[ミリオン] ミリP「桃子ちゃん先生」 (18)
ミリP(以下P)「物を持って行った時点で・・・」
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春日未来「Pさん!何してるんですか?」
P「ん?おう未来か。今な地方上級の民法の問題を解いてたんだよ」
未来「地方上級?なんか強そうですね~」
P「強そうってなんだよ。公務員のことだよ」
未来「公務員ですか~、頭良さそうですね!でもどうして公務員の勉強なんてしてるんですか?」
P「教養を高めようと思ってな。俺のアイドル達を守るのに法律も知らなかったら、悪い大人に騙されてしまうからな!」
未来「(俺の未来を守るためだなんて・・・Pさんったら///)」にへら~
P「未来、大丈夫か?凄くだらしない顔になってるぞ」
未来「はっ、大丈夫です!そういえば、今日はシアターのお掃除するんでした。」
未来「ぐずぐずしてたら静香ちゃんに怒られちゃうんでそろそろ行きますね!」
未来「Pさん(私のために)お勉強頑張って下さいね!」
P「雨が降りそうだから、早めに終わらすよう静香に・・・ってもう居らんやん」
ガチャ
P「はあー未来は元気が過ぎるからな・・もうちょい大人しなってくれたら心配も少なくて済むんやけど」
P「まあ大人しかったらそれはそれでちょい気持ち悪いな」
周防桃子「関西弁出てるよ、おにーちゃん」
P「!?びっくりしたー。チワーッス桃子ちゃん先輩!」
桃子「それ毎回やらなくて良いから。鬱陶しいよ」
P「ガーン」
桃子「はいはい。ただいま、おにーちゃん」
P「おかえり。シアターの掃除は順調か?」
桃子「今は荷物を片付けてる最中だよ。未来さんが休憩してきて良いよって言ってくれたから、一度事務所に帰ってきたの」
P「それはお疲れさん。冷蔵庫に俺が作った黒豆ケーキがあるから食べて良いぞ」
桃子「はーい。でも何で黒豆なの?美味しいから別に良いけど」
P「よくかーちゃんが作ってくれたんだよ。だから俺もよく作る。あと桃子、俺はそんなに言うほど関西弁じゃないと思うんだけど・・・」
P「出身奈良だし。奈良県民はな、大阪みたいにコテコテの関西弁じゃない。中途半端な関西弁何だよ」
P「だからな、大阪の人達からしたらエセ関西弁って思われてるかもしれん。どうすれば良いと思う?」
桃子「ほんとどーでもいい。桃子からしたら奈緒さんもおにーちゃんも、どっちも変わんないよ」
P「そんなもんかな~」
桃子「そういうもんだよ、ていうか机の上に本とかいっぱい広げて何してるのおにーちゃん?」
P「ん?これはな、公務員試験の問題集だよ。今は民法の勉強をしてる最中。さっきまで未来と休憩してたけど」
桃子「ふーん。民法の勉強してるんだ、偉いねおにーちゃん。今どのあたりやってるの?」
P「桃子には難しいと思うけど言って分かるか?今はな受領遅滞ってのを勉強してるんだ」
桃子「へー受領遅滞のとこ勉強してるんだ。確かにあそこはちょっとややこしいよね」
P「だよなー法定責任説とか債務ふ・・・ん?」
P「桃子ちゃん先輩受領遅滞ご存知で?」
桃子「うん。ちょっとだけね。てかそれ止めてよね」
P「アッハイ」
桃子「で、今どの問題解いてたの?」
P「ここなんだけど・・・」
桃子「んーっと、はいはい」
P「(えっマジで、桃子分かんのこれ・・・)」
桃子「これは答え3番だね。どうあってる?」
ペラッ
P「(うわー合ってるやん。俺の立場ないやん)」
P「ま、まあこ、これはka軽いシャブみたいな問題やからな」
桃子「シャブって何よ、ジャブでしょおにーちゃん。」
P「うっ・・そ、そうとも言うな。うん。ならこれならどうや。これはまだ桃子には早いんとちゃうかー」チラッ
桃子「どれどれ~。んー5番だと思うよ」
ペラ
P「」
桃子「どうしたのおにーちゃん?固まっちゃって。桃子の答えあってた?」
P「アッテル」
P「桃子、いや桃子ちゃん先生!私に民法いや受領遅滞の範囲だけでもご教授頂けないでしょうか」
桃子「きゅ、急にどうしたのおにーちゃん、桃子でよかったら教えるよ?」
P「ありがとう桃子ちゃん先生。助かるよ」
桃子「いいよべつに。(先生・・ちょっと良いかも)」
桃子「その代わり教えてる間は桃子のこと先生って呼んでよね!」
P「はい!先生」
桃子「ん。じゃあどこから始めよう?おにーちゃんどこ教えて欲しい?」
P「そうだなー、受領遅滞の法定責任説と債務不履行説の違いがいまいちピンと来ないんだよな」
桃子「わかった。ふたつの違いから簡単に説明していくね」
桃子「んーとまず、受領遅滞なんだけどAさんがある物、ここではお酒にするね。これをBさんに渡す約束をしてたとするよね」
P「うん」
桃子「で、Aさんは約束通りにBさんに渡しに行ったのね。」
桃子「でもBさんはお酒を受け取らなかった。このことを一般的に受領遅滞って言うの。」
桃子「ここまでは大丈夫?おにーちゃん?」
P「はい、大丈夫です先生」
桃子「ん。じゃあ次は法定責任説と債務不履行説の違いを説明するね」
桃子「このふたつの違いはね、Bさんにお酒を引き取る義務があるかどうかなんだよ」
P「と言うと?」
桃子「Bさんには引き取る義務があるって考えるのは、債務不履行説。引き取る義務があるのにそれをしなかったら、約束を破ったことになるでしょ」
桃子「だから引き取る義務があるって考えるのは、債務不履行説なの。」
桃子「ちなみに、この債務っていうのは引き取るっていう約束のことね。で、不履行っていうのが約束を破ったてこと」
P「ふむふむ」
桃子「おにーちゃん、ここまでは大丈夫?」
P「おう。でーじょーぶだ!」
桃子「ならいいけど。じゃあ続けるね」
桃子「次に法定責任説だけどこれは、Bさんには引き取る義務はないって考えなの。ようは引き取っても取らなくても、Bさんの勝手ってこと」
桃子「で、ここでいう法定責任なんだけど、
①AさんがBさんにお酒を持って行く。
②Bさんが受け取ってくれなかったから、Aさんは持って帰った。
③何日かしてAさんがまたお酒を持って行く。」
桃子「こんな感じになると思うんだけど、ここで何が問題になるか分かる?」
P「そうだな。Aさんからしたら余計な移動の費用がかかってるな」
桃子「そうなの。だから公平にするって意味で余分にかかるAさんの移動のお金はBさんの責任で払ってあげなさいっていうのが法定責任説なの」
P「はーなるほどな。桃子先生は教えるのが上手だな。ありがとうな」ナデナデ
桃子「ちょ、子ども扱いしないでよね!もうまったくおにーちゃんはすぐに桃子のこと子ども扱いするんだから///」
P「まあまあ、今度特性カレー鍋&締めのカレーチーズリゾットご馳走してやるからな」
桃子「そこまで言うなら食べてあげてもいいけど?」
P「そうかそうか。事務所で鍋パーティーだなこれは。でも桃子どうしてこんなに詳しく知ってたんだ?」
桃子「んーとね、子役やってた時に『裁判官モモコ』っていうドラマに出てたの」
桃子「その時に勉強したの。猫売TVで一話だけやってあとは、cowcowで放送だったから知らない人は多いかもね」
P「そうだったのか。こんど借りて見てみるか。でもさすが桃子。役作りのためにしっかり勉強するんだな。そういう仕事熱心な桃子は大好きだぞ」
桃子「だ、大好きとか意味わかんないし///おにーちゃん気持ち悪い!///」
P「ははは、おっともうこんな時間か。打ち合わせあるからそろそろ準備しないと」
P「誰か来たら冷蔵庫のケーキ食べていいって言っといてくれな」
桃子「はーい」
P「シアターの掃除頑張れな!行ってきます」
ガチャ
桃子「いってらっしゃーい・・・でもなんで公務員試験の勉強なんてしてるんだろ?」
桃子「・・・はっ、もしかしておにーちゃんプロデューサー辞めちゃうのかな。・・・てそんな訳ないか」
桃子「余っても仕方ないし静香さん達にもケーキ持って行こっかな。よいしょ」
ガチャ
バタン
終わる
物語にしたら覚えられるらみたいなので書いてみました。
桃子ちゃん先輩に教えて欲しい。
文章書くのって難しいですね。またROM専に戻りたいと思います。
依頼してきます。
役作りでそこまで学ぶとは
先輩流石です
>>2
春日未来(14) Vo
http://i.imgur.com/vahU53m.jpg
http://i.imgur.com/yiAsprq.jpg
>>4
周防桃子(11) Vi
http://i.imgur.com/RiFCD99.jpg
http://i.imgur.com/yNTOiXo.jpg
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