とある日、休憩時のスタジオで……
杉田「ふふふ~ん♪」
中村「あれ、杉田の奴えらく上機嫌だな」
マフィア梶田「杉田さん、何かあったんですか?」
杉田「いやあれだよ、このあとちょっとお楽しみがあってな」
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マフィア梶田「え、お楽しみですか!?何があるんですか、凄く気になりますよ」ニヤニヤ
杉田「教えるわけないだろ。というわけで今夜は俺さっさと帰るから、俺の部屋に来るなよ」
中村「ああ、わかったけど…」シュン
そして収録が終わり……、
杉田「お疲れ様でしたーーー!!」
スタスタ
中村「あ、杉田の奴本当に急いで帰ったぞ」
マフィア梶田「杉田さんの用事、一体何なんですかね?」
そして夜、杉田の家にて……
ピンポーン
宅配便「杉田さん、お届け物です〜〜!」
杉田「キタコレッ!!」
杉田「無事に届いたぞ。ネットの裏オークションで高い金を叩いて買った『人気声優 早見沙織が入った後の風呂の残り湯』が!!」ババン
杉田「2L分を3本も購入したからおかげで今月は虚しいことになるけど、これを手に入れられたのだからよしとしよう!」
杉田「さて、さっそく箱から取り出そうか」ガサゴソ
杉田「おおーーーー!!」
杉田「これがはやみんのお風呂の残り湯かぉ………/// ふつくしい……、神々しく光に反射してキラキラとする半透明の液体、お風呂の残り湯ってだけあってちょっと濁ってて沈殿物が混ざってるのが良いね」
杉田「はやみんって、お風呂のときは身体のどこから洗うのかな……///」
ポッ
杉田「おっと、いけないいけない。こんなことをしている場合じゃなかった。さっそくこの聖水を使って、カップ麺を作らなければ! 今日はこの時のために昼も何も食べなかったからな」
杉田「よし、まずはこのはやみん水を沸騰させて………」
prprpr………
杉田「こんな時に着信が、一体誰からだ?」
ポチッ
悠木碧『あ、もしもし杉田さん、お疲れ様で〜す!』
杉田「悠木さん!?こんな時間に一体何?」
悠木『えっと………うふふ、この間録音してくれた杉田さんと中村さんの絡みの続きを………グヘヘヘ///』
杉田「…………一人でぶっちっぱしてろぉぉーーー!!」
ガチャンッ、プープープー………
杉田「全く、こんな忙しい時に電話してくるなんて………」イラッ
杉田「さて、気を取り直して。この時のためにコンビニでカップ麺たくさん買ってきたんだけど、どれにしようかな〜〜」
杉田「お風呂のお湯ということは、はやみんのお肌から流れ出た汗や老廃物でしょっぱさがあるだろうからしょうゆ味はないな。かといって塩味を選んだとしてもおしっこの酸味が混じってるだろうし………悩むなあま」ウーン…
prprpr…
杉田「また電話、今度は一体なんだ……」
ガチャ
悠木『グヘヘヘ……味噌味がいいと思いますよ』ニタニタ
杉田「なんで知ってんだよぉーーーーーッ!!」
ガチャンッ、プープープー………
杉田「怖い、Y.aoi怖いよ……」ガタガタ
杉田「さて、気を取り直してと。携帯の電源も切ったし、部屋に仕掛けられたし、改めてラーメンを選ぼうか」
杉田「そうだな………消去法になるけど、この味噌味の麺にするか。味噌の濃厚な味がはやみん水をマッチして、きっと美味しく仕上がるははずだぞ!」
prprpr…
杉田「…………………」
ガチャッ
悠木『ハァハァ………す、杉田さん////』
ガチャンッ、プープープー………
杉田「ち、違うんだからね!!別に…悠木さんに言われたから味噌味にしたとかじゃないんだからね!!」
杉田「さてと、はやみん水も沸騰させたし、あとはこれをラーメンに入れて待つだけと……」
杉田「ん、よく見るとこのラーメン3分間じゃなくて5分間じゃないかッ!! 意外と時間かかるな」
杉田「そうだ、待っている間ニコニコ動画にアップされてるいぬぼくのイベントの時の花澤さんとの絡みの動画を観よう」
カタカタ、ポチ!
杉田『花澤さん椅子いる?俺椅子になろうか?』
花澤『ちょ、杉田さんーーーーーッ///』
杉田「いやぁ〜〜、この時の花澤さんの絶叫具合は最高だな///」
ピピピピ…ピピピピ!
杉田「お、セットしていたタイマーがなったぞ。お腹も空いたし、さっそくいただくか!!」
杉田「はやみんの入った後の風呂の残り湯で作った味噌ラーメン、いただきまぁーーーす!!」
ズルズル、モグモグモグ…
杉田「はぁぁぁ…………はやみん///」
杉田「なんて濃厚な味なんだ。それでいてしつこくなくなめらかなスープの味は、はやみんのクセになりそうでそれでいて清涼感のあるあの綺麗な声を彷彿とさせるぞ!」
ズルズル……
杉田「ふぅ…………あまりの美味しさにあっという間に食べちゃったな」
杉田「今日はこのラーメン意外何も食べなかったから、一つだけでは満腹にならないな。もう一つ食べちゃおうかな」
こうして杉田は、はやみん水を使ってカップ麺をたくさん作って食べ続けた
次の日、
杉田「くそ、昨日調子に乗ってカップ麺を作り過ぎたせいだ、はやみん水を半分くらい使ってしまったぞ!」
杉田「はぁ………はやみん水自体貴重な白のだし、次はいつ手に入るなわからない。それに値段だって高いしな」
杉田「はぁ………しかもこんな日に限ってオフになるし。中村は仕事だったよな。たまには一人でぶらぶらしてみるか」トコトコ
そして杉田は街中へ……、
杉田「ゲームセンターにでも行こうかな〜」テクテクッ
謎の老婆「いらっしゃいませ」
杉田「うわッ、びっくりしたぁ〜。こんな路地で露店?」
老婆「………………」
杉田「おばあさん、こんなところで一体何をしてるんですか?」
老婆「………………」
杉田「なんだこのおばあさん、こんな人だな…………ん、これは?」
"使えない椅子 売ります"
杉田「使えない椅子………おばあさん、この使えない椅子って一体なんですか?」
老婆「はい、"使えない"という意味でございます」
杉田「いや、だからその"使えない"ってどういう意味なんですか?」
老婆「それは、お買いになった方だけがわかるのでございます」
杉田「一体なんなんだ、このおばあさんは……」
杉田(でもなんだろう、この椅子が異様に気になってしまうのは………)
杉田「おばあさん、この椅子っていくらですか?」
老婆「はい、1000円でございます」
杉田「え、それって凄く安いんじゃ!!」
杉田(たった1000円だなんて怪しいけれど、でもこのおばあさんの商品が気になる…………よし!!)
杉田「おばあさん、この椅子買います。はい1000円」っ
老婆「はい、お買い上げありがとうございます」
その日の夜……、
杉田「さてと、買ったわいいけどこの椅子、一体どうすればいいんだろう?椅子だし、やっぱり座るのかな……」
prprpr……!
杉田「お、マネージャーから電話だ」
ガチャ
マネージャー「あ、お疲れ様です杉田さん。この間受けたオーデションで杉田さんの役が決まりましたよ」
杉田「お、何の役?」
マネージャー「杉田さんの役は、早見沙織さんが演じるヒロインの女の子のお兄さんの役です」
杉田「キタコレーーーーーーッ!!!」
杉田「すごい、さっそくいいことがあったぞ! これもこの椅子のおかげなのかッ!?」
後日、
杉田「今日は収録ではやみんと二人になる………やばいぞ、なんだなとても緊張してきたぞ!!」
早見「あ、杉田さんおはようございます〜」
杉田「おッ、おはようございます早見さん」
杉田(やばいぞ、とてもprprしたいぞ……////)
早見「今日はさっきも別の作品の収録があったので、疲れちゃいました。あはは」
杉田「なんだって、ならば早見さんッ!!」
早見「は、はいっ?」
杉田「僕がはやみんの椅子になるよッ!!」キリッ
早見「……………………えッ!?」
そう、使えない椅子の「使えない」とは、椅子に座る必要がなくなる。または人のために椅子を用意する必要がなくなるという意味だったのだ。
何故なら、杉田自身が早見沙織の椅子となるからである。
こうして杉田は、その生涯を早見沙織の椅子として過ごすこととなった。
後日、
スタッフ「それでは早見さん、打ち合わせを始めましょうか」
早見「はい、よろしくお願いします」
スタッフ「あの……その前に早見さん?」
早見「はい、なんですか?」
スタッフ「早見さんが腰をかけてるそれは………?」
杉田椅子「ハァハァ………はやみんのお尻と太ももがぁ////」
早見「これですか?うふふ………私専用の椅子です」ニコッ
END
椅子じゃないけどこの元ネタみたことあるわなんだっけな
>>16
ストーリーランド?
>>26
ストーリーランド?
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