【咲-Saki-】優希「バトルランナー?」 (30)

ここは清澄高校麻雀部の部室。いつものメンバーで打っていた

優希「ローン!18000だじぇ!!」

京太郎「ぎゃー!飛んだ!!」

咲「相変わらず優希ちゃん東場は強いね」

和「須賀君は相変わらず弱いですね」

京太郎「ひでえ・・・」

久「優希ー。ちょっといいかなー」

優希「なんだじぇー?」

久「優希の名前って漢字でどう書くんだっけ?」

優希「優秀の優に希望の希だじぇ」

久「ちょっとわからないからこの紙にフルネームで書いてくれない?」

優希「いいじぇー。片岡優希・・・と」

名前を書いた途端、部長が豹変する

久「優希、名前を書いたわね」

優希「何だじぇ?」

その紙には、以下の文章が書かれていた

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465712279

---------------------------------------------------------

            誓約書             
私、 片岡優希 は、下記事項を遵守することを誓約いたします。

1 競技中に負傷、または死亡しても、損害賠償を致しません
2 競技中に被った不利益について、損害賠償を致しません

---------------------------------------------------------


久「これはね、あるイベントで勝てば100万円もらえるのよ。100万円あったら新しい卓も購入できるし、
遠征にも行けるわ。でも運が悪ければ死ぬかもね」

優希「酷いじぇ!!詐欺だじぇ!!訴えてやるじぇ!!」

久「もう名前を書いたから手遅れよ。それじゃあ、これを提出してくるわ」

※このような行為は無効です。多分

優希「・・・」グスッ

咲「ゆ、優希ちゃんなら大丈夫だよ。クリアできるよ」

和「そうですよ。100万円はもらったも同然です」

優希「気休めの言葉は要らないじぇ・・・」

こうして、彼女は生死を賭けたバトルに参加することになったのだった

・咲のssにはまり、たくさん読んでいるうちに自分もssを書いてみたいと思ったのがきっかけです
・そのため、暗黙の了解などを>>1は知らない可能性があります
・非安価でただただ>>1が書いていくだけです
・キャラ崩壊注意
・感想を頂けたらありがたいと思います

数日後、清澄高校麻雀部一同は、とある建物に来ていた

優希「・・・」トボトボ

久「優希ー、こっちよー」

優希「帰りたいじぇ」

久「今更遅いわよー」

京太郎「部長もひでえな」

久「あら、須賀君も参加したい?」

京太郎「い、いや、何でもないです」

まこ「お前さんの悪事には慣れっこじゃあ」

入り口には、黒服を着た案内人、古塚梢が立っていた

梢「皆様ようこそいらっしゃいました。片岡優希様はどなたですか?」

優希「私だじぇ・・・」

梢「かしこまりました。ほかの皆様は、別室で片岡様の観戦をしていただきます。では、ご案内いたします」

優希はある部屋の前に、それ以外は観戦室に案内される

梢「こちらです。片岡様には、部屋にいる刺客と戦っていただきます。部屋は複数あり、次の部屋に行く鍵は、
刺客が持っています。刺客を倒さなければ、次の部屋に行くことはできません。なお、一つの部屋に刺客は一人とは
限りませんので、ご注意下さい。」

優希「刺客は合計何人いるんだじぇ?」

梢「それはお教えし兼ねます。片岡様ご自身でお確かめください。では、健闘を祈ります」

優希「もうどうにでもなれだじぇ」

ギイィィィィ バタン

第一の部屋は、一辺が25メートルほどあり、所々に5メートル置きに、一辺5メートル、高さ3メートル
ほどの障害物が点在していた

□□□□□
□■□■□
優□□□□
□■□■□
□敵□□□
※こんな感じです。□と■は一辺5メートル


優希「広い部屋だじぇ」

ヒュンッ
優希の頬を釣り竿の針が掠める

優希「!!」

??「チッ」

優希「お前が刺客か?やっつけてやるじぇ!」

          第一部屋の刺客:亦野誠子

亦野は、釣り竿を巧みに操り、優希を牽制する。針が掠めた部分から血が噴き出る

優希「やばいじぇ。とりあえず物陰に隠れるじぇ」

優希は走り、障害物の裏に隠れる。亦野は、優希を追いかけ、障害物を曲がる。しかし、そこには優希はいなかった

誠子「どこだ?どこに消えた?」

優希「ここだじぇ」

優希はいつの間にか障害物に飛び乗り、上から誠子を見下ろしていた。そのまま飛び降り、亦野にボディーアタックを食らわせる

優希「ボディーアタックだじぇ!!」ズシン

誠子「ぎゃあああああ」

優希「ふぅ、倒したじぇ。えーと、鍵は・・・、あった、これだじぇ」

優希は亦野から鍵を奪い取ると、次の部屋のドアを開けた

第二の部屋は、先ほどの部屋と大きさは変わらなかった。障害物の代わりに、高さ6メートル、直径3メートルほどの
烏帽子岩が二つ並んでいた。岩の真ん中辺りの高さには、紙垂(しで)が垂れ下がった縄が結ばれていた

優希「この岩は何だじぇ?」

優希は岩に近付き、岩と岩の間に立つ

??「よく来たわね」

優希「!?」

背後から誰かが優希が振り向くと、いつの間にか片目にモノクルを掛けた少女が立っていた

          第二部屋の刺客:臼沢塞

塞「ジー」

優希「何ガン付けてるんだじぇ。全然怖くないじぇ。・・・・えええええええ!?」

いつの間にか優希は、両手を縄で縛られ、宙吊りになっていた

優希「これは何だじぇ?早くほどくじぇ」ジタバタ

塞「ふふっ、元気な女の子ね」

塞は悠々と優希に近付いていく

塞「いい眺めね。さあ、どうしてあげようかしら」

優希「やめるじぇ。ほどくじぇ」ジタバタ

塞「とりあえず、足をぼげええええ」

いつの間にか、優希の右腕を拘束していた縄はほどけていた。優希は、自由になった右手で、塞の顔を殴打する
塞は大きくのけぞり、床に倒れる
優希は、左腕の縄もほどき、塞に馬乗りになる。そして、塞の顔にパンチラッシュを食らわせる

塞「ぎゃあああああ!!ぎゃあああああ!!」バタッ

優希「ふう、やっと気絶したじぇ。念のために、釣り竿女から針を奪い取ってよかったじぇ。
針で縄を切ってやったじぇ。こいつの鍵と、ついでにモノクルも頂くじぇ」

優希は臼沢から鍵を奪い取ると、次の部屋のドアを開けた

書き溜めは取りあえずここまでです。刺客は何人か決まっていますが、合計で何人になるかはわかりません(多分10人くらい)

このような感じで、優希が刺客を次々と倒していくssです。
ここまでで感想があればお願いします。

ここは観戦室。咲、和、京太郎、まこ、久は、優希のバトルをモニター越しに観戦していた

ツイデニモノクルモイタダクジェ
咲「やったー。優希ちゃん二連勝」

久「流石優希ね。私が見込んだだけのことはあるわ」

まこ「全くお前さんは調子のいいことを言いおって。どうせすぐ終わるとでも思っとったんじゃろ」

久「えー?何の事かしら?」

その時、観戦室のドアが開く。ドアを開いた者は、黒服を着た依藤澄子だった

澄子「片岡様のご健闘、おめでとうございます」

澄子「ここでは皆様に賭けをして頂きます。第三の刺客、第四の刺客、第五の刺客の誰が片岡様を倒すか、
または片岡様が全ての刺客を倒すかどうかでございます」

澄子「第三の刺客は、彼女でございます」

モニターを見ると、すでに次の刺客が準備していた

澄子「第四の刺客は、彼女でございます」

澄子「第五の刺客は、彼女でございます」

澄子はモニターを切り換え、第四、第五の刺客の部屋を映し出す

澄子「最低ベットは1万円、最高ベットは10万円となっております。皆様、誰に賭けますか?」

咲「第四の刺客に1万円。私、この人に一度やられたことあるもん」

和「私も第四の刺客に1万円です。咲さんと同じにします」

京太郎「俺は第五の刺客に2万円。こいつ強いだろ」

まこ「わしは第三の刺客に3万円じゃあ。こっちの方が強そうじゃあ」

久「・・・」

澄子「竹井様は、いかがなされますか?」

久「私は、優希に10万円」

「「「「えっ?」」」」

久「みんな何よその態度は。私は優希を信じてるのよ」

澄子「かしこまりました。染谷様は第三の刺客に3万円。宮永様と原村様は第四の刺客に1万円。
須賀様は第五の刺客に2万円。竹井様は片岡様に10万円でございますね?
皆様には、1枚1万円のチップをベットに応じて購入していただきます。現金をお支払い下さい」

みんなそれぞれ、依藤に現金を支払う

澄子「刺客の誰かが片岡様を倒す、または片岡様が全ての刺客を倒した時、再び参ります。
では引き続きご観戦をお続けください。」

第三の部屋は、先ほどの部屋と大きさは変わらなかった。部屋の真ん中には、直径4.55メートルほどの円があり、
その横には、長方形に加工された大きな石が並んでいた。そして、円の真ん中にはこの部屋の刺客が立っていた
※「長方形に加工された大きな石」は、墓石のようなものを想像して下さい

??「おいどんと相撲で勝負でごわす」

優希「相撲?」

          第三部屋の刺客:深堀純代

純代「おいどんのパワーを見せてやるでごわす」

深堀はそう言うと、石の前に立つ。

純代「どすこーい!!」ボゴォ

掛け声と共に深堀は石に強烈な張り手を食らわせ、石を粉々にする

純代「これが鬼鉄砲でごわす。更にっ」

深堀は石に抱き付き、ギリギリと締め上げる

純代「これが万力締めでごわす。ぬおおおおぉ」ボゴォ

石に鯖折りを食らわせ、石を粉々にする

優希「」サーッ ←血の気が引く音

純代「さあ、勝負でごわす」

優希は、トボトボと土俵の真ん中に移動し、相撲の構えをする。

優希「(こんなの勝てるわけないじぇ。だったら、出来ることは・・・、奇襲だじぇ!)」

純代「はっけよーい、のこった!」

合図と共に、優希は深堀の目の前で猫騙しを行う

純代「なっ」

予想外の事に、深堀は思わず目をつむる。その間に、優希は土俵の端っこにダッシュする
深堀は、すぐに体勢を立て直し、優希に向かって突進する

優希「今だじぇ。とうっ」

優希は八双飛びを行い、深堀の突進を紙一重で回避する。深堀は勢い余って土俵の端っこでバランスを崩す

優希「どすこーい!!」

優希の張り手が深堀の背中にヒットする。バランスの崩れた体勢で背中から張り手を受けてしまい、
深堀は土俵の外に押し出される

純代「うう、完敗でごわす」

優希「お前は悪い奴じゃなさそうだじぇ。でも勝負は非情なんだじぇ」

優希はそう言うと、倒れている深堀の頭部に石を落とす。

純代「ぐはぁ」バタッ

優希「鍵は頂いてくじぇ」

優希は深堀から鍵を奪い取ると、次の部屋のドアを開けた

第四の部屋は、第一の部屋と同じ作りだった。部屋のど真ん中には、鍵が落ちていた

優希「あからさまな罠だじぇ。絶対に引っかからないじぇ」

優希「・・・・・・・」

優希「・・・・・」

優希「・・・」

優希「ちょっとだけ、ちょっとだけなら・・・」

優希はフラフラと鍵に近付く。そして、鍵を拾おうとした瞬間

??「その鍵、取る必要なし!」ドスドスドスッ

上から無数の槍が降り注ぐ。優希の目の前の床に、無数の槍が突き刺さる

優希「あと5センチずれていたら・・・。のっぴょっぴょーん!」

          第四部屋の刺客:加治木ゆみ

優希「お前ずるいじぇ。降りてくるじぇ」

優希は、障害物の上に立っている加治木に言う。だが、加治木はそれを無視し、槍を降らせる
優希は、間一髪で槍を回避する

優希「ちょ、ちょっと」

次々と降ってくる槍を、優希は辛うじて回避する。だが、全ての槍を完全には回避できず、
一本の槍が優希の左肩に突き刺さる

優希「ぎゃあああああ」

優希の左肩から血が滲み出る。優希は余りの激痛に、左肩を押さえてうずくまる

ゆみ「とどめっ」

優希は、それを簡単に回避する

ゆみ「なっ。隙だらけなはずなのにっ」

優希「お前バカだじぇ。いくら凄くても、何回も同じ技を見せられれば、目も慣れるじぇ。
それに、この無数の槍。同じ個所に密集してるから、この上に乗れるじぇ。
更に言うなら、一本食らったのもわざとだじぇ。」

優希は立ち上がると、槍が密集した部分に助走を付けて飛び乗る。更にそこから飛び跳ね、加治木と同じ障害物の上に飛び乗る

優希「これでお前は槍を使えないじぇ。使ったら自分も危ないじぇ」

うろたえている加治木をよそに、優希は左肩から槍を引き抜き、加治木の左肩に突き刺す

ゆみ「ぐわあああぁ」

優希「とどめだじぇ」

優希は、加治木を障害物の上から床に突き落とす

ゆみ「ぎゃああああ」ドタンッ

優希「槍は使えるかもしれないから、3本くらい持ってくじぇ」

優希は落ちている鍵を拾うと、次の部屋のドアを開けた

第五の部屋は、障害物も何もない、シンプルな部屋だった

??「ここまで来るとはやるなあ、タコス娘」

優希「お前は、ノッポ!」

          第五部屋の刺客:井上純

純「俺は小細工は使わねえ。お前は槍でも何でも使っt」

井上が言い終わる前に、優希は井上の肩をめがけて槍を投げつける。だが、井上はそれを難なくかわす

純「いいねえいいねえ。その躊躇の無さ。だが、心臓を狙わないのは甘いんじゃないか?」

優希「くっ」

純「どうしたタコス娘。来ないならこっちから行くぞ」

井上はゆっくりと優希に近付いてくる。優希は、井上の迫力に、金縛りに遭ったように動けないでいた
そして、井上はちょうど優希の目の前に立つ

優希「あっ、あっ、あっ・・・」カタカタ

純「オラァ!」ボゴッ

優希「ぎゃあああああ」

井上のパンチが優希の頬を直撃する。優希はその衝撃で吹き飛び、床に倒れる

純「オラァ!」ドゴッ

優希「うげえええぇ」

倒れている優希の腹に井上の蹴りが炸裂する。優希は腹を押さえてのたうち回る
優希は痛みをこらえて立ち上がると、槍を手に取り井上めがけて突く
だが、井上はそれを回避し、槍をつかむ

純「へへっ、おせえおせえよ」

井上は槍を奪い取り、遠くへ投げ捨てる

純「オラオラオラオラ!」

優希は、井上のパンチラッシュを辛うじてガードする

優希「(こいつ、強いじぇ。パンチが速くて重い。しかも全く隙が無い。どうすればいいんだじぇ)」

優希は、いつの間にか壁際に追い詰められていた

純「へへっ、もう終わりか?案外あっけなかったな」

優希「(もう逃げられないじぇ。後ろは壁・・・。壁?)」


井上は、とどめのパンチを優希に向かって放つ。だが優希はそれを予測し、パンチが放たれる前にしゃがみ込む

純「ぎゃああああぁ」

井上は壁を思いっ切り殴打してしまい、拳を押さえて悶絶する

優希「今だじぇ!」

優希は背負っていた最後の槍で、井上の肩に突き刺す

純「うぐわあああぁ」

優希「鍵をよこすじぇ。お前をこれ以上痛めつけたくないじぇ」

純「へへっ、やっぱりお前は甘いな。その甘さが命取りにn・・・」

井上は、言い終わる前に気絶する。

優希「槍女の時も心臓を狙っても良かったんだけど、出来なかったじぇ。お前の言う通り、私もまだまだ甘いじぇ」

優希は井上から鍵を奪い取ると、次の部屋のドアを開けた

今日はここまでです
乙です

部活仲間のデスマッチを平然とギャンブルのネタにするとか清澄はサイコパスの集まりか何か?

これは何かの元ネタがあるのか…?
一言言うとつまらない

>>16
そこはキャラ崩壊ということで一つ
ほかにも突っ込みどころはありそうなので

>>17
元ネタは、タイトルと同名の映画です(30年くらい前のもの)
と言うより、ありがちなネタです

ここは観戦室。咲、和、京太郎、まこ、久は、優希のバトルをモニター越しに観戦していた

ワタシモマダマダアマイジェ

咲「優希ちゃんすごーい。これで五連勝っ」

京太郎「優希にしてはやるなあ」

その時、依藤が観戦室のドアを開ける

澄子「片岡様のご健闘、おめでとうございます」

澄子「宮永様、原村様、須賀様、染谷様は外しましたので、チップを没収させていただきます」

澄子「竹井様は当てましたので、チップ10枚をお渡しいたします」

久「大漁大漁♪」

澄子「ここでは皆様に再び賭けをして頂きます。第六の刺客、第七の刺客、第八の刺客の誰が片岡様を倒すか、
または片岡様が全ての刺客を倒すかどうかでございます。なお、第八の刺客が最後の刺客でございます。
もっとも、片岡様はそれを知りませんが」
澄子「第六の刺客は、彼女でございます」

モニターを見ると、すでに次の刺客が自分の武器である爆弾を準備していた

澄子「第七の刺客は、彼女達でございます」

澄子「第八の刺客は、彼女でございます」

澄子はモニターを切り換え、第七、第八の刺客の部屋を映し出す

澄子「今回のベットも、全開と同様最低ベットは1万円、最高ベットは10万円となっております。
皆様、誰に賭けますか?」

咲「第七の刺客に2万円。優希ちゃんじゃあの子には勝てないと思う」

和「私も第七の刺客に2万円です。咲さんと同じにします」

京太郎「俺は第六の刺客に4万円。ロリ顔にお餅のアンバランスさがたまらn」

咲「」ギロッ

京太郎「爆弾持ってる相手にはいくら優希でもかなわないからな。ハハッ・・・」

まこ「わしは第八の刺客に3万円じゃあ。あれはある意味最強じゃ」

久「みんな酷いわねえ。優希が聞いたら泣くわよ?」

まこ「(あんたに言われたあないんじゃあ)」

久「私は、優希に10万円」

澄子「かしこまりました。須賀様は第六の刺客に4万円。宮永様と原村様は第七の刺客に2万円。
染谷様は第八の刺客に3万円。竹井様は片岡様に10万円でございますね?
皆様には、1枚1万円のチップをベットに応じて購入していただきます。現金をお支払い下さい」

みんなそれぞれ、依藤に現金を支払う

澄子「刺客の誰かが片岡様を倒す、または片岡様が全ての刺客を倒した時、再び参ります。
では引き続きご観戦をお続けください。」

第六の部屋は、第一の部屋と同じ作りだった。優希は、辺りを注意深く見回す

コロコロコロ・・・
優希の横に、黒い物体が転がってくる。その物体は球体で、一点に導火線が付いていた
導火線には既に点火されており、導火線はどんどん短くなる

優希「これは何だじぇ?この形状は、爆d・・・」ドゴーン

優希は、爆風を間一髪で回避する

??「もうちょっと近ければ致命傷やったのに・・・」

          第六部屋の刺客:上重漫

漫「準々決勝と準決勝では、よくもやってくれたな。仕返しや」ポイポイポイー
※逆恨みです

上重は、障害物の陰から次々と爆弾を放り投げる

優希「沢山来たじぇ。逃げるじぇ」ドゴーンドゴーンドゴーン

漫「どんどん行くでー」ポイポイポイー

優希「投げる場所さえ分かってれば怖くないじぇ」ドゴーンドゴーンドゴーン

ポイポイポイー ドゴーンドゴーンドゴーン

漫「・・・」ポイポイポイー  ポイー

ドゴーンドゴーンドゴーン
優希は、次々と来る爆発を難なく回避する

優希「いい加減にするじぇ。いくら投げても食らわないじぇ。危険だけどこっちから攻めるじぇ・・・。え?」ドゴーン

優希「ぎゃあああああ」

優希は爆風の直撃を受け、吹き飛ぶ

漫「時間差で自分(二人称)の後ろに一個投げといたんや。それに気付かれないために敢えて攻撃を単調にしたんや」

上重は、ようやく優希の前に姿を現す

漫「これでとどめや」ポイポイポイポイポイー

優希は倒れたまま動かない

漫「うちの勝ちやっ」

優希は突然立ち上がり、全ての爆弾を上重に向かって投げ返す

漫「ちょっ、そんn」ドゴーンドゴーンドゴーンドゴーンドゴーン

優希「私はずっと観察してたじぇ。爆弾を点火してから爆発するまで約5秒だったじぇ。
4秒くらいでお前に投げ返せば、ちょうどお前の所で爆発するじぇ」

優希「これだけ直撃を食らえば致命傷だじぇ。鍵とついでに爆弾を何個か頂いてくじぇ」

優希は上重から鍵を奪い取ると、次の部屋のドアを開けた

第七の部屋、というより第七の場所は、屋外だった。一辺が100メートルほどあり、自動車教習所を模した場所に
優希は降り立った

優希「外に出たから、ちょっと休憩するじぇ。・・・あれは何だじぇ?」

優希が周辺を見回すと、遠くにフォルクスワーゲン(以下、車)を発見する。

優希「なんか嫌な予感がするじぇ」

よく見ると、車には人が二人乗っており、エンジンがかかる。車は、優希めがけて突っ込んでくる

優希「ちょっ、轢かれるじぇー」

優希は横に飛び跳ねて車を回避する

??「ワハハー、ゆみちんの仇だー。轢いてやるー」

??「純の仇だ。衣も手伝うぞ」

          第七部屋?の刺客:蒲原智美、天江衣

智美「ワハハー、今のは挨拶代わりだー。どんどんスピードを上げるぞー。衣ー、指示してくれー」

衣「了解だ。あいつは次は右に逃げる」

蒲原は車を転回させると、優希に向かって車を突進させる
優希は、咄嗟に左に飛び跳ねて回避しようとするが、車は突然左に曲がる
※蒲原、天江にとっての右は、優希にとっての左です

優希「なっ」

車は優希のほんの数センチの左の所を通過する

智美「ワハハー、今のは惜しかったなー」

衣「あの女、ここまで来ただけのことはある。悪運に守られている」

優希「おかしいじぇ。なんで急に曲がったんだじぇ。まるで左に逃げることが予測されてたみたいだじぇ」

智美「ワハハー、衣ー、次はどっちだー?」

衣「次も右だ」

優希「また来たじぇ。今度も左に逃げるじぇ」

蒲原は車を転回させると、再び優希に向かって車を突進させる
優希は再び左に飛び跳ねるが、車は再び左に曲がる    ガツンッ
車は標識にぶつかり、動きを停止する

智美「ワハハー、ここに標識があることを忘れてたー」

衣「このうつけ者っ」

優希「今のは標識がなかったらやばかったじぇ。このままじゃ轢かれるのは時間の問題だじぇ。
こうなったら・・・」

蒲原は車をバックさせ、アクセルを踏もうとする

優希「助手席に乗ってるお子様っ!」

衣「お子様って、衣の事なのか?」

智美「ワハハー、助手席に乗ってるのは衣しかいないぞー」

優希「お前は○○で××で△△なただのお子様だじぇ」

※汚い言葉が思い付かなかったので、各自で想像して下さい

衣「衣は、衣はっ、お子様じゃない!一切合切、烏有に帰せばいい!」パリンッ

智美「ワハハー、衣ー、やめろー」

車は制御を失い、明後日の方向に暴走する。そして、壁に激突して止まる

ボフッ ボフッ ←エアバッグが作動する音

衣「」
智美「」

天江と蒲原は、車の中で気絶する。優希は外から二人が動かないのを確認し、槍で窓を突いて割る

優希「鍵は・・・、あったじぇ。これでここともおさらばだじぇ。念のために、爆弾を投げ入れるじぇ」ポイ ドゴーン

優希は蒲原、天江から鍵を奪い取ると、次の部屋のドアを開けた

書き溜めはここまでです
あと1人と、オチで終了です

第八の部屋は、第一の部屋と同じ作りだった。優希は、辺りを注意深く見回す

優希「どうせそこら辺に隠れてるじぇ。出てくるじぇ」

だが、刺客は既に優希の近くに立っていた。しかし、優希がそれに気付くことはない

??「(探しても無駄っすよ。私の存在感はマイナス。先輩と、ついでに部長の仇を取らせてもらうっす)」

          第八部屋の刺客:東横桃子

優希「いくら探してもいないじぇ。気配すら感じられないじぇ。どうなってるんだじぇ?」
桃子「・・・」スッ

東横は、後ろから槍を優希の背中に突き刺す

優希「ぎゃああああぁ」

優希は背中を押さえて後ろを振り向くが、誰もいない。気配も感じられない

優希「そこにいるのは判ってるんだじぇ。さっさと出てくるじぇ」

優希は自分の正面に向かって声を出す。だが、既に東横は障害物の上に飛び乗っており、上から優希を見下ろしていた

桃子「(この槍は先輩の形見っす!この槍で仕留めて初めて先輩の仇が打てるっす)」

東横は、優希めがけて槍を投げる。優希は、上から一瞬気配を感じ、上を向く
槍は、既に優希の目の前に来ていた

優希「ちょっ、なんで・・・、ぎゃああああぁ」

優希は避けきれず、槍が右肩に突き刺さる

桃子「(その左肩の傷は、先輩から受けた傷っすよね。だから私は右肩を狙ったっす。これで先輩とお揃いっす)」

優希「さっき一瞬上から気配を感じたけど、もうなくなってるじぇ。どうなってるんだじぇ?試してみるじぇ」

優希は、右肩に突き刺さった槍を引き抜くと、上に向かって槍を投げる
だが、当てずっぽうに投げては東横に当たるはずもなく、槍は障害物の向こう側に落ちる

優希「敵に拾われたらまずいじぇ。回収しにいくじぇ」

優希は、向こう側に回り込み、槍を拾いに行く。槍が落ちているのを見つけたが、優希の目の前で、槍が消えていく

優希「槍が消えたじぇ。どういうことだじぇ?」

消えたと思った槍が、突然正面から飛んでくる

優希「げええええ」

優希は、辛うじて槍を回避する。槍は優希の頬を掠め、後ろに飛んでいく

優希「やばいじぇ。敵の攻撃が見えないじぇ」

そんな優希をよそに、東横は優希の横を平然と通り過ぎ、槍を回収しに行く

優希「・・・」

桃子「さあ、そろそろとどめを刺すっすよ。」

東横は槍を拾い、優希がいる方に振り向く

桃子「!!」

優希は、東横めがけて走ってくる。優希の右目には、モノクルが掛かっていた

桃子「なんで私の姿が見えるんすか!?」

優希「このモノクルのおかげだじぇ。お前の姿は丸見えだじぇ。ついでに声も聞こえるじぇ」

優希は背中に背負っていた槍を持ち、東横めがけて突きまくる。東横は、自分の槍で必死でそれを受け流す

優希「隙ありだじぇ」ドスッ

桃子「ぎゃああああぁ」

優希の槍が東横の左肩を貫通する。東横は倒れ、気絶する

桃子「この部分、先輩と同じ個所をやられたっす。先輩とお揃いっす。私も先輩のもとに行くっす」バタッ

優希「槍女は気絶しただけだじぇ。今頃病院で治療でも受けてるじぇ」

優希は、東横に突っ込みを入れると、鍵を奪い取り、次の部屋のドアを開けた

コングラチュレーション コングラチュレーション

その部屋には、多数の黒服を来た女性たち(椿野、古塚、森垣、安福、新井、浅見、水村、宇津木、八木原)が、
優希に向かって拍手をしていた

梢「片岡様、おめでとうございます。片岡様は刺客を全て倒しましたので、クリアとなります」

優希「拍手なんかどうでもいいじぇ。100万円をよこすじぇ」

梢「100万円は、観戦室の皆様にお渡しいたしますので、片岡様を観戦室にご案内いたします」

ここは観戦室。咲、和、京太郎、まこ、久は、優希のバトルをモニター越しに観戦していた

チリョウデモウケテルジェ

咲「優希ちゃんクリアしちゃった」

まこ「全く呆れた娘じゃあ」

その時、依藤が観戦室のドアを開ける

澄子「片岡様のご健闘、おめでとうございます」

澄子「宮永様、原村様、須賀様、染谷様は外しましたので、チップを没収させていただきます」

澄子「竹井様は当てましたので、チップ10枚をお渡しいたします」

久「これで20万円♪」

澄子「片岡様は全ての刺客を倒し、ゲームが終了いたしましたので、100万円をお渡しいたします。
また、竹井様のチップを現金に換金させていただきます」

優希「ただいまだじぇ」

久「お帰りー。よくやったわね」

優希「ざっとこんなもんだじぇ」フフン

久「みんなー、ラーメンでも食べに行こうかー」

優希「賛成だじぇー」


中間収支 宮永咲:-3万円 原村和:-3万円 片岡優希:±0円 須賀京太郎:-6万円 染谷まこ:-6万円
竹井久:+20万円 所有者なし:+100万円

数日後、清澄高校麻雀部の部室で、賞金の分配が行われていた

久「みんなー、賞金を分配するわよー」

京太郎「じゃあ、みんなで山分けしましょう」

優希「私が頑張ったから、私がたくさんもらうべきだじぇ。タコスをたらふく食うじぇ」

久「ここは序列に従って投票するべきだわ。序列は、学年と強さに応じて私、まこ、咲、和、優希、須賀君の順番ね」

久「1万円を最低基準として、ルールは(説明は煩雑なので省略します。「海賊と金貨」などの単語で各自検索ください)よ。」





総合収支:宮永咲:-2万円 原村和:-3万円 片岡優希:+1万円 須賀京太郎:-6万円 染谷まこ:-6万円
竹井久:+118万円

優希「あれだけ危険な目に遭ってまで取得したのがたった1万円だじぇ。
治療費に2万円払ったから、むしろマイナスだじぇ」ガクッ

まこは、落胆している優希の肩を叩く

まこ「あの人はああいう人じゃあ。だが、それが却って人を引き付けるんだから、不思議なもんじゃあ」

久「優希ー、あのイベントまたやってるみたいよ。参加してみない?」

優希「絶対いやだじぇ。もう懲り懲りだじぇ」


カンッ

これで終了です
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