聖夜大仕事前【モバマス SS】 (25)

【事務所 物置(イヴの部屋)】


「はぁ~、暖かい…。コタツさんは本当に素晴らしい道具だね~…」グテーン

「ブモ~…」ダラーン

ガチャ

「あっ、Pさん!お待ちしてました~。どうぞ、遠慮なく座って下さい」

「では、ライブ打ち上げの鍋パーティー始めましょ~♪」

「ブモーッ!」パチパチ


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450981703


バクッ!

「ブモーッ!ブモーッ!」アヂーッ! アヂーッ!

「もう、ブリッツェンたら慌てて食べるから~…。ちゃんとフーフーしてから食べないと火傷しちゃうよ~」

「ほら貸して、ふぅ~…ふぅ~…」

「はい、あ~ん♪」

「ブモーン…」アーン

モシャ モシャ

「どう、美味しい?」

「ブモッ!」V<ブイッ

「ふふっ、良かった」

スッ

「じゃあ、Pさんにも…」

「ふぅ~…ふぅ~…」

「はい、あ~ん♪」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「ごちそうさまでした~」パンッ

「ブモブモ~ッ」パンッ

「凄く暖まりましたね~」

「ブ…モ…」ウトウト…

「…ブリッツェン眠たいの?」

「……ブモッ」コクッ

「いいよ寝てて。あなたには今晩頑張ってもらわないといけないから、今の内に休んでて…」

「ブモッ」コクッ

バタッ

「…ブーッ…ブーッ…」zzz…

「ふふっ、ブリッツェンたらもう眠っちゃった…。ライブ頑張って盛り上げてくれてたか疲れてたんだね~…」

カチャカチャ

「あっ、Pさん。私も片付けお手伝いしますよ~」

「私は平気ですよ~。むしろ先程のライブから目が冴えてしまって、今日一日は眠らなくても大丈夫かな~」

「…分かりました。それではお言葉に甘えて休ませてもらいますね~」

「今晩は私も頑張らないといけませんから…」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

コトッ

「すみません。お茶まで用意してもらって~…」

ズズッ…

「はぁ~…美味しい~…」コトッ


「Pさん、今日は本当にありがとうございました~。ライブ、すごく楽しかったですぅ~」

「本当に素敵なプレゼントをいただきました~。私もファンのみんなに幸せ届けられたかなぁ~?」

ゴソゴソ…

「えっ、まだプレゼントがあるんですか~?」

ババーン!!

「まあ~、大きくて美味しそうなケーキです~」

「あっ、でもさっきお鍋食べたばかりだからお腹に入らないかも…」グゥゥゥゥッ

「……どうやら、甘い物は別腹みたいです///」

「…それではお仕事前に少しいただきましょうか。ブリッツェンの分を取り分けといてと…」スッ

「いただきます~」パンッ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「はぁ~、お腹いっぱい~。エネルギー満タンです~」



シンシン…

「あっ…」

「Pさん、窓を見て下さい。いつの間にか雪が降ってますよ~。今年はホワイトクリスマスですね~」

「…そうですね~。今夜は冷え込むかもしれません…」

「でも大丈夫です~。私は北国出身ですから、寒さには慣れてますし~」

スッ

「えっ?…カイロですか~。ありがとうございます~。使わせていただきますね~」

ドサドサッ!

「…!もぉ~、そんなにいっぱいはいらないですよ~。Pさんは心配性なんだから~」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「…さて、そろそろ出発しなくちゃ…。起きて、ブリッツェン」ユサユサ

「ブ…モ~…?」ウーン…

「ソリの準備お願いできる?」

「ブモッ」ピシッ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

【事務所 屋上】

ガチャ

「うわ~、もう雪が積もってます。一面真っ白ですね~」ザッザッ

ズルズル…ズルズル…

「ブモッ!」ザッ!

「ありがとう、ブリッツェン。準備OKだね」



「ではPさん、ちゃんとお部屋で待ってて下さいね~。風邪引いちゃいますから~」

「私は大丈夫です。このコートは寒さに強い特殊な作りですから~」

スッ

「だからカイロはもういいですから~。それに貼る場所がありませんよ~」バッ

「………」

「あの~…その代わりといってはなんなんですが…」





「無事に戻って来れるように…おまじないいただけませんか?」





「んっ…///」







「…ありがとうございます、Pさん」






http://mup.vip2ch.com/up/vipper46317.jpg
「いってきます」

<終>

一旦はこれでおしまいです。

少し抜けます。この後ちょびっとだけおまけ投下予定です。

ただいま戻りました。
追記投稿開始します。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【深夜 上空】


「…ふぅ、これで半分配り終えたかな~」

「ブモ~ッ…」

「大丈夫ブリッツェン?疲れてない?」

「ブモッ!」

「ふふっ、まだまだ元気そうだね♪」


「……っ」クスッ

「ブモッ?」

「ううん、なんでもないよ。なんか色々と思い出しちゃって…」

「最初はプレゼントを盗られてどうなるかと思ったけど…」

「Pさんに拾ってもらって…アイドルなって…おかげでプレゼントも無事に用意できた…」


「たくさんのお友達もできて…ライブで多くのファンが応援してくれて…」

「サンタのお仕事も、アイドルのお仕事も、とても楽しいんだ…」

「私、この国に来て本当に良かった」

「…ブモッ!」コクッ

「さあ、残り半分頑張るよブリッツェン!」

「ブモーッ!」オーッ!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「よし、今年も無事に配り終えた」

「ブモッ…ブモッ…」ハァ…ハァ…

「頑張ってブリッツェン。後は事務所に帰るだけだよ」

「ブ、ブモッ~…」

「そうだ、Pさんがケーキを買って来てくれてたよ。ブリッツェンの分取ってあるから帰ったら食べ…」

「!」キラーン!

「ブモーーーーーッ!!!」ビューーーーン!

「ブ、ブリッツェン!スピード出し過ぎだよ~っ!!」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「ブーッ…ヒーッ…ブーッ…」ゼー…ヒュー…

「………」キョロキョロ

「…っ!ブリッツェン、事務所が見えて来たよ!もう少しだから頑張って!」

「ブ…ブモッ!」ハァ…ハァ…

「………」ジー

「!」

「…見て、ブリッツェン!Pさんが手を振って応援してくれてる!」

「…!ブモッ!ブモッ!」

「……まったく、Pさんたら…」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【事務所 屋上】

ザザーッ…

「ブモ~…」フィー…

ダキッ!

「ありがとう、ブリッツェン!よく頑張ったよ~」ナデナデ

「…ブモ~」



ザッ…

「…あっ」

ダキッ

「ただいま、Pさん…」

「もう、お部屋で待っててと言ったのに…一晩中待ってたんですか~?」

「本当に…Pさんは心配なんだから…」

チョンチョン

「!?」ビクッ

「ブモッ」

「…どうしたの、ブリッツェン?」

「ブモッ、ブモッ」

「えっ!?いいよブリッツェン。ソリは私が片付けるから、あなたはゆっくり休んでて」

「ブーモッ、ブモッブモッ」

「…」

スッ

「ブモッ!」b <グッ

「…っ!!もう、ブリッツェン!///」

「ブモーーーッ!!」ピューーー!
「まったく、ブリッツェンたら…///」


「……あの、Pさん…」

「その~…今年は思ってたより外が寒くて……体がすっかり冷えてしまって…」

「……だから」





「温めてもらっていいですか?」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「フゥー…」

「せっかくの聖夜だ…。若い奴らの邪魔をするわけにはいかねーな…」

「ブリッツェンはクールに去るぜ…」ブモッ



「このケーキなかなか美味いな…」モシャモシャ

<完>

はい、今回はこれにて終了です。
本来ならイヴの誕生日SSとして昨夜から今朝までに投稿を完了するつもりでしたが、予定が狂い大幅に遅れてしまいました。
ごめんね、イヴ。

担当Pの方はイヴのキャラが崩壊気味になって申し訳ありません。どうにも大人っぽい雰囲気にしようとしがちで、喋り方とか違和感がすごいことになってしまったかも…
今後は精進します。

ご愛読ありがとうございました!

それではHTML化依頼出してきます。

http://mup.vip2ch.com/up/vipper46319.jpg
今回カード形式で描いてみましたが非常に面倒くさかった…

もうやらない

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