小鳥「玲音…ってあの玲音ですか?」
P「他にどの玲音がいるんですか。ほら、去年全く見かけなかったでしょ」
小鳥「あっ、そういえば玲音のニュース聞いてませんね…その代わり去年は346プロの話題で持ちきりでしたね」
P「ええ、そのせいで影で埋もれたか、それとも…」
小鳥「それとも…?」
P「いや、なんでもないです」
>>2「玲音ならこの前街で見かけました」
P「なんだって!?それは本当かい!?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453514494
あずさ
あずさ「はい、この前偶然見かけました~」
P「本当に本人だったんですか?」
あずさ「はい、前に私服の玲音さんに偶然声をかけられたことがあって…」
あずさ「その時と同じ私服を着ていたので間違いないと思います」
P「それで玲音はどこへ行ったかわかりますか?」
あずさ「いえ、流石にそこまでは…」
P「そうですか…」
P(う~ん…、気になる。玲音は一体どこへ行こうとしていたのか…)
あずさ「あの~…、もしよろしかったら私が玲音さんが何をしていたのか探ってみてもいいでしょうか?」
P・小鳥「えっ!?」ビクッ!
あずさ「プロデューサーさんも何か気にしているようですし、彼女も私に気づかないくらい早歩きで行ってたので」
あずさ「それに私も彼女と最後にあったライブ以降、全くあっていませんでしたし、あって少しお話とかしたいと思って…」
P「うっ…う~ん」
P(確かに玲音が何をしているのかは気になる…。それはここにいる全員がそうだろう)
P(だがだからと言ってあずささんを玲音の尾行を任せるわけには行かない、どうせ途中で迷うに決まっている!)
P(自分のアイドルを信用しないプロデューサーがどこにいる!と誰かに怒られそうだがあずささんのことを知っている俺が言うからこそこう断言できる!)
P(しかし玲音を実際に目撃しているのはあずささんだけ…、そうなると残された手段はこれだ)
P「よし、それじゃああずささん。玲音のことをお願いします」
あずさ「わかりました~」
P「ただし、↓2を付き添いとして同行させます。一人だけだと何かと不便ですからね」
あずさ「それなら心強いです」
P「それじゃあ響、あずささんのことをよろしく頼むぞ」
あずさ「頼りにしてるわよ響ちゃん」
響「なんくるないさー!自分がいれば百人力だぞ!」
P「じゃあお願いします、何かあったら電話してください」
あずさ「わかりました」
響(玲音のことは自分も気になるからな、何度かあっているけど未だによくわからないやつだった)
響(だからこの機会で玲音の秘密を暴いてみせるぞ!)ドン!
ハム蔵「ヂュイ!」
響「お前もやる気だなハム蔵、3人でかかれば不可能なんてないさー!」
P「響、気合入れるのはいいがあずささんもう行ったぞ」
アラアラー
響「ええ!?ちょ、ちょっと待ってよあずささん!置いてかないでほしいぞ!」タタタッ
ー街ー
わいわい ガヤガヤ
響「本当にここで玲音を見かけたのか?」コソコソ
あずさ「ええ、間違いないわ。あの後何度もここで見ているから」コソコソ
響「何度もって…そんなに見ているのに玲音はあずささんのこと気づかなかったのか?」
あずさ「目が合うこともなかったわ、変ねぇ…私ってそんなに目立たない格好していたのかしら?」
響「まあ少なくとも今は目立たない方がいいと思うぞ、バレると全部台無しさー」
響(何度もあっているのに目が合うことすらなかった…それって本当に玲音なのか?それとも何か考え事でも?)
あずさ「それもそうね…あら?」
響「どうしたんだ?」
あずさ「ほら!あそこ!」
響「え?」クルッ
玲音「…」スタスタ
あずさ「ほら!あれよ!いつもと同じ恰好!間違いないわ!」
響「あ、あれが玲音?」
あずさ「何言っているのよ響ちゃん!響ちゃんも何度もあっているでしょ?」
響「そ、それはそうだけど…」
響(あれが玲音だとしたら…玲音の私服って↓2だったのか…想像つかなかったぞ…)
響(ジーンズとTシャツ…なんてラフな格好なんだ!)
響(もっとオシャレに着込んだりコート着たりアクセサリー身につけたりすると思ったのに)
響(ステージの派手な衣装のイメージが強すぎてこんな目立たない服を着ていたなんて…)
響(…てかいくらなんでも地味過ぎるぞ、あんな恰好しているの自分が知っている限りでは休日のプロデューサーくらいしか見たことないぞ)
ハム蔵「ヂュイィ……」
玲音「…」スタスタ
あずさ「あっ!急に早歩きになったわ!追いかけないと!」タッ
響「ああ!」タッ
響(うぅ…あんな格好だと目立たなくて回りに溶け込んで途中で見失うぞ…)
響(まさか玲音のやつ…そこまで考えて…)
響「とか言っているうちに見失ったぞもう!」
響「ああもう…まわりが人だらけでどこに誰がいるか全く分からないぞ!」ムシャクシャ
響「あずささん、どこに行ったかわかるか?」
あずさ「ハァ…ハァ…えっとぉ…」
玲音「…」ウィーン
あずさ「あ!あっちよ!あの建物に入って行ったわ!」
響「よし!」タタッ!
ー建物ー
響「ここが玲音が入って行った建物…」
ハム蔵「ヂュイ…」
響「こ…」ゴゴゴ
響「ここは…………」ゴゴゴゴゴゴ
響「↓2!!!!!」
響「特撮の撮影所!」
響「前にヒーローもので出演したときに自分が使った撮影所だ!」
響「玲音のやつ…まさかそこでヒロインか怪人の役をしていたのか?」
あずさ「ふぅ…やっと追いついたわ…あら?ここは?」
響「ここは特撮の撮影所だぞ」
あずさ「あら、ここで東◯の番組が作られているのね」
響「ああ、それで玲音はその中に入っていったんだ」
響「考えても仕方ない、後をついていくぞ!」ダッ!
あずさ「ええ」
ウィーン
社員「いらっしゃいませー」
響「あのー」
社員「あら?あなたは765プロのアイドルのみなさんじゃないですか?」
あずさ「あらら~、わかっちゃいましたか?」
響「あっ、その節はどうも」
社員「今回はどのような要件で?」
あずさ「さっきTシャツとジーンズの恰好をした女性が来ませんでしたか?」
社員「ええ、つい先ほど」
響「彼女はいまどこに?」
社員「はい、彼女なら↓2」
社員「今、仮○ライダーの撮影が始まったところですよ」
響「か…◯面ライダーだって!?」
社員「ええ、彼女はそこである役を行っているんです」
社員「まあネタバレになるのでそれ以上のことは言えませんけど」
あずさ「仮面ラ◯ダーのことは…ちょっとわからないわね」
響(仮面ライダ◯の撮影…つまり今玲音のいるところに行けば今後の展開がわかるということ…)
響(玲音の秘密とゴー◯トのネタバレが同時にわかるなんてなんておいしい展開なんだ!これは見るしかないぞ)
響「じ、自分も見学してもいいか?」
社員「はい、監督も765プロのアイドルのファンなのできっと来たら喜ぶと思いますよ!」
響「そ、そうか!ありがとな!ほら行くぞあずささん!」
あずさ「ええ」
社員「場所はそこをまっすぐ行って外に出て左ですよ」
響「わかったぞ!」
ガチャ
響「ここでいいのかな?」コソコソ
あずさ「あら~、今まさに撮影中みたいね」
響「…!?あれは…」
藤◯弘、「私はこの力で…人間のために戦おう」
藤◯弘、「正義の心がいる限り…仮面ライ◯ーは不滅だ!」
響(藤岡◯、!?しかもあれはタイフーン?ということはあれは本郷猛!?)
響(なんてことだ!ゴース◯かと思ったらまさに映画の撮影の真っ最中だったぞ!)ハァハァ
響(こんなところで春映画の撮影が見られるなんて…夢みたいだ!)ハァハァ
響「今までは期待はずれだったけど今度の今度だけは期待できる!なんせあの藤岡◯、がいるからな!」
響「はっ、そうだ!玲音は?」
あずさ「あそこみたいね」
玲音「~~~~!」
響「あ、本当だ!玲音は↓2をしていたのか」
玲音「お前の好きにはさせないぞ!」
響「あんな仮面ライダー見たことないぞ!」
響「ってか玲音ってスーツアクターとライダー役を同時に演じているのか、すごいな。自分やったことあるけど視界悪いし動きにくいのに」
◯村「あれはまだ秘密にしているオリジナル仮面ライダーなんだ」
響「あっ、米◯さん」
あずさ「知ってる人?」コソコソ
響「特撮界では知らない人はいないぞ、アニメではアンパ◯マンやポ◯モン、プリ◯ュアをに子供が置いてけぼりになるような展開を作り…」
響「特撮では第一期平成ライダーを白◯と一緒に賛否分かれる脚本を多く作った大元でBPOで問題となったディ◯イドを作ってからは映画しか作らなくなったんだ」
あずさ「そうなの、よくわからないけどすごい人なのね」
米◯「まさか765プロのアイドル方が来てくれるなんて、少々驚きましたよ」
米◯「連絡があったらお持て成しとかしてあげられたのに」
響「ごめんなさい…、唐突に尋ねたりして…」
米◯「別にいいよ、来てくれたら来てくれたでモチベーションがあがるというものだ」
あずさ「でもなんで玲音さんがここに?」
米◯「実はトップアイドルで有名な彼女をどうしても仮面ライダーに出演させたくてね」
米◯「私がどうかオファーしてくれるように頼んだらOKを貰ってくれたんだ」
米◯「『ヒーローものは始めて出演するけど妥協はしない、やるからには本気をやる』って言ってくれたんだ」
米◯「それで早速映画に取り掛かっているんだけど、彼女の本気と熱意はすごいよ!本気って言ってたけどまさかスーツアクターまでやるなんて」
米◯「まさに天才だね、彼女は。アイドルの仕事を削ってまでやってくれるなんて、こっちも本気で取り組まないと彼女に舐められるね」
響「道理で今まで全く玲音のニュースが聞かなかったわけか」
ハム蔵「ヂュイ」
米◯「彼女のことはまだ公には話してないんだ、シークレットゲストとしてですからね」
米◯「だから、彼女のことは内密にしてほしいのですが?」
響「もちろんだ!自分とっても口が固いからな、このことは秘密にしておくぞ!」
ハム蔵(どの口で言うんだどの口で…)
あずさ「ええ、秘密にしますね」
響「!?」
ハム蔵「ヂュイ?(どうしたんだ?)」
響「玲音が…仮面ライダー玲音(仮)が…!」
米◯「ああ、今まさに↓2と戦っているところだね、すごいアクションだろ?」
米◯「とても初めてとは思えないよ、永◯さんも褒めてたね」
猫又怪人「ギャアアアアアア!!!」
玲音「どうだ!この世に悪がいる限りヒーローは不滅だ!」
藤岡◯、「その意気だぞ!」
響「…」
あずさ「あら~、息ぴったりね」
米◯「彼女の起用は正しかったようだ、これで今度こそ業績No.1を目指せるぞ」
響(あの怪人…確か◯ン◯ンジャーの妖怪…なんで仮面◯イダーの映画に?)
響(まさか!?性懲りもなく財団Bの命令でまた戦隊を無理やりねじ込むつもりなのか!?)
響(またこいつは同じ過ちを繰り返そうとしているのか!?)
響「…」プルプル
金◯「はいカット、文句なしだったよ!完璧だね!」
玲音「ありがとうございます」
金◯「最近取り直しが全くなくて逆に不安になるよ、出来が良すぎる」
藤岡◯、「うん、実に見事な出来だったよ」
玲音「そう言っていただけると受けた甲斐がありましたね」
響「…」プルプル
あずさ「どうしたの響ちゃん?」
響「ふっ…」
響「ふざけるなァ!!!」
一同「!?」ビクッ!
響「また何度も同じ過ちを繰り返すのか!また大勢のヒーローがエクストラみたいになって技を披露するだけの映画を作るつもりか!」
響「ああそうだった!米◯白◯金◯のビッグ3という時点で何も期待できないんだったなそうだったなァ!!!」
米◯「!?」
玲音「我那覇?三浦?」
あずさ「ひ、響ちゃん、どうしたの…?」
響「もう我慢の限界だ!ディケ◯ドで切れたけど今回でまた切れたぞ!」
響「米◯!なんで春映画の業績がだんだん落ちていくのか知っているか?」
米◯「ど、どうしたんだい急に…?」
響「よく考えればレッツゴーの頃から全くかわってないな、映画の内容も全部同じ」
響「展開も歴史改変と別のヒーロー、つまり戦隊との戦い、おまけにメタルヒーロー」
響「しかも結局最後はお約束となった実は全部演技でした!とか洗脳されてませんでしたとかばっか!」
響「こんな展開ばっかじゃ流石に見飽きるに決まっているぞ!」
響「大人もソッポ向かれているし子供も妖怪ウ◯ッチに夢中でそれどころじゃないしな!」
響「あっ、だから戦隊ライダーどっちもお化けがテーマだったのか、納得」
米◯「な、何がいいたいんだ?」
響「せめて脚本が三◯や◯川だったら何か変わっていただろうに…そんないつまでも同じ脚本や監督ばっか使っていたら展開も同じになるな」
響「今回の映画も一号が主役といいながらもどうせオールライダーや戦隊をねじ込むつもりなんだろ!」
米◯「そ、それの何がいけないんだ?たくさんヒーローが登場したほうがヒーローの名前とかも覚えてもらって商品もバンバン売れるだろ…?」
響「それは白◯の入れ知恵か?それがデ◯ケイドがアレになった原因だろ、無理やりアマ◯ンや◯ン◯ンジャーねじ込んで…仮面ライダークウキや剣◯の苦渋のコメントは今でも忘れられないぞ」
米◯「ぐぅ…」
響「そもそもヒーロー同士が戦う理由に説得力がなさすぎる、ただ気にいらないとか邪魔だとか敵を欺くためとかそんなくだらない理由だろ」
響「互いの異なった信念を貫くために戦うとか、どちらかの世界が消えるとかならまだわかるぞ」
藤岡◯、「ふむぅ…」
玲音(なんかここまで熱く語っている我那覇は久しぶりに見た気がする…特撮ファンだったのか?)
響「でも誰もそんなワンパターンな展開なんて望んでないぞ、ヒーローなら最初から共闘しろよ」
米◯「ぐぅ…」
藤岡◯、「確かに正義のヒーロー同士が潰し合いなど、最初から疑問に思っていたな」
米◯「藤岡さん!?」
藤岡◯、「仮面ラ◯ダーの名称はヒーローの称号そのものだ、だがそんな正義のヒーロー同士がくだらない理由で戦うなんておかしすぎる」
藤岡◯、「商品展開の都合上どうしてもやるという必要はないだろ、そのための怪人がいるじゃないか」
米◯「ぐ…」
響「そしてそれが無くなったと思えば今度は戦隊をねじ込むなんて…何考えているんだ?」
響「尺が短くなったりするのに無理して入れる必要があるか?しかも少ない出番なのになんでライダーの敵の切り札を倒す役を毎回与えられるんだ?」
響「どっちが主役か分からないじゃないか、しかもこれじゃあライダーはでかい相手には無力だって言っているみたいなものだぞ」
米◯「………」
響「知っているだろ、アンタ自身のネット上の評価」
響「ボロクソいわれまくっているのによく続けられるな、白◯の命令か、好きでやっているのかわからないけど…」
響「もう無理やり戦隊とか入れたりヒーロー同士が潰し合いしたりするんじゃなくて、仮面ラ◯ダー4号やMEGAMAXのような脚本を作ってほしいんだ」
響「特撮ファンから好かれる脚本家を目指せるように違った展開を考えてほしいぞ」
米◯「…↓3」
米◯「大人の喜ぶ仮面◯イダー…」
響「そうだぞ、視聴者の層を考えると今のちびっ子たちの親はクウガかアギト世代だ」
米◯「それならば原点に立ち返ろう、ク○ガのオマージュを3人のライダーが行うようにするのはどうだ?」
響「おお、それはいい考えだぞ!突如現れたゲームと称する殺人を繰り返す怪人を倒すために3人のライダーが立ち向かう…って…」
響「それ普通にク◯ガの映画作った方がよくないか?」
米◯「うっ!」
響「今でも望んでいる層いると思うぞ」
米◯「いやしかし…現行ライダーの宣伝を行うためにも…」
響「また宣伝か!今度はどんなシフトカーやアイコンを売るつもりだ!一条アイコンか?それともダグバアイコンか?」
米◯「ふぇぇ…」
あずさ「ちょっと響ちゃん!ほら、脚本家さん困っているみたいじゃないの」
響「でも…!」
あずさ「それにほら、さっきから撮影の邪魔ばかりしているから…そろそろ御暇しないと」
あずさ「玲音さんが何をやっているのかもうわかったじゃない、早く帰りましょ?」
響「…」
米◯「うぅ……」ジワッ
響「…まあ、今春映画を作っている最中だし、だいぶ反省したようだし…」
響「自分たちはそろそろ帰るぞ、目的も果たしたし、これ以上いたら迷惑になるからな」
響「邪魔してごめんなさい…それじゃあな」
玲音「ああ、またね、我那覇」
藤岡◯、「君の熱い熱意、しっかり心に届いたよ」
響「そ、そうか///えへへ!」
あずさ「それじゃあ私たちはこれで」
玲音「三浦もまたね」
米◯「うぅ……」
響「ふぅ…なんか急にマラソンをダッシュでやったような疲れがでたぞ」
あずさ「熱かったものねあの時の響ちゃん」
響「ああ!!!」
あずさ「ど、どうしたの!?」ビクッ!
響「藤岡◯、のサイン貰うの忘れた!せっかく会えたのに!」
あずさ「あ、あらあら~…」
響「うぅ…せっかく会えたのに…はぁ…」
あずさ「まあまあ、元気出して、ね?」
ハム蔵「ヂュイ」
響「はぁ…仕方ない、次の機会にとっておくぞ…」
あずさ「さあ、事務所に戻りましょ、みんなが待っているわ」
響「うん…」
しばらくして
↓3「はぁ………」
1.響たち
2.玲音
3.米◯
玲音「お疲れさまでした」
藤岡◯、「お疲れさん」
米◯「うぅっ…」
金◯「泣くなって、後で白◯さん誘って飲みに行こうぜ」
米◯「うん…」
玲音「それじゃあこれで」
金◯「ああ、今後もよろしく」
玲音「はぁ………」
玲音「商売のためにヒーローを出汁にしている…かぁ…」
玲音「まるでアイドルと変わらないな、文字通り客寄せパンダだよ」
玲音「あんなこと聞かれたら、なんかモチベーション下がるなぁ」
玲音「おっと、いけない感傷に浸っちゃ演技も歌もダメになる」
玲音「モチベーションあげるためにも↓2をしよう」
玲音「765プロの視察でもしよう」
玲音「アタシもアタシなりでモチベーションをあげることがあるけど、あの子たちは一体どうやってやる気を出しているのかも気になる」
玲音「一度彼女達のところへ行って様子を見るとしようか」
玲音「でも急に言ったらびっくりするだろうな、普段の彼女達が見れない」
玲音「そうだ!↓2だ、これなら普段の彼女達が見れるね」
玲音「この着ぐるみに入ってフィギュアとして送ってもらえばきっと彼女達も飾ってくれるね」
玲音「アタシが来た着ぐるみはもう我那覇たちに見られたから無理だけどこれならまだ見られてないから大丈夫だ」
玲音「さて、後は適当に手続きをしてっと…」
玲音「ふふふ♪楽しみだなぁ、みんなが驚く姿♪」
数日後
タクハイビンデース
ハーイ
ガチャ
小鳥「ちょ…ちょっと誰か手伝ってください!結構重くて…」ガクガク
P「な、なんですかその大きい箱!?」
小鳥「わかりません、一体何なのか…」
響「でかっ!自分より遥に大きいぞ!」
春香「呼んだ?」
P「呼んでない」
P「ふぅ…なんとか運べたな」
小鳥「中身は何でしょうね?」
響「開けてみるぞ」
ガサゴソ ビリビリビリ
ブチイイイイイイイイイ!!!
響「…こ、これは!」ゴゴゴゴゴ
P「おい嘘だろ…!」ゴゴゴゴゴ
小鳥「え?どうかしたんですか?」
P・響「これは………仮面ライ◯ーBLACK ◯X!!!」
小鳥「ぶ…ぶらっくあ◯る◯っくす?」
響「昭和平成双方から根強いファンがいる今でも人気のライダー…それがどうしてここに…」
P「ご丁寧にリボルケイン持って一欠のポーズしてるぞ、フィギュアか?にしてもよく作り込んでるなぁ」
P「小鳥さん、差出人は?」
小鳥「ええ、どうやら財団Bからだそうです」
P「財団Bか…彼ら守銭奴の考えることわからないがせっかくくれたんだからありがたく飾らせてもらうか」
響「ああ!出かける前にRXが見守ってくれるなんてやる気が100倍になるさー!」
玲音「ふふふ、潜入成功だね」
玲音「オーバーランクなアタシはどんなことでもオーバーランク」
玲音「まさか人が…しかもアタシが入っているなんて誰も予想してないだろうね」
玲音「映画の撮影もアタシがでるところは全部やったし、後はゆっくり彼女達を観察することにするよ」
玲音「しかしここ暑いな、それにちょっと蒸れる…」ムワァ
P「置くところはここでいいか?」
響「ここなら入ってすぐに見れるからばっちりだぞ!」
P「よし、それじゃあ運ぶか」ガタッ
P「うぉっ、かなり重いなぁ。運びきれるかな?」
玲音「…」イラッ
ツルッ
P「うぉっ!」
ドン!
玲音「ぐぅ!」
響「プロデューサー!何しているんだ!壊れたらどうするんだ!」
P「す、すまん、つい重くて…」
P「…今一瞬しゃべらなかったかこれ?」
玲音「!?」ドキッ!
響「はぁ?何言っているんだ?人形が喋るわけないだろありえないぞ」
P「そ、そうだな…気のせいか」
響「ほら早く運ぶぞ、手伝うから」
P「ああ、わかった」
玲音「ホッ…」
P「ふぅ、これでよしっと」ドン
P「どうだ、いい感じか?」
響「ああ、なんくるない、完璧さー!」
P「よし、これで何があってもヒーローが守ってくれるから安心だな」
響「しかも相手はRXだぞ!961プロだろうと何だろうと負ける気はしないぞ!」
P「はは!確かにそうだな」
小鳥「二人共、話の最中悪いですけどそろそろ仕事の時間ですよ」
P「あ、そういえば今日予定あったな、よし、行くぞ響」
響「わかった、それじゃあまたなRX。見守ってくれよな」
バタン
玲音「………」
小鳥「ふわぁ~…寝不足で頭回らないわ……」
小鳥「ちょうど今誰もいないわね」
小鳥「二人とも出て行ったしさっきまで誰かもう一人いたけどなぜかいなくなってるし」
小鳥「少し仮眠でもとりましょうか…お休みなさ~い…」
バタン
玲音「…」
シーン
玲音「…静かだ、予想とは全然違う」
玲音「事務所がアイドルだらけでワイワイガヤガヤ楽しくやっているところだと思っていたけど…やっぱみんなアタシに勝ってから仕事が増えたせいなのかな?」
ガチャ
玲音「!?誰か来た」
玲音「あれは…↓2」
亜美・真美「とうちゃーく!」
玲音「双海たちか!」
亜美「兄ちゃんいる?ぴよちゃんは?」
真美「いないみたい…だけど…んん!?」
亜美「ええ!?何あれ!?仮面◯イダー」
真美「あんなライダーいたっけ?新しいライダー!?」
亜美「いやほら映画にケッコーでてたじゃん!名前は…えーっと…何だっけ?」
真美「う~ん………まあいっか!でもすごいよ亜美!まるで本物みたい!」
亜美「本当だね真美!テンション上がってくるよ!」
玲音「相変わらず元気だな、あのパッションは見習わないとね」
亜美「こうして見ると迫力ありますなー」
真美「なんか今にも動き出しそうでわくわくするよね亜美」
亜美「そうだね真美」
玲音「…(この体勢維持するのかなりつかれるなぁ…しかもこうマジマジと見られるのは…やり辛い)」
真美「でも真美たち以外誰もいないね」
亜美「鍵開いているということは誰かいるのかな?」
真美「どーせピヨちゃんが寝ているだけだと思うよ」
亜美「それもそーだね、ところで誰か来るまで何かする?」
真美「じゃあ↓3なんてどう?」
亜美「せっかくライダーが目の前にいるから演技の練習でもする?」
真美「じゃあライダーの前でやるからライダーの練習でもする?」
亜美「えー?亜美プリキ◯ア派なんだけど」
真美「じゃあライダーVSプリキ◯アごっこやろっか!」
亜美「あ!それ面白そう!夢の対決だね!」
玲音(なんか物騒なこと初めそうだな)
チュンチュンチュン
冬馬「ほっほっほっ」タタタッ
冬馬(やっぱこんな天気にはジョギングに限るぜ)
冬馬(健康にいいし体力作りには持って来いだ)
冬馬(家に引きこもってばかりだと体に毒だしな)
冬馬(健康増進自殺予防体重減少、まさにジョギングは理想の運動だぜ!)
冬馬「ほっほっほっ」タタタッ
冬馬(しかし少し疲れたな、もうすぐ公園だからそこで休むか)
真美「どうした!?貴様の力はそんなものか!キュアアミ!」
亜美「ぐぅ…つ、強い…これが…仮面ラ◯ダーの力……」ハァハァ
亜美「このままじゃ…みんなが……ライダーの手によって支配されちゃう……」
真美「もう限界のようだな。つまらん」
真美「ならそろそろ止めを指してやる…」シンゴウアックス!
マッテローヨ!
亜美「ぐっ…」
真美「10秒待ってやる、その間に降伏したら命だけは助けてやるぞ」
亜美「…きゅ……」
亜美「キュアジェミニシーアタアアアアアック!!!!!」ドドドドドドド!!!
真美「それが貴様等、プリ◯ュアの答えか…愚かだな」
イッテイーヨ!
真美「終わりだァ!!!」
亜美「ハアアアアアア!!!」
真美「ハアアアアアア!」
どおおおおおおおおおおおおん!!!
亜美「きゃあああああああああああ!!!」
ドン!
玲音「痛っ!」
亜美「?」
真美「あー!ちょっと何やってるの亜美!仮面◯イダーのフィギュア倒れちゃったじゃん!」
亜美「…」
玲音(うぅ…起き上がりたくても立場上できない…早く元に戻して…)
真美「ねぇ亜美、早く戻そうよ」
亜美「ねぇ真美」
真美「何?」
亜美「このフィギュア…↓2」
亜美「チョ→スゴいよ!これ!」
真美「えっ、すごいって何が?」
亜美「抱きついてみてよほら!こう…ぎゅーって!」ギュー!
玲音「!?」
真美「えっこう」ギュー!
玲音(こ、これは…)
真美「うわっ!なんかすごく安心する!」
亜美「心が落ち着くっていうか、元気が出てくるっていうか」
亜美「なんかみんなの夢を守りたくなるような…ヒーローの意志が流れてくるよ」
真美「そうだねー、さっきみたいにヒーロー同士の潰し合いをやっていた自分たちがバカみたいに思ってきたよ」
玲音(ま、まずい…)
真美「それになんかいい匂いがする」スーッ
亜美「見た感じ汗臭そうなのに不思議だねー」
真美「そうだねー」
玲音(うぅ…ただでさえ暑いのにさらに暑くなってきた…)ハァハァ
玲音(まずい…このままこの状態が続くと…↓2が起きてしまう…)
玲音(発情期が起きてしまう…そのままだとアタシはどこぞの誰かのようにビッチになる…)
玲音(それだけはなんとしてでも避けないと…///)
玲音(!?…もう発情期に入りかけているなんて…そうとう参っちゃったみたいだ…どうしよう…)
小鳥「ムニャムニャ…ぷろりゅーさーさ~ん…発情期は人間と鼠と兎にはありませんよ~…ンン…」スピー
亜美「なんだか亜美…このまま眠くなってきた…」
真美「暖かいしね…気持ち分かるよ…んぅ…」
玲音(このままの状態で抱きつかれたらまずいけど!本当に!)
玲音(もう…こうなったら別のことで注意をそらすしかない…でもどうやって?)
玲音(そうだ!この着ぐるみは↓2という機能があったんだ!)
玲音(それで注意をそらせば…発情期を…切り抜け…られ…ん///)
玲音「ボイスチェンジャーてつをモードを使って気を逸らすしかない」
玲音「ライダーファンなら知らない人はいない有名な俳優、てつをの声を急に聞いて…そろそろ…んん///」ビクン!
玲音「既にマスクに内蔵されているから普通に喋っても問題ない…よし!」
RX「二人共、暑いからそろそろ離れてくれないかい」
亜真美「え?」
亜美「真美、今何か言った?」
真美「え?亜美が言ったんじゃないの?」
亜美「違うよ?」
真美「真美も違うよ?」
亜真美「じゃあ誰が?」
RX「あたし…俺だ」
亜美真美「…」
キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァアアアアアアアアアア!!!
亜美「どどどどどどどうなっているの?なんで超イケメンな声が流れたの?」オロオロ
真美「フィギュアじゃないの?おもちゃじゃなかったの?」オロオロ
RX「驚かせてすまない、結構暑かったもので…んぁ///」ビクン!
真美「え?」
玲音(うぅ…まだ発情期が続いているのか……早く無くなれ)
RX「いや、本当にすまなかった、悪気はなかったんだ」
亜美
亜美「まさか、本物の仮面ライ◯ー?」
RX「そうだ、この俺こそが仮面◯イダーブラ#ァック”!!!ア”ァルエ”ッ”クスだ!」
亜美「え、何?」
真美「すごい力はいった声で言ってたからよく聞こえなかったよ」
RX「え?」
玲音(そうか…彼女達はてつをのこと知らないんだ…時代の流れを感じるなぁ…)
玲音(いや、知らなかったら教えてあげればいいじゃないか、うん!そうしよう!そうして特オタに引きずり込もう!)
真美「ねぇ、本当に仮面ライ◯ーなの?」
RX「そうだ、俺はこの世の悪を滅ぼすために生まれた◯面ライダーだ!」
真美「それじゃあ仮面ライダーなら↓2をやってよ!」
RX「え!?」
真美「仮面ライダーは全員↓2できるって兄ちゃんがいってたYO!」
亜美「そういえばそう言ってたね」
RX「そ、それは…」
真美「ねえやってやって!」
玲音「やるしかないのか…」
RX「ほら、この腕に乗って」
亜美真美「わーい!」
だきっ
玲音(重ッ!!!)
亜美「ねぇねぇ変身ポーズやって!」
真美「やってやって!」
玲音「ぐ…ぐぅ……」
玲音(この両手が塞がっている状態で変身だなんて…できるはずが…ないじゃないか…!)
亜美「やってやってー!」
真美「やってー!」
玲音「ぐ…ぐぐぐぬ…」
玲音(まずは右腕を上げて…そこからチョップするように構えて…って)
玲音(この時点で詰んでるじゃないか!)ガーン!
真美「ねーどうしたの?やらないの?それとも」
真美「やれないの?」
玲音「・・・」
玲音(まずい)
玲音(どうしよう…一体どうしたら…)
玲音(そうだ、無理して動くからいけないんだ、ここは発想をかえて…)
玲音「真美、ちょっと頭と足を逆に入れ替えるように体勢を変えてくれないか?」
真美「え?いいけど…」
真美「できたよー」
玲音「よし、次は俺の手を俺の右手に置いてくれ」
真美「こう?」ポフッ
玲音(よし、これなら腕の負担が減ったからいける!)
RX「はあああああ!!!」
ググググググ
真美「うわっ!腕があがった!」
亜美「亜美たちの手ごと!スゴい力だよ!」
玲音(そして少し下げて…)
RX「はああああ!!!」
玲音(後はこの右手を大降りに回して腰に、そして左手をガッツポーズするように!)
グルングルン!
亜美「おおおおお!亜美たちがいるのに大きく動いているよ!!」
真美「おお落ちる!!!!」
RX「変……身ッ!!!」
亜美「はえ~」ブラーン
真美「お…おおち…落ち…」ガクガク
玲音(決まった…)
真美「お見逸れしました!!!」ヘヘェ!
亜美「参りました!」ドゲザ
RX「これで信じてもらえたかい?」
亜真美「うん!本当に仮面◯イダーだったんだね!」
RX「当然だ!ははは!」
玲音(思えばよくあんなのできたね…、途中で双海たちを振り回していた気がするよ)
玲音(アタシもアタシだけど必死にしがみつく双海たちもすごいよ)
亜美「でもこれが本物ならみんなに自慢できるね!」
真美「そうだね!兄ちゃんたちきっとビックリするよ!」
RX「ああ、そのことなんだけどさ…」
RX「これはみんなに黙っていてくれないかい?」
亜美「え?なんで?」
RX「いや、俺は一応フィギュアという扱いでここにいるんだ」
RX「そんなものが急に動いたり喋っていたりしたらみんなびっくりするだろ?」
亜美「言われてみれば」
真美「確かに」
RX「だから、これはみんなには秘密だ、わかったね?」
亜真美「うん!わかった!」
RX「うん、いいこだ」
↓3「はぁ~、もうくたくた」
玲音(!?)
P「仕事あると思ってきたのに急な予定が入って次に回してくださいって…はぁ…」
P「舐めてるのかな、なんで前もって言わないんだ…もう疲れた」
響「失礼な連中だぞ!」
P「まあその分キャンセル料結構取ったからいいけどさぁ」
P「もう少しゆっくりしたいよ…ったく」
P「ん?なんだ、亜美たち来てたのか」
亜美「兄ちゃん!」
真美「ひびきん!」
響「ぴよ子は…また寝てるな?」
P「で、いい子にお留守番してたか?」
亜美「うん、実はね…あっ」
P「どうした?」
亜美「…い、いやー。まさかあんな仮面◯イダーのフィギュアがあるなんて正直びっくりしたよ!」
P「ああ、まるで本物みたいだろ?」
RX「…」
P「しかしさっきは急いでいたからゆっくり見れなかったけど」
P「こう間近で見ていると、↓2してみたくなるな…」
P「ヒーロー心くすぐられて変身してみたくなるなぁ」カチャッ
ポチッポチッポチッ
ピピッ
P「変身!」
カチャ
P「なんてな」
玲音(あれは確かファイズの変身ポーズ…)
P「響もやるか?」
響「当然だぞ!」
響「変身!」グッ!
響「どうだ!」
玲音(あれはブレイド…響鬼じゃないか、まあ響鬼の変身はあまり動かないし仕方ないね)
P「亜美たちもやってみるか?」
亜美「やるやる!」
P「それじゃあ亜美たちには体を大きく使うこのストロンガーの変身を教えてやろうか!」
真美「わーい!」
P「ストロンガーはこうやって両手を縦に伸ばして擦るように腕を上げ下げしたりしてだな…」
玲音(・・・)
ーーー本当に、楽しそうだね
亜美「ワハハハハ!天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶー!」
P「ははは!違う違うもっとこう大きく体を使って…」
RX「…」
玲音(ふふっ♪本当に楽しそうだ)
玲音(君たちを見てるとこっちも元気を貰ってくるよ、今まで悩んでいたのがバカらしく思えた)
玲音(まさに君たちはアタシの文字通りのヒーローだ)
真美「変身!」
P「違うそれ蒸着だ」
真美「何が違うの?」
響「蒸着というのはあのメタルヒーローの代表である宇宙刑事…」
玲音(さて、視察はこれくらいでいいかな?)
夜
ガサゴソガサゴソ
玲音「…ふぅ、この時間じゃないとみんなに見つかるからね」
玲音「このRXをここに置いといてっと」
玲音「これはささやかなお礼だよ、大切に扱ってね」
玲音「それじゃあ」
ガチャ
玲音「またいつか!」
翌日
小鳥「ない!ない!ないないない!」
小鳥「私が溜め込んでいたポテチがないわ!一体誰が食べたの!?」
P「小鳥さんが寝ぼけて食べたんじゃないんッスか?」
小鳥「私はそんなに食い意地はってません!」
P「どうだか…」
小鳥「ピヨオオオオオオオオオオ!!!」
RX「」
亜美「ねぇ、もしかしてRXが食べたの?」
真美「お腹空いちゃうからと言っても人のものを勝手に食べたら犯罪だよ?」
RX「」
亜美「ねぇ聞いてるの?何さっきから黙っているのさ」
RX「」
真美「シカトはちょっと傷つくよ!ねぇ何か言ってよ!」
P「どうしたんだ二人共?」
亜美「あ、兄ちゃん」
P「何RXと話しているんだ?」
亜美「あっ、えっと…」
P「まあ確かに本物に見えるから話したくなる気持ちは分かるぞ」
P「これ、今にも動き出しそうだもんな。スゴくリアルだしな」
亜美「ちが…」
真美「亜美」
亜美「!!!」
真美「…」フルフル
亜美「…」
亜美(もしかしたら、あの時の出来事は夢だったのかもしれない…)
亜美(よくよく考えたらフィギュアが動き出したり喋ったり変身ポーズをするなんてありえないもんね)
亜美(でも夢にしては本当にリアルだった…やっぱり現実?)
亜美(だけどまったく返事がないなんて…)
亜美「結局どっちだったんだろう…」
真美「真美はあれは現実だったと思うよ。真美も一緒に遊んだから」
亜美「それじゃあやっぱり?」
真美「うん、でもあれは真美たちの中では現実ということにしようね。あれ、うんともすんとも言わないしさ」
亜美「…そうだね、あの出来事はきせきが起きて亜美たちと一緒に遊んだということにしよっか」
真美「うん!きっとライダーも真美たちと一緒に遊びたかったから動いたりしたんだよ」
亜美「そうだね!」
「ふふふ…どうしたんだい?お嬢ちゃんたち」
亜真美「え?」クルッ
RX「やあ、お困りならこの俺に任せてみないか?」
亜美「…嘘」
真美「やっぱり…あれは、現実?」
RX「驚いたか?これすごいな、マジマジ見ていたら着るところがあってさ」
RX「試しに着てみたらちょうどいいんだ!声もてつをボイスだし手が込んでるな!まるで着ぐるみだ」
亜真美「え?」
P「よっと。中結構暑いな」ヌギッ
亜真美「え?」
亜美「に、兄ちゃん?どういうこと?」
P「ああ、これフィギュアっぽいけど中に入る場所があったんだ」
P「それで着てみたら俺もライダーに変身できた気分になったんだ。体格があってるせいか動きやすかったな」
亜真美(きせきじゃない…あの時誰かはいっていた!?)
亜美(あの時いたのは亜美たちだけだった…けど違った、本当はあの中にもう一人いた)
真美(兄ちゃんはあの後帰って来たから違う…ぴよちゃんもあの時寝ていたし起きたとしても大きさが違うからダメ)
真美(一番背の高いお姫ちんでも着られないしあの時いなかった…それじゃあ…)
亜美(あの時中にいたのって…誰?)
亜美「真美…」
真美「亜美…」
亜美「やっぱりこれ夢にしておこっか…」ガタガタガタガタ
真美「うん…」ガタガタガタガタ
『次のニュースです、本日劇場版仮◯ライダー一号(仮)の放映を記念して、スペシャルゲストの皆さんが本作品の意気込みについて語りました』
『映画では特別出演として玲音も仮面ライダー役として登場することになりました』
P「ん?そういえば響、あの時玲音がいるって言ってたな」
P「あの時聞かなかったら今頃俺びっくりしていただろうな、ネタバレはやっぱりつまらんものだな」
玲音『この仮面間◯イダーという歴史ある作品に出演できたことに光栄に思います!』
玲音『皆さん!映画館というステージであたしたち仮面ライダーの活躍をぜひご覧になってください!』
P「今までレッツゴー以降はDVDを借りてみていたけど…今度は久々に映画館へ足へ運んでみようかな」
P「亜美、真美、その時は響も誘って一緒にいこうか」
亜美「う、うん!いく!」
真美「いこういこう!」
P「よし、約束だぞ!」
亜美真美「うん!」
藤岡◯、「君というアイドルに会えてよかった、その熱意、演技、素晴らしいものだ」
玲音「ありがとうございます」
藤岡◯、「しかし前と比べてやる気が溢れているね、何かいいことでもあったのかい?」
玲音「ええ、とても嬉しいことがありました」
藤岡◯、「ははは、そうか!それはよかった!なら次はその嬉しいことをファンのみんなに与えないとね」
玲音「はい、ヒーローもアイドルもみんなに夢と笑顔を届けるのが仕事なので」
藤岡◯、「うん、いい心がけだ。それではまた会おう、君と再び共演できる時を楽しみにするよ」ブブブブブブ…
ブロロロロロロロロロロロロロロ!!!!!
玲音「…ふぅ、さて、一段落ついたから、アタシもまた頑張ろうかな!」
玲音「アタシとファン、みんなのために!」
米◯「白◯ァ…」
白◯「元気だせよ米◯…みっともないぞそんな姿」
米◯「でもぉ…」
白◯「ダメ出しされたならダメ出しされないような脚本を作ろうじゃないか、な?」
米◯「うん…」
白◯「次の映画はもう考えてあるんだ、ダークライダーVS正義のライダーという展開で…いきなり南光◯郎が復活したシャド◯ムーンに殺されてキングストーンを奪われるんだ」
白◯「そして巨大化した創世王と化したシャド◯ムーンが次世代戦隊ロボに倒されるという話だけど、どうだ?書いてみるか」
米◯「ああ、やってみるよ」
白◯「その意気だ!やっぱり仮面ラ◯ダーは俺たちがこれからも支えないとな」
白◯「財団Bと相談して商品展開も考えないと、これからもじゃんじゃんライダーたちを押していくぞ!」
ハハハハハハハハハ!!!
終わり
玲音の話を書いていると思ったらライダーの話を書いていた、何を(ry
この一年まったく玲音の話題がなかったので次の新作では出番を、ダメならコミカライズを密かに望んでいたりします
あと米村ファンを怒らせたらどうなるのか身に染みました、米村ファンのみなさんすいませんでした
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