悪いんだ！」

超女神「ふふふ、よしよし｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

超魔王「撫でるな万年平民が！！」

超女神「」

神官「結構難しいですね……」

究極完全体神官「久しぶりに童心に帰った気分じゃ。楽しかったの」

超遊び人「ん？ まだ遊ぶぞ？」

全員「えっ」

超遊び人「次はダウトだろ？ その後は……七並べとかか？ 人生ゲームもやりてぇしなぁ」

超遊び人「よっしゃ！ このまま朝までオールだ！！」

全員「うええええ～！？」


※このあと滅茶苦茶遊んだ。


〈おしまい〉