P「何だこれは……!」ちひろ「それが"念"です」 (117)
P「念?何ですかそれ?」
ちひろ「念というのは所謂私たちの生体エネルギー。オーラとも言いますけど……まさかPさんまで見える様になったなんて……」
P「へ?」
ちひろ「最近うちのアイドルの子達も目覚めてるんですよ。念能力に」
P「た、例えば…?」
まゆ「おはようございまぁす♪」
P「おう、まゆおはよう」
ちひろ「………彼女がそうです」
P「!?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1448764251
まゆ「ふぅん……そういう事ですか」
P「まゆ……お前!」
まゆ「Pさんにも見えますか?まゆのオーラ」ズズ…
P(デカイ……!)
まゆ「それで…系統は何ですか?」
P「系統?」
ちひろ「そうですね。まずはPさんの系統を調べましょう、こっち来てください」
P(水が溢れそうなグラスに…葉っぱが1枚?)
ちひろ「まゆちゃん、ちょっと協力してもらっても良いかしら?」
まゆ「はい♪」ズズ…
ゴポッ…ゴポポポ……
P「ッ……グラスの水が溢れた!?」
ちひろ「これが水見式です。この反応は強化系ですね」
ちひろ(……まゆちゃんが目覚めたのは最近のはず。それなのにこの"練"……只者じゃない!!)
ちひろ「ん……?"練"?」
まゆ「どうしました?」
ちひろ「いやそういえばPさんにまだ基本の四大行を教えて無かったなぁーって」
まゆ「あら……なら"あの人"を呼ばないと」
ちひろ「そうね。まゆちゃんちょっと連絡とってくれる?」
まゆ「はい♪」
P「あの…全然話が掴めないんですけど、今どういう状況です?」
ちひろ「Pさんにはまず基礎を覚えてもらいます。その為に"ある人"に連絡しました」
P「"ある人"?」
まゆ「まゆもその人に教えてもらったんですよぉ」
P「いったい誰なんです?」
ちひろ「それは…」
まゆ「それは…」
P「それは……?」ゴクリ
菜々「ウサミン星から華麗に到着!現役JKアイドル!ナッナでぇーす☆キャハっ☆」バァンッ
P「」
まゆ「師匠!」
P「師匠ぉ!?」
菜々「Pさんも念に目覚めたんですね!ナナ感激です!」
ちひろ「菜々ちゃん、Pさんをよろしくね」
菜々「お任せください!Pさん、トレーニングルームに行きましょう!」
P「お、おう…」
トレーニングルーム
菜々「Pさんは今皆のオーラが見えてるんですよね?」
P「ああ、ハッキリとな」
菜々「自分のオーラも見えてますか?」
P「もちろん。俺の身体の周りに纏わり付いてるって感じかな」
菜々「………見える様になった時オーラはどんな感じでした?」
P「んー……垂れ流しって感じだったかな。まあ自然に今みたいに止まったけど」
菜々「ッ……!?」
菜々(信じられない……!誰にも教わらず独力で"纏"に辿り着くなんて……!)
P「で?何をすれば良いんだ?」
菜々「そ、そうですね。まずPさんの今の状態は"纏"というモノで念の基本ですね。オーラを止めておく役割があります」
P「成る程…でもまゆのを見た時はもっとデカかったぞ?」
菜々「ああまゆちゃんの見たんですか。多分それは"練"ですね」
P「"練"?」
菜々「全身のオーラの精孔を開けて体内のオーラを開放する技です。水見式で系統を調べる時も使いますね」
P「あー……その系統って何なんだ?」
菜々「それはおいおい説明しますから。今は基礎をしっかりしましょう!」
P「………ま、LIVEの前にはまずレッスンって事か。やるよ、基礎練」
翌日
P「おはよう!」バァンッ
菜々「おはようございまーす」
ちひろ「あら、修行はどうでした?」
菜々「Pさん凄いですよ!四大行全部一瞬で覚えちゃいましたし……"円"は出来ませんけどそれ以外は十分なレベルです!」
P「いや、菜々の能力のおかげだよ。30分で8時間分の睡眠が取れる能力なんて……」
菜々「まぁそれだけじゃ無いですけどね!凄い便利ですよ!」
ちひろ(やっぱり……流石ですね)
P「今から水見式やるんですよ。ちひろさん、準備良いですか?」
ちひろ「あっ、はい。少し待っててくださいね」タッタッタッ
ちひろ「どうぞ」コトッ
P「よしっ………"練"!」ズズ…
ちひろ「!?」
ちひろ(なんて重みのあるオーラ……!いったいどれだけの潜在能力を!!)
ボロボロ…
P「あれ?葉っぱが枯れちゃったぞ」
菜々「………これは特質系ですね!かなり珍しいですよ!」
P「おっ、そうなのか?いやーなんか嬉しいなぁ」
菜々「能力は自分で考えてくださいね。自分に合ったのが1番ですから!」
P「能力かぁ………」
菜々「………最後に1つ、言っておくべき事があります」
P「何だ?悪用するなってか?」
菜々「いえ、Pさんに限ってそんな事は無いと思ってますから……ただ他のアイドルには気を付けてくださいね」
P「ああ管理って事だな。大丈夫、あいつらも変な事には使わないだろ」
菜々「いえそうじゃなくて……」
P「おっと仕事だ。ちひろさんスタドリ1ダースください」
ちひろ「はい♪今日も頑張ってくださいね!」
P「よーし、じゃあ営業行ってきまーす」タッタッタッ
菜々「行っちゃった……大丈夫でしょうか?」
ちひろ「うーん……どうかしら?」
別室
まゆ「………皆さん、Pさんが念を使えるようになりました」
ザワザワ…
??「ふーん…じゃあもう我慢しなくて良いんだ」
まゆ「えぇ…『念能力によるPさん争奪戦』今日から解禁です♪」
ズズズズ…
腰痛なので治ったらまた書きます
翌日
P「おはようございまーす」
奏「おはようPさん」
P「おっ、今日は奏が1番か」
奏「ええ、今日は早く目が覚めちゃって」フワァ…
P「………!?」ドキッ
P(なんか今日の奏は妙に色っぽいな……)
奏「ふふ………♪どうかした?」
P「………あ、香水変えた?」
奏「そうね……」
P「おおやっぱり!通りで良い匂いがすると思ったよ」
奏「………そう、とびっきりの香水にね」
奏(効いてるみたいね。私の能力……『一部屋の芳香(ホテル・ム-ンサイド)』)
速水奏:変化系
能力名:一部屋の芳香(ホテル・ム-ンサイド)
能力:自身のオーラをフェロモンに変化、円の中に入った人間にフェロモンを嗅がせる。
円の範囲を狭める程フェロモンは濃くなるがその間自身は移動出来ない。
P「しかし本当に良い匂いだな……高かったのか?」
奏「……もっと近くで嗅ぎたい?」
P「えっ」
奏「Pさんなら良いわよ、直に嗅いでくれても……ほらこっち」ムワァ
P(何だ……!?この妖艶さ……!!奏に逆らえない……!?)
奏(今の円の広さは一部屋分。Pさんがこっちに来ると同時に少しずつ狭めていけば……!)
凛「おはよう」ガチャ
奏「!?」
P「お、おはよう!」ススス…
凛「?……おはよう。どうしたの朝から?」
奏(くっ……!あと一歩だったのに!)
P「いやー何でもないぞ!うん!」
凛「変なの……あ、そうだ」
P「ん?」
凛「プロデューサー、私と結婚してよ」
P「!?」
奏「!?」
凛「結婚。ダメなの?」
P「凛、お前何言って………」
凛「ッ……じゃあキスで良いよ。YESかNOで答えて」
P「だ、ダメに決まってるだろ!アイドルにーーーー」ドクンッ
凛「ふぅ…………私の勝ちだね」ニヤリ
P(身体が言うことをーーーー!?)
奏「凛、何したの?」ズズズ…
凛「さあね、プロデューサーが私の気持ちに応えてくれたんじゃない?ね、プロデューサー」ギュッ
P「アア。凛、愛シテル」ギュッ
凛「ーーーーほらね」
奏(違う……!この様子はおそらく操作系能力!でもどんな仕組みで……!?)
凛(……奏はもう操作系って事くらいは気づいてるかな。でももう遅いよ、私の『消えない蒼(ネバ-セイネバ-)』にかかったんだから)
渋谷凛:操作系
能力名:消えない蒼(ネバ-セイネバ-)
能力:凛の要求に対して相手が『ダメ』『出来ない』と口にした瞬間、相手のコントロールを凛が気を失うまで奪う。
要求は3回しか出来ず、相手が応えなかった場合1日能力が使えなくなる。
凛「じゃあプロデューサー。キスしよっか」グイッ
P「ウン、凛チュッチュシヨウ」ン-
奏「ダメっ……!」
バァンッ・・
凛「!?」
智絵里「Pさん……助けに来ました!」
奏「智絵里ちゃん!?」
凛「ふーん……でも1人で何とかなると思ってるの?」パチンッ
奈緒「オオオ……」ズズズ…
加蓮「アア……」ズズズ…
智絵里「2人とも……!」
凛「奈緒も加蓮も念能力者みたいだったけど……まだまだだね。『プロデューサーから手を引いて』って言ったらあっさり引っかかったよ」
智絵里「ッ………!」ズズ…
奏(良い"練"……だけど!)
凛「それくらいのオーラじゃ私達は倒せないよ。奈緒!加蓮!」
奈緒「ウボァ--!」ダッ
加蓮「ガァァ---!」ダッ
智絵里「………四つ葉のクローバーさん。私にーーーーー力を!」キィィィィン
凛「ッ……な、何!?」
奏「オーラが増幅した!?」
智絵里「…………!」シュッ
凛「消えーーーー」
智絵里「これが私の能力『風色メロディ』……ですっ!」シュッ
緒方智絵里:強化系
能力名:風色メロディ
能力:四つ葉のクローバー1つを犠牲にする事で3分間オーラを増幅させ身体能力を上昇させる。
凛(後ろっ……!)
智絵里「ごめんなさい凛ちゃん……チョップです……えいっ」トンッ
凛「ッ………」バタン
P「ハッ……!?俺は一体……?」
奈緒「アレ?ココは……」
加蓮「アタシ達確か凛と話してて……あっ!」
奈緒「思い出したぞ……凛のヤツぅ〜〜〜!!どこに行きやがった!!」
凛「」
加蓮「あ、死んでる」
奈緒「りぃぃぃぃぃぃん!!救急車ぁぁぁあ!!」
加蓮「…………その前に凛にはオシオキが必要だよね」
奈緒「え?」
加蓮「アタシ達を操ったんだもん。今度はコッチの番でしょ?」ズズズ…
奈緒「おい、まさか……」
加蓮「プロデューサー、ちょっと凛借りるね!ほら奈緒そっち持って!」タッタッタッ
奈緒「ああ……ドンマイ凛……」タッタッタッ
バタン
>>40
意識を奪うのに相手が答えないことあるの?
アイプロあるので休載します。なるべく早く戻ってきます
>>48
凛の要求を口に出して拒むと能力作動。3回うやむやにすればセーフ
書き方悪かったらゴメンね
P「何だったんだ一体……」
智絵里「あっ、Pさん……!大丈夫ですか…?」
P「おう智絵里。大丈夫だよ」
智絵里「良かった……なら」
P「えっ」
智絵里「これでずっと一緒ですね……♪」
P「おいどうしてそうなる」
智絵里「これからはPさんにちょっかいだす悪い虫は私が追い払いますから……ね、奏さん♪」ニッコリ
奏「ッ………!!」ゾクゾクッ
奏(私の能力じゃあの子には勝てない……!ここは引くしか無いのね……!)ギリッ
P(智絵里みたいな子が強さと自信を手に入れるとこんな事になるのか……!恐ろしい……!!)
奏「くっ……私はおいとまさせて貰うわ」スタスタ
バタン
智絵里「あっ、あの、Pさん」
P「ど、どうした?」
智絵里「結婚式の日取り、どうしますか…?」
P「」
智絵里「あっ、あとお家なんですけど…私…庭にはたくさんのクローバーが欲しいんです」
P(マズイ……非常にマズイ……ここで結婚しないなんて言ったらどうなるか分からんぞ……)
智絵里「それで2人で一緒に四つ葉のクローバーを探すんです……」
P(誰か……!この状況を打開出来る誰か……!)
ガチャ
まゆ「おはようございまぁす♪」
P「まゆ!!」
智絵里「まゆちゃん……」
まゆ「うふ…♪さっきそこで奏ちゃんに会いましたけど……まさか智絵里ちゃんが最後に残るとは思いませんでしたよぉ」ズズズズ…
智絵里「ッ………」スッ
まゆ「四つ葉のクローバー……ふぅん……」クイッ
ヒュッ
P「クローバーが飛んだ!?」
智絵里「あっ!四つ葉のクローバーが……!」
まゆ「智絵里ちゃん、戦いの最中に"凝"を怠るなんて甘々ですねぇ…♪」ヒュンヒュン
智絵里「念糸………!」
P「"陰"で隠していたのか……」
まゆ「どうします?クローバーが無いんじゃまゆには勝てませんよぉ?」ズズズズズ…
智絵里「………『切り札』はもう無くなっちゃいました」
まゆ「じゃあここは大人しく引き下がってーーーー」
智絵里「………でもまだ『奥の手』はあります!」スッ
まゆ「まだ予備が………いえ、あれは……!」
智絵里「五つ葉のクローバー……です!」キィィィィィン
まゆ「………!!」
智絵里「ーーーー行きます!」
まゆ「望むところですよぉ……急ごしらえのブーストではまゆを超えられないって事、教えてあげます……!」キィィィィィン
智絵里「………」ヒュッ
まゆ「………」ヒュッ
ズガガガガガガ!!
智絵里(これなら……!!)ドドドド…
まゆ(ッ………!!このままじゃ………!!)ドドドド…
まゆ「けど………!」
智絵里「………!?」ガクンッ
まゆ「ふぅ、やっぱり。五つ葉のブーストは負担が大きいみたいですねぇ…」
智絵里「ッ……まだやれます!」
まゆ「いえ、一瞬隙があれば十分……」ヒュッ
智絵里「………むぐっ!?」
まゆ「大丈夫ですよぉ、志季ちゃん印の安心安全睡眠薬ですから♪」
智絵里「そん………な……」バタン
まゆ「おやすみなさい。智絵里ちゃん……♪」
バァンッ
菜々「なっ、何事ですかぁ!?凄い物音がしたんですけど!!」
まゆ「あっ、師匠ぉ。丁度いいところに来てくれましたねぇ♪」
菜々「えっ」
まゆ「智絵里ちゃんの介抱お願いしますね。服も脱がせて新しい服を着せてあげてください。まゆの服貸しても良いですから♪」ニッコリ
菜々「えぇ……あっ、Pさんはどうします?」
P「」
まゆ(ショックで気を失ってましたか……ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……まゆが悪いですよね……)
まゆ「Pさんはまゆが介抱しますから……」
菜々「じゃあ任せますけど……くれぐれも念の扱いには気をつけてくださいよ!ちひろさんに怒られちゃいますからね!」
まゆ「はぁい……♪」
バタン
まゆ「ふぅ……Pさぁん、起きてください♪」トンッ
P「ハッ……!気を失ってたのか……痛てて……」
まゆ「どうしましたぁ?」
P「いや攻撃の余波であちこち擦りむいてるんだよ……消毒しないとな」
まゆ「あっ、消毒なら大丈夫ですよ」
P「え?」
まゆ「だって………」ガバッ
チュッ
まゆ「ぢゅるっ………んんっ……・・」ジュルジュル
P「むごっ……んんっ〜〜〜!!?」ジュルジュル
まゆ「……………ぷはぁ・・治療完了です♪」
P「はぁっ……おっ、おまっ……!何して……!!」
まゆ「うふ……♪傷が治ってませんか?」
P「えっ?あ、確かに……」
まゆ「これがまゆの能力なんですよ♪」
佐久間まゆ:強化系
能力名:覚めない白昼夢(エヴリデイドリ-ム)
能力:治癒力の強化。自身の体液を相手に摂取させる事で相手を、相手の体液を摂取する事で自分のケガ、疲労を治す。なお能力の使用はまゆとPの間限定
P「いやだからって方法って物が……」
まゆ「Pさん、念能力って制約と誓約で強くなるって知ってました?」
P「知ってるよ……菜々から大体は聞いたからな」
まゆ「なら話は早いですね。この能力はまゆとPさんの体液交換『だけ』でしか発動しない代わりに強力な治癒力を持ってます」
P「な、何が言いたいんだ……?」
まゆ「だから……ッ!」スパッ
P「!?」
まゆ「まゆはドジだから……こうやって自分の念糸で指を切っちゃうかも……♪」
P「…………!!」ゾクッ
P(そういう事か……!)
まゆ「だから………んむっ……・」チュッ
P「んっ………!」
まゆ「ぷはぁ……こうやって治さないといけませんよねぇ♪」
P「はぁっ……そうだな……」
まゆ「それにどんな怪我だって治してあげますよ………もちろん家事とかも頑張ります」
P「ああ……」
まゆ「ねぇ……まゆとずっと……ずーっと一緒に居てくれる……?」
P(こんなお願い……断れないよな)
「・」←これはハートマークだったモノが変化してこうなった。許して
まゆ「本当はこんな能力に頼らなくてもPさんを堕としてみせるつもりでしたけど……でも他の子には負けられないてますから」
P(能力……か。皆凄いよな、急にこんな能力使えて……)
P「………ん?よく考えたらおかしくないか?」
まゆ「はい?」
P「何でウチのアイドル達がこんなに念を使えるんだ?」
まゆ「そういえば……何ででしょうね?」
P「………菜々に聞いてみよう」
数分後
菜々「どうしました?急に呼び出して」
P「ちょっと念について質問がな……菜々はいつから念を使えるんだ?」
菜々「えーっと……10年前くらいですかね」
P「えっ」
菜々「あっ」
P「………まあ良いや。菜々が念について教えたのは誰だ?」
菜々「ナナが念の基礎を教えたのはPさんとまゆちゃんだけですよ?」
まゆ(そういえば智絵里ちゃんは"凝"を怠ってましたねぇ……まゆは結構言われたのに)
P「そうか……うーむ……」
菜々「他の子はちひろさんに教わっているって聞きましたけど……」
P「ちひろさんが?」
菜々「はい。念の開発から基礎まで全部教えているって噂ですよ」
P「念の開発?どういう事だ?」
菜々「本来念は急に使う事は出来ないんですよ」
P「『本来』って事は……別の方法もあるんだな?」
菜々「はい。危険な方法ですけど……オーラを流し込んで強制的にオーラの精孔を開く事が出来るんです。失敗すれば大怪我は免れませんが……まあ身体を鍛えれば耐えれるかもしれませんけど」
P「………………!!」ガタッ
まゆ「どっ、どうしたんですか!?」
P「…………少し急用が出来た。2人とも今日はあがって良いぞ」スタスタ
まゆ「あっ、まゆも一緒にーーーー」
P「そうだ。俺の家の鍵、まゆに渡しとくぞ」ジャラッ
まゆ「えっ………」
菜々「えぇっ!?」
P「先に帰って飯作っといてくれ。じゃあな」スタスタ
まゆ「Pさん………?」
バタン
P(俺の仮説が正しければ……ウチのアイドル達は何かとんでもない事に利用されている……!!)スタスタ
ガチャ
P「ちひろさん……!」
ちひろ「あら?どうしましたPさん」
P「……ちひろさんがアイドルの念の育成をしてるって噂、本当ですか?」
ちひろ「………えぇ。そうですけどそれが何か?」
P「急にこれだけのアイドルが念能力を使えるようになったのは何でですか?」
ちひろ「………日々のレッスンですよ」
P「それだけでウチのアイドルが?他の事務所はどうなんです?」
ちひろ「………………」
P「もしかして……オーラの精孔を無理矢理開いてるんじゃないですか!?」
ちひろ「……………そうですよ」
P「ッ……!?」
ちひろ「けど犠牲は極力避けています。日々のアイドルとしてのレッスンで鍛える事で」
P「でも危険と知りながらやっていたんでしょう!?何でそんな事を!!」
ちひろ「………テレビ見てください。ユッコちゃんが映ってますよ」
P「こんな時に何をーーー」
裕子『スプーン曲げますよー!ムッムッ、ム〜〜〜〜ン!!』グニャッ
MC『おぉ〜!!』パチパチパチ
P「これは……!」
ちひろ「そう、強化系の念能力です。おかげでスポンサーも沢山ですよ」
P「………金か」
ちひろ「その通りです。そして最後はアイドルによる国家の支配。全ての権力を、全ての財をこの私の手に……!」ズズズ…
P(このオーラ………!!)
ちひろ「私を止めますか?Pさん………!!」ズズズ…
P「ああ…………そのつもりだよ……!」ズズズ…
ちひろ「なら………ふっ!」ヒュッ
P「くっ……!」ガッ
P(蹴り……重っ……!!)
ちひろ「折角ですしお教えしましょうか?私の能力」グググ…
P「………!?」グググ…
ちひろ「私の能力。それは『金の分だけ強くなる』能力!!」
P「なっ……!金だと……!?」
千川ちひろ:特質系
能力名:金の女王(シンデレラガ-ル)
能力:他人から受け取った金に付着する僅かな念を吸収する
ちひろ「もちろん今までのPさんのスタドリ分もねぇっ!!」ドガッ
P「ッ…………!!」
ちひろ「さあどうするんです?大人しく私に従うって言うなら見逃してやってもーーーー」
P「………ハハッ」
ちひろ「………?」
P「スタドリか……今まで良く飲んできたよなぁ……疲れては飲んで疲れては飲んで……」
ちひろ「どうしました?走馬灯でも見てるんですか?」
P「いや………少し可笑しくてな」
ちひろ「それはどういうーーーー」
P「見せてやるよ、俺の念能力を………」ゴゴゴゴゴ…
ちひろ「!?」
P「ーーーーー"練"!!」
ギィィィィィインッ!!!
ちひろ「なっ……!?」
P「……これが俺の能力『王の導き(アイドルマスタ-)』だ!」ドドドドド
P:特質系
能力名:王の導き(アイドルマスタ-)
能力:スタドリを体内でオーラに変換し自分の物とする。Pは無意識のうちにオーラを体内に溜めていた
ちひろ「くっ……!」
ちひろ(このオーラ量……マズイ……!)
P「うおおおおお!!」ダッ
ちひろ「ーーーーー!!!」
ドォォォォォオン……
数日後
まゆ(あれから数日が経ちました……)
ちひろ「はい!今日のスタドリです!」
P「あっ、どうも。んっ……」ゴクゴク
まゆ「おはようございます、Pさん♪」
P「おう、おはよう!」
まゆ(吹き飛んだ事務所には傷だらけのPさんとちひろさんが倒れてました)
P「いやー、やっぱコレだよなー」
ちひろ「そんなに美味しいですか?」
まゆ(Pさんはまゆの能力で、ちひろさんは師匠の能力で無事に復帰出来ました。ちなみに今は仮事務所です)
P「なんか力漲る感じがするんですよね……」
まゆ(どうやらPさんとちひろさんは念に関する記憶を失ってしまったみたいですけど………)
P「でも他にも力漲るドリンクがあるんですよ」
ちひろ「えっ?そんなのあるんですか?」
P「はい。それは……」チラッ
ちひろ「?」
まゆ「…………うふっ♪」ニコッ
P「…………内緒です」
ちひろ「えー、何ですかそれー」
まゆ(まゆの味だけは忘れられなかったみたいですね……♪)
おしまい
番外編
凛「んっ……ここは………ベッド……?」
ジャラッ…
凛「なっ……手錠!?」
奈緒「あっ、目ぇ覚めた」
凛「ちょっとこれどういう事!?」キッ
加蓮「凛が私達操ったんでしょ。だから少し仕返し♪」
凛「…………手錠を外して」
凛(まだ加蓮と奈緒には能力については深く知られて無いはず……!)
加蓮「嫌」
凛(かかった……!)
加蓮「じゃあ早速オシオキねー」
凛「………あれ?」
加蓮「ん?もしかして何か能力使った?」
奈緒「あー……無駄だよ凛。もう加蓮の能力からは逃げられない」
加蓮「ふんふふーん♪」
北条加蓮:具現化系
能力名:薄荷(ハッカ)
能力:ベッドを具現化。そこで寝ている者を"絶"状態にする
加蓮「という事だから」
凛「ッ〜〜〜〜〜!!」ガチャガチャ
加蓮「無駄無駄。奈緒、アレやっちゃって」
奈緒「えっ……でも特に使い道無いぞ」
加蓮「良いからほら。出しなよ」
奈緒「んー…あんまりこういう事に使いたく無いんだけど………えいっ!」ズズ…
神谷奈緒:放出系
能力名:画面の向こうのお人形さん(セカンドサイド)
能力:可愛い念獣を召喚する。何故か触手付き
凛「えっ、何?何か居るの?」
加蓮「"絶"状態だから見えて無いんだね。奈緒、やっちゃって」
奈緒「う〜〜〜………ゴメン、でも自業自得だよな!行け!」
念獣「クラエ-」ヌルヌルヌルヌルヌル
凛「ちょっ!何これ………んっ…あっ………」
イヤァァァァァァア!!
おしまい
これで本当に終わりです。冨樫仕事しろ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません