高坂雪穂「がんばるレーヴェの日常」(247)

もうしないと言いながらまた書いてる…

メインで書いてるやつが行き詰まってるので気分転換
というよりこっちのネタばかり思いつくので

去年の暮に「鬼の小泉 仏の西木野」とういうSSを投下しました
それの続編です

新鳥

本編やたら長い上にオリキャラ大量登場だからキャラ説明だけでもしておくかな?


雪穂:現部長。別名再来の歌姫。Lとともにツインリードを担う。2年の時に作り上げた独自結界に他の学年はどうしても突っ込めないでいる。3年

亜里沙:姉を超えた超絶美女。別名草原の妖精。凛とともにツートップセンターを務めた現リーダー。日本の勉強に無料資料を駆使したための天然ボケとおっさん臭い時代感覚はは収まりつつある。3年

C:現副部長。空間把握能力が高くダンスでは司令塔の役目を果たす。海未を超えるお嬢様だがそれを感じさせない気さくさに後輩からの人気バチグン。結界作成の陰の立役者。3年

Q:次期副部長。ダンス能力の高さから花陽に選抜メンバーから封印され隠し玉になる。2年

L:次期リーダー。雪歩を超える歌唱力で各プロダクションから注目を集めている。二つ名を純白の歌姫。2年

W:次期部長補佐。部長候補に推されていたが辞退。ダンス能力は Qに劣るものの極めて高い。2年

P:次期部長。構ってちゃんで甘えたがりで泣き虫だったがラブライブを経て急成長。ピアノもギターもドラムもこなすオールマイティープレイヤー。2年

I:次期部長補佐。歌唱力は高いものの目立てずにいたが他5人で結成したユニット”マノマノ”でのデータ処理能力を Pに買われて補佐入り。2年


3年メンバー:雪穂、亜里沙、C 計3人

2年メンバー:キーボード左から
         QWERTYUIOPL 計11人 2年メンバーはキーボード左から順にダンス能力が高い 歌唱力は逆順

今回はそれほど長くない…予定


 笑う門には福来たる


Q「新一年生のみなさん、入学おめでとう!」

Q「そして今日は我がアイドル研究部部活動説明会に来てくれてありがとう!」

Q「わたしは副部長代理の2年生、Qといいます」

Q「私たちはご存じの通り”Reve'”というスクールアイドル活動をしています」

Q「入部して頂いた方にはもれなくこのレーヴェに参加して頂くことになります」

Q「これもご存じの方がいるとは思いますがレーヴェにはマネージャーを置いていません」

Q「今年もそれは同じです。私たちはマネージャーを募集しません」

1年ズ「ええ~~~~~~~っ」


Q「コホン。ごめんね。これには理由があるんだよ。今日は3年生がいませんので私たち2年の練習を見学してください」

Q「質問は随時受け付けます。どんどん質問してね!」

L「えっと、あの、リーダー代理の Lです…初めてですので…あの…スペシャルゲストを呼んであります…」

Q「Lたそ!次期リーダーなんだからもっと元気よく!お前ら喜べ!μ'sメンバーにしてReve'ツートップ尖峰!満天の星空!凛先輩だぁ!」

 わあっ!!

凛「はろはろー!」

W「凛せんぱーい!!」ダダダ

凛「W、ひさしぶr…ぐおっ」

W「会いたかったよおおお!もう離さないんだから!」ゴロゴロ

凛「ちょ苦…ちょちょちょ…苦しいって!」

L「Wちゃん嬉しそう」

Q「いや部室の中を転げまわるのはどうかと…」


 ヤーンフタリハムスバレルノダー

 クルシイッテ

L「このまま眺めていてもいいけどこのままではいけないよね」

Q「おうともよ。それみんな!やっちまえ!」

 ワーワー

 オカクゴ!

 ドサクサニマギレテサワッチャオ


W「」チーン

凛「む~!む~!」←後ろ手に縛られてギャグボール噛まされてる

 1年ドンビキ

Q「 Wは自業自得でよくわかるんだけどなんで凛先輩まで簀巻きみたいになってるの?」

L「ふう~いい仕事しました…」

Q「お前か!」

I「実は私も加担してたり…」

Q「文化祭からこっちフリーダムだな!」

I「だって凛先輩って私たちでも手の届かないような憧れだよ!?我がものにできるなら悪魔にだって手を貸すよ!」

L「それって私が悪魔ってことですかそうですか」

Q「実際悪魔だろうがよ」


 「みなさん!何をやっているんですか!」

L「紹介が遅れました…オリジナルμ'sメンバーでありReve'創立時のメンバーでもある…」

L「園田海未さんです…」

 おお~~~~っ

海未「…」ジロリ

2年ズ「ヒーーーーッ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

海未「わたしの凛に何てことをしてくれるんですか!」

Q「さりげなく『わたしの』って言ったよ…」

海未「Q!」

Q「はいいっ!」

海未「毎度毎度…ふざけるのはほどほどにしろと言いましたよね」

Q「サー、イエッサー!!」


海未「I!」

I「はい!」

海未「今日は覚悟を決めることです」

I「ラジャー!」ヒエー

海未「L 」

L「はいっ!」

海未「エルーミは解散ですね…」

L「それだけはご勘弁を!」

Q「エルーミって結成してたんか」

I「海未先輩と Lたその専用チャット部屋のことだよ」

海未「凛…かわいそうに…こんなにされてしまって…」

凛「う~~っふ~~~~っ」ジタバタ

海未「…」

Q「早く助けてあげればいいのに」


海未「凛、つらいですか?」

凛「うー」コクコク

海未「こんなに涎で汚してしまって…恥ずかしいですか?」

凛「ふ~~~っ」コクコク

海未「凛…///」ゾクゾク

L「いけねえ、海未先輩が目覚める!」

I「阻止しなきゃ!」

凛「~~~~」ナミダメ

L「…///」

I「…///」

Q「どうしてこんなになるまで放っておくんだ!」

W「」


※※※※※

凛「…」ツーン

海未「すみませんでした。どんな償いでもさせていただきます…」

I「ごめんなさい…」

L「反省してマース」

Q(またやる気だな…)

凛「それにしてもこんなもの(ギャグボール)どこから持ってきたのさ」

L「自作しました」フンス

Q「 Lたそ恐ろしい子!」

W「本当だピンポン玉だよこれ(凛先輩の口の中にあったギャグボール…これ咥えたらどうなるんだろう)」

I「さすが元腐女子…やっぱりこの子悪魔だわ…」


※※※※※

Q「普段は三つのチームに分かれてるんだ」

Q「今はあたしのマキマキチーム、Lたそのお星さんチーム、Pや Wが参加してるお花さんチームの三つね」

Q「各々のチームで目標と計画を別々に立てるんだ」

1年「そのチーム分けはどうやるんですか?」

Q「あたしたちは適当に…役職を被らせて、後はここからここまでっていう感じだったね。その前はどうやったか知らないけど」

Q「 Pなんかと話しているんだけど今年はチームの入れ替えみたいなものもやりたいと思ってるよ」

1年「なんで一緒に練習しないんですか?」

Q「いい質問だね。あたしたちの部には顧問はいるけどアイドルには縁のないお飾りみたいなものだし予算もないからコーチも呼べない」

Q「全部自分たちでやらなきゃいけないんだよね」

Q「大変だよ。管理運営から指導練習計画、活動の際の他団体との渉外。大変だから全員で分け合ってやるんだけど練習だけはね、」

Q「練習だけは一人が全員に気を配るなんて無理になっちゃう」

Q「だからチームに分けて人数を減らして機動力を上げようっていうのが一つ」

Q「もう一つは指導する人間が多数必要になること。コーチがいないから自分たちで自分たちのコーチを作っていかなきゃいけないの。自分たちでメニューを考えるからこれは必然的に意識するようになるよ」

Q「あともう一つは…マネージャーがいない理由でもあるんだけど…」

Q「体調管理を自分でやるのはもちろんだけど他の人にも気を配れないとお互いの信頼関係なんて築けないんだよね」

Q「こういうことをメンバーがやってるとマネージャーいる必要なくなるよね」

1年「管理運営なんかは任せちゃっていいのでは?」

Q「あ、やっぱりそう思う?実はあたし今年のチーム編成の時に提案したんだ。マネージャー置きませんかって」

Q「あたしは去年渉外なんかに駆けずり回ってる花陽部長と一緒に行動してたからね…部長ががんばってるのもわかってたけどなんか理不尽な気もしたんだよね」

Q「でね。雪穂部長がね、じゃあ何人必要かな?って聞くの」

Q「そしてね。あたしは『いや、花陽部長なら一人で充分ですよ』って」

Q「わかるかな?あたしにとってはマネージャーは花陽部長しか考えられなかったんだよ」

1年「…」


Q「ごめんね。みんなのことを信用してないわけじゃないの。ただああいうことをやってくれる人はあたしたちのことを理解してくれてる人がいいというか…」

Q「新しく入った人たちにホイホイ任せられるものじゃないの」

Q「せめて一緒に頑張った仲間じゃないとね…今年のメンバーなら雪穂部長かなあ」

1年「わかりました…」

Q「ごめんね」

1年「わたしはアイ研に入るの諦めます…体も丈夫じゃないし体力にも自信ないし」

Q「体力とかはそんなに気にしないで?スポーツっぽいけど運動部ってわけじゃないしホラ!あの Lたそだって初めのころは練習ツラヒヨーって青い顔してたんだよ?」

L「なんか言ったか」

Q「何でもありません!サー!」


1年「クスクス」

1年「もうちょっと考えてみます。見学は自由なんでしょう?」

Q「もちろんだよ。もしアイ研に入らなかったとしてもあたしたちを応援してほしいな」

1年「はい!もちろんです!」


凛「なんで Qに部長を任せなかったか初めてわかった気がしたよ」

W「そうですか?」

凛「『仏の西木野』より滑らかに説得してるよ。Q 後輩思いだね」

W「元水泳部のバリバリスイマーですからね。後輩の面倒は見馴れてるって奴でしょ」

凛「アタシたちの間じゃ Q部長、W副部長、Lリーダーって感じだったんだけど」

W「わたしが役職なんて性に合いませんよ。今日はいないけど Pの成長ぶりを見たらびっくりしますよ」

凛「そうなの?」

W「だって Pってば今ラブライブ予選突破壮行ライブの打ち合わせに行ってるんですよ?」

凛「早!新学期始まったばかりだよ!?」

W「あの時のにこ先輩の思惑通り毎年恒例のライブにしたいみたいですね」

凛「ひょっとして予選突破有力校には片っ端から声をかけてるとか?」

W「その通りです」エッヘン

凛「 Wが自慢することじゃないし(みんな立派になってるなあ)」

W「ようし!アップはこのくらいにしてステップ確認から行こうか!新1年の前だよ!気合い入れて行こう!」


※※※※※

海未「平均台ダッシュ3本目開始!」ピッ!

1年「これは何をしてるんですか」

Q「平均台ダッシュかあ…何と説明すれば良いやら…海未先輩?」

海未「主にバランス感覚の調整です。二本並べてお互いにすれ違うように駆け抜けることで距離感の育成とぶつかるかもしれないという恐怖心の克服も兼ねています」

Q「だって」

海未「あなたが説明できなくてどうするんですか」

Q「てへ。ちょっとデモンストレーションしましょうか」

海未「あれをやるのですか?Q、あなたも入りなさいよ」

Q「ガッテンです!こちとら体動かしたくて参ってたんでい!」

海未「2年生集合してください!全員で連続平均台ダッシュ往復30本!」


1年「両方の平均台の位置狭くない!?」

1年「あれじゃぶつかっちゃうって!」


海未「行きますよ…スタート!」

1年「なるほど。片方の平均台をダッシュで駆け抜けてもう片方もダッシュで帰ってくるわけか…それを呼吸入れずに連続でこなす、と。行ったり来たりを延々繰り返す感じだね」

1年「怖い、怖い!見てる方が怖い!パチッとかビシッとか聞こえてくるのはちょっとぶつかってるってことだよね!?」

海未「接触してるのは練習着だけです。すれ違いのスピード差で音が大きく聞こえるんですよ」

海未「 Q!早すぎます!逆に Lは少し遅い!」

凛「早い…前より早くなってる…」

海未「凛。入りますか?」

凛「いや、今のアタシじゃみんなの邪魔になっちゃうよ」

1年「凛先輩すら怖気づいてる…」

凛「アタシはブランクがあるからね…練習のブランクじゃなくてみんなと一緒にやっていないっていうブランクが」

海未「お互いの信頼関係が重要ですからね。でも今の凛でも大丈夫だと思いますよ」

凛「お世辞?海未らしくない。アタシも自己評価はできてると思うよ」


※※※※※

Q「ブハーッ結構効くなあ!」

L「1年の前だからってペース上げすぎ…」

I「ゼハーゼハー」

W「この練習は集中力使うもんね」

海未「みなさん、さすがです。どうですか1年生の方もやってみますか?」

1年「ムリムリムリムリ!」

海未「初めてですからすれ違いはなくていいでしょう。片道平均台2本10メートル。どうですか?」

1年「やってみようかな…」

1年「マジ?」

凛「向こうまで駆け抜けるだけだね。初めてでもできると思うけど…スピード出しちゃだめだよ」

1年「大丈夫です!やって見せます」

Q「やめといたほうがいいと思うけど」


1年「!?なんで?」

Q「見かけほど易しくないよ、コレ」

1年「ほ、本当ですか…」

Q「小中学校にある子供用の平均台じゃないからね。高さだってあるしバランス崩して落ちたら大怪我だよ」

1年「」

海未「まあ Qはああ言いますがスピードさえ出さなければ高校生のバランス感覚はそんなにヤワじゃありませんよ」

Q「じゃあ、こうしましょう。1年生平均台の上に乗れ!」

 エッ!ケッコウタカイヨコレ!

Q「早く!乗ったら右足首を左ひざにつけて!」

 アレ?アレレ?

Q「そして30秒!」

 アワワワワオチルー

Q「ね?初めのうちはこんなもんですよ」


海未「…」

凛「…」

W「お二人ともどうかしましたか?」

海未「もしかして…」

凛「去年の初めの頃の練習って…もの凄くきつかった…?」

L「それはもう!」

I「いつ辞めるか、今日か明日かって毎日考えてたね~」

W「筋肉痛も凄かったね~」

海未「」

凛「ごめんね…」

Q「そんな顔しないで下さいよ。みんな乗り越えたんだから」


※※※※※

I「ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!」

1年「これは何をやってるんですか?」

Q「タイヤ飛びだね。寝かせたタイヤに片足ずつ入れながら腿上げで走るっていう例の奴だよ」

1年「それにしてはみなさん整いすぎているというか…」

Q「 Iちゃんの笛に合わせて足を上げることによって協調性というかシンクロの練習も兼ねてるんだよ」

1年「シンクロ…」

Q「マノマノさん、ボラララ1年生に見せてくれないかな」

I「お手本?張り切っちゃうよー。マノマノ集合!」

 オウ!

海未「この5人のユニットは特にシンクロが素晴らしいです。しっかり見てくださいね」



 確かな今よりも


1年「え?え?え?」


 望みは大きくね


1年「ちょちょちょ」


 譲らない瞳が


I「だ   い   す   き!」
R「だ」T「い」Y「す」U「き!」


1年「」

L「マノマノ得意技の一文字コーラス!さすがだなあ」

Q「これができるのはマノマノだけだね」

W「敢えてやりたいとは思いませんが」


凛「どう?」

1年「すごいです…」

1年「手の位置なんかだけじゃなくて…」

1年「ジャンプした後の膝の曲げ具合まで…」

1年「ぴったり一緒でした…」

I「わたしたちは Lたそや Qちゃんみたいに得意技がないからね。徹底的にシンクロを鍛えたんだよ」

L「一文字コーラスもその時考えたの?」

I「うん。1曲まるまる一文字ずつでも歌えるよ。使い道ないけど」

海未「いえあなたたちのシンクロはもうそれだけで充分な武器です。プロでもこんなグループはそうはいないと思いますよ」

W「ラブライブが終わるまではユニット活動ができないのが残念だね」

凛「このシンクロは封印するには惜しいよ。練習してないと錆びちゃうし」

I「一応雪穂部長にも許可を取って30分だけユニット練習の時間をもらってます」

凛「あれ。すでに対策済みか…進言しておこうと思っていたんだけど」


W「マノマノだけじゃないよ。ウチにも人知れぬ得意技あるよ」

Q「へえ、どんな」

L「きっとロクなものではないと思うんですが」

W「見たい?」

QL「いえ、特に」

W「ちょっと待っててね。今気を高めるから…」

L「無視ですかそうですか」

W「行くよ~…行くよ~…」

Q「はよ行け」




    R「ぐわーーっ」

        T「ぐわーーっ」
 /
W「ハラショー!」  Y「ぐわーーっ」
 \
        U「ぐわーーっ」

    I「ぐわーーっ」



L「マノマノいなきゃ出来ないじゃん!」

W「見たかマカンコウサッポー!」

凛「そもそもマカンコウサッポーは貫通するはずじゃないの」

海未「突っ込むところですか」

Q「あたしもやりたい!」

L「飛び付くのかよ!」


※※※※※

Q「前から聞きたかったんだけど…マノマノってどういう意味?」

I「さあ?Pちゃんが考えてくれたんだけどスペイン語だって。可愛いからいいかなと思ってる」

L「国際色豊かになってきましたね~」

W「Lたそ~うちらのユニット名どうする~」

Q「あれまたやるのかよ…もう勘弁だよ…」

凛「μ'sでもユニット活動やりたかったね」

海未「私たちの頃はμ'sしか考えられませんでしたからね」


※※※※※

Q「ひとしきり練習は見学したけどなにか質問はあるかな?」

1年「…」

凛「そんなに難しく考えることないよ。初めは誰もうまくできないものだし」

1年「あの…」

Q「何かな?」

1年「わたしも…その…さっきのマノマノみたいになれますか?」

L「マノマノに先を越されてしまった…」ズーン

W「マカンコウサッポーじゃ1年の憧れにはなれないのか…」ズーン

1年「ああっ!そんなつもりじゃ…」

I「シンクロはセンスに頼らないからね。練習あるのみ!あとは仲間を信じることだね」

1年「はい!」ステキ!

L「シンクロ出来ないわたしは Iちゃんに信じてもらえていないというのか…」ズーン

W「それはお前さんが悪魔だからだろ」


L「失礼な!誰が悪魔か!」

Q「Lたその考案する罰ゲームが鬼畜すぎるんだよ」

W「やめて!『午後三時の悶え』だけはやめて!」

凛「な、なにそれ?」

I「全身くすぐりの刑です」

Q「あたしは何気に『氷の微笑』が嫌だなあ」

海未「それは?」タラー

I「口の中に大きな氷入れてガムテで塞がれるんです」

Q「氷が解けた後も味覚がおかしくなっちゃうんだよねー」

L「遅刻してこなけりゃいいじゃん」

I「わたしはポルノっぽいネーミングが一番ヤダ」

L「酷い!」

凛「賛成」

海未「賛成です」


I「去年のラブライブで Lたそ『純白の歌姫』なんて新聞に書かれたでしょ」

凛「うん」

W「だから今2年の間では『白い悪魔』って言われてるんですよ」

1年「」

L「わたし、動くぞ!」

Q「 Lたそ大地に立つ」


※※※※※

1年「あの…先輩方のお話より…海未さんの、μ'sのお話が聴きたいです」

Q「そうだなあ。あたしたちも凛先輩世代しか知らないし、聞きたいな」

L「練習手伝ったりしてくれたけどそれだけだったもんね」

海未「μ's時代ですか。そうですね」

凛「創立は海未たちじゃない」

海未「まあそうですけど。私は最後までアイドル活動には反対だったので」

I「なんか意外です」

凛「あの三人は特別な関係だよね。でも海未知ってた?海未と穂乃果といると親子にしか見えないっていう」

海未「はあ?」

Q「あーそんな感じだったwww」

凛「穂乃果とことりと一緒だと兄弟みたいだったね」

海未「それは何となくですがわかる気がします…」

W「肯定であります!」


凛「で、ことりと海未と一緒だと…」

I、L「ゴクリ」

凛「夫婦みたいだった」

海未「はえ!?」

Q「(≧∇≦)ノ彡 」
W「(≧∇≦)ノ彡 」
I「(≧∇≦)ノ彡 」
L「(≧∇≦)ノ彡 」

1年「あの!あの!わたし海未さんのこととっても尊敬しています!」

海未「あ、ありがとうございます…」

1年「投げキッスがとっても素敵です!」

海未「がはっ」クラッ

Q「(≧∇≦)ノ彡 」
W「(≧∇≦)ノ彡 」
I「(≧∇≦)ノ彡 」
L「(≧∇≦)ノ彡 」


海未「みゅ、μ'sと言えば一番の上級生は絵里、希、にこですね!」

I「露骨に話題を逸らしたよ…」

凛「絵里は真面目というか不器用というか、考え方や行動方法がストレート過ぎるんだよ。だからちょっとしたウソにもすぐ騙されちゃうし直截的な物言いするから誤解もされやすかったね」

海未「ポンコツと言われる所以ですね。初期はアイ研と生徒会は敵対していましたし」

Q「敵対!?海未先輩と絵里さんが敵対!?」

W「当時どんなバトルが繰り広げられたやら…」

海未「そんな大層なこともありませんでしたよ?」

凛「希がその逆だったね。搦め手ばかりっだった」

海未「でも正直希には多少ならずとも救われましたよ」

凛「転校ばかりで友達も短い付き合いしか出来なかったらしいから希なりの処世術だと思うよ」

L「希さんといえばいつも微笑んで後ろで見てくれてるって感じだから安心するんですよね」

I「今のメンバーにそういう人いないね」

QWL「…」ツツツツ…

I「な、なんでわたしと距離取るの!?」


1年「あの~にこ先輩はどうだったんでしょうか…」

海未「…」

凛「良くも悪くも昔からにこはにこだったよ」

L「海未先輩なにか?」

海未「いえ、なんでもありません!」

凛(アタシの勘だと、にこワンマンステージの衣装のこと思い出してるな…着てみたいのかな?)

L「にこ先輩と一緒に歌いたかったなあ…」

凛「最近、にこと会った?」

海未「いえ、会ってませんね」

凛「早くも花陽に絞られてるって」

海未「本当ですか?」

凛「うん。この前にこの泣き言メールが来た。鬼の小泉炸裂らしいよ」


※※※※※

C「やれやれ、やっと終わった…」

亜里沙「進路進路って煩いよね…」

雪穂「おう、2年生の諸君。うまくやっとるかね?」

凛「現部長たちのお出ましだね」

海未「久しぶりですね、雪穂。亜里沙も Cも」

C「これは!卒業生の皆様方!」

亜里沙「御尊顔を拝し賜り恐悦至極!」

雪穂「改めて御挨拶申し上げ奉るぅ~」

I「慣れてくると先輩達の三段活用なんともないね」

C「すわ!このお二方、特に海未様は本来神話の中でしかお目にかかれぬお方。頭が高いぞ!」

海未「いい加減にその物言いなんとかなりませんか…」

C「海未先輩の前で『すわ』禁止、と…」

W「そっちじゃないと思いますよ」


雪穂「今日は只の説明会。仮入部受付は今週末からだよ。今からでもいいけど」

亜里沙「仮入部の間はダイエット目的でも構わないよ」

雪穂「何それ?聞いてないよ」

亜里沙「Lたそと相談して決めた」

L「ごめんなさい。少しでも多くの人にわたしたちの活動のこと知って欲しくて」

雪穂「いいけど部長を通して欲しかったなあ」

C「わたしは聞いてたよ」

雪穂「なにヲ!?」

亜里沙「(*ノω・*)」

L「(*ノω・*)」


雪穂「わたしだけ秘密とは良い度胸だ…判決を言い渡す!被告亜里沙は『午後三時の悶え』に処す!」

亜里沙「亜里沙にだけ!?」

I「折しも時刻は只今午後三時」

L「お覚悟!」


W「やっちまえ!」

亜里沙「ちょちょちょ、ああっ、アハハハハッふわっ!ッいや~~~っやめて~っっ!」

Q「そ~れそれそれそれ」

C「首筋は貰った!」

 1年ドンビキ2回目

凛「そのくらいにしてあげようよ」

海未「凛!これとっても楽しいです!」

凛「海未。その羽毛ブラシは何処から持ってきたのさ…」


雪穂「悪巫山戯はこれくらいにして…」

亜里沙「」グッタリ

雪穂「仮入部の間はそんなに気を入れなくてもいいよ」

C「亜里沙が言ったみたいにダイエット目的でも…いいですよね?」

凛「まあ、いいんじゃないかな?まずは慣れてもらってから入部を考えてもらうって形でも」

海未「お任せします。卒業生が口出しする権利はないと思いますので」

凛「海未。もうその羽毛ブラシは返してきなさい」

C「体力に関してはね、慣れだよ」

凛「そうだね。花陽も始めのうちはヒーヒー言ってたしね」

海未「穂乃果もそれは同じですね。にこも真っ赤な顔してましたね」

凛「病気がちだとか体が弱いというとちょっと問題あるけど」

C「アイ研に入って風邪引かなくなったよ」

雪穂「まだ時間はあるからゆっくり考えて。また遊びに来てくれると嬉しいな」

1年ズ「はい!ありがとうございました!」


※※※※※




亜里沙「…」ムクリ

雪穂「お疲れさん…」

C「…」

L「7人…」

Q「凛先輩の予想通り…」

W「少なかったね…」

海未「弱気になってはいけません。まだまだこれからです」

凛「Reve'に入りたい、じゃなくてマノマノを引き合いに出されたのがショックだったな…」

I「お手頃だと思われたんですかね…」


雪穂「わたしたち魅力ないのかな…それとももう特別扱いっていうか…端からReve'は無理って思われてるのかな…」

海未(確かに去年の決勝は私たちμ'sメンバーでも開いた口が塞がらないほど驚かされましたが)

C「今まで新入部員っていうと20人以上ぶわ~っと集まるのが恒例だったもんね」

亜里沙「練習は辛いけどこの部活は楽しいよ!作戦はうまくいったみたいだけど…」

L「なんとも先が見えない展開になってしまいましたね…」

海未(いけない…ここで同調してしまっては…)

W「1年生囲んで座談会したほうが良かったのと違う?」

C「茶飲みメンバー集めたってしょうがないでしょうよ」

海未(…ここで項垂れてしまっては2年前の二の舞いです…)

海未「はいっ!」カオパンパン!

亜里沙「?」

海未「こんな時こそ気分転換ですよみなさん。わたしの家でお茶でもいかがですか?」

今日は午後にもう一度投下予定


※※※※※


Q「すご!」

W「ここ都内だよね?」

I「海未さんがいつも敬語なのがわかった気がします…」

L「し、使用人とかいないのかしら?メイドトカ…」

C「普通いないよ。ウチでも物日のアルバイトぐらいだもん」

凛「ウチでも?」

C「あ、いや、その…」

雪穂「キシシシシ…」

C「何よ」

雪穂「なんでも!道場はこっちだよ。あっと今日は茶室の方でって言われたっけ」

Q「詳しいですね」

雪穂「子供の頃は時々遊びに来たからね~」


※※※※※

海未「みなさんお待たせしました」

亜里沙「穂むらへ寄ってお茶菓子も買ってきたよ~」

雪穂「え?言ってくれればわたしが行ったのに」

海未「そういう気は使わせたくないんです。こちらは人数も多いことですし」

C(海未先輩流石だな…わたしとは違うよ。わたしってやっぱり甘えん坊だよね…)

海未「茶器は人数分揃いませんでしたので湯のみでお許し下さい」

Q「あ、いや、結構なお点前で…」

I「緊張しすぎでしょ」

L「やっぱり回して頂くんですか?」

海未「クスッ。気にしないでください。ご自分の部屋で寛いでいる気分で結構です」

凛「足を投げ出すのはどうかと思うけどね」


W「抹茶ってはじめてだけどウマー」

雪穂「海未さんが淹れてくれるから美味しいんだよ」

凛「落雁ってこういう時のものだったんだね」

C「(゚д゚)ウマー」

L「(゚д゚)ウマー」

Q「(゚д゚)ウマー」

亜里沙「(TдT)ニガー」

I「見てよこの表情のコントラスト」

海未「薄茶にして充分注意したつもりですけど…」

凛「えい」ツンツン

亜里沙「あだだだだだだ」

雪穂「足崩しなよ」


※※※※※

Q「今日はありがとうございました」

W「ご馳走様でした。大変美味しかったです」

海未「いえいえ、是非またいらしてくださいね」

I「ありがとうございます。ご迷惑にならないようおじゃまさせていただきます」

L「次はわたしがメイドでご奉仕をいたたたたたt」

Q「それじゃ失礼します」

海未「お気をつけて」フリフリ

凛「それじゃね~」フリフリ

雪穂「…」

亜里沙「…」

C「…」


凛「どうしたのさ」

雪穂「…」ジワ

亜里沙「…」

C「ホラ!二人とも帰るよ!さあさあ!」

海未「雪穂」

雪穂「はい」

海未「まだ始まってもいないんですよ」ニコ

雪穂「はい…」

亜里沙「それじゃ…失礼します…」

C「二人とも暗いぞ~!ほの先輩に笑われるよ!」


※※※※※


雪穂「ラブライブ優勝して…」

雪穂「やっとお姉ちゃん見返してやれると思ってたのに…」

C「…」

亜里沙「こんな事態になるとは思わなかったね…」

雪穂「続けていくってこんなに大変なことだったんだね…」

亜里沙「わたし落第しよっかなあ…」

C「アホか!」


C「海未先輩も言ってたでしょ?まだ始まってすらいないんだよ。わたしたちが落ち込んでどうするよ?2年生のほうがまだしっかりしてるよ」

雪穂「うん…」

C「もう!泣き虫雪穂!先輩たちの中でも特にあの二人、あとにこ先輩の前じゃ泣いちゃ駄目!絶対何かしようとしてくるに決まってるもん。わたしたちの問題はわたしたちでなんとかしなきゃ!」

雪穂「そんなこと判ってるよ…」

C「泣き虫雪穂はとっとと家に帰ってお姉ちゃんにでも慰めて貰いな」

雪穂「だって…お姉ちゃんまた富山に修行に行っちゃっていないんだもん…」

C「寂しいのかい?お雪さんや」

亜里沙「よし!行こう!」ポチポチ

C「富山へ?いきなりって何処に電話してんの」

亜里沙「…こっちのお姉ちゃんが駄目ならあっちのお姉ちゃんと諸葛孔明様も申しておる。おっとおるか?おるな?よっしゃ行くわ―」ポチ

雪穂「何今の電話」


※※※※※

 ピンポーン

希「はーいどちらさm…」

亜里沙「お邪魔しまーす」ドカドカ

雪穂「お邪魔しまーす」ドカドカ

C「しまーす」ドカドカ

絵里「あら亜里沙。さっきの電話なn…」

亜里沙「ちょっとお台所お借りしまーす」

雪穂「お借りしまーす」

C「まーす」

希「ちょっとちょっと」

亜里沙「 Cポン!炒飯は任せた!雪穂はどうするんだっけ?」

雪穂「時間もあまりないし下準備もないからサッとプリン焼く!」

C「よっしゃー腕が鳴るわー」


C「洗え!洗え!材料を洗え!」

亜里沙「刻め!刻め!キャベツレタス、勝利を刻め!」

雪穂「パータパタママー、パータパタママー。パーターパター」

絵里「何事なの!?」

希(これは何か訳ありやね…)

希「お夕食は三人に任せちゃってもええのん?」

絵里「ちょっと希!?」

亜里沙「30分ほどお待ち下さい!」

雪穂「たーまごをかき混ぜる―」

C「これぞマイ中華鍋、我が相棒!ファイヤー!」

希「まあええやん。ゆっくり待っとこ。お茶淹れような~」

絵里「もう…変な電話してきたと思ったら…ちゃんと用件を言いなさいよ…」


※※※※※

希「美味しわぁ( ´∀`)」

絵里「三人ともお料理上手になったわねー」

希「 Cポン炒飯パラッパラやで。ホンマにこれ出来合いのパックご飯かいな」

絵里「このプリンまだ暖かいわね。でもぷるぷるでとっても美味しそう」

希「ドレッシングも手作りか。このスープも手が混んどる」

希「で?どないしたんや」

亜里沙「…」

雪穂「…」

C「…ぐすっ」

亜里沙「お姉ちゃん…レーヴェ無くなっちゃうかも…」


絵里「何言ってるの?」

希「おいで。Cポン」

C「…」エグエグ

C「うわーん!恐いよ~~~!」ギュー

雪穂「実は…部活動説明会で…全然人が集まらなかったんです…」

絵里「全然って何人くらい?まさか…」

亜里沙「たったの7人しか…」

希「…」オーヨシヨシ

絵里「…」

希「えりち」

絵里「ええ」


絵里「あなたたちそんなことでクヨクヨしてたの?」

亜里沙「だって!去年もわたしたちの時も…すっごく沢山集まってくれたんだよ!それなのに!」

絵里「亜里沙。雪穂ちゃんも。μ'sオリジナルメンバーは何人だった?」

雪穂「3人です…」

絵里「穂乃果たちが引退してからは何人?」

亜里沙「6人です」

絵里「ほら」

C「…」モギュー

雪穂「わかってはいるんですけど…」

亜里沙「このままどんどん少なくなっちゃうのかなって不安で…」


希「Cポンもそう思うん?」

C「希さんや…絵里さんたちが築き上げてきたものをわたしたちが壊しちゃう気がして…」

希「ふう~~ん」

絵里「希、全力は駄目よ」

C「えっ」

希「 Cポン、あっち向き」

C「は、はい」

希「久しぶりの MAXや~!!」ワシワシワシワシ

C「え?あ?ちょちょちょっと?ああっはあんっ!」

雪穂「」

亜里沙「」

絵里「駄目って言ってるのに…まあいい薬になるかしら」


C「あっあっ!ダメっ!やめっやめてっあっ!もうっ!」

希「ウチの胸ばっかり見てたやろ。お仕置きせな~」

C「ごめっごめんなさああいいあっああ~っ!」

希「悪ぅないやんか。さてお次は…」

雪穂「ぎょ!?わたしのなんて小さくてワシワシしても面白く無いですよ!」

亜里沙「雪穂はわたしが守る!さあ!盛大にお揉み!」カミカキアゲ

絵里「ちょっと亜里沙!何やってるの!?亜里沙にそんなことさせられないじゃない!ここはわたしに」

雪穂「待ってましたよ…」ガシッ

亜里沙「さすがお姉ちゃん…」ガシッ

C「元生徒会長だけあって後輩思いですねえ…」ガシッ

希「フフフ」ジリジリ


絵里「待って待って!なんでわたしgあははははははははは!」

希「ほーれほれほれここがええのんかあ」

雪穂「午後三時で鍛えられてるからねえ」

C「首筋は貰った!パート2」

亜里沙「悶える女子大生~ドラムに弾むヒップ。サックスに畝るバスト。鴬谷ミュージックホールへご来店ようこそ」

絵里「犠牲になるなんて言ってないのにいやだやだやだやだあはははははは許してくださひひひひひひひひもうヤメて~!!」

希「ストップや!」

雪穂「」ピタリ

亜里沙「」ピタリ

C「」ピタリ

絵里「はーはーはー…希を諌めようとしただけなのに…はーはーはー…」


希「後半しゅっぱ~つ!」

雪穂「それそれそれそれ~!」

亜里沙「亜里沙知ってるよ。お姉ちゃんは膝裏が弱い!」

絵里「あははははははははは!えへへへひひひひひひひっはあっはあっあははははははははは!」

C「時間差攻撃恐ロシス…これが希さんか…」

雪穂「 Lたそなんかまだまだだね」

亜里沙「わたしも負けてらんないな―」

希「と言いつつ手は止めないお三方には言われとうないで」

絵里「あひゃひゃひゃひゃひゃあふふふっふふふふふわふわふわはははははははは」


※※※※※

希「」

雪穂「申し訳ありませんでした」土下座

亜里沙「実の姉にとんでもないことをしでかしてしまいました」土下座

C「以降失礼の無いよう肝に銘じましてお詫びいたします…」土下座

雪穂「そして!」

C「ありがとうございました!」

亜里沙「ごめんね、お姉ちゃん。でもおかげで元気でた!」

雪穂「この期に及んでおこがましいですけどこの償いとお礼はきっとしますから!」

絵里「もう…いいわよそんなの…あなた達の笑顔が一番のお礼よ」

希「」モゾモゾ

絵里「希はもう少しそのまま反省なさい」

亜里沙「これが布団巻き…尼崎沖に沈めちゃるけえ」

希「」ウネウネ

            C.O.


 おまけ


 歌姫たちのお部屋


海未:今日の3人元気なかったですね

海未:なんとかしてやりたいのはやまやまですが

海未:OGが口を出しすぎるのも良くないですよね

海未:あの3人には早く立ち直って欲しいものです

海未:思えば開設時には賑わっていたこのチャットルームもあまり利用する人がいなくなってしまいました

海未:口にできない愚痴を書き込める格好の場所ではありますが

海未:寂しい限りです


海未:穂乃果は修行から戻っている間は学校に通い詰めですし

海未:ことりは個人ブランドを立ち上げるということでこれまた出突っ張りです

海未:花陽たちは新生活を順調に送れているでしょうか

海未:絵里はまた太っていないでしょうか

海未:心配です


海未:凛に久しぶりに会えてわたしは嬉しかった

海未:前に会った時よりも凛々しく、大人びて見えました

海未:後ろ手に縛られ転がされ

海未:轡を掛けられた凛は儚げで美しかった

海未:聞こえますか?ことり

(・8・):海未ちゃんは縛られた凛ちゃんが好きっとφ(..)メモメモ

海未:わたしはあなたに会いたい

海未:

(・8・):知らなかったとは思わなかったけどここ通知設定出来るよ

海未:

海未:

海未:

海未:


海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:


海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

(・8・):ちょっと海未ちゃん落ち着いて

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:


海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:


海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

(・8・):あ~~~れ~~~~

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:


海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:


海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:


海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

海未:

こんな感じであと2,3話やりたいと思ってる
次の更新は週明けかな
評判の良かったライブシーンもちっとは入れたいです
が、前スレみたいに頻繁には更新できません
あしからず

読み返して気づいたんだけど希が最後教師になってるようなこと書いたけどまだ大学4年だった
痛恨のミス



 地獄の軍団



L「 Pタンが軽音部に行ったきり戻ってこない」

W「あれだよ、去年の文化祭の時いろいろ協力してもらったからさあ、あんまり言いたくないけど」

I「ちょっと入り浸りすぎるよねえ」

Q「 P、ロック好きだからウマが合う子がいるんだよきっと」

L「こないださあ。Pタンがなんかヘッドフォンしながらズブズブって呟いてんのね。気味悪いから何聴いてんの?って聞いたらさあ」

I「ズブズブ?」

W「そんなリフの曲思いつかないぞ」

Q「ビートルズだろ」

L「凄い!なんで解ったの!?」

Q「それあたしも聞いた。確かにズブズブって聴こえるよね。Pが小声で口ずさんでると」

I「気になるよお…なんて曲?」

Q「アイム・ザ・ウォーラス…だったかな。ビートルズの中でも屈指の変な曲…らしいよ?」


※※※※※

L「というわけで部長、何か案ありませんか?」

雪穂「 Pをウチに連れ戻すのに案も何もないでしょ」

L「でも次期部長なのに最近は軽音部にいることのほうが多いんですよ?」

雪穂「それも問題かな…じゃあわたしのとっておきを…」ポチポチ

L「ゲゲゲ!何この写真!?」アラタナミューズヲミテイクガイイ

雪穂「お姉ちゃんに聞いたらね、どういう風にμ'sを特徴づけて行ったらいいか分からなくて随分迷走した時があったらしいのよ。その時の写真」

L「…真姫ちゃん先輩あたりだと恐喝できそうですね…」

雪穂「これはかなり強力な武器だよ…コレを持つものは自動的にライセンス・トゥ・キルを得るのと同義…ご利用は計画的に…」

L「ラジャー!」

雪穂「部室のネットプリンターに出力したから早いとこ回収するように。あんま表に出したくない写真だしね」


※※※※※

L「号外!号外!」

Q「 Lたそwwwww今プリンターが突然動き出してwwwww」

W「なんなのwwwwwこの写真wwwww」

I「殺す気かwwwww」

L「あ、もう出た?」

Q「花陽部長wwwwwかわいいwwwww」

L「いや、真姫ちゃん先輩でしょwwwww何このポーズwwwww」

W「凛先輩wwwwwタヌキかwwwww」

I「お腹痛いwwwww突然wwwww突然ウィーンってwwwwwこんなの出てくるんだもんwwwww死ぬwwwww」

L「まあコレを使って説得してみよう。ロックばっかりやってるとわたしたちもこんなになっちゃうぞ―って」

I「 Lたそ鬼かwwwww」

W「偉大な先輩を嘲笑の種にする気かwwwww」

Q「ここ1週間で一番笑ったwwwww」


※※※※※

L「頼もう!!」

軽音部員「何でしょう」

L「あの…あ、その…」

W「全く Lたそは~初見で緊張する癖あるのになんで飛び込みに失礼な言葉選ぶかな」

I「ウチの P来てませんか?」

軽音部員「 Pちゃん?さっきまでいたけど帰ったよ?あんまりここにいると怒られるって」

L「あれ?入れ替えになっちゃった」

I「 P、迷惑かけてませんか」

軽音部員「そんなことないよ! Pちゃんいるとこっちまで楽しくなっちゃうもん。アイ研のみんなが羨ましいよ」

I「そんな…わたしたちじゃあまりロックの話とか出来ないんで…これからも Pと仲良くしてやって下さい」

軽音部「え?」

L「え?」


軽音部員「 Pちゃんってロック好きなの?」

W「し、知らないんですか?」

軽音部員「うん、初耳」

I「それじゃここに何しに来てるんだろう…?」

軽音部員「作詞の相談だよ?今年は是非ともオリジナルやりたいって。ウチもカバーばっかりだからあまり役に立ててないけど」

L「…」

I「あの子ったら…」

軽音部員「秘密だったのかな?なんか悪いことしちゃったね」

L「いえ、そんなことないですよ」

軽音部員「それでね、今 Pちゃんと書いてる詞なんだけど…わたしとの共作になっちゃうんだ」

L「大丈夫です。すべてお任せします。ラブライブに使うとレギュレーションで厄介なことになるんでできるだけ善処します」

軽音部員「ありがとう!」


W「曲ができたら一緒に合同ライブやりましょうよ!」

I「頑張っていい曲書いて下さい!応援します!」

L「わたしたちでお手伝いできることがあったら何でも言ってくださいね!」

軽音部員「うん。すっごく嬉しいよ」

L「それじゃ失礼しましたっ」

軽音部員「バイバーイ」フリフリ

軽音部員「…」

軽音部員「5分もいなかったのに…」

軽音部員「 Pちゃんもそうだけどあの子たちといるとすごく元気を貰えるなあ」

軽音部員「ポップスタ―はかくあるべきか…わたしたちも見習わなくっちゃ」


※※※※※

L「ただいま~」

Q「おかえり~」

W「 P帰ってる?」

Q「それがねえ。その写真見るなりまた飛び出して行っちゃったよ」

I「ヤな予感…」

Q「うん。時代はデトロイトだ!とか言ってね」

W「意味分かんないよ」

Q「だからさっきからググってるんだけど」

W「なんか分かった?」

Q「デトロイトは1805年の大火の後、計画都市として裁判官のオーガスタス・ウッドワード(英語版)によって都市設計され、その後ピーター・シャルル・ランファンへと引き継がれる。」

I「ウィキ読み上げてどうするつもりよ」

Q「だって他に検索ワードないんだもん。『デトロイト P なにするつもり』で検索するの?」

L「行き詰まったら仲間を頼る!アイ研の鉄則だよ。さっき仲間になった軽音部の人に聞いてみよう」


※※※※※

軽音部員「デトロイトねえ…」

L「何か心当たりありますか?」

軽音部員「その街には結構有名なミュージシャン多いからねえ…古くはジャズミュージシャンが多かったことでも知られてるしモータウンもデトロイトのことだし…」

L「やっぱりあの写真がヒントかあ…」

軽音部員「あの写真って?」

L「デスメタルっぽい悪魔メイクしてメンバーが写ってる写真なんですけど…」

軽音部員「悪魔メイク?それデスメタルじゃないよ」

L「知ってるんですか?」

軽音部員「知ってるも何も…(スマホポチポチ)…コレでしょ」
https://www.google.co.jp/search?q=kiss+rock&safe=off&hl=ja&biw=1034&bih=659&site=webhp&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwiZr9jWosXLAhXKn5QKHdTPBpwQsAQIGg

L「そうそう!こんな感じのやつ!」

軽音部員「これキッスって言うハードロックバンドだよ。代表曲にデトロイトロックシティって言うのがあってね」

L「それだ!ありがとうございます!」


※※※※※

L「行ったり来たりで疲れた…」

Q「お疲れ様。いまケトルでお湯沸かしてるよ」

W「部室に自家製シロップが常備されてるのは嬉しいよねえ。これがっつり薄めてスポドリになるなんてかよちん先輩のアイデアかしら?」

I「もともとはにこ先輩らしいね」

W「お湯で溶いても紅茶に入れても合うし。万能シロップだよね」

I「わたし家でも作ってる。トーストにもパンケーキにも塗るんだよコレ」

Q「それで? Pの思惑は分かったかい?」

L「うん…あんちくしょう…この写真に合う詞を書こうとしてるみたいです」アラタナミューズヲミテイク(ry

Q「…」

I「…」

W「…」


Q「ねーよwwwww」

L「だよねーwwwww」

I「…」

W「…」

Q「どうしたの二人ともwwwww」

I「わたしもこのメイクはヤダけどさあ」

W「 P、なんだかんだ成長したって言っても涙腺は弱いし基本的に甘えん坊のかまってちゃんだよ?」

I「もし Pタンがこの衣装でロックやろうって言い出した時にわたしたちがこんな反応してたら絶対泣くよ?」

W「わたしもそう思う…普通部長補佐じゃなくて副部長三人置いたほうが効率的だよ。なんで補佐が二人も付いてるか考えたことある?」

Q「そっか…」

L「二人とも Pタンと一緒にいる時間長いもんね…」


Q「じゃあみんなでこれ(アラタナミューズヲry)やる?」

I「ゼッタイに嫌!」

Q「じゃあどうすんのよ」

L「説得するしかないね。 Pタンどこに行ったんだろう」

Q「何か思いついたみたいでパッと出て行っちゃったからすぐ戻ってくるとは思うけど」

L「よし、探しに行く。Qちゃんここに残って。最悪わたしたちが戻ってこなかったら今日の説明会は上手く切り抜けてよ」

Q「えーっ。一人で?今日は練習説明じゃないから時間もあんまりないのに」

L「他のメンバーだってじきに来るし今日は3年生もいるし。何より二人には協力してもらわないと手がかりが少なすぎるよ」

W「わたしたち探索メンバー決定かよ…」

I「説明会をサボタージュするような子じゃないから学園内にいるとは思うよ?」

Q「わかったよ~ランチパックで手を打つ」

L「ピーナッツバター」

Q「ハムカツ」

L「くっ」


W「それでどうすんの?」

L「 Wちゃんは職員室から購買なんかの1階を回って。わたしたちは2階から放送室あたりを回って図書室に向かうからそこで落ち合おう」

I「考えたね。古いロックだから先生方のほうが詳しそうだもんね」

W「よし、行ってくる!」

Q「気をつけてねー」

L「緊急時以外は通話禁止!」

 ワカッテルー

I「それじゃあわたしたちも行こうか」

L「うん」


※※※※※

L「失礼します!ここにウチの P来ませんでしたか?」

放送委員「今日はまだ来てないね」

I「ここの資料って貸し出しできます?」

放送委員「資料?碌なものないけど一応持ち出しはすべて禁止。何か入用なの?」

I「そういうわけでは…放送に使うCDなんかはどうしてるんですか?」

放送委員「図書室から借りてくるか自分たちで持ち込みだね。以前お昼の放送であなたたちの曲かけたことあるじゃん」

L「ありましたね~クラスで囃されちゃって恥ずかしかったですけど」

放送委員「あの時結構評判良かったのよ。またやらない?」

L「いいですよ。こちらこそお願いします」

I「ちょっとごめんなさい、2年の Pに至急部室に来るよう呼び出しをお願いできませんか?」

放送委員「呼びだしね。いいわよ。この呼出申込書に記入してくれる?」

L「こんなの書くんだ」


放送委員「昔からの慣例だけどね。うちの学校歴史だけはあるから」

L「ほえ~」

I「よし、書けた。急ごう、Lたそ。あとは図書室だ」

L「お願いします!」

放送委員「 Pちゃんにも言われてるの。何か手伝うことあったら言ってね。できるだけ協力するよ。またライブ中継なんかもしたいね」

L「ありがとうございます~」



※※※※※

L「亜里沙ン先輩!」

亜里沙「おやおやお二人さん。図書室に来るなんて珍しいね」

I「 Pタン来ませんでしたか?」

亜里沙「 Pタン?今日は来てないよ。二人とも図書室では大きな声出さない」

I「あ、ごめんなさい」

L「教室に行ったのかなあ?」

I「流れから言ってあんまり考えられないかな…わたしたちで古いロックのこと知ってる人ってあまりいないし」

L「亜里沙ン先輩さっき今日はって言いましたよね? Pタンよく来るんですか?」

亜里沙「よく来るね。いつもは PCの前で何か調べてるか AV資料コーナーにいることが多いと思ったけど」

L「ここでもか…放送室でもよく来るようなリアクションだったなあ…」

W「いたいた。さっき購買でポンちゃん先輩に会った。ちょっと買い物って言って昇降口に行ったらしいよ?」

I「まさか学園の外へ出ちゃったの!?」


L「校門へ行こう!誰か見てるかもしれない」

亜里沙「何事なの」

I「ちょっとワケありで」

W「いそげいそげ」

L「失礼します!」

亜里沙「なんだかよくわからないけど気をつけてね」



※※※※※


L「ウチの P見てませんか?」

風紀委員「見た。さっき出て行ったよ」

I「歩いて?」

風紀委員「そりゃあんまり走って出て行く子はいないよ」

L「コンビニにでも行ったのかな」

風紀委員「多分違うね。鞄も持ってなかったからどこ行くのって声をかけたら欲しいCDがあるって言ってたし」

I「…」

W「…あそこかぁ…」

L「ありがとう!」


※※※※※

I「…どうする?」

W「う~ん…」

L「さっきからテンションガタ落ちじゃん。その CD屋さんに行ってみようよ」

W「前に Pに付き合ってよく行くっつー中古レコード屋さんに行ったことあるんだけどさあ…」

L「?」

W「ちょっと遠いんだよ」

L「え?CD屋さんならこの辺にいっぱいあるじゃん」

W「この辺の CD屋はさあ…マニアックというか…オタク系ばっかりじゃん…」

I「…気が重い…」

W「だから Pが行くところってさあ…専門店って言うかさあ…そこのお客さんっておっさんばっかりなんだよねぇ」

L「専門店?何処にあるの」

I「やっぱり行くの?神保町だよ」


L「二駅近い距離あるよ!」

W「地下鉄だとどうやって行く?淡路町まで戻る?小川町から一駅だけ乗るってのも考えにくいよね…走ったほうが早くないかな」

L「 Pタンそんなに体力あったっけ?」

I「最近は朝練でもあんまりバテない。往復3キロ位なら軽く走っちゃうと思うけど、あと30分そこそこで行って帰ってこれるかなあ?」

L「行こう。走ろう!PタンReve'のことあんなに考えてるって初めて知ったし今日どこに行ってもみんな Pタンのこと知ってる。日頃から頑張ってるのよく分かったもん。わたしも負けてらんないよ!」

I「しょうがないか…走ろう」

W「やれやれ…部室での何気ない会話から爆笑して…とんでもない大事になっちゃった気がしますよ…」


※※※※※


I「でもさ」ハッハッフッフッ

W「何」ハッハッフッフッ

I「なんでわたしたちまで走ってるんだろう」ハッハッフッフッ

W「 Lたそが Pのこと認めてくれたのが嬉しいのかな。Pってホワホワしてるけど結構責任感強いしね」ハッハッフッフッ

I「そうだね。わたしたちの代だとやっぱり一番部長っぽいよね」ハッハッフッフッ

W「 P歌は上手いし音楽的な才能はすごくあると思うんだけど書類仕事やデータ処理なんかは前の代のあの二人には比べられないもんね。だからこんな頑張り方してるんだと思うけど」ハッハッフッフッ

I「わたしたちの代って豊作だって言われるけど人数が多いだけでこうやってお互いをカバーしないとうまく機能しないのが弱点なんだよなあ…今日改めてそう思ったよ。ユッキー部長やかよちん部長って凄かったんだね」ハッハッフッフッ

W「ずっと一緒にやってきたからね。あれで普通だと思っちゃう」ハッハッフッフッ

I「 Lたそだってさ」ハッハッフッフッ

W「うん」ハッハッフッフッ

I「もし Qちゃんが走ろうって言っても戻ってくるまで待とうって意見が出たと思うのね」ハッハッフッフッ

W「そうだろうね」ハッハッフッフッ


I「今わたしたちが走ってるのはやっぱり Lたそが言い出したからじゃないかと思うのよ」ハッハッフッフッ

W「そうかもね。あの子も凛先輩ほどじゃないけどリーダーの素質あると思うよ」ハッハッフッフッ

L「待って~~~」ゼーゼー

I「褒めた途端にこれですか」フー

W「 Lたそ体力が欠点だね」ツカレター

L「そんなこと言ったって…なんか今日走りっぱなしのような気がするんだもん…」ゼーゼー

I「はい、スポドリ」

L「ありがと…」ングング

W「そんなの持ってるんだ」

I「わたしのウエストバック、ペットボトルホルダーが付いてるんだよ。300cc専用だけど。前は朝練の時わたしも Pタンも息切らせてたじゃん」

W「そう言えばそんなこともあったね」

L「あ~~~~しんど」


W「それにしても変だ。結構なペースで走ってるのに全然追いつかない」

L「ルートが違うんじゃない」

W「学園からだとこれが一番近道のはずなんだけど…」

I「そう言えばPタン、前にちょっとたい焼き買ってくるって言って淡路町だか岩本町だかにぱっと行ってぱっと帰ってきたことあったね。実は長距離得意だったり…?」

L「 Pタン可愛い顔していつの間にそんな体力をつけたのやら」

W「問題は Lたそだよ…朝練サボってるんじゃない?」

L「あとどのくらい?」

W「やっと駿河台下まで来た」

L「着いたの?」

I「お店はまだ先」

L「まだ走るのお!?」


※※※※※

店員「いらっしゃいませ」

L「うっ」

W「ね?言ったとおりでしょ」ヒソヒソ

I「平日の日中だからあまり他のお客さんいないね」

L「なにこの匂い?カビ?」ヒソヒソ

W「知らんがな」

I「あの、わたしたちとおんなじ制服着た子来ませんでしたか?」

店員「 Pって子かな?なら来ましたよ。もう帰ったけど」

L「ここでもだ…」

W「何か買って行きましたか」

店員「キッスのベストとかデストロイヤーとかを探しに来たみたいだったね。今丁度切らしてて残念がってましたね。」


L「あの、あの!ここにはよく来るんですか?」

店員「まあね。この店にあんな若い子は珍しいからすぐ覚えちゃうよね」

L「凄いな…CDよりレコードの方が多いじゃん…Pタン何を買ってるんだろう?」

店員「あの子は予算重視だね。まだ若いから状態より量を沢山欲しいみたいでよくバーゲンコーナーを見てる」

店員「音楽の趣味が古いんだよ。だから CDなんかより LPのほうが探しやすいよってアドバイスしたから LPコーナーもよく覗いてるね」

I「 Pタンレコード聴くんだ。渋い」

店員「君たちもReve'のメンバーさん?」

I「あ、はい」

店員「俺はアイドルって柄じゃないけど去年の決勝は見させてもらったよ。頑張ってね」

W「ありがとうございます!」

I「ここで買い物はしてないんですよね」


店員「買い物はしてない。たまたま俺がかけてた LPが気に入ったみたいで持ち合わせがないから今度来るまで押さえておいてくれって取置きになってるけど」

L「まさか…」

W「いやまさか」

店員「?」

L「そのレコード見せてもらえません?」

店員「ダメだよ」

L「そうですよね…」ガックリ

I「どんなジャケットかが分かればそれでいいんで!お願いできませんか?」

店員「…う~ん…どうしようかな…」

W「お願いします!キッスは無かったんですよね?他のバンドって言うことですか」

店員「まあ…お友達なんだから大丈夫かな…これ個人情報にもお店の守秘義務にもひっかかるんだけど…」

店員「このレコードだよ」


L「よかった~とりあえずこのグループは悪魔メイクじゃないや」

W「これでデーモン閣下みたいのだったらどうしようかと思ったよ…」

I「このバンドもハードロックなんですか?」

店員「ハード?聴く人が聴けばハードにも聴こえると思うけど…ふつうのロックだよ。ベースラインが特徴的な」

I「…それいくらするんですか?」

店員「1200円かな。ちょっと傷んでたから」

W「どうする気?」

I「ええい!それ売って下さい!」

店員「えっ!駄目だってば」

I「わたしたちこれから Pに会います。これ Pが気に入ったレコードなんですよね!わたしたちがプレゼントしたいんです!」

L「!その手があったか!」

W「?」

L「このプレゼントを説得材料にして悪魔メイク歌詞諦めてもらうんだよ」


店員「こんなこと言われたの初めてだよ…わかりました。この受取に一筆書いて。学生証も控えさせてもらうよ」

店員「よし、このレコードはあなたが買ったって証明はこれでうちの方は万全だからあとは君達が説明してね。もう Pさんがここに来てもこのレコードは買えないわけだし」

I「ありがとうございます!」

L「あ、包装は簡単で結構です」

W「プレゼントじゃなかったのかよ」



※※※※※

L「そして走って帰るという」

W「時間は!?」

I「もう説明会始まってる!」

L「ホントに Pタン走ったのぉ!?早すぎない!?」

W「あの店に来たのは確かなんだし地下鉄も考えにくいし」

I「それにしても随分体力ついたんだね!わたしたち完全に後手に回ってるよ!」

W「 Iちゃんよお~!スポドリちょうだい~!」

I「さっき Lたそが全部飲んじゃったよ」

L「(*ノω・*)」

W「何だと!?」

I「ハーッわたしも飲みたかったな」



※※※※※


雪穂「遅い!」

I「ハーッハーッハーッ」

W「ヒーッヒーッヒーッ」

L「ゼハーゼハーゼハー」

亜里沙「もうほとんど説明会は終わりだよ。事情は大体聞いたけど何やってるの」

P「あのぉ…なんかごめんね…」


I「それよりも Pタン走るの随分早いんだね?」

W「わたしたちも大分ペース上げて走ったけど全然追いつけなかったよ」

L「本当だよ…少しコツを教えてほしいよ…なんだこれ…アスリート級か…」

P「わたし走ってないよ…」

WIL「なんですと!?」

L「じゃ、じゃあどうやって神保町まで行ったの!?地下鉄?まさかバスとか?」

P「区でやってるレンタル自転車のポートがすぐそこにあるのね。月契約してると30分は借り放題だからすごく便利なの」

I「自転車…」

P「しかも電動アシストなんですよぉ。チョー楽なのよねぇ」

W「電アシ…」




WIL「」ヘナヘナ

雪穂「そもそも通話は学校内での校則違反なんだから学校から出た段階で電話すればよかったじゃん」

L「あう~」

I「走ってると全然そんなことに頭回らなかった…」

W「わたしは Lたそに言われた通話禁止っていうのが今でも頭に響いてるよ…」

雪穂「さて、今回の罰則だけど」

L「えーっ罰ゲームするの!?」

C「そりゃあそうでしょ。Pタンのこと心配したのはわかるけどわざわざ走って神保町まで行く必要は無かったわけだし、ただ単に説明会に遅刻したっていう事実が残るだけだよ」

Q「お気の毒様」

雪穂「アンタもよ」


Q「なんで!?」

I「逃がすか!」ガシッ

W「死なば諸共皿まで食おうぜぇ…」ガシッ

L「供物は多ければ多いほど神は喜ばれる…キルケゴール…」ガシッ

亜里沙「今回の騒動に十分関与が認められます。疑わしきはすべて罰せよ!古代ローマの教えです」

Q「理不尽だ!部室でネットしてただけなのに!だいたいキルケゴールも古代ローマもデタラメでしょ!」

雪穂「事態を回避できそうな人が何もしないってのも罪になるんだよ。今回は未必の故意って感じだけど」

亜里沙「艶っぽい話…じゃないよね?」

C「密室の恋じゃないよ。未必。必ずしもそうなるものではないって言う意味」

C「1年生たちもうちょっと時間ある?面白いもの見せてあげるよ」


※※※※※

 アイドルダイスキー

 レーヴェダイスキー

 オトノキダイスキー

雪穂「声が小さい!グラウンドにいるわたしたちにはっきり聞こえるように!」

 オトウサンダイスキー

 オカアサンダイスキー

 センセイダイスキー

亜里沙「地味~にこっ恥ずかしい罰ゲームがこの『みんなダイスキ』である」

C「見たまんま屋上から恥ずかしいセリフを大声で叫ぶことにより発声練習にもなり度胸も着くという優れもの。さあみんなもレッツダイスキ!」

亜里沙「告白の練習にもなるよ」

1年「え、遠慮しておきます…」

1年(どんな学年でもすごく仲いいんだな…)

1年(こんな部活見たことないよ)


雪穂「誠意が伝わってこないぞおー!」

 アーモウ!

 ミンナダイスキー!

 Pタンダイスキー!

 アンマリムリスルナヨー!

P「あ…」

C「もう許してあげて欲しいけど…もうちょっと聞きたい気分?」

P「うん…」ウルウル

亜里沙「あの子たち仲間思いだよねー」

 ジキブチョウハマカセタゾー!

 ホントニホントニミンナダイスキー!

P「ふふっ」グス

C「アイ研は涙は取っておけ!なんて言わないよ。どうしようもないときは泣けばいい。ちゃんと理解してくれる人がいるからね」ウシロカラギュッ

P「あり…ありがと…」


雪穂「いい雰囲気のところ申し訳ないけど、Cポンっておっぱい星人だよ」

P「ええ~っ!?」

亜里沙「そういえば希さんの胸ガン見したって怒られてた」

C「ちょ」

P「いいモン。変態でもCポン先輩大好きだモン。変態でも」

C「ああ~っ!無垢な一言が MPを削るぅぅぅぅ~!」ガリガリガリ



 Lタソジゴクヘオチロー

 ナンダトー

 アハハハハハハハハハハハハハ




               F.O.


 おまけ


軽音部員「悔しくて/寝れなくて/暗い夜の夜明けは近い、か…園田先輩って凄いね」

P「わたし入部した頃練習について行けなくて…辛くって辛くって寝る前に毎日聴いてたんです。この曲。いつも泣きながら聴いてたから…頑張ってる人を励ますような曲を書きたいっていつも思うのよねぇ」

軽音部員「作詞の方の誤解は解けたの?」

P「うん。だって先輩と競作してるんだからどんな詞を書いてるかなんてここで先輩に聞けば一番早かったのに…変な早とちりして…もうこっちが恥ずかしい思いしちゃったよ」

軽音部員「いいじゃん。それはそれで絆を確認できてよかったじゃん」

P「まあそうなんですけどぉ…なんでキッスみたいなハードロックをReve'でやろうと思うのかそのへんの感性を疑うよ」

軽音部員「キッスに関しては純粋に聴きたかっただけなのね?」

P「そうですね」

軽音部員「じゃあ、その LPもキッス?」

P「これは…あの4人がプレゼントしてくれたんです…ザ・ナックのゲット・ザ・ナック」

軽音部員「マイ・シャローナかぁ、渋いねえ。あれ?うちの部室に来た3人ロックは詳しくないなんて言ってたわよ?」


P「それもいろいろあって…一言じゃ説明できないっていうかぁ…後でお店に連絡しておかなきゃ…」

軽音部員「はは~ん…」

P「な、なんですか」

軽音部員「嬉しかったのね?」

P「ギクッ」

軽音部員「それも相当嬉しかったのね?」

P「ギクギクッ」


軽音部員「プレゼント貰っただけならホイホイ喋るわよ?こっちがウザーって思うくらいに」

P「…///」

軽音部員「喋っちゃうことで嬉しい気持ちが薄れちゃうような気がするんでしょう?」

P「はい…///」

軽音部員「ちゃんとお礼しなきゃ駄目よ?嬉しい気持ちを表現するのも感謝の気持ちの言葉を選ぶのも作詞の勉強のひとつだよ」

P「うんっ!ちゃんとお礼も考えてるよっ」

軽音部員「よろしい!」




 おまけのおまけ


 | |            | |            |┃| :|
 | |            | |            |┃|i | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |            | |      ガタガタ |┃| < P「今日はありがとう
 | |            | |______|ミ | .i.| |  お礼ってほどじゃないけど
 | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |            |┃|:. ,| |  作詞をする権利を…
 | |            | |            |┃| i| |  あれ?開かない…?
 | |            | |            |┃| :| \____________
 | |            | |            |┃|i |
 | |            | |            |┃|, :.|
 |_|====――●==|_|______|┃| i|_______

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄

Q「来たぞ!!」

W「押さえろ押さえろ!」

I「冗談じゃないよ!」

L「こういうところの感覚が変だから作詞うまくいかないんじゃ!?」




今回のお話はここまで
明日早いので寝ます



 On Her Majesty's Secret Bosom Service



私の名は C。愛称 Cポン。アイ研では副部長を務めている。


今は去ること2年前、新生Reve'は予選敗退という歴史的大失敗を犯した。

メンバーの半分以上が元優勝経験者かその血縁関係にあるということで我々にかかった期待は過度であったとは言うものの、

我々メンバーによる慢心が原因であったという分析をするものもいる、というのもまた事実である。

心ない非難はメンバーの血縁者に集中し、特に絢瀬亜里沙はツートップセンターを務めたこともあって「ハリボテセンター」などというアダ名付きで責められてしまった。

元μ'sに何ら繋がりのない私に非難が向くことは無かったが、亜里沙と高坂雪穂の泣き顔は私の胸に深く刻まれてしまうこととなった。

あの時はどうしようもなかった。

あとからあとから止めどなく涙が溢れてきた。

今でも時々あの時の二人の顔を夢に見る。


二人が本当の意味で立ち直ったのは2年生の時、2次予選を突破してからだろう。

2次予選を突破したあの日、雪穂以上の泣き虫に成り果ててしまった亜里沙は本来の魅力的な笑顔を取り戻したし、雪穂は自虐的な痩せ我慢による唇を噛む癖も無くなり元来の涙腺に戻った様であった。

では私は?

私が立ち直ったのは何時なのだろう。

何度も私は自問した。

確かに私は非難の矢面に立つことは無かったが私でもあの敗退は相当にショックな出来事であったはずだ。決して優勝メンバーに紛れてお目こぼしに与ろうとしていた訳ではない。

寧ろこのメンバーなら失敗するのであれば私の責任であると自分を追い詰めてすらいた。

1年の後半を思い出しても2年の時の練習中もどちらかと言うと私は慰める側であった。

あの二人の存在が私のネガティブイメージのブレーキになっていたのだろうか?

その疑問がつい先日ある切掛により突然解けた。

私は1年の中盤、更に細かく言うと敗退したその日、

既にわだかまりは捨てていたのだ。


あの敗退の日、私は当時の部長であった小泉花陽により優しく抱きしめられた。

もともと母親っ子の私は昔から母の胸に抱かれるのが大好きであった。

私は花陽部長に母性を見たのだ。

私は花陽部長に体を任せ安心しきって泣いたのだ。

私は部長の胸の中で全てを捨て、全てを受け入れていたのだ。

この事実を思い出した切掛こそが先日の希さんによるワシワシである。

然して私はReve'ムードメーカーとして真のワシワシを今に伝えるべくワシワシの女王の元、東条家を訪れたのだ。

あのぬくもりをこの手に!Boobsをこの手に!



希「久々に真面目な話かと思うたらコレやもん…」


C「そんなこと言わないでご享受下さいませ!」

希「えりちがいるかどうか確認してから家に来る言うからどんな言い難いことか思たやんけ」

希「Cポン、いっこだけ聞くで?おんしレズか?」

C「…ノンケだと思いますけど…何分恋愛経験がないもので…」

希「せやろなあ…ここでそのケある白状されても困るし、ますますどうかしとるし…」

C「はあ…」

希「とにかくや、おんしに教えるものは何もない。出直してき」

C「だって今のアイ研にワシワシ使いっていないんですよ?寂しくないんですか?」

希「そんな感傷的なもんやあらへん。ウチからみたら Cポンのほうがよっぽど得難いキャラやと思うで?」

希「そもそもワシワシなんて心と心をなめらか~にするためのモンや。緊張してるとこほぐしたり意固地になっとるとこ柔っこくするためのな。揉みしだいて感じる感じさせるものやあらへんよ」

希「今の3年生、それをすっごく自然にこなすやん。あの3年結界やてそういうたぐいのモンやろ。ウチが教えてほしいくらいやわ」


C「そんなこと言ったって結界なんて言われてるけど自然にできたようなもんですもん。…ああ、わたしももうちょっと成長しないかな~」

希「とにかく3年組、特にCポン。おんしらはワシワシを超える技を既に体得しとる。そのへんは自信持ち。おかしなモンに手ェ出して無闇と信用落とすのんは関心せんな」

C「はあぁ、駄目かあ…落ち込んだ時なんかはまた会いに来てもいいですよね?」

希「お断りや」

C「」

希「ウチの胸目当てやろ。言われんでもわかるわドアホ」


※※※※※

おはよう諸君。

あれから熟考するにあたって希さんが言う「ワシワシを超える技を既に体得している」ならば

私はワシワシを習得するのには造作も無いと言う結論に達した

雪穂「おはよう。早いね」

今は登校中である

道行く学友を眺めながら記念すべき第1ターゲットを選定するとしよう


まずはアイ研部長、高坂雪穂である

姉を超える歌唱力の持ち主。アイ研の活動を事務運営で支える実務派。

彼女の責任感と周りに対する気配りは私達を陰から支えてきた

彼女がいなかったら現在のようなアイ研は存在し得なかったであろう

その気配りのためか勘が鋭く先日も後輩 Pの背後に回った途端察知されてしまった

そして何より彼女の胸部に注目してみよう

彼女にワシワシを敢行したとしても数倍の反撃を喰らうのは必定

まさにハイリスク・ノーリターン

ターゲットから除外するのが筋であろう

雪穂「何考えこんでんの?良からぬこと企んでないよね?」

ッチ。もう気づき始めている


亜里沙「オハヨー」

続いて現Reve'ツートップセンター先鋒、絢瀬亜里沙である

雪穂と同じくμ'sメンバーを姉に持ち、そしてすべてのサイズにおいて姉を凌駕したアイ研のふたこぶラクダ

彼女のサイズは詳細は誰も知らぬが Gとも Hとも言われている

以前彼女に抱きしめられたことがあるが

ボリューム感はたっぷりあったものの花陽部長のような溺れてしまいそうな包容力は感じなかった

彼女が1年の際身体的急成長を遂げた時、胸部及び肩部に疼痛を訴えることしばしばであった

聞けば下着のサイズが合わず苦労していたらしい

現在ではその爆弾を内包したボディを支えるため特製の姿勢矯正用コルセットを装着していると聞いた

彼女の抱擁に板金プレスに似たものを感じたのも頷けよう

そして作戦遂行のおり亜里沙に全幅の信頼を寄せる雪穂により過剰な反撃を喰らう可能性は120%

これではハイリスク・ローリターンである

却下

亜里沙「?」


思えばReve'メンバーならずとも、ワシワシを敢行した全ての状況に於いて雪穂の反撃を喰らうことになるのではないか?

この考察は私を驚愕させるとともに絶望に陥るには充分な説得力があった

もはや私にはラッキースケベに頼るしかその術はないのであろうか?

例えば今私がふらりと転倒し、そこに純真無垢で豊満な肉体が私の体重を支えるといったような…

 「危ない!」

そう…そのまま私を支えに来てくれ…マイえんじぇー。

ドサッ



C「いっったああぁーーーーい!!」

雪穂「ちょっと!Cポン大丈夫!?」

亜里沙「あわわわわ…なんか今倒れ方が不自然だったよ」

雪穂「一応保健の先生呼んでくる!亜里沙はここで Cポンのこと頼んだよ!」

亜里沙「わかった」



頭を打ったのか?

チカチカする…

瞼はうまく開けないがこの肩、背中に感じる柔らかさ

頬に当たる羽毛のような感触…

誰だろうと間違いない君は私のエンジェルだ

どこのどなたか存じませんがもう少しこのままでいさせてくれ…


亜里沙「 Cポン大丈夫?」

C「亜里沙!?」


亜里沙「変な体勢で倒れたからもうちょっとジッとしてて。ね?」

C「うん…」

亜里沙「今日なにか様子が変だったよ?無理しないで相談してよね?言いたくないなら仕方ないけど」

C「ありがと…」

亜里沙「今雪穂が保健の先生呼んでるからこのまま待っててね」

C「多分もう大丈夫だと思うけど」

亜里沙「ダ~メ。変な体勢で倒れたって言ったでしょ?」

C「今日の亜里沙とっても柔らかい…」

亜里沙「コルセットしてないからね。ああいうのずーっとつけてると血行に悪いの」

C「そうなんだ…」


雪穂「連れてきた!」

保健医「大丈夫?どこか強く打ったりした?立てる?」

C「大丈夫です。ちょっと目がチカチカするけど授業には出られると思います」

亜里沙「駄目だよ!ホントに変な恰好で倒れたんだって!しばらくは様子見たほうがいいよ!」

雪穂「わたしもそう思う。とにかく変な倒れ方した」

保健医「あなたたちみたいなバランス感覚がいい子が変な倒れ方っていうのが気になるわね。万が一を考えて保健室でしばらく休みなさい。30分でいいから」

亜里沙「亜里沙一緒に行く」

雪穂「わたしも」


※※※※※

と、いうわけで保健室のベッドで横になっているわけだが

亜里沙「変な病気じゃないよね…」

雪穂「いったいどうしたんだろう?今日挨拶した時もなんか上の空って感じだったし」

亜里沙「亜里沙もそう思ったよ」

保健医「血行は悪くなさそうだし、中耳に異常があるならここまで歩いてこれないし大丈夫だとは思うわよ?日頃の疲れかしらね」

まあ、わざと倒れたんだけどね

カーテンの向こうでは深刻な話になっているみたいである

実のところ凄く嬉しい

保健医「あなたたちは教室に戻りなさいな。後はわたしが診ておくから」

亜里沙「よろしくお願いします…」

雪穂「問題がありそうならすぐに伝えて下さいね」

保健医「大丈夫よ。私達の会話も聞こえてると思うわよ?」

バレテーラ


※※※※※

Cポン倒れるの報は文字通り野を駆け巡ったようだ

誰が流したか知らないが再起不能説や不治の病を隠していた説まで様々な尾ひれが付く始末

おかげで昼休みまでの休憩時間には暇を持て余すことなく過ごすことができた

Reve'メンバーでいえば1年生全員、つまり次期幹部連から最近頭角を現してきた Eや Oと言った中堅メンバー、Reve'を代表するユニット「マノマノ」メンバーまで。

去年お世話になった生徒会メンバー、放送委員達。

挨拶してから出たはずなのにその後の心配をしてくれた保健委員達。

たくさんの友人が会いに来てくれたが照れ臭くもあり有難くもあり、何より後ろめたさが辛かった。何せ仮病だったわけだし

更に保健医には内なる邪悪な力が目覚めたと勘違いされ説得するのに苦労した

春先にはこう言う症状は意外と多いのよ?って違いますからね!


昼休みには亜里沙が食事に誘いに来てくれた

雪穂は新入生お披露目ミニライブの会場を押さえるために Pと生徒会へ出向いていると言う

私達は自分たちの弁当とアイ研特製シロップ入り紅茶を楽しむため部室に二人でいる

今日亜里沙は特殊装甲を装備していない

邪魔な雪穂もいない

虎視眈々とはこういうことか。まずは雰囲気を滑らかにするため当たり障りのない会話を続けることにしよう


亜里沙「ホントにもうなんともない?」

C「うん。心配かけちゃってごめんね?」

亜里沙「 Cポンが平気なら亜里沙は別に…それよりいろんな人が様子を見に来てくれたでしょ」

C「あ、え~と。そうだったね」

亜里沙「みんなに心配されてるのがよくわかったでしょ。もう無茶はしないでね。どんなことでもいいから亜里沙に相談して。亜里沙に言いにくいなら雪穂でも誰でも今日集まった子はみんな Cポンの味方なんだよ?」


なるほど。噂の元凶はコイツだったのか

だが純粋に私のことを心配している様子が見て取れる

素直に有難いと思った


C「紅茶美味しいね」

亜里沙「うん」


C「落ち着くね」

亜里沙「うん」


C「ジャムのほうが良かった?」

亜里沙「ううん…」


C「普段賑やかなのに静かだといつもの部室が変な感じ」

亜里沙「うん‥」



C「どうしたの?なんか変」



亜里沙「今日、コルセットしてないのは話したよね。そのせいで肩が凝っちゃって…申し訳ないけどマッサージしてくれないかなあ…なんて…///」




こ、これは!

鴨が葱背負って夏の虫、弘法も二科展入選、たまりません!

努めて冷静を装う


C「いいよ~背中こっち向けて?」

亜里沙「お手柔らかにお願いします…」



心なしか昂揚したように見える亜里沙はそう言うと後ろを向き、項垂れるようにして髪をかき分け項を露わにした

なんだこれは?

本当に同い年か?

凄まじい艶香に一瞬たじろいでしまった

さすがクォーター、さすがファンレター獲得数一位!

嗚呼、この両手のすぐ先に桃源郷が!


亜里沙「いいよ…」

 は?

亜里沙「そのまま…前に手を回してもいいよ…」

 何を言い出すの…?

亜里沙「いいよ…触っても…」

 亜里沙…

亜里沙「 Cポンなら…いいよ…」

 そういうつもりじゃ…

亜里沙「ただ…ほかの人にはしてほしくないな…」

 なか…

亜里沙「こんなことするのは Cポンにだけだよ…」






 いいでしょう!行かせてもらいましょう!


 ゴッゴッゴッゴッ


 こんな立派なものを触らせていただける機会などそうあるはずもない!このままワシワシを禁じ手にしてしまっても良い!


 ゴッゴッゴッゴッ


 臆するな!行け!私の両手!


 ゴッゴッゴッゴッ


 五月蝿いぞ心臓!レッツ・ワシワシ!ヒア・ウィ・ゴー!








 しかし私の両手は脳の必死の命令にも関わらず動くことは無かった






 ゴッゴッゴッゴッ


C「ごめん…亜里沙…」

亜里沙「どうしたの?」

C「亜里沙にこんな事できないよ…」

亜里沙「やさしいのね…Cポン…」


 ゴッゴッゴッゴッ


C「ありがとう亜里沙…気持ちだけでも頂くね…」

亜里沙「亜里沙の…気持ちわかってくれただけでも…」

C「うん…目が覚めた…のかな…亜里沙、わたし…」

亜里沙「…後ろ向いてみて?」


 ゴッゴッゴッゴッ




C「後ろ?」クルッ


雪穂「…(#^ω^)」ゴッゴッゴッゴッゴッゴッゴッゴッゴッゴッゴッゴッゴッゴッ




C「うわああああああああああああっ!!」




とりあえず第3話Aパート終了ってところかな
きりが良いので一旦切ります

さて…


※※※※※

Q「今日は部活動説明会に来てくれてありがとう!今日で説明会は最終回です。明日は仮入部希望者のみ集合して下さい!」

Q「とは言っても仮入部の間は部活参加は自由ですのでお友達とお誘い合わせの上遊び感覚でも歓迎です!」

P「仮入部申込書が欲しい人はあとでわたしのところまで来てくださぁい。もちろん申込書がなくとも参加は出来ますけどね~」

C「それでは解散!」

1年ズ「ありがとうございました!」

雪穂「さあ~昨日連絡した通り部員は着替えた後部室前へ集合!」

亜里沙「40秒で支度しな!」

C「短えよ!」

 ドッ


C「…」

亜里沙「どうした、Cポン」

雪穂「元気出せ」

C「はああ…二人の掌で踊ってたのがこんなにダメージ受けるなんて…」

亜里沙「くすくす」

雪穂「ふふふ」

C「何時から気がついてたの?」

雪穂「確信したのはお昼休みちょっと前。保健の先生のところへ行ったら『春先の病気じゃないかしらねー』って言ってたぞぉ」

亜里沙「様子がおかしいと勘ぐってたのは希さんの家で夕食作った日からかな」

C「結構前じゃん…傷つくなあ…」

亜里沙「自業自得だよ。あんなに露骨に希さんの胸見てるんだもん」

雪穂「倒れたとき心配したのはホントだよ?」

C「うう~もう行こうよ~2年生に怒られるよ~」

雪穂「そうだね」


※※※※※

雪穂「みんな!集まってるね?」

 おーーーーっ!

亜里沙「水着を忘れた人いないね?」

 おーーーーっ!

C「今日はちょっと遅くなるよ!都合の悪い人もいないね?」

 おーーーーっ!

雪穂「それじゃ、温泉にしゅっぱ~つ!」

 いえ~~~~い!




※※※※※

亜里沙「まずは淡路町駅までランニングだ~!」

L「ええ~~~っ!今日もまた走るの!?」



※※※※※

I「オトノキーッ!」

U「ファイオゥ!ファイオゥ!」

Y「ファイオゥオゥ!」

T「スズメのガッコは!」

R「ファイオゥオゥ!」

C「その掛け声なんとかできないザマスか…」



※※※※※

P「oh, You may Dream」

P「楽しい物語つくろう」

I「だっていつも君と行きたいから」

P「oh, You may Dream」

P「君は負けない多分、きっと」

I「ピンチだって笑おう どうにかなるさ」


亜里沙「さあ悔しくて 寝(ねむ)れなくて 暗い夜の」

亜里沙「夜明けは近い」

全員「You may Dream!」


 アハハハハハハハハハハハハハ



※※※※※

W「丸ノ内線の中ってなんか暑い…」

P「なんで温泉なんですか?」

雪穂「にこ先輩が関連施設でイベントが有ったらしくて大量に招待券貰ったんだって。アイ研には15枚送られてきた」

Q「水着って言うのは?」

雪穂「そこの温泉バーデがあるんだよ。露天は水着で入るの」

亜里沙「亜里沙日本の温泉初めてだよ~ワクワクするよ~。Cポン?」

C「何?」

亜里沙「日本の温泉って男の人も女の人も一緒に入るの?」

C「バーデなら一緒じゃね?」

I「 Lたそ水着結局どうしたん?」

L「 Qちゃんと一緒に買った。背中がぐわっと切れてるやつ。恥ずかしかった…」

I「自覚ないみたいだけどさ、Lたそスタイルすごくいいんだよ、ワンピース似合うと思うよ?自信持ちなよ」


W「1年生達も連れて来たかったね」

P「チケットが15枚じゃあねえ…」

W「招待券15枚もくれたんだよね?これ以上贅沢言えないよねー」

C「はっ!まさか…」

亜里沙「どったの?どったの先生?」

C「招待券ではなく優待券というオチでは…」

P「野球ごめんn」

W「おいやめろ」



※※※※※

L「着いたー!」

雪穂「ちょっと手続きしてくる。 Pも来て」

P「はい。Iちゃん手伝って」

I「はいはい」

Q「役割分担なんかができてんの?」

W「実務は I、練習や技巧的なことはウチに任されておりやす」


※※※※※

I「各自このタグは必ず身につけて無くさないようお願いしまーす」

雪穂「まずはゆっくり温泉を楽しみましょう!あとでバーデで集合!」

 「はーい」

C「亜里沙おいで。作法を教えてあげるから」

亜里沙「いや~!Cポンが乱暴する~!」

C「しねえよ!」

I「あんまり大声出すと…唯でさえすごく目立ってるのに…」

亜里沙「スンマセッ」

C「イケネ」

W「すみませんでした~わたしたちのことは気にしないでくださいですぅ」

P「わたしの口調真似するのヤメて!」


※※※※※

亜里沙「ナニコレ汚い!こんなお風呂に入ったら余計汚れちゃう!」

P「こういう色なんですよ」

雪穂「亜里沙は紅茶を汚いと思う?」

亜里沙「さあ入浴を楽しもうじゃありませんか、みなさん」

I「一撃で説得したよ」



※※※※※

L「わぁ~気持ちいい~」

Q「うい~」

W「ふ~」

L「いつかもこうして3人でお風呂入ったね…」

Q「…」

W「…」

L「あの時のこと…」

Q「あたしはまだ覚えてるよ…」

W「しょっぱ!」

L「感傷に浸って悪い!?」
Q「感傷に浸って悪い!?」

W「凄いよ!ここの温泉塩っぱいよ?」

L「…」

Q「…」


※※※※※

P「炭酸泉って気持ちいいね」

I「スポーツ後にもいいんだって」

L「お金かけるとお風呂もこんなに違うんだね」

P「はああん…毎日入りたいよぉぉぉ…」

LI「同感 ンンン…」

P「だから口調真似しないで!」



※※※※※

P「炭酸泉って気持ちいいね」

I「スポーツ後にもいいんだって」

L「お金かけるとお風呂もこんなに違うんだね」

P「はああん…毎日入りたいよぉぉぉ…」

LI「同感 ンンン…」

P「だから口調真似しないで!」



※※※※※

雪穂「」

W「部長どうしたんですか」

亜里沙「アウフグースでのぼせたみたい」

C「アウ…?ってなに?」

亜里沙「なんて言うんだろ…熱した石に水かけてジュワ~~って」

C「うわあ、熱そう!」

亜里沙「慣れるとなんともないけどね」

W「亜里沙ン先輩は慣れてるんですか」

亜里沙「ロシアでも入れるお風呂だからね。懐かしかったよ!雪穂ありがとう!」

雪穂「」ガクガク

W「のぼせてダウンしてる人をゆすらないで下さい」



※※※※※

Q「臨!兵!闘!者!皆!陣!列!在!前!」バシャバシャ

P「何やってるのぉ…?」

I「全身ボディシャワーで修行か。放っときましょう次期部長」

Q「心頭をバーニングファイヤーでもって冷水も温泉ンンン!」バシャバシャ

I「アホか…」

P「わたしもやる!」

I「いいけどちゃんと温水でやりなさいよ。Qちゃんの真似したらアカンよ」

P「は~い」



雪穂「で?なにこれ?」

Q「我は死なり!世界の破壊者なり!我が手中にあるは岩石なりいいい!」バシャバシャ

P「あっ!イタ!いたぁい!あっ!ちょっと!イタタ!いたいよぉぉぉ!」クネクネ

I「片方は冷水シャワーで修行、片方は水流が意外と強かったんで悶えてるって感じ?」

雪穂「ああ~全身ボディシャワーって横から水流が来るから普段当たらないところにお湯があたって痛く感じることもあるよね」

I「海女と山海塾が並んでるみたい。同じ部活の部長副部長には見えないよ」

C「水しぶきに揺れるおっぱいが見られると聞いて!」

亜里沙「 Cポンちょっとこっちへいらっしゃい」



※※※※※

雪穂「そろそろ水着に着替えようか」

C「この人数の女子高生が、しかもアイドルが水着で集合。こりゃ目立ちますぜ」

L「わ、わたしは亜里沙ン先輩の影に隠れます…」

Q「亜里沙ン先輩のところが一番視線を集めると思うよ?」

P「そうだねぇ。グラビアアイドルみたいだもんねぇ」

W「まだまだ16歳。負けてられないッスよ」

I「圧倒的自力の差だけは如何ともしがたいと思われ…」

亜里沙「ええ~っみんなこんなに可愛いのに」

L「嫌味か」ボソッ



※※※※※

L「…」

Q「…」

W「…」

P「…」

I「…」

雪穂「プールがライトアップされて…」

C「森が神秘的に見えて…」

亜里沙「わたしたちを見る人誰もいないね…」


雪穂「お湯が温めなのがまた…」

C「うん…いつまでも入っていられそう…」

亜里沙「日本の温泉っていいよね…と言うよりまた日本好きになっちゃったよ…都内にこんなところあるんだもん…」

雪穂「もう定住でいいじゃん」

C「そうそう。ロシアへはたま~に帰るだけでいいじゃん」

亜里沙「そうも行かないよ…おばあちゃんもいるし…」

雪穂「連れてくれば?そりゃお金かかっちゃうのはわかるけど」

C「亜里沙が案内してあげればいいんだよ」

亜里沙「うん…そうだね…」


L「亜里沙ン先輩…」

Q「…」

W「…」

I「…」

亜里沙「なあに?」フヨンフヨン

L「メロンが二つ浮いてます…」

P「おぉ…」

C「さすが爆弾抱えたダイナマイトボディですなあ」

雪穂「人は死の瞬間に於いてのみ平等である」グヌヌ



I「そう言えば聞きましたよ…ポンちゃん先輩…」

Q「おっと、忘れるところだった…」

W「今日の…」

P「転倒事件…」

L「仮病だったんですって…?」

C「ギックーーーーッ!」

Q「ペナルティは何にしようかと…」ガシッ

P「みんなで考えたんですよぉ…」ガシッ

I「覚悟はいいですかぁ…」ガシッ

L「わたしたちもやられっぱなしじゃ…」ガシッ

W「ありませんよぉ…」ガシッ

C「ちょっとちょっと恐いよ、みんな」



雪穂「まあ実際仮病使ってみんなを心配させた罪は償わないとね」

亜里沙「フフフフ」

雪穂「 Lたそと相談したんだけどぴったりな罰ゲームがなくてね。新たに考案することにしたよ」

C「新たに?」

亜里沙「はい、みんなコレ」

C「何だよぉその割り箸は…」

P「聞きましたよぉ…」

W「仮病使ったのっておっぱいに触りたいからなんですってぇ…」

Q「あたしたちが育ててあげますから…」

I「これからは自分ので我慢してくださいねえ…」

L「題して『快談!乳房榎(ちぶさのえのき)』…」

亜里沙「とくと味わうがいい…」

雪穂「さあみんな、やっておしまい!」


Q「ポンちゃん先輩も結構なものをお持ちで」ツンツン

C「あっあっちょっと、あっ」

W「トップはズラさないようにしますよ」ツツン

C「ちょっと…あっ山頂はやめ…あっ」

I「囲まれてるから外からは見えませんし」ツンツン

C「やめ…あっあっはずかっ…やっ」

P「大声あげちゃうとばれちゃいますよぉぉ」ツツツン

C「ああっ待って待ってやっまっ」

L「どうですか?割り箸でそ~っとおっぱいをつつかれる気分は」ツツー

C「おねがっあっちょまっやっんんっ!」

雪穂「これ…なんかえっちだね…」ツン

C「ああ~~~っ!あっそっそっなっ!」

亜里沙「やばい…癖になりそう…」ツツツン

C「ウッ」


Q「声が変わった!?」

P「か、感じちゃったのかな…」

L「よし、マノマノ例のヤツだ!シンクロアタック!」

マノマノ「ラジャー!ツンツンツン、ツンツンツツン」

C「ウッウッウッ、ウッウッウウッ」

W「6/8シンクロアタックwwwww」

L「サンバのリズムでウッウッウーwwwww」

C「お願い!もうヤメて~~!恥ずかしいよお!ウッ」

雪穂「ゴクリ…今度は指で…」ツツツツツツン

亜里沙「亜里沙も指で…」ツツツツツツン

C「ウッウウッウッウッ…オるセソらアむふモオ」

Q「なんて?wwwww今なんて言ったの?wwwww」

P「まさかイッちゃった!?変な嬌声だけど」

I「オるセソらアむふモオwwwww」


※※※※※

亜里沙「サウナの中暖かい!」

雪穂「プールから出るとすごく寒いね」

C「みんな酷いよ…(TдT)」

雪穂「ごめんごめん」

亜里沙「亜里沙のもちょっと突っついてみて」

C「やめとけ」

雪穂「感じちゃうから?」

C「違うよ!エッチな気分になるわけじゃないんだけど…変な感じなんだよ。ものすごく羞恥心を煽られるというか…」

亜里沙「恥ずかしいのを無理に我慢するとあんな変な声になるのか~」

雪穂「断じて絶頂に達したわけではないと。そりゃあんな声じゃ結婚生活は危ぶまれるよね」

C「もうやめて!恥ずかしいよ~お願いですこの話題はもう勘弁して下さい~~!二度と仮病使いません!Reve'とμ'sに誓います~~!」



               C.O.

オるセソらアむふモオとは…


今は彼氏も居ないですし…仲良くなっていろんなトコ行ったり体の関係とかにもなれたら嬉しいです…!(照)
 
一応私は1番最初のページに居ますし写真も貼ってますからよかったら連絡して欲しいです!
 
待っていますからね?
 
●@yahoo.co.jp宛てのメール受信設定の変更は下記URLから


オるセソらアむふモオ



って言うYahooにくる謎のスパムから引用しました


おまけ


 ひたむきになれるのは素敵

 理屈じゃないひたむきな気持ち



C「あの子たちまたあの歌歌ってるよ。よっぽど好きなんだなあ」

亜里沙「 Pタンが好きなんだって」

雪穂「わたしたちもあっちのプール行く?」

C「いや、このサウナの中でいいよ」

亜里沙「亜里沙の心配ならいらないよ?」

C「違…」

雪穂「あの子たちの前に出るのが恥ずかしいんだよね~Cポン?」

C「///」コクン


C「今日はもう大殺界だよ…」

亜里沙「そう?Cポンは恥ずかしい思いしたかもしれないけど亜里沙は今日とっても嬉しかったかな」

雪穂「おや?なんで?」

亜里沙「 Cポン?」

C「なに?」

亜里沙「今日亜里沙が言ったことはホントだよ」

雪穂「 Cポン何言われたのさ」

亜里沙「 Cポンにならいいよ…って言ったのはホントの気持ち」

C「…」

亜里沙「ほかの人にはこんなことしてほしくない…って言ったのもホントの気持ち」

雪穂「亜里沙…ちょっと…」

亜里沙「こんなことをするのは Cポンにだけだよって言ったのがウソ」

C「さ、最後にビッチ発言はまずいんじゃないでしょうか…」



 自分を嫌わずに

 純粋を笑わないで

 恥ずかしくても言いたいことがあるよ


亜里沙「だってこんな事になったのが雪穂だったとしても亜里沙同じことしたと思うもん」

雪穂「…」

亜里沙「雪穂だってさ、もし Cポンに胸触らせてって言われたらどうしてた?」

雪穂「ぶっ飛ばしてた」

亜里沙「 Cポンにちゃんとした理由が有ったら?」

雪穂「ちゃんとした?う~ん…」

亜里沙「やっぱり考えこんじゃうでしょ?Cポンだってなんで亜里沙の触らなかったの?」

C「ワシワシしようと思ったよ。でもどうしても出来なかった」

雪穂「なんで?」


C「だって、亜里沙すっごく魅力的だったんだもん。それを甘えて、穢す…壊すなんて、できないよ。友達だもん」

雪穂「…」

亜里沙「雪穂だって Cポンだって亜里沙と同じことしたと思うよ。二人が困ってるんだったら胸触らせるのなんて…」

雪穂「困ってないんだったら?悪戯やお遊びだったら?」

C「ぶっ飛ばす!」

亜里沙「だから今日は目一杯挑発してみた。甘えた声も出してみた。恥ずかしかったけど。もしあのまま Cポンが触りに来てたら…」

雪穂「ほうほう。Cポンが亜里沙のおっぱいに触ってきたら?」

亜里沙「後ろで雪穂が見張ってたけど遠慮無く頭突き食らわしてたね。怯んだ Cポン羽交い締めにして午後三時に持っていくつもりだった」

雪穂「そこは打ち合わせ済みだもんね」

C「」



 ほんの少しの勇気それがあれば

 いつか必ず変わるよ


亜里沙「だから嬉しかった。Cポン謝ってきた時本当に嬉しかった。Cポン本当に本当に本当の友達だよ。試すようなことしてごめんなさい」

雪穂「わたしは見ててハラハラしっぱなしだったけどね。この子は何を言い出すんだっていう」

C「」

亜里沙「 Cポン?」

C「」ポロポロ

雪穂「ちょっとどうしたのよ。そんなにショックだった?」

C「ううん…」ポロポロ

亜里沙「おいで。Cポン」ギュ

C「うん…今日は本当にごめんね…」グスグス



 優しい風になれ心

 そうさ元気をあげたい 頑張るから

 oh, Love and Peace


亜里沙「…」ニコ

雪穂「…」ニコ

C「…」モギュー




亜里沙「君が悲しい時ずっと抱きしめると誓おう。忘れないで」


雪穂「もうつらくても泣かないで」


亜里沙「独りぼっちは」
雪穂 「独りぼっちは」




C「……卒業しよう Love and Peace…」


 ラララ… ラララ… ラララ…








亜里沙「Кияяяяяяяяяя!!」

雪穂「コイツ!揉んでるぞ!!」






 おまけのおまけ


L「な、なんだろう今の悲鳴」

P「えぇ?何も聞こえなかったよ」

L「みんなでコーラスしてたからかな」

P「あっ見て見て!月がとっても綺麗」

L「えっ…も、もう死んでもいいわ…?」

P「何言ってるのよぉ。見てってば」

L「わぁ…」



P「ね?」

L「うん…大きくって銀色に輝いてて…」

P「うん」

L「まわりの雲まで銀色だあ…」

 
 さらさらさらさら…


P「風が出てきたみたい」

L「雲もゆっくり動いてる…」

P「ちょっと惜しいねー」

L「なにが?」

P「月が欠けちゃってるじゃない…せっかくみんな揃ってるのに」

L「う~ん…」

L「欠けたまんまでいいんじゃないかな?」

P「だってReve'になにか足りないものの暗示みたいだよ…」

L「足りてないし」

P「え?」

L「Reve'に足りないもの。1年生だよ」


P「そっか…」

L「1年生が入って満月になるんだよ」

P「L…」キラキラ

P「決めた!Lたそ、作詞お願いします!」

L「ええ~~~っ!」

P「お願い!作曲はなんとかなるけど作詞がどうしてもうまくいかないの!わたしも一緒に頑張るから!お願いします!」

L「無理無理、無理だってば!」

P「大丈夫!Lたそ伝えたい気持ちと言葉とがぴったり合ってる!わたしが先輩に注意されてるのそこばっかりだもん!」

L「だって国語の成績だってよくないし…」

P「成績がなんぼのもんじゃい!やれったらやれ!命令!懇願!おねがあい!」

L「うっ!」

Q「あの二人誰かに似てると思ったら…」

W「うむ。ことり海未夫妻にそっくりである。まる」



だいぶネタは消化したし次回で最後にしようかな

あー。もうちょっと続けてくれませんか…

>>183
すみません。終わらせるつもりでがっつり書いてしまいました
今回は勘弁してください
自分のスレなんだしもうちょっとチェックしてればよかった…

で、最終回



 By the Light of the Silvery "Full" Moon



P「今までよく頑張ってくれました」

P「辛かったよね」

P「でも心配しないで」

P「今日でぜぇ~~~んぶ報われるから」

P「辛かった分ぜぇ~~んぶ楽しみに変わるから」

P「後はカーテンを開くだけだから。ね?」



Q「じれったいぜよ~。ちゃっちゃと行こうぜ~」

L「ウルサイなあ。脳筋は黙っててよ」

W「脳筋…」クスクス

I「3年生もここは Pタンに任せるって言ってたもんね」


P「まずはわたしたちが『僕らのLIVE 君とのLIFE』を歌います」

P「ショートバージョンだよ。すぐに終わっちゃうから注意して」

P「そのあとReve'リーダーである亜里沙先輩があなたたちを紹介します」

P「イントロ部のコールは省略されるから気をつけて。いいね?」

P「大丈夫。場はきっちりと暖めておいてあげる」

P「歓声と照明がかなり眩しいと思うけどそこは我慢してね」

P「緊張もしてるよね」

P「でもその緊張も忘れちゃ駄目」

P「必ず役に立つから」

P「さあ、そろそろ時間だよ。準備はいい?」

P「スタートダッシュ計画総仕上げ」

P「新入生ファーストミニライブ」

P「今まで誰も欠けずに付いて来てくれてありがとう」

P「これがあなたたち1年生3人の初舞台です!」


※※※※※

L(本当に大丈夫かな)

W(1年生の仕上がりは今ひとつ。どうしても硬さが取れなかった)

I(でもあれだけ Qちゃんが太鼓判押してるんだ。信じよう)

P(お願いです。上手く行って!)


※※※※※

亜里沙( Qちゃんホント凄いこと考えるなぁ)

C(2年生は不安に思ってるかもしれないけど問題ないね)

雪穂(去年凛先輩がスタートダッシュの時もう引退してもいいって言った気持ちがよく分かる…)

雪穂(もうわたし感無量。ポーカーフェイスが辛いよ。2年生を見てただけでわたし…涙出そうになっちゃったもん…)

雪穂(頼れる後輩ってこんなにいいものなんだ。真姫先輩、凛先輩。花陽部長…ありがとうございます)

雪穂(先輩たちがいなかったらこんな気持ち知ることもありませんでした)



※※※※※

亜里沙「あんまり長々と喋ってもしょうがないよね。それではご紹介します。今年のヌーボー!Reve'の新メンバーです!曲はわたしたちの始まりの曲!Start:Dash!」




 ~♪



 「産毛の小鳥たちも」

 「何時か空に羽撃く」

 「大きな強い翼で飛ぶ」



W(力むなよ~…お前さんたちの悪い癖なんだ…)

L(頑張って!リラックス!)




 「諦めちゃ駄目なんだ」

 「その日が絶対来る」

 「君も感じてるよね」

 「始まりの鼓動」



I(ターンとタッチは上手くいってる…)

P(ステップも上手…)




 「明日よ変われ」

 「希望に変われ」

 「眩しい光に照らされて変われ」



W(でも…)

L(硬い…)

I(これじゃあ…)

P(ダメなの…?)



 「START!」
 「START!」
 「START!」




Q(ここだ!)

Q(今まで三角形だったフォーメーションが同時に移動して一直線になるこのポイント!)

Q(あの三人が上手に出来なくて何度も練習したこのポイント!)

Q(判断するとしたらこのポイントしかない!)

Q(大丈夫!1年生!遠慮無く行かせてもらうよ!)




 「悲しみに閉ざされて」



W「 Qちゃんから”GO”サインです!」



 「泣くだけの君じゃない」



P「やっぱりやるのね!」



 「熱い胸きっと未来を切り開く筈さ」



放送委員「よしっ!そう来なくちゃ!腕の見せ所だね!スポットは OK?左からピンでね!」






 「悲しみに閉ざされて」



亜里沙「 L!準備!」
       L「はいッ!」



 「泣くだけじゃつまらない」



C「出番だよ!Oちゃん!Eちゃん!」
     O「待ってました!横断幕レディ!」
           E「アイ!別働隊準備!」






 「きっと」
     「きっと」

 「君の」
     「夢の」

 「チカラ」
     「今を」

 「動かすチカラ」



雪穂「いいね?」
マノマノ「「「「「いつでも OK!!」」」」」






 「「「信じてるよ…だから START!!」」」





Q(もう完全に確信した!)

Q(今の直線フォーメーションから三点フォーメーションへの移動だって出来てるじゃん!)

Q(動きが硬い?表情が硬い?)

Q(縦と横の複合ステップは踏めるのに?)

Q(出来ないとすれば理由は唯ひとつ!)





 喜びを受けとめて

 君と僕つながろう

 迷い道やっと外へ抜けだした筈さ
 
 喜びを受けとめて

 君と僕進むだろう




Q(ライブを楽しめてないんだよ!)



 「それは」
     「それは」


Q(教えてあげるよ!アイ研に入るってのがどんなことなのか!)


 「遠い」
     「夢の」


Q(驚くなよ!ド派手な仕掛けを用意したから!)


 「カケラ」
     「だけど」


Q(まずは L!任せた!こんな時ほど純白の歌姫の出番だよ!)


 「愛しいカケラ」




 「「「彼方へと…僕はDASH !!」」」








L「 ま た ひ と つ … 」








1年(え!?)

1年(なんで!?)

1年( 2回目のCパートは入れない予定じゃ…!?)








L「 夢が 生 ま れ … 」








1年(うわあ…綺麗…)

1年(スポットを浴びるとこんなに違うんだ…)

1年(わたしたちを見て微笑んでる…純白の歌姫が…)

1年(まるでこっちにおいでって言ってるみたい…)

Q(1年生!お前たちのことなんだ!気付け!)




C「シンセのラスト間奏!盛り上がるよ!」
         E「別働隊礼砲斉射!!アイ!」
   パン!   パン!  パン!  パン!
パン! パン!  パン! パン!
 パン! パン! パン!パン!パン!
パパパパパパパパパパパパパパパン!!
  パパパパパパパパパパパパパパパン!!
 パパパパパパパパパパパパパパパン!!
雪穂「マノマノ!!」
      マノマノ「行きます!」
パパパパパンパパパパパン!!パパパパパン!!
O「横断幕どうぞ!」
       PW「よいしょお~~~~っ!!」
  パン!パパパパパパパパパパパパパパン!!
パパパパパパパパパパパパパパパパパパン!




1年(な、何!?何なの!?)

1年(クラッカー!?会場の全体で鳴ったよ!?)

1年(わたしたちのバックにマノマノが!)

Q「歌え!間奏は短いぞ!歌え!Cパート!」

1年( Cパート?)

1年(このまま!?マノマノをバックにして!?)

1年(わたしたちがそんなことしちゃっていいの!?)

L「大丈夫!始めはわたしとマノマノで繋ぐ!あとから入って!」

I「心配しないで任せて!もうあなたたちはReve'の一員なの!」

L「横断幕を見て!」

1年(横断幕?)



 「 よ う こ そ R e v e’ へ 」




1年(嘘…)

1年(わたしたちが…)

1年(Reve'…?)

Q「ステップそのまま!次のブレイクから Cパート入るよ!」




L「悲しみに閉ざされて」      (歌って!)
          1年(そうだった!)


L「泣くだけの君じゃない」     (お願い!)
          1年(アイ研に入るってことは)


L「熱い胸きっと未来を切り開く筈さ」
          1年(Reve'に入るってことだった!)




1年(ただの発表会じゃなかった!)

1年(マノマノをバックに、純白の歌姫と一緒に!)

1年 (((歌えるんだ!!)))





1年「喜びを受けとめて」(すごく嬉しい!)


1年「君と僕つながろう」(先輩たちと一緒のステージ!すごく楽しい!)


1年「迷い道やっと外へ抜けだした筈さ」(今まで何を迷ってたんだろう!?)





W「よし!!」

P「 Qちゃんの!」

WP「作戦大成功!!」ハイタッチ

O「見てよ三人のあの笑顔…」





1年ズ「喜びを受けとめて」(先輩!楽しいよ!)


1年ズ「君と僕進むだろう」(体が軽い!嘘みたい!)





Q「やった…」ホーッ

E「やったね…」ニヤリ

QE「やったぜ!!」グータッチ





1年「それは」  ( L先輩とのコールアンドレスポンス…)
     L「それは」


1年「遠い」   (夢みたい…)
     L「夢の」


1年「カケラ」  (だけど…)
     L「だけど」





亜里沙(寂しがりやで…甘えたがりで…)


C(辛かった、泣きたかったあの時の…)





1年ズ「愛しいカケラ!」(すっごく、気持ちいい!!)





雪穂(まったく…誰かさんにそっくり…)






全員「彼方へと」



全員「僕はDASH!!」






               Fine.

本編終了

夜にもう一度エピ投下予定

エピ


 ボーナストラック


雪穂「放送委員の皆さんお疲れ様でした」

放送委員「ありがとう!ホント、アイ研の仕事は楽しいな。今日の曲中プラン変更なんてスリリングで面白かったよ」

雪穂「それはわたしたちも同じ。後輩たちの言葉を信じた。それだけよ」

放送委員「ゴーサインが出た時上から見てると見事だったよ~全員パーッと持ち場に散ってさあ。ああいうことはそのへんの部活連中じゃ出来ないね」

雪穂「あなたたちだって大したものよ。途中でトラックを変更したことに何人気づいたことか…」

放送委員「実はこのミニライブの話があった時から時々放送でも使ってた。練習のつもりで」

雪穂「マジ?全然気づかなかったわ―」

P「こ、今度は中継なんかもしたいですね」

放送委員「うん。今回のライブも録音したから週明けのお昼に放送する予定だよ」

P「わあ、ありがとうございます」


※※※※※

1年「ごめんなさい、ごめんなさい!」

亜里沙「なんで謝るの?上手に出来たじゃない」

1年「でも先輩たちが入るまでは…」

亜里沙「何ができてないか自分で気付けたんでしょ?それが出来るのって凄いことなんだよ」


Q「はやく着替えちゃおうぜ~」

I「亜里沙ン先輩大人気」

L「そりゃあ去年のラブライブ見たらね…」

W「1年生が硬かったのって結局緊張だったんだよね?ほぐそうと色々やってたのに何がダメだったんだろ」

Q「緊張って言うより気負い過ぎかな。クラウチングスタートでずっこけるアレだよ」

W「わかってたんなら前もってなんとかしようよ」

Q「だから確信したのはついさっきなんだってば。ゴーサイン出した時も賭けだったんだよ」

IL「賭け!?」


I「あんなに自信満々に手振り回してたのに!?」

Q「だって指示出す人が一番信じてあげないでどうするのよ。あの時はもう後はみんなに任せた!って気分だったよ?」

W「他力本願…」

L「こんなのにメニュー考えさせてていいのか…これから先全部一か八かって感じになるんじゃ…」

Q「え~1年生はチームに分けないで全員お星様チームで面倒を見るって言ったの Lたそじゃん。結果残せてないじゃん。例の銭湯にでも連れて行って緊張をほぐそうとかすればよかったじゃん」

L「連れてったよ」

W「あ、そうなんだ」

I「その言い方だと芳しくなかった?」

L「うん、逆効果だったみたい…」

Q「マジで!?考えられない…」


L「3人分、あ、わたし入れて4人か。2000円近く払ってさ、お風呂でゆっくりさせてさ、ストレッチのコツとか教えてさ、にこ先輩直伝の鏡の前もやってさ」

Q「まさか裸で!?」

L「ううん。さすがに恥ずかしいから下着は着けてたよ」

I「鏡の前って何」

W「強化練習中は裸で鏡の前に立って自分の体形の変化を確認しようっていうモチベ維持の方法」

L「4人で並んでこれからどんどん素敵になるよ~って言ったら俯いちゃって…」

Q「…」

W「…」

I「 Lたそ…それじゃあ…」

L「え?何?」


W「唯でさえお星様チームは亜里沙ン先輩を擁してるのに」

Q「 Lたそとスタイル比較させるなんて…」

I「やっぱり白い悪魔だわ」

L「?わたしなんて貧相なだけだよ」

I「あのねえ、身近にわがままボディがいるから気づきにくいかもしれないけどねえ、前にも言ったけど Lたそスレンダーでモデル体型なんだよ。それを始めたばっかりの素人に見せつけるなんて鬼か悪魔の所業だよ」

W「そりゃ自信も無くすかもしれないよねえ…」

Q「ああ~っやっぱりウチで預かって気負いも緊張も感じられなくなるほど走りこませてやれば良かった…」

I「それもどうかと…」

W「どいつもこいつも鬼畜か」

L「ヘビー級はいつもコレだから」


※※※※※

C「今日はありがと。クラッカー配ってくれて」

B「なんのなんの。これくらいしか仕事ないからね、Reve'親衛隊なんて」

A「 来てくれた子も大喜びだったね。でもあんな量のクラッカーどうしたの?」

C「浅草橋の問屋さんで安く譲ってもらった。古くなってたのが余ってたらしくて助かっちゃったよ」

B「余ったクラッカーこれしかないよ。軽く見積もって100人200発鳴らしたことになるよね」

A「後でお掃除大変とか思ってたけど最近のクラッカーって音が出るだけで後が楽」

B「今日はもうどうなるかと思ったけど、号令鳴った瞬間にわあって盛り上がって凄かった」

A「わたしたちが見ても歌い出しは硬かったもんね~」

C「後輩のアイデアなんだ。あの子たちはやれば出来るって。硬いならほぐしてあげよう、サプライズだ!って」

A「後輩って Qちゃん?」

C「そうそう」

B「親衛隊としては調べてみた。あの子中学の時は400メートルフリーで都大会に出てるね」


C「本当!?初耳!なんで水泳辞めちゃったんだろ?」

B「さあ。流石にそこまではネットには載ってないよね」

A「あなたたちに憧れたんでしょ」

B「もしくは怪我でもしたかな?あの時のわたしみたいに」

C「ご、ごめん…」

B「気にしないでよ~。そりゃあの時は落ち込んだりしたけどさ」

A「2年前、Reve'が予選で負けちゃった時二人で大泣きしたよね。あのあたりから吹っ切れたんじゃなかったけ」

B「そうだったかな?とにかくこっちはもう立ち直ってるんだからこれからも頼ンますよ?協力は惜しまないからさ!」

C「うん。雪穂にも亜里沙にも伝えとく」

A「宜しい!」

C「そろそろ行くね。本当に今日はありがとう」

B「頑張ってね」


※※※※※

雪穂「お、着替えてきたね」

C「それじゃあ、簡単にデブリ始めようか」

C「まず、1年生たち。お疲れ様。大変だったけど上手く出来てよかったね」

1年「いえ、ご迷惑をお掛けしまして…」

亜里沙「まだ言ってる。教えられたんじゃなくて自分で出来たっていうことがどれだけ凄いことなのかまるでわかってない」

P「あの、あんまり怒らないであげて下さい…」

亜里沙「い~~え、きっちり言わせてもらいます」

C「まあまあ。1年生の仕上がりが順調じゃないのはわかってた。あのサプライズはぎりぎりまで見極めてた結果なんだけど…驚いた?」

1年「はい。それはもう。ミーティングや最終ブリーフィングでもそんな話ありませんでしたし」

C「2年生の間では二つに意見が分かれてたんだよね。サポートメンバーを入れて1年生の負担を減らそうっていう案。コレが大多数だったわけだけど」

C「もう一つが Qちゃんが一所懸命主張してた3人に任せようって言う案。最終的に折衷案になったんけどその効果はお互いが主張してたものとまるっきり逆の効果になったね。後から言うのは簡単だけど今回はこれで正解かな」

1年「よくわからないんですが…」


W「え~~っとね、1年生がなんか硬かったから手伝おうって言ったのがウチ。任せようって言ったのが Qちゃん」

W「でも硬いっていうのは同意見だったからどうにかしなきゃいけない。で、ウチらがいろいろやったでしょ?お茶に誘ったりお弁当一緒に食べたり」

P「それでも好転することがなかったの…時間は迫ってくるしどうしようって」

P「そんな時 Qちゃんがじゃあ両方一緒にやろう!サプライズだ!って」

P「通して歌い切るのは出来るだろうって言われてたんだけど、硬さが原因でもし Lたそが出て行った時…」

I「かえって萎縮して何もできなくなっちゃったらどうしようっていうのが最大の懸念だったのね」

I「だから最後の最後まで見極める必要があったの。あなたたちの硬さの原因が何か。その見極め役が Qちゃん。最後まであなたたちを信じてたんだよ」

1年「 Q先輩が…」

Q「自力はあるのになんで出来ないんだろうってずっと思ってたのね。出来るって判断したのは Cパート直前。1番Bパートまでに判断するっていうのが絶対条件だったんで正直かなり焦ったよ」

亜里沙「確かにあのままじゃ硬いまま終わってた。最初からサポートメンバーがいても歌えて無かったと思う。あなたたち練習の時どういう気持だった?やらなきゃ、我慢しなきゃ、歌わなきゃ、笑わなきゃって思ってたでしょ」

亜里沙「アイドルは『なきゃ』禁止。なんで Cパート後半歌えたの?『歌わなきゃ』じゃなくて『歌おう』って思ったんじゃない?」

1年「はい。なんだか楽しくなっちゃって…」


亜里沙「それがアイドルの極意。それにあの短時間で自分で気がついてやり遂げた。凄いことなんだってば。勿論それを促したのは2年生のサプライズだけど」ナデナデ

1年「せんぱいぃぃ」

亜里沙「あ~あ亜里沙も見習わなきゃあ…」

雪穂「なきゃ禁止」

亜里沙「おおっ!」

雪穂「もしあのまま Qちゃんがゴーサイン出さなくともわたしたち3年の誰かが強引にサプライズに持って行ってたよね」

C「そうだけど今回は気負いすぎていただけだから時間が解決してたんじゃないかな?時間がないからこそのサプライズだったとは言え」

Q「せ、先輩方まさか気がついてたんですか?」

雪穂「そりゃあね。だってわたしたちの時とそっくりだったもん」

W「先輩たちはどうやって気負いを克服したんですか?気になるよ」

C「走り込みだね」

Q「ほらあああああああ!!」


亜里沙「毎日朝晩、それと部活中。走って走って吐いたなあ。辛かった…(あの頃毎日辛くてお姉ちゃんに抱きついて寝てたっけ。懐かしい)」

P「」

雪穂「海未さんがね、何も考えられないようにします、寧ろ考えることを忘れるほどシゴキますって言ってね。事実シゴカれたわけだけど(家でお姉ちゃんに泣きついたのは黙っておこう…)」

I「」

C「 C。笑顔はどうしたんですか!アイドルが白目向いてはいけません!辛ければ笑いなさい!って海未先輩に怒られた。あんな怖い顔で怒られたあとに笑えるわけないよ(帰りに万世橋の雑踏で笑顔の練習しながら泣いたっけな)」

W「」

亜里沙「わたしたちは入部した時からもう優勝は確実みたいに言われてたから、あの走り込みは今考えると理にかなってたよね。ホントに他のこと考えられなくなってたもん」

C「気負いはもとよりまわりからの期待感が凄かったんだよね。わたしはいいけど…」チラ

亜里沙「そうだね」チラ

雪穂「…」

L(そう言えばユッキー部長プレッシャーに苦しんだって言ってたな…)


Q「ちょ、ちょっと待てよ!?なんで教えてくれなかったんですか~一発解決できたのに~!」

W「鬼か。そんなに1年生に走りこみさせたいn…あ、そうか」

Q「そうだよ」

L「そうか!」

I「なるほど~!」

雪穂「?」

亜里沙「 Cポンは教えたほうがいいって言ってたけど雪穂は2年生が頼もしくて嬉しかったんだよ。だから最後まで任せようって…あっそうか」

C「そうかそうかって何よ?………?あ~!そうかあ!」

P「あ~、あ~…」察し

1年ズ「?」


C「雪穂~上着預かるよ~眼鏡も危ないよね~」

雪穂「ありがとう。でもそんなに暑くないわよ」

L「ユッキー部長!」

雪穂「改まって…何?握手?」

L「はい!わたしたちを!信じて!くれて!ありがとうございます!」ガシッ

雪穂「そんな言い方されると照れ…」

I「わたしも!握手して下さい!」ガシッ

雪穂「ええ?いいけど痛っ!強くない?」

Q「わたくしめはおみ足を!」ガシッ

W「同じく!」ガシッ

雪穂「ちょっとちょっと。あなたたち一体どうしたの?」


Q「今回のミニライブ、ユッキー部長は何をしましたっけ…」

W「上級生メンバーにも入ってませんでしたよねえ…」

雪穂「そ、それは、Cポンも一緒でしょ!」

I「ポンちゃん先輩はぁ、プラン変更の時ぃクラッカーの手配とかぁ…横断幕とかぁ…」

L「奔走してくれたんですよぉぉ…」

P(わたしの口真似が流行り始めてる…)

雪穂「だからね…あなたたちを全面的に信用してたのよ…何これ?恐いよ恐い…」

L「事態を好転させられる人が…」

Q「何もしないのも罪になるのですよ…」グイッ

W「知らないわけではありますまい?」グイッ

雪穂「ね、ね、話し合いましょう。こんなことしてもお互いに不毛だとおもうの…寝かせないで!恐いよー!」

亜里沙「折しも時刻は午後三時…」

C「フフフフ…やられてばっかりじゃ…」アゴクイッ

亜里沙「ないんですのよ…?」クビスジツツー


Q「おのおの方!存分に使命を果たされい!」

雪穂「嫌ァァァァァァッ!あはははははははは!ちょっと、あはっ、イヤッ!」

C「首筋は貰った!最終章!」

亜里沙「ええのんか?ここか?ここがええのんか?」

雪穂「ヤダッ!あはははははは!あはははははは!恐い!恐いよ!」


  富山のお姉ちゃんへ


Q「よーしよしよしよし何も恐くなんかないんだよ」

P「ごめんなさい部長。わたしこれ大好きなのぉぉ」

W「 PのドSモード発動!(ノ∀`)アチャー」

I「こうなると誰にも止められないよね(ノ∀`)アチャー」

雪穂「ハンッ!ンンッ!あはははははは!あは、あは、あはははははは!」


  大変だけど毎日楽しくやってます



L「さてそろそろ…」

雪穂「何よ!?それえ!?!?」

L「電動歯ブラシを改良した自動くすぐりマシーン。その名を『奥様のお友だち1号』です」カチッヴーン

雪穂「イヤアアアアアア!ちょっと!ちょっと!それだけはヤメて!」

L「まずは定番の脇腹から…ゆけ!1号!」

雪穂「あはははははは!ヤダヤダッ!あは、あは、うふふふふふふうふほあはははははは!」


  お姉ちゃんたちが築き上げてきたもの。しっかり繋いでいけるよ


P「部長…またアノお顔見せてぇぇ…」

雪穂「あああっあははははははははは!苦し!あははははははははは!息が!」

P「来るし?なにが来るんでしょうか…見せてくださいよぉぉ」

亜里沙「雪穂、心を解き放って?」

C「それなんかやばいんじゃね?」


雪穂「あは!あは!あは!イヤ!あははははははははは!来ちゃう!恐い~!」



  素敵な仲間に囲まれて


  わたしは幸せです




  瀕死の雪穂より




終わり


ありがとうでした






 シークレットトラック











雪穂「はーはーはーはー…も、もうダメ…」

Q「かなり耐えましたね」

雪穂「あんたたち…早く離しなさいよ…」

W「ンー…」

P「どうしようか?」

雪穂「悩んでないで!」


亜里沙「そうだねえ…(チラ)」

C「(コクリ)ひっくり返せ!!」

Q「よいしょおおお!」雪穂「いやあああ
W「よいしょおおお!」       あああああ
I「よいしょおおお!」           ああああ
L「よいしょおおお!」               !!!」

P「わぁ~倒立返しだぁ~」

亜里沙「普通は左右に裏返すよね」

C「バク転みたくひっくり返したのにパンツ見えないのか!どうなってんだこの絶対領域は」


亜里沙「雪穂の弱点は背中!ええいホック邪魔!」

Q「皇国の興亡この一戦にあり!第二次攻撃隊発進!」

W「これっくらいのおべんと箱におじぎりおじぎり」

L「オペレーション・トモダチ開始!」ヴーン

雪穂「あはははははははは!あはっは!やめろ~!めくるな!まくるな!ずらすな!はずすな~!!」

I「ごめんなさい!ここで叩き潰しておかないと後が怖いんです!マノマノ全力で行かせて貰います!」

P「まままままままい~しゃろーな」

C「太もも太もも~パリパリでプリプリ~新発売~」


雪穂「あは!あはは!もう許して!おほほほほほほほほほほほほほほ!おほ!おほ!おほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ!」

P「怪鳥キタ━━━━!!☆⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(( 。Д。)!!」
Q「怪鳥キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
W「怪鳥キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
L「怪鳥キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」つθヴーン

I「解説しよう!怪鳥とはユッキー部長がくすぐられた先に到達する謎の雄叫び状態のことである!」

亜里沙「目の毒気の毒フグの毒!胸が痛いは恋の毒!現われ出でたる雄叫びは!」

C「コカットリスかバジリスク!うつし世の物の怪の!煌めく頂点戴くは!我がアイ研高坂~!雪穂~!」

雪穂「恥ずかしいよー!おほほほほほ!おほほほほほほほほほ!もうヤメて~!1年生!助けて~!おほおほほほ!!」



1年「はい!肩甲骨の下ですか!?」

1年「それとも腰骨の上ですか!?」

1年「やっぱり王道の肋骨沿いですか~!?」

C「さっきからブラウスの中にまで手を入れていたのは1年生なのだ!」

亜里沙「もう本当にみんな Reve'の仲間だよ!」

雪穂「仲間認定してないで!た~す~け~て~~~!!」






このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom