教師「んじゃとりあえず席は・・・男、お前の隣でいいか？」

男「はい、別に大丈夫ですよ」

友「うわいいなお前！」

教師「んじゃ騒がしいだろうがあそこの席でいいか」

男&友「なんだよ騒がしいって…」

女「よろしくね。えぇっと・・・男くん？」

男「お、おうよろしく女さん」

友「ヘイ！俺を忘れてもらっちゃ困るぜお嬢さん！」

女「」

男「あー…コイツはこういうヤツだから普通に接してやってくれ」

女「う、うん。えっと…友さん？よろしくね」

友「おうよ！こちらこそ！」

昼休み

友「なぁ女さん、一緒に昼飯食おうぜ！」

女「うん、いいよ！男くんは？」

男「あぁ、俺もそうするよ、んじゃ屋上行くか」

男（なんだかんだでもうこんなに打ち解けたな）
─────────……

三人「いただきまーす」

男「おっ、女さんの弁当うまそうだな。自分で作ったのか？」

女「うん。自分で言うのはなんだけど料理得意だよ？」

男「へぇそうなのか。料理出来る女の子っていいよな」

友「だな！」

女「へ？そ、そう？」

男&友「おう！」

友「なぁ女さん！俺に一口くれませんか！？」

男「おいいきなりなにを口走ってんだ」

女「いいよ」

男「いいのかよ！」

女「それじゃあ男くんも食べる？」

男「え？じゃ、じゃあお言葉に甘えて」

女「もう！」

─────────……

友「そういや女さん体弱いって言ってたけど結構元気じゃん」

男「そういうのすぐ言うお前の癖をどうにかしたら、どうだ友よ」

女「そうだねぇ…でもわたしちっちゃいときから体弱くって…」

女「友達もあんまりいなかったんだ…でも今は前より体強くなったんだよ」

女「それでもまだ十分弱い方だけどね」ｱﾊﾊ

友「…なんか悪いこと聞いてごめん女さん」

女「い、いいよ！そんなの！…男くん？どしたの？」

男「えっ？いやその…なんでもない」

女「？」

─────────……

ｷｰﾝｺｰﾝ

友「うわやべ！昼休み終わっちまった！」

男「あ、おい友待てよ！…ったくアイツは…ん？お、女さん？」

女「…ちょっとダルくなってきたかも…あの、保健室どこにある？」

男「お、おい大丈夫か？一人で行けないだろ。連れてってやるよ」

女「だ、大丈夫だよ。男くんだって授業が」

男「そんなのお前だって一緒だ。授業なんかよりお前が心配だ。ほら行くぞ」

女「う、うん…ありがとう男くん…優しいね」

男「おう。んじゃ行くか」

保健室

男「ったく…こういう時に限って先生いないんだから・・・女さん大丈夫か？」

女「それなりに大丈夫だよ。ありがとね男くん」

男「う…」（なんかﾄﾞｷﾄﾞｷする）

女「どしたの？」

男「いやなんでもないぞ！」

男「とりあえず早退とかしなくて大丈夫か？」

女「うん。こういうのは結構頻繁に起きるから…」

男「そっか……んじゃとりあえず先生に言ってくるわ」

女「うん…ごめんね男くん」

男「あー…その男でいい」

女「へっ？えっとじゃあ・・・ありがとね男」ﾍﾍ

男「お、おう」

男「うわーなんだかんだで放課後になっちまったな」

女「そうだねー」

男「そろそろ帰らなきゃなんないけど…帰れるか女さん」

女「たぶん大丈夫だよ。家近いし。」

男「そっか…んじゃ送ってくよ」

女「へっ？いやいやいいよそんなの！いくらなんでも悪いよ」

男「そんなこと言ってもあのカツラ教師に言われちゃったし」

女「ぷっ…くく…」

男「うわー今の先生見たら泣いちゃうなーあーあー」

女「ひ、ひどい！先に言ったのに！」

男「はっはっは」

男「んじゃそろそろ帰るか女さん」

女「うん。あの…わたしのことも女さんじゃなくて女でいいよ？」

男「え？んじゃ…帰るかお、女

女「うん…ありがとね」