星輝子「ぽかぽか陽気の事務所」 (20)


ちひろ「へー、Pさんってうつ伏せで寝るんですか?」 カタカタ

P「はい、どうしてもうつぶせじゃないと寝れないんですよね」カタカタ

P「それと疲れてる時って糸が切れた見たいにバタンと寝ちゃうんですよ」カタカタ

ちひろ「そのままポックリ逝かないで下さいよ?」カタカタ


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P「世間一般は仰向けで寝る人のが多いじゃないですか」カタカタ

P「今日こそは、と思って布団に入ってもやっぱり最後はうつぶせ寝に落ち着くんですよ」カタカタ

ちひろ「でもうつぶせ寝って意外と健康に良いらしいですよ?」カタカタ

P「そうなんですか?」カタカタ

ちひろ「テレビで取り上げられたのをちらっと観ただけなのでどう体に良いかは分かりませんけどねー」ッターン


ちひろ「…っとPさん、ちょっと銀行に行ってきますね」

P「どうかしましたか?」カタカタ

ちひろ「経理の関係で銀行と話つけてきますので」

P「あぁはい。お願いします」

ちひろ「はい。行ってきます」ガタッ


コツコツ バタン


P「…」カタカタ

P(何の話をつけに行ったのかは気にしないようにしよう)


ッターン
P「よーし書類仕事終わりっと」


チラッ

時計「14:30やで」


P(ふむ…15時から142'sがレッスンだからそこまでは時間が少し空くな)

P(休憩取ってなかったし仮眠でも取るかな)

P(取り敢えずちひろさんには連絡しといて…っと) ポパピプペ


P(ふぁ~あ…っと)

P(仕事してるときは眠くないけど…いざ寝ようと思ったら急に眠くなるな…)

P(仮眠にはコーヒーが一番…)

P(寝起き頃にカフェインが効いてきてスッキリするのだっ…と) コポコポ


…ズズ

P(ふぅ…)

P(こうして空きの時間が出来るのも久々だな…)

P(まだ俺が未熟だった頃は皆に仕事持ってこれなくて暇だったけど)

P(142’sの3人が…うちでデビューした初のアイドルで…西に東に営業に駆け回った頃が懐かしいな…)



P(今でもスカウトで西に東に行ってるけど)


P(今は皆売れっ子になったし…)

P(まだまだ皆を…トップアイドルに…するまで…もっともっと…頑張らないと…)

P(なんだか…今日は一段と眠いな…)

P(もう…仮眠取るか…)ガタッ

バシャッ

P(…あー…コーヒーが…)

P(片付けるの面倒だな…)

P(…眠いし起きてからでいいか)

P(毛布…はいいや…)

P(仮眠室…いやソファで…いいか……)


P(あー…)



P(眠い…)




P(…)



バタッ


テクテク…

ガチャ

輝子「お、おはようございます…フヒ」

輝子「さ、最近トモダチ達が著しい成長を遂げているからな…様子が気になったから早めに来たんだが…」




シーン





輝子「…だ、誰もいない…のか?」

輝子「でも親友が居ないのはおかしいな…」

輝子「いつもなら親友かちひろさんがいるはずなんだが…」

輝子「いつもなら机に座って仕事を…」
テクテク チラッ




机「誰もおらんで」




輝子「い、いない…」

輝子「…と、いうか」

輝子「いる前提で考えてるけど、」




輝子「親友は何でいつもいるんだろう…?」


輝子「プロデューサーなら仕方ない…のか?」

輝子「で、でもたまに事務所に遊びに来ると必ず仕事してるのは変だ…」

輝子「親友は家に帰っているのか…というか休んでいるんだろうか…」

輝子「まともな食事摂ってるの見たことないし…」

輝子「そのうち疲れが溜まって…バタンと逝っちゃうんじゃないか…なんて」




輝子「……………………」




輝子「お、おーい親友ー…い、いるかー…?」テクテク

輝子「いたら返事をしてくれー…」 キョロキョロ

輝子「おーい親y…」


P「」





輝子「」



輝子「」

輝子「お、おい親友…な、何寝てるんだ…?」

輝子「こんな所で寝たら…風邪引くぞ…?」

輝子「毛布も…掛けずに…」

輝子「コーヒーも…こぼした…ままで…」

輝子「こんな…倒れたみたいに寝てちゃ…」

輝子「これじゃあ…本当に……本当に………」



輝子「………」

輝子「し、親友……だめだぞ」ユサユサ

輝子「早く起きないと……み、皆が来るぞ…」ユサユサ

輝子「親友はい、つもみたいにわ、笑って皆を出迎えないといけ、ないんだ…」

輝子「さ、幸子…ちゃんも、小梅ちゃんも…笑、って出迎えなきゃい、いけないんだぞ…」

輝子「…だか、ら、」 ズズッ

輝子「お、起きて、くれよ…P…うぐっ…ううぅ…」

P「…」

P「……子」

輝子「うぐっ…うう………?」

P「…輝子?」

輝子「…P……!!」

P「おおう…輝子…どうした…?…そんなに顔ぐちゃぐちゃにして…おおよそアイドルがしていい顔じゃないぞ?」

輝子「………P……うう…うあああああ~~~!!」

P「おお…何だかわからんが…よしよし」

輝子「なんだ…本当に疲れて寝てただけなのか…」

P「なんかすまなかったな」

輝子「私はてっきり親友が死んじゃったのかと・・・」

P「なーにお前達をトップアイドルにするまで俺は死なんよ」

輝子「ほ、本当か…?」

P「おう」

P「俺には死神も裸足で逃げ出す百鬼夜行を従える悪鬼羅刹がバックに着いてるからな」

輝子「よ、よくわからんがそれなら安心、だな…」

ちひろ「ただいま帰りましたー」

P「悪鬼のお帰りだ」

輝子「…な、なぁ親友」

P「どうした?」

輝子「…わ、私がトップアイドル…私なんかがトップアイドルなんておこがましいかもしれないけど…」

輝子「もし…トップアイドルになっても…ずっと私のそばで見ていてくれるか?」

P「…何言ってんだ?」

P「当たり前だろ」

P「我等友情永久不滅って言うしな」

輝子「そ、そうか」

輝子「それならいいんだ…」


P「…」


P「…なあ今のってさ」

輝子「…フヒ?」

P「…プロポーズ?」


輝子「…?」





輝子「………」









輝子「」ボンッ


P(あ、爆発した)

輝子「ぷぷぷぷぷぷプロっプロポーズだァァァァァァァ!?///」

P「まぁ…そういう風に聞こえたし…」

輝子「そ、そういうつもりじゃな、無くって!///」

P「俺は輝子とだったらバッチコイだけどな」

輝子「なっ///」

輝子「しっ親友はそういうこと平気で言うの悪いところだぞっ!!///」

P「まぁ今回輝子の可愛いところも見れたしラッキー」

輝子「うう…親友に汚された…///」

P「まったくどこでそんな言葉覚えてくるんだか」

P「しょうがねーな」

P「俺が責任取ってやるから」

輝子「…ふぇ?」

その後輝子はトップアイドルになり引退。
Pと結婚して幸せな日常を送りましたとさ

めでたしめでたし

短いですが以上です。
SSR輝子が150連しても出てこなかったので書けば出るという話を聞きリビドーに任せて書きました。
HTML依頼してきます。

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