悪魔「私がこの世に生まれた意味」(47)
私たちという存在はいつだって人間の次でしかなかった。
どれだけ、あなたに尽くしたとしても、
どれだけ、あなたのことを思ったとしても、
それは変わることない、現実。
あなたが一番初めに作ったのは私たちなのに。
私たちは人間が大嫌いだ。
人間たちが生きる世界を一緒に作ってきた私たちよりも、
愛されているから憎い。
私たちが頑張ったとしても、
何もしないでもそれ以上に愛されるおまえら人間どもが憎い。
だから、私たちはあいつら人間どもを騙して、
あなたの考え方を変えてあげることにしました。
貴方だってきっと万能ではありません。
簡単にコロッと騙されるような欠陥品だって作ってしまうんです。
でも、私たちはいつでもあなたの事を考えて、
あなたのためならなんでもできる優れた商品です。
だから見ていてください、
私たちが人間どもの本性を暴いて見せますから。
さぁ、待っていろよ。
愛されるべきのはお前らじゃない、私たちだ……
ノリで建てたから文がおかしいでござる。
書き溜めするでおじゃる。
乗っとらせて頂きます。
1さん書き溜めてるとこだったらごめんよ。
言ってくれればすぐ書くのやめるわ。
投下開始ー
悪魔「では、永遠の若さ…で本当によろしいのですね?」
ビッチ「いいわよ…それ以外に必要なものなんて無いわ」
ビッチ「若さがあれば!金も名誉も何もかも男達が貢いでくれるもの!」
ビッチ「さあ、早く私に永遠の若さを頂戴!」
悪魔「承知しました…」
悪魔「¢£%&∈§¢£∴ωσ%£¢」
悪魔「…永遠の若さの譲渡、完了致しました」
ビッチ「ふん…本当でしょうね?かがみかがみ…」
馬鹿な女だ…
ビッチ「なっ!?なによ…これ…!」
悪魔「なに、とは?」
ビッチ「こんなの私じゃない!」
悪魔「永遠の若さを、と仰られただけでしたので一番定着させやすい容姿にさせて頂いたまでですが」
ビッチ「馬鹿なこと言わないで!早く元に戻しなさい!」
悪魔「残念ながら一度履行された契約はもう破棄することは出来ません」
ビッチ「ふざけないで…!こんな整形が失敗したみたいな顔で生きていけっていうの!?」
悪魔「あなたが望まれた永遠の若さはあるはずですが?」
ビッチ「おまえぇぇぇぇ!」ガッ!
悪魔「暴力はやめて頂きましょうか」グイッ
ビッチ「ぎゃ!?」
悪魔「では、契約完了です。私はこれで失礼いたします…」シュンッ
ビッチ「あぁぁぁぁ…こんな顔で生きてなんかいけない…あぁぁぁぁ」
……これで人間を騙したのは何回になるのか。
人間の願いはどれも利己的なものばかりだ…
つまらない。
何故…ほんとうに何故…あなたは私達ではなく、人間を愛するのですか
神よ…
私には、人間を愛する理由などひとつとして思い浮かびません。
……しかし私も人間を騙すという手段を取った時点で、同じ穴のむじな…なのでしょうね。
神よ…私はあなたに愛されたかった。本当に。あなたの愛が欲しかった。
しかしもう望む資格など有りはしないから。
せめてあなたの目を覚まして差し上げたい。
私は愛してもらえなくても。
人間を愛するのは無駄なのだと…気づいて欲しい。
……
次の人間を、見つけにいきましょう…
一旦投下終了
投下再開。ちょっとだけど。
あと今さらだが酉つけとく
悪魔「ご機嫌麗しく…」
メンヘラ「!?うわあ!なんだ!」
悪魔「私はあなた方人間に悪魔、と呼ばれるところのものでございます」
メンヘラ「うわああああ!頭のなかで声がああああ!」ブンッブンッ
悪魔「……落ち着いて聞いていただけませんでしょうか」
メンヘラ「うわああああ!」ガンッガンッ
悪魔「頭を殴るのはおよしになった方がよろしいかと」
悪魔「£¢∴§∋ω£」
メンヘラ「っ…!」
悪魔「申し訳ありませんがお身体の自由を奪わせて頂きました。落ち着きあそばされますよう」
メンヘラ「……!……!」
悪魔「それでは私の用件の方からお伝え致します。簡潔に申し上げますと、あなたの願望を叶えるために参りました」
メンヘラ「……」
悪魔「あぁ…心配なさらなくても代償などは頂きません。ただ…願いを叶えたあとの事は私の領分ではございません。思わぬ弊害が出てきても私にはどうすることもかないませんので。その点だけご了承頂ければと存じます」
メンヘラ「……」
悪魔「いえ、願いは言われた通りに…忠実に。私の能力を駆使して行うのですが。まれに…そう、ごくまれに前の状態に戻せと仰る方がいらっしゃいますもので。ご確認までに…」
メンヘラ「……」
悪魔「では、落ち着かれたようなので解きますが…暴れないでくださいね?」
メンヘラ「……あ」
悪魔「ああ、冷静さを取り戻して頂けたようで。何よりでございます」
メンヘラ「悪魔…」
悪魔「はい。悪魔でございます」
メンヘラ「代償を…貰わないでこんなことする理由はなんだ…意味が分からない」
一旦終了。
また夜
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) < >>1まだ~?
\_/⊂ ⊂_ ) \_____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 愛媛みかん |/
再開。
>>22
愛媛生まれなものでむっちゃテンション上がった。さんくす
ほう…
悪魔「……正確に申し上げますと、代償を頂いていないというわけではございません」
メンヘラ「やっぱり…!」
悪魔「話は最後までお聞きになってください。ただ私は、願いを叶えるときに出る…そうですね…人間が願いを叶えようとするときの強い気持ちのようなものを糧にして生きているとでも申しましょうか…それを頂いていますもので」
メンヘラ「……」
悪魔「ご質問は以上でよろしいでしょうか?」
メンヘラ「……」
悪魔「沈黙が答え…ということで受け取らせて頂きます」
メンヘラ「……」
悪魔「では。あなたは…叶えたい願いをお持ちですね?」
メンヘラ「!」
悪魔「強い願いに引き寄せられてここまでたどり着きましたので…持っていないわけはない、と推察いたしますが」
メンヘラ「うぅうぅぅぅ…」
悪魔「……叶えて…差し上げますよ?」
メンヘラ「うああぁあぁぁ!殺したい!殺したい!殺してくれ!あいつが俺から盗ったんだ!幼を!俺のものだ…幼は…俺の…!幼と俺を邪魔するあいつに…殺すだけじゃ足りない…殺すよりもひどい罰を!」
……
醜い…。何て醜い…
……私もこの人間とそう変わりはしない、か。
悪魔「……では、契約という形を取りますので。そちらにお邪魔致しますが、驚かれませんよう」
メンヘラ「早くぅぅ!早くこぉぉぉい!」
悪魔「……」
シュンッ
メンヘラ「早く殺せ!いや、違う!なぶり殺せ!」
悪魔「ご機嫌よう。なんだか願いがはっきりしていないご様子…少し頭のなかを見せて頂きます」スッ
メンヘラ「…ぅぁっ」
悪魔「…………なんとも。凌辱的な趣味をお持ちのようで」
メンヘラ「早く!早くしろ!」
悪魔「…では、早速契約の方にうつらせて頂きますが、本当に悔いはございませんね?契約が履行されますと…」
メンヘラ「ない!いいから早くしろ!」
悪魔「……了解致しました」
悪魔「¢£%&∈§¢£∴ωσ%£¢」
悪魔「完了しました」
悪魔「これであなたの願いは現実のものとなりました」
メンヘラ「ほんとうだろうなぁ…?」
悪魔「確認なさったらいかがでしょう」
メンヘラ ガタッ…タッタッタッ
悪魔「では。私はこれにて…」シュンッ
ダダダダダダッ
メンヘラ「おい!悪魔ぁぁぁぁ!ふざけるなぁぁ!出てこい!」
メンヘラ「幼が…!幼があいつを庇うなんて…!ありえない!」
メンヘラ「悪魔!出てこい!もどせぇぇ!」
メンヘラ「うわああああ!」
……
私は…何のためにこんなことを続けているのでしょう…
何故でしょう…頭が痛い。
…おかしくなりそうだ。
自分の醜い部分を見せつけているかのような人間達。
それを無視しながら人間達の醜さを最大限に引き出そうとする自分。
あっているはず。
私の行動は間違ってなんかいないはず。
……
間違ってなんか
「おねえさま…」
悪魔「!」バッ
悪魔「……」
「……」
悪魔「……久しぶりだな」
「…お久しぶりです。お姉さま」
悪魔「何のようだ……と、聞くまでもないか」
「……こんなこと。もうやめにしましょうお姉さま」
悪魔「…!こんなこと…?」
「神様も…」
悪魔「さぞお怒りだろうな!」
「…いいえお姉さま。神様は哀しんでおいでです」
悪魔「……っ!そうか…そうだな…神は私の行動に心動かされたりしない…ただただ人間達が私ごときに堕とされるのを哀しむだけだな…!」
「お姉さま!それはちが…!」
悪魔「うるさいっ!うるさい!お前の話も、神の様子ももう聞きたくなどない!」
「……お姉さま…ご自分が今どんな顔をなさっているかお分かりですか?」
悪魔「……さぞ…醜い顔をさらしていることだろうな」
「おね…」
悪魔「私は!まだ…捕まるわけにはいかない。神に気づかせるためにも…お前たちのためにも。お前と私とでは実力の差はわかるだろう…追ってなどくるなよ」シュンッ
「お姉さま…」
「ご自分が……かなしいと感じていることも、お分かりになっていないのですか…」
……
……
……そうだ。私の行動は間違ってなんかいない。
人間達の醜さを神に見せつけ気づかせるためにも!
私は…もう愛されなくても。
私達という存在を愛されるものにするために。
私がやらなければならないのだ。
きっとそれが。
私がこの世に生まれた意味。
投下再開
悪魔「とても純粋で強い願いの気配を感じます」
悪魔「次はあれを持つ人間、だ」
神よ。その御目にしかとご覧に入れましょう…
人間の醜さを。
私達の有能さを。
悪魔「и*о§εю…」
悪魔「ご機嫌麗しく」
「」
悪魔「…私の声が届いておりますでしょうか」
「は…?」
悪魔「届いているようで安心いたしました」
「…」
悪魔「突然姿も見せず申し訳ございません。ただ我々、色々と面倒な制約がありますものでいきなり姿を現すことが適わないのでございます。ご容赦願います。」
「…」
悪魔「私は一般的にそちらで悪魔という概念でくくられるもので御座います」
「!」
悪魔「私が何を目的としてこうしてあなたとコンタクトを取ろうと試みているかと申しますと、お察しのこととは存じますがあなたの願望を叶えに参りました。」
「」
悪魔「あなたにはとてもつよく願うことがおありでしょう…?」
「」
悪魔「叶えて…差し上げますよ?」
「」
悪魔「…」
「…」
悪魔「…」
悪魔「…私の声、届いておりますでsh」
「やばい」
悪魔「届いt」
「俺はまだ厨二だったのか…」
悪魔「…失礼ですg」
「こんなにはっきり幻聴まで……寝よう」
悪魔「幻聴ではございまs」
「」スースー
悪魔「まさか…」
ありえない。
もう数えきれないほどの人間たちを相手にしてきた。
私が語りかけている最中に寝てしまう人間など唯の一人も存在しなかった。
この人間も。
私が願いの気配を読み違えるはずなどない。
とても醜い願いをもっているはずなのに。
どうなっているのだ…。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません