ことり「あっ、新年まだあと1分だって!」絵里「あら、本当だわ」 (92)

絵里「じゃあ、カウントダウンでもしましょうか」


絵里「♪Three,two,one,zero! こーこでー南條ー♪」


ことり「…………えぇっとぉ…」


テレビ『あけましておめでとうございます! 本年もどうぞ、よろしくお願いいたします!』


ことり「」

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ことり「え、絵里ちゃぁん…」


絵里「ん? なにかしら? ことり」


ことり「あのね、このくだり…去年もやらなかった?」


絵里「えっ、そうだったかしら? 一緒に年越ししたのは覚えてるんだけど…」

ことり「えぇ~…なんで覚えてないの…。自分でしたことだよ?」


ことり(それに、絵里ちゃんとことりとの大事な、だーいじな思い出なのにぃ…><)


ことり(内容はまあ、さておいて…あはは…)


絵里「ええっとぉ…。こ、このエリチカ、過去は振り返らない主義なのよ!」ドンッ!!


ことり「そ、そっかぁ…」

絵里「だから覚えてないのも仕方ないと言うか、なんというか…ま、まあ、人は忘れる生き物でしょう?」


絵里(ていうか私、本当に去年も同じことやったのかしら…。全く記憶にないわ…)ウーン


ことり「……ふぅ~ん? まぁ、いいけどぉ」


絵里「…なんだか含みがある感じがすることに関しては見逃してあげるわ」


ことり「それはどうも♡」

絵里「年明けから可愛いわね、ことり。…本当に、いつも思うけど…」


絵里「…って、あら? もしかしてことりってば」




絵里「今日は『生えてる日』?」




ことり「絵里ちゃん…。気づいちゃった? そうなの、ことりのひよこさん、そろそろ飛び立ちそうなの。…ね?」ギンギン


絵里「どう見たってひよこというより猛禽の類よね、ことりの'ソレ'」

絵里「っていうか今までお話ししててどこでそんなに興奮したの…? すごくおっきくなってない?」


ことり「ひよこくんは、とってもとーっても元気な男の子だから☆」


絵里「…答えになってないわよ、ことり…」


ことり「えへへぇ~。あの、ほんとはね? 絵里ちゃんとお泊り、ってだけで興奮してきちゃって…」


絵里「あ、そう…。それじゃ数十分前からずっとなの? 呆れた…」ハァ


ことり「えへ。ごめんなさぁい♡」

絵里「まぁいいわ。せっかく今日はうちに二人きりなんだもの。
…年明け早々でアレだけど、ことりが満足するまでえっちしましょ?」


ことり「…朝まで寝かせないよ? 絵里」キリッ


絵里「マジイケメン抱いて」トゥンク


ことり「えへへぇ~抱いちゃう~♡」スリスリ


絵里「可愛すぎるのよ、ことりは! ええい辛抱たまらん! 覚悟ォ!」ガバッ


ことり「きゃっ! え、絵里ちゃ…! んうっ♡」

――
――――

ヌチャ、ズチュ、ヌチュ


ピチャ、、、ジュルッ、ジュプ、ジュポッ


パンパン…パンッ…


……はぁっ。はぁっ。

   …ん……あっ♡

  あ、もっ…きもち、いいっ…♡
 
そ、そこっ…いいっ…♡
    

    はぁ、ん♡

い、イくっ…イっちゃ…やぁっ♡

   らめっ…あっも…でるっ…♡


あっあっあっ♡

 いいっ、よぉっ♡ きょうは、らいじょうぶ♡

   あっ♡


――――――――どぷっ。

一旦寝る

――
――――


ことり「絵里ちゃん、起きてぇ! もう朝の9時ですよ!」


絵里(まって…すごいねむみを感じる…。これきっと夜中にえっちしすぎたから疲れてるんだ。うん、ことりのせいね。おやすみ)


絵里(せめてそれっぽく寝言でも言っておこうかな)


絵里「…おばあさまぁ…」ムニャムニャ

ことり「甘えん坊さんなのは知ってるから! もう、絵里ちゃんってばぁ!」


絵里「んん…ことりぃ…」ムニャムニャ


ことり「うーんちょっと嬉しいけど…早く起きて初詣行こうよぉ!」ユサユサ


絵里(それは魅力的な提案だけれど、いかんせんエリチカはまだねむみをおぼえているので、あとほんのちょっとだけ寝かせてほしいのよね…ごめんねことり…)スヤァ…

ことり「ええいもう! お布団をめくっちゃいますよぉ?」バサッ




絵里「あががががが…こっことりっ…ごめん寝たふりしてごめんなさいお布団返して…!」




ことり「あっ、そのまま寝たから裸だったんだっけ…ごめん…」


絵里「さむいさむいたすけてしんじゃう」ガタガタ

ことり「っていうか寝たふりだったの!? もう! 絵里ちゃんてばひどいんだぁ! そんなにひどい絵里ちゃんなんてーー」


絵里「わかった、わかったから早くお布団返して、寒いわことり」


ことり「もう! まったくです! …お布団よりも、服、着たらどうですか?」ヒョイ


絵里「…それもそうね、盲点だったわ」

――

――――



絵里「相変わらず外は寒いわね」


ことり「きっとロシアの方がもっと寒いよ~」


ことり「あ…そうだ。ねね、本当に今年も新年を家族で迎えなくてよかったの? みんなおばあさまのところにいるんでしょう? 今頃」


絵里「…そうね、ロシアは寒いからもっと暖かい時期に行きたいもの。それに――」


ことり「…それに?」

絵里「未来の家族と過ごすのも悪くないかな、なぁんて♪」ドヤァ


ことり「そ、そっかぁ!」


絵里(バッチリ決まったでしょ、今の! 昨日の失態も帳消しね! 名誉挽回? 汚名返上?)


ことり(去年と同じことまた言ってる…けどそれ言っちゃったらこの人今度こそ凹むからなぁ)

絵里「…ことり? ことりー? おお~い!」


ことり「へっ!? な、なぁに絵里ちゃん?」


絵里「…もう、どうしたの? ぼおっとしちゃって。あっ、もしかして照れた?」


ことり「違いますぅ~だ! 将来のこと、ちょっぴり考えてて。えへへ」


絵里「なんだ、そうなの…」ガッカリ



ことり「うん」

絵里「でもわかるわぁ。私もよく、将来ことりと住む家を探しに行ったりするし」


ことり「えっ? そうなの?」


ことり(そんな暇があったらデートしてよ! ていうか勉強して受験生! そろそろセンター試験でしょ! …とは言えない、かぁ)


ことり「…なんだかんだ、嬉しいもんね」ボソッ

絵里「ね、ことり」


ことり「なぁに? 絵里ちゃん」


絵里「南絵里と絢瀬ことり、どっちがしっくりくる?」


ことり「…どっちもあんまりしっくりこないかなぁ」


絵里「んー、言われてみればそうかも」

ことり「でもね、それがしっくりくるようになって初めて本当の夫婦になれる、って誰かが言ってたよ」


絵里「素敵ね。誰の言葉かしら…」


ことり「うぅーん。誰だったっけ…ことりの勘違いかも?」


絵里「あら、そうなの? …まぁでも」


絵里「私はその言葉、気に入っちゃったかも♪」ニコッ


ことり「~~~~~~っ!!」ズギューン

絵里「やだ、ことりったら顔が真っ赤じゃないの! 寒いならほら、このマフラー使って!」


ことり「あ、ありがと…」


ことり(絵里ちゃんのせいで寒いどころかほっぺがあついよ! なんで普段はちょっと残念なのにこういうときは…むうっ)


絵里(…あら、そうすると私が寒いんだ。んー…まぁいっか。ことりが暖かければそれで)ニコニコ


ことり「…ずるいね、絵里ちゃんて」


絵里「? 何が?」


ことり「…むぅ。なんでもないですぅ~!」///

長い眠りだった
再び眠りにつく

――

――――


パンッパンッ


ことり(今年も一年間、いろいろとうまく事が運びますように。あ、あと…「ラブライブ!」で優勝出来ますように!)


絵里(みんなが志望校に合格しますように! それからことりと私がずっと仲良くラブラブしていられますように! ええっとそれから…あっ、「ラブライブ!」優勝!)


ことり(絵里ちゃん、ずいぶんながーくお願い事してる。…ことりももう少しくらい、いいよね?)


ことり(――絵里ちゃんとずーっと一緒にいられますように♡)



絵里「ことり、どんなお願い事をしたの?」


ことり「えぇ~、それ、聞いちゃうの? 人のお願い事はあんまり聞くものじゃないよぉ」


絵里「私はね――」


ことり「あぁ~っ、聞いてないな~?」


絵里「なんてね、冗談よ。…ていうか、ことりが何をお願いしたのかなんて、実はバッチリわかってたりしてね♪」

ことり「そんな訳ないよぉ! 心の中でも読めれば別だけど…」


絵里(あら、そんなの顔見れば一発でわかるのに)クスクス


ことり「な、何笑ってるの~! ことり、そんな変なお願いとかしてないよ? ただ普通に絵里ちゃんと…あっ」カァッ


絵里「あらー? ことり、『絵里ちゃんと』の続きはなにかしらねぇ。『絵里ちゃんとずっと仲良く、ラブラブでいられますように♡』とか?」ニヤニヤ


ことり「…絵里ちゃんのいじわるー」

絵里「ふふっ、ごめんごめん♪」


ことり「むぅ」プクー


絵里「あらあら。ことりお嬢様、どうすれば機嫌を直してくださいますか?」


ことり「……なでなでしてくんなきゃ許さないもん」


絵里(拗ねてることりも可愛いなぁ)


ことり「撫でることを許可します…早く撫でろー…」ギュッ


絵里「はいはい、仰せのままに♪」ナデナデ


ことり「…うむ、くるしゅうない。褒めてつかわす!」


ことり(えへへ、気持ちいい…♪)


絵里(ことりってば、本当に可愛いんだから♡)

次の眠りはそれほど深くないはず
眠りにつく

――

――――


絵里「…ところで随分と暖かくなって、日も長くなってきた。そんな気がしない?」


ことり「なにいってるの? そんなことないよぉ」


絵里「うーん、気のせい、かぁ。ま、それはさておき――次はどこ行きましょうか、お嬢様?」


ことり「初詣以外で新年の恒例行事って何かあったかなぁ…。あ、福袋?」


絵里「あー、毎年いろんなお店が出してるもんね。どこか、お目当のブランドとかあるの?」


ことり「ないわけじゃあないけど、ことりと絵里ちゃんの服の趣味って結構違うから…」


絵里「なに、そんなこと気にしてるの? ことりはもう本当に――」

絵里「いい? エリチカはね、ことりと一緒にいられるだけで、それはもう十分に幸せなの。だから全然気にしないで行きたいお店をまわっていいのよ?」


ことり「で、でもぉ…」


絵里「心配しなくても、私が行きたいお店の方は亜里沙と明日にでも行ってみるわ。ことりは…穂乃果に連れまわされちゃうからなかなか行きたいお店に行けないでしょ?」

絵里「っていうか、ほら。私のほうが年上。…アンダスタン?」


ことり「む…なんか今日の絵里ちゃんちょっとナマイキ…」

ことり(生イキしたのは今日の深夜だけど…)クスクス

絵里「そういうお嬢様も生意気でございますことよ? そこがまた可愛いところなんだけど」デレッ


ことり「えへへ~。ありがとっ!」


絵里「さ、お嬢様。お手を拝借」


ことり「お手を拝借、ってなんか違う気がするけど…ま、いっか♪」


絵里「細かいことは気にしないのよ、ことり。…よし、それじゃ、行きましょうか!」


ことり「うんっ♪」


二人「「いざ、福袋争奪戦へ!」」









通行人A「…なんか楽しそうな二人組を発見したであります、ノゾミ隊長。いかがいたしますか? …どうぞ」

通行人B「…面白そうだから尾行するぞ、リン二等兵…オーバー」

――

――――


絵里「――それで、目的地に到着したわけだけれど…。これ、福袋買えるかしら…」クラッ


ことり「だ、大丈夫だよぉ…。たぶん…」


絵里「でもこれ…前ににこに付き合わされたスーパーのタイムセールよりずっと人がたくさんいるんだけど…」


ことり「へぇ、にこちゃんとタイムセール…」


絵里「え、えっと…ことりさん? あのですね、にことは単なる友人というかなんというか…」


ことり「まぁ? ことりも? 穂乃果ちゃんや海未ちゃんと? 仲良くやってますけどね?」フンッ

絵里「わ、悪かったわよことり…。今度から誘われてもタイムセールに付き合ったりしないから」


ことり「まあタイムセールくらい別に全然いいんだけどね…知らない人とじゃなくてにこちゃんとだし」


絵里「えぇ…なにこの子めんどくさい…。でもそんなところも好き…///」


ことり「やだ…ことりとっても愛されてる…///」


二人「「えへへへ…///」」イチャイチャ

通行人A「うわ…ことえり百合営業やってる…公衆の面前でこれはちょっとヒくにゃ」ドンビキ


通行人B「胸焼けがするわ…。『でもそんなところも好き』じゃないやろ…。どう思う? リン二等兵…」


通行人A「うわ、ノゾミ隊長辛辣…でもそんなところも好き…///」


通行人B「やだ…ウチとっても愛されてる…。ウチ、幸せ…///」


二人「「えへへへ…///」」イチャイチャ

――

――――


絵里「…な、なんとか…買えた、わね…」


ことり「意外と…どうにか…なるもんだね…」


絵里「このあとは、まだどこか行く…?」


ことり「…むり…さすがにもう…人混み、歩きたくないよぉ…」


絵里「そうよね…ちょうど私も、そう考えててね…」


ことり「どこか休めるところ、ないかなぁ」


絵里「それって…ラブホ?」


ことり「うわぁ…」ドンビキ

絵里「いやホントすみません冗談です。…で、でも今のはことりの言い方でしょ! 休めるところって完全にそれ――」


ことり「え~? そんなつもりなかったなぁ~」


絵里「確信犯…この子わかっててやってるから絶対。まあそういうところもまたかわいいけども」


ことり「しってる♡ 狙ってやってるから♡」


絵里「他の人にやっちゃダメよ?」


ことり「んー、やらない。…たぶん」


絵里「ちょっと!!!」

ことり「冗談冗談、絵里ちゃんの前以外でこんなことやらないよぉ。やったらみんな引くし…」

ことり「それにことり可愛いからすぐその気にさせちゃうでしょ? それって面倒だもん」


絵里「やだこの子黒い! 腹黒いわ! でも可愛いから許せちゃう! 罪な子!」


ことり「ふふん、ほめるなほめるな。…ってそれはいいとして、休める場所だよ。ホテルはお金かかるし…やっぱり絵里ちゃん家じゃない?」


絵里「ことりのうちは?」


ことり「だーめ。お母さんがいるから」


絵里「…それはそれで」

ことり「あっ、やだ興奮した? ヘンタイさんめ~」


絵里「いやいや、未来のお義母さまにごあいさつを…ね?」


ことり「いや絶対違うでしょ。直前の間はなんですか絵里ちゃん?」


絵里「えっとぉ…気のせい、じゃないかしら」


ことり「え~、絶対気のせいじゃないよぉ…まあいいけど」


絵里「まあ無難なのは私のうちね。人もいないし」

ことり「でも今日はもうシないよ? 多分もうおっきくならないし…」


絵里「何言ってるの、二人で一緒にいるだけでいいのよ。そう言わなかった?」


ことり「………ほんとずるいなぁ、絵里ちゃんは」ボソッ


絵里「? 何か言った?」


ことり「ううん、なんでもないのよ、なんでも! それよりはやく絵里ちゃんちに帰ろっ!」


絵里「そうね! はやく帰って一緒にお風呂でも入る? 冬だけど汗たくさんかいたもんね…」

ことり「…たしかに~。じゃ、帰ったら真っ先にお風呂沸かそ! それからゲームでもしよっか」


絵里「お、いいわね。今日は負けないわよ?」


ことり「はっはっは、私に勝とうなどじゅーねん早いわ! なんちゃって」


絵里「ふふっ…それじゃ、行きましょっか♪」


ことり「うんっ!」

通行人A「砂糖吐いたにゃ」


通行人B「ウチはもうサトウキビが喉から出てくる勢いや…なんやあっまあまやん…」


通行人A「二人とも帰るみたいだし、凛たちも帰ろっか…」


通行人B「そうやね…。あ、凛ちゃん今日もうちに泊まるん?」


通行人A「んー、そうするっ! それで、あの、できればなんだけど…よとぎ、とか」ソワソワ

通行人B「あ、そういえばゴム切れてたかも…。あとで買ってから帰ろうな、凛ちゃん♡」


通行人A「希ちゃん…♡ えへへ…///」


通行人B「凛ちゃんはかわいいなぁ。…ところで凛ちゃん、なんか気持ち暑い気がするんだけど、今って何月やっけ?」


通行人A「…? まだお正月だよ。何言ってるの」


通行人B「だよねぇ~。ウチの気のせい、かぁ。よし、帰ろか!」


通行人A「うんっ!」

(˘ω˘)スヤァ…

――

――――


絵里「ついた~っ!」


ことり「着いたね~」


絵里「ただいまっ!」


ことり「ん、おかえりなさい」


絵里「ほら、ことりも」


ことり「はぁい。ただいま絵里ちゃん♡」


絵里「おかえりのチュウ~」チュッ


ことり「ちゅぅ~♡」チュッ

絵里「長い長い1日だった気がするわ…あしがぼーのようだー」ギュッ


ことり「棒だけに棒読み? 雑なボケだねぇ~」ギュッ

ことり「っていうか自然に抱きついてきたから抱きしめ返しちゃったじゃない。甘えん坊さんモードですかぁ~?」


絵里「だって外で甘えられないんだもん…。家の中でくらい甘えさせて~」ベタベタ


ことり「しょうがない子ですねぇ、絵里ちゃんは♡ よしよし、いいこいいこ~」ナデナデ


絵里「バブみよぉ~ッ!!!」


ことり「いやそんな『合宿よぉ!!!』みたいなノリで…」

絵里「ことりがママだったら絶対に甘えん坊に育つ自信があるわ…なんて包容力…!」


ことり「絵里ちゃんは最初から甘えん坊さんでしょ? それに構ってちゃんだし」


絵里「さりげなく貶してるわよねいまの。唐突な私disは傷つくからやめてね」


ことり「違うよぉ。愛故にってやつです! っていうか構ってちゃんっていうのも悪い意味じゃなくってね…?」


絵里「えー絶対嘘ですよーエリチカ賢いからわかるわよそういうのー」

ことり「いやいや。構ってちゃんって言うかね、なんて言うのかなぁ…ほら、お料理してるときとか雑誌読んでるときとか」


絵里「? うん」


ことり「絵里ちゃんよくしなだれかかってきて、『ことり~構って~』って言ってくるじゃない」


絵里「うそ…そんなに? 2、3回くらいじゃない?」


ことり「いえいえ毎回くっついてきますよ絵里ちゃんさんは。それはもうちっちゃい子みたいに♡」


絵里「ゔぇえ…」


ことり「真姫ちゃんの真似してもごまかされませーん! しかも似てないし」


絵里「評価が厳しい…。ことりが冷たいわ…」シュン

ことり「なんにせよお料理中は包丁とか火とか危ないからダメです! ほ、ほかのときなら…ちょっとくらいいいけど…」ボソッ


絵里「んじゃあ今!」


ことり「さっきから抱きついてるでしょ何言ってるの」


絵里「ヤダ冷たい目! 何かに目覚めそう!」


ことり「絵里ちゃんってば冗談キツイよぉ…」

ことり「すでに目覚めてるく、せ、に♡」ボソ


絵里「~~~~ッ!///」ゾクゾク


ことり「あら、顔真っ赤」


絵里「今のは! こ、ことりが悪いわ…」

絵里「反則でしょ…」ボソボソ

今月中に終わる予定(予定は未定)

――

――――


カポーン


ことり「いっいゆっだっなぁ~♪」


絵里「ことりってばおじさんくさいわよ」


ことり「せめておばさんにしてよぉ…」


絵里「ごめんごめん。あ、お背中流しましょうかー?」


ことり「いや湯船に浸かる前に体洗いましたよね絵里さん? ことりが体洗うの見てたよね?」ジトー


絵里「ことりさん。お背中・流し・ましょうか?」


ことり「な、なんでそんなにいい笑顔で迫ってくるの! わかったよぉ…お願いします」

絵里「んしょ、んしょ」ゴシゴシ

絵里「お嬢様~、痒いところはございませんかー?」


ことり「特にないよ~。絵里ちゃんってやけに上手だよね、体を洗うの」


絵里「姉ですから」キリッ


ことり「えっ、お風呂一緒に入ってるの?」


絵里「たまにね。ホラー映画とか見たりすると一人で入れないみたいで」


ことり「絵里ちゃんが?」


絵里「わ、私はそんな、よ、余裕に決まってるじゃないの」ヒキツリ


ことり「絶対嘘だぁ。絵里ちゃん合宿のときくらいの怖がってたじゃん!」


絵里「お化けと暗いのは違うもの…ええ、本当に。本当よ?」


ことり「怪しいなぁー。本当かなぁ?」

絵里「ごほん! な、流すわよ~!」ザバァ


ことり「ごまかすの下手だね絵里ちゃんって。嘘つけないタイプなの知ってるけど…」クスクス


絵里「む、不本意」


ことり「素直でいい人、ってことだよ。絵里ちゃんは素敵な人だね。ことりにはもったいないくらい」


絵里「あなたに言われたくないわ。ことりだって清楚で可憐で素敵な女性だもん。私にはもったいない」


ことり「そんなこと…ちょっとある」


絵里「あるんかーい!」ビシッ


二人「「あはははははっ!」」

ことり「――絵里ちゃん」


絵里「なぁに?」


ことり「こんなことりを選んでくれて…ありがとね」


絵里「何よ改まって。私の方こそ、小鳥が私のことを好きになってくれたこと、とっても嬉しいわ。いつもありがとうね」


ことり「――っ! な、なんかはずかしいなぁ」テレテレ


絵里「そ、そうね…恥ずかしい…。ていうか、こんなときに言うのもアレだけど」

ことり「なぁに?」






絵里「硬くなってるわよことりさん」ジトー


ことり「――てへっ☆」ギンッ

絵里「しょうがないわね、ことりは」キュッ


ことり「あ、トリートメントもったいない」


絵里「でもほら、お湯で溶かせば…どう?」シュッシュッ


ことり「ゃ、、あ、ろーしょ、ん…みたいぃ…♡」


絵里「まったく、誰ですかー? もう勃たないとか言ったのは~」シコシコ


ことり「こ、こと、り、んっ♡ ことりれすぅ♡♡」ギンギン


絵里「嘘つきなことりちゃん。お仕置きしなきゃ、ね?」シコシコシコシコ


ことり「ぁっ、 はや、、、ぁうっ♡ やら、きもちいぃよぉ…♡♡♡」ビクッ


絵里「気持ちいいですか? お嬢様♪」シュッシュッ


ことり「きも、ち、よすぎ、、、て、おかしくっ♡ なりそうですぅ…♡」ビクビクッ


絵里「そう。それじゃこの辺りで――」ピタッ



ことり「! な、なんで…? やめちゃやだ…イかせてよぉ!」


絵里「――続きは、あっちでしましょう? その方がゆっくり、激しくできるわよ?」ボソッ


ことり「――――はい♡」キュンキュン

ヌルッ



ジュ ヌプ



クチュクチュ   ニチャ




パンッパンッ…パンッ

ゃ、ぁあっ♡♡



  きも、ぢ――ぃ♡



イッちゃ…ぁ、んんっ♡




   あっ、も、らめっ♡





 でちゃ、   あっ♡









――――――――どぷっ。

――


――――



ピチチッ チュンチュン



ことり「…朝ら」


絵里「あさ」


ことり「――しないって言ったのに夜通ししちゃったね」ノビッ


絵里「2日連続でしぬほどしちゃったわね…」ノビッ


ことり「幸せなお正月だねぇ~」


絵里「ほんとね…これが本当の寝正月ってね」


ことり「寝るの意味が違う~」


絵里「性的な意味での寝正月…やだ朝から何言ってるのかしら私」


ことり「完全に目が覚めた途端恥ずかしくなること言ってたよね、絵里ちゃん」


絵里「いっそ殺して」


ことり「えー、ダメ。絵里ちゃんは死刑じゃなくてしゅーしんけーです!」


絵里「終身刑…?」


ことり「絵里ちゃんはことりのそばで一生ことりのことを守ってないといけません!」


絵里「騎士のようにお守りしましょう。守ってナイトってね」ドヤチカァ


ことり「うわっ今のは引く」ドンビキ


絵里「うん、今のはないわね。自分でもないと思った」シュン

絵里「まぁ、終身刑でも何でもいいわよ。ことりのそばにずっといられれば、それで」

絵里「一緒にいるだけで幸せだって、そういったでしょ?」ニコッ


ことり「――――やっぱり、絵里ちゃんってずるいね」


絵里「?」


ことり「ねぇ。来年…今年? もこんな風に年を越せたらいいね。一緒に」


絵里「当たり前じゃない。来年はそうね…私といっしょにロシアで越してみる? 時差があるけど」


ことり「――それもいい、かもね」

絵里「じゃあそうしましょうよ。亜里沙もきっと喜ぶわ。それにお母様も、おばあさまも」


ことり「旅費、貯めとかなきゃ…。今から楽しみだねっ!」


絵里「ええ、とっても。――よし、それじゃあ昨日しそびれたゲームでもいっしょにしましょっか」


ことり「うんっ♡」

























絵里「――――あれ?」

絵里「今更だけど――」



絵里「去年の今頃、私とことりは付き合っていたかしら? というか、知り合いですらなかった、ような?」





ことり「――今更気づいたの? 遅いよ」













おしまい。ループオチでした。

ほいたらまたよしなに。

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