咲「うわ…傷跡がすごく痛そう…」

優希「でもここで負けてはタコス人間の名が廃る…」

和「なんですかその名前」

優希「かんじゃっても私はタコスを食べ続けるじぇ！」

ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

優希「んんーーーっ！！」

咲「やっぱりしばらくはタコスは食べられなさそうだね」

優希「ひはひんはへー！！」

和「優希の口内炎、どうすれば早く治るのでしょうか…」

咲「一回できるとしばらくは広がるからね」

優希「嫌なんだじぇ、そんなの」

咲「ちょっと探してみたんだけどレーザー治療をするというのが一つの手だって」

和「でも誰が医療費出すんでしょうか」

優希「私のお小遣いが一瞬で吹き飛ぶじぇ」

咲「じゃあ別の方法にしようかな」

和「歯をきれいにするとかは？」

咲「確かに口腔内の雑菌が口内炎を広げているという事も実証されているからね」

和「じゃあ優希、歯を今すぐ磨きなさい」

優希「わかったじぇ…」

ｼｬｶｼｬｶ…ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

優希「ーーーーーーーーー！！！！！！！」

優希「歯ブラシのブラシの部分が口内炎に擦れていたいんだじぇ！」

和「でも続けないと治りませんよ」

優希「わかってはいるんだじぇ…」

咲「塩を塗るとかはどうかな」

和「確かに塩には殺菌効果があるので期待できそうですね」

優希「そんな治療法絶対に嫌なんだじぇ！」

和「タコスが食べられなくてもいいんですか？」

優希「そ、それは困るんだじぇ…」

和「目を覆ってあげますからやりなさい、優希」

優希「やだやだ！」

咲「京ちゃーん、ちょっとお願いがあるんだけど」

京太郎「なんだ？咲」

咲「指先に塩をつけてさ」

京太郎「つけたぞ」

咲「優希ちゃんのこの白っぽい丸くなっているところにつけてあげて」

京太郎「はいはいっと」

ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

優希「んぐっ！！！！」

ｶﾞﾁﾝ

京太郎「いったっ！」

咲「あー…優希ちゃんにはちょっときつかったかな」

咲「ほら次いくよ？優希ちゃん」

優希「いやだじぇー！！」

和（なんででしょう）

和（優希がもだえ苦しむ姿を見るたびに）

和（なんだか気持ちよく思えてきます）

和（この気持ちは何なんでしょうか…）

一週間後

優希「やっと口内炎が治ったじぇー！」

咲「よかったね、優希ちゃん！」

優希「おう！これでまたタコス食べ放題だじぇ！」

和「せっかくですしまたタコスを作りましょう」

咲「原村さんのタコス、すっごくおいしかったからね！」

優希「楽しみだじぇ！」

和「はい、どうぞ」

優希「いただきますだじぇ！」

ｺﾞﾘｯ

優希「んぐぅっ！？」

和（ふふ、優希のタコスにだけちょっと舌を噛みやすくするための薬を盛りました）

和（これで）

和（また優希のあのかわいい姿を眺めることができますね…）

完