京太郎「――――回目の告白」【安価】 (89)
京太郎「好きです! 付き合ってください!」
和「すみません。須賀君の気持ちには応えられません」
京太郎「……そうか」
和「……」
京太郎「じゃあ明日の放課後は……ファミレスでいいか? 大事な話があるんだ」
和「嫌ですよ!」
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和「何回目ですか!? 須賀君の告白!」
京太郎「今回でちょうど50回目だな」
和「よく覚えてますね!」
京太郎「そりゃあ、告白だし。忘れるわけがないだろう?」
和「いやいや。同じ人に50回も告白なんてしてたら忘れますよ」
京太郎「まあ、愛があるからな。愛が」
和「いい加減諦めてほしいんですけど……」
京太郎「えぇ……? でも好きだって気持ちは変わらないし……」
和「須賀君の気持ちが変わらないように私の気持ちも変わらないんですよ……」
京太郎「……」
和「……」
京太郎「……わかった。告白は辞める」
和「本当ですか!?」
京太郎「代わりに付き合ってくれ」
和「」パシーン
京太郎「痛い! なんで!?」
和「先ほどの会話の流れを考えてくださいよ!」
京太郎「さっきの……はっ、これは愛の鞭か!?」
和「違います!」
和「別に須賀君のことは嫌いではないですが……そろそろ嫌いになりますよ?」
京太郎「それはやめてくれ。いや、やめてください。本当に」
京太郎「明日から生きていけなくなる」
和「じゃあこれ以上は控えてください」
京太郎「……じゃあ、残り回数を決めてくれ」
和「残り回数?」
京太郎「告白する回数だ。決めたらそれ以上はもう、しない。誓うよ」
和「……ちなみに何回にするつもりですか?」
京太郎「それは、和に決めてもらって構わない。というか俺が決めたらあんまり意味がなくなると思う」
和「それじゃあ……」
コンマ安価
01~10 もちろん残り一回ですね。
11~30 じゃあ……3回、ぐらい?
31~60 ……5回。残り5回です
61~90 10回です。これなら須賀君も文句はないでしょう?
91~99 大サービスで10+4。14回まで許してあげます。
00 なに偉そうに残り回数とか言ってるんですか? そんなもの0に決まってます
11,22,33,44,55,66,77,88 ……別に、須賀君がしたい回数でいいんじゃないですか?(50回)
99 はぁ……もういいですよ。付き合えばいいんですね。ただし……
安価下
和「……10回です。それなら須賀君も後腐れがないでしょう」
京太郎「いや、俺は正直あと50回は」
和「却下です!」
告白 残10回
和の好感度:50/100 友人
京太郎「そんな話があって、残り10回しか告白できないわけだが……」
京太郎「慎重にいくべきか?」
京太郎「……いや! 俺の気持ちはだれにも止められない!」
京太郎「とにかく告白だ!」
京太郎「しかし今までのようにとりあえず告白するだけじゃあ想いは伝わらなさそうな気がする」
京太郎「うーん」
安価下2
告白する場所
安価下3
告白のセリフ(内容)
どちらも同時にコンマ安価をとります。
場所コンマ安価
00~50 倍率×1
50~70 倍率×2
71~90 倍率×3
91~99 倍率×4
00 倍率×0
その他ぞろ目 倍率×5
告白のセリフ(内容)
00~40 失敗(好感度3ダウン)
41~70 普通(好感度1アップ)
70~90 成功(好感度3アップ)
91~99 大成功(好感度5アップ)
00 大失敗(ゲームオーバー)
その他ぞろ目 超成功(好感度10アップ)
告白の内容があまりにも良かったりひどかったりした場合は普通が失敗になったり成功になるかもしれません。
好感度が100を超えたらクリアです。
告白の内容がひどいって例えばおもちに一目ぼれしたとかそういうの?
成功3アップ倍率×5=15アップ
和「教室……確か何回かここで告白されてますね」
京太郎「これで5回目だな」
和「それも覚えてるんですね」
京太郎「そりゃもちろん」
和「内容は……全部『好きだ!』の一言でしたけど」
京太郎「和……覚えてくれてるなんて、もしかして」
和「全部一緒ですからね。覚えてるとかいう以前の問題です」
京太郎「好きだからな」
和「……でも、最初から好きだったわけではないですよね」
京太郎「いや、最初から好きだったぞ」
和「そうですか。じゃあそろそろ帰ります」
京太郎「あぁ待ってくれ!」
京太郎「確かに最初から好きだった! でも今はそれ以上に好きなんだ!」
和「……どうして?」
京太郎「和の……麻雀に対する姿勢っていうのかな」
京太郎「俺はさ、最初に麻雀部に入部したときは、別にそんな真剣な気持ちじゃなかったんだ」
京太郎「和がいるから入ろう。そんな不純な動機だった」
和「……」
京太郎「でも、変わったんだ」
京太郎「本気で麻雀をして、勝ったら喜んで、負けたら悔しがる」
京太郎「手加減されたら怒るし、弱気になったら励まして」
京太郎「麻雀を好きでもない人に負けたのが悔しいって話を聞いた時、すごく感動したんだ」
京太郎「自分のハンドボール部の時と重なってさ」
京太郎「俺も、そんな風に考えてたなって。そんな風に考えてる人が俺以外にもいたんだって」
京太郎「……最初はただ可愛いなって思ってただけかもしれない」
京太郎「でもいつも全力で麻雀をする和を見て、あぁ、かっこいいなって」
京太郎「俺もこんな風に打てるようになろうって思って」
京太郎「そうしたら、ずっと和を見るようになって」
京太郎「見れば見るほどまたそのかっこよさに惹かれていって」
京太郎「どんどん好きになっていった」
京太郎「気持ちを抑えきれなくなった。好きだって、言いたくなった」
京太郎「あー……ごめん。いろいろまとまってないと思うけど、とにかく憧れてるし尊敬してる」
京太郎「可愛くてかっこいい……」
京太郎「……そんな原村和が、大好きです」
和「……まあ、今までと比べたらましですね」
京太郎「えぇ!? その程度なの!?」
和「えぇ、その程度です」
京太郎「そんなぁ……必死に考えたのに……」
和「この調子なら、残り9回の告白も嫌じゃないなって思いましたよ」
京太郎「マジか! 急いでどうやって告白するか考えてくる!」
和「――――でも、部活にきちんと出ない人は嫌いになりますね」
京太郎「間違えた! 部活にいってくる!」
和の好感度65/100 良き友人
場所安価下2
告白のセリフ(内容)安価下3
同時に先ほどと同じコンマ安価もとります。
>>20 それぐらいなら大丈夫だと思います
京太郎「おはよう和!」
和「おはようございます。須賀君」
京太郎「今日も登校中に和に会えるなんて、偶然ってすごいな!」
和「待ち構えていたの見えてましたけど」
京太郎「気のせいだ!」
和「気のせいですか」ジー
京太郎「……」
和「……」ジー
京太郎「……そ、そんなに見つめられると照れるぜ」
和「違いますけどね」
京太郎「もしかして……その、嫌だったか?」
和「別に、須賀君と一緒に登校するのはそれほど嫌ではないですけど」
和(他の人に勘違いされたりするんですよね……特に最近は)
和(所構わず須賀君が告白してくるせいでしょうけど)
京太郎「そうか、良かった」
和「告白は気にしないのに、そういうところは気にするんですね」
京太郎「愛が抑えきれないからな。それに和も嫌がってないだろう?」
和「……最初のほうは結構本気で嫌がってましけどね」
京太郎「え!?」
京太郎「マジかよ……俺の調べた情報だと告白されて嬉しくない人はいないはずなのに……」
和「それは多分一回目だけの話ですよ……何回もされたら嫌にもなります」
京太郎「ん? でも最初のほうってことは、最近はそんなに嫌じゃないのか!」
和「嫌じゃなくなったというよりは、半分慣れ、半分諦めてたって感じですね」
京太郎「でも、なんだかんだで無くなったらさみしくなるぜ! きっと!」
和「そんなオカルトはありえません」
京太郎「えー……」ガーン
和「そもそも私は」
ガッ
和「―――――えっ?」フラッ
京太郎「―――っ!」
京太郎(つまずいて転びそうだ! くそっ! 誰だあんなところに空き缶捨てたやつ!)
京太郎「うおおおおおおおお!!」ズサササー
京太郎(ジャンピングスライディングうううううう!!)
京太郎(間に合え……! 間に合え……!)
京太郎(……これ、助けたあとにかっこいいセリフで告白したら吊り橋効果でいけるんじゃないか?)
和「っと。危なかったです」トットット
京太郎(いける! いけるぞ俺!)
京太郎(ってまずい! セリフを考えてない!)
京太郎(どうする! どんな言葉がいい!?)
和「……? そんなところでどうしたんですか? ズボンの裾、破れてますよ?」
京太郎(……これだ! これしかない!)
京太郎「今だけじゃなく、これからも隣で支えさせてくれないか」
和「……はい?」
京太郎「えっ」
和「…………」
京太郎「…………」
和「えーっと、とりあえず。ごめんなさい」
京太郎「あ、はい」
倍率×1好感度×1=1アップ
残り告白回数8
安価下2告白する場所
安価下3告白の台詞(内容)
同時にコンマ
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