Ｐ「そうか？良いと思うんだけど」

律子「と言うか、キャッチコピー必要ですか？」

Ｐ「何言ってるんだ。ファン感謝祭での一日限定とは言え、せっかく律子がアイドル復帰するんだからキャッチコピー位付けなくちゃ」

律子「いや、でしたらパクらないで下さいよ」

Ｐ「『律子、燃やすぜ！』とか」

律子「燃やされるんですか私！」

Ｐ「『そのプロデューサー、メガネでアイドル！！』」

律子「いけませんか。メガネじゃいけませんか！」

Ｐ「『アイドル戦国時代』『キミはこのメガネ、どう使う？』」

律子「掛ける以外、何に使えと！？」

Ｐ「『さあ、ショータイムだ！』『私が最後の希望だ！』」

律子「私の立ち位置が分からない」

Ｐ「『アイドルスイッチオンで律子キター！』」

律子「何か微妙にしっくりくる！」

Ｐ「『律子が（プロデューサーからアイドルに）変身する！！！』」

律子「いやその日だけですからね！？」

Ｐ「『私たち／僕たちは、十三人で一人の765プロさ』」

律子「…これ復活ライブのキャッチコピーですよね？」

Ｐ「『事務所を破壊し、全てを繋げ！』『トップアイドル？１０年早ぇよ！』」

律子「誰が芸能界の破壊者ですか！後、私の立ち位置！」

Ｐ「『覚醒！運命の眼鏡を解き放て！！』」

律子「何にキバってるんですか。どれだけテンションフォルテッシモですか」

Ｐ「…それじゃあ…あ、『A New Idol. A New Generation』」

律子「ついに765プロですらなくなった！」


―――――
―――
―

Ｐ「…決まらない」

律子「と言うか決める気があるんですかあなたは」

Ｐ「もうこうなったらくじ引きだ！何が出てもそれを復活ライブのキャッチコピーにして開催するぞ！」

律子「あのせめてニュージェネは省いて下さいよ？」

Ｐ「…よぉーし、コレだ！！」

Ｐ「…」

律子「…」

Ｐ・律子「こ、これは……！？」

―――ライブ当日―――


春香「…はい、竜宮小町で『SMOKY THRILL』でした！
さぁそれでは765プロファン感謝祭！
お次は何と、今日だけの復活ステージですよ、復活ステージ！」

千早「皆さんご存知、彼女の登場です！」

春香千早「「それでは、張り切ってどうぞ！！」」

小鳥「…あはは、は…は……プロデューサーさぁん律子さぁん！何で私がぁーーーっっっ！！！」

Ｐ「ホントに、何でこうなった…」

律子「…何でも何もプロデューサー殿のせいでしょう、どう考えても」



『765プロファン感謝祭・一日限定シークレット復活ライブ
～疾走する煩悩～』