小鷹「こ、小鳩！！
　　星奈、大丈夫か？」

夜空「如何したん、肉は？」

星奈「」

理科「余りのショックに思考停止したとか……」ﾂﾝﾂﾝ

幸村「せなのあねご、だいじょうぶでしょうか？」

小鳩「く、ククク…
　　我が言霊で愚かな人間は縛られたのだ、帰るぞ我が半身」ﾊﾞﾀﾝ

小鷹「あ、小鳩！？
　　　つー訳で、先に帰る。
　　　小鳩が悪かったな、星奈」ﾊﾞﾀﾝ

夜空「何だかよく分からんが、今日はもう解散だな」

理科「そうですね。
　　　何だか、星奈先輩も変な様子ですし」

幸村「では、おさきにしつれいいたします、せなのあねご」ﾍﾟｺﾘｰ

夜空「何時まで突っ立居る肉」ﾍﾞﾁﾝ

星奈「ンギャ！？
　　い、行き成り何するのよ！！」ﾑｷｰ

夜空「何だ生きていたのか。
　　そのまま死んだかのように突っ立っていれば良かったものを」ﾊｧ

星奈「な、何ですって！！
　　私が何時死んだかのように突っ立ていたのよ！！」

夜空「さっき突っ立っていただろう。
　　兎も角、さっさと出て行け。
　　鍵が閉めれんだろうが」ﾌﾝ

星奈「何よもう！！」ﾊﾞﾝｯ

　柏崎家

星奈「はふぅ……」ﾎﾟｹｰ

天馬「星奈の様子がおかしいぞ」ﾋｿﾋｿ

ステラ「ええ、何時も可笑しいですが、今日はいつも以上に可笑しいです」ﾋｿﾋｿ

星奈「ほふぅ～」ﾎﾟｹｰ

星奈（小鳩ちゃんに『肉』って呼ばれた時の快感……
　　　馬鹿夜空とは違う、こう、甘美と言うか、何と言うか……
　　　兎に角、明日、もう一回呼んでもらおう！！）ｷﾘ

博多弁変換サイトで『お兄ちゃん』と変換したら『あんちゃぁぁぁあん！！お風呂が、お風呂が水になっちょるばい！
』って成った……

　羽瀬川家

小鳩（星奈ん事ば肉っち呼んだら動きの止まったとよ。
　　　あんちゃんにはえらい怒られたばってん、これは使える）ﾓｼｬﾓｼｬ

小鷹（今日はやけに静かだな。
　　　さっき、怒り過ぎたか？）ﾊﾟｸﾊﾟｸ

小鳩（そいに、なんだか、星奈ん顔見よったらちかっぱ気持ち良か
　　　あんちゃんの居なか時、星奈ん事ば肉っち呼んでやろう）

小鳩（そいに、肉ん奴ば遠ざけて置いたらあんちゃんには近付かんちゃろう）

小鳩「あんちゃんはうちの守っちいげるけんね！」ﾌﾝｽ

小鷹「はぁ？
　　　よく分からんが、玉ねぎは残すなよ」ﾎﾚ

小鳩「ぐぬぬ……」

　翌日

星奈「こっばっとっちゃーーん！！！！」ﾀﾞｯｷ

小鳩「わ、わ、あんちゃん！！
　　　助けて！！
　　　ぶよ肉に襲われる！」ﾋﾞｴｪｪ

小鷹「こら、小鳩！
　　　人をそう言う風に呼ぶんじゃない
　　　まったく、星奈も止めろ。
　　　小鳩が怖がってるだろう」ﾔﾚﾔﾚ

星奈「何よ！
　　　小鷹ばっかり小鳩ちゃんだっこして！」ﾌﾟﾝｽｶ

小鳩「うちは肉ん物じゃなか！
　　　あんちゃんん物だ！」

星奈「！？」ｿﾞｸｿﾞｸｿﾞｸ

小鳩の方言は西日本のが混ざってる感じ

博多弁のみじゃなくて、混ぜこぜだよな

>>11、>>12　九州弁って博多弁じゃないの？

星奈（ああ、やっぱり、小鳩ちゃんに『肉』って言われるのとバカ夜空に『肉』って言われるのは違うわ！）

夜空（凄い恍惚な顔をしている…）ｳｹﾞｰ

理科（あれは、新たなる世界に足を踏み入れた顔ですね！！）

幸村（せなのあねごがたのしそうでなによりです）ﾆｺﾆｺ

小鷹（何だか嫌な予感しかしない）

小鳩（やっぱり、『肉』っちゆうっち静かに成る！）

星奈「小鳩ちゃん、私の何処が行けないのよ！」

小鳩「じぇ、じぇんぶたい」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

小鷹（と、言うか、あんな狂気迫る顔で迫られたら誰だって怖いだろう）

星奈（プルプル震えている小鳩ちゃんも可愛い！！
　　　抱き締めて頬擦りしたいよぉぉ）ｳﾋｮﾋｮ

夜空（完全に頭が逝ってしまった奴の顔をしている…）

マリア「おにいちゃんは居るか！」ﾊﾞﾝ

夜空（また五月蠅いのが来たぞ……）

小鷹「お、マリアか。
　　　如何した？」

小鳩「く、くくく……我が半身が居なくとも、我はお前の様な愚肉は恐ろしくない」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

理科（おもっきり、膝笑ってますけどね）

小鷹「あ、そうだった！
　　　今日、卵の大安売りしてたんだ！！
　　　悪い、俺、それを買うから、今日はこれで帰るわ！」ﾊﾞﾀﾘ

小鳩「あんちゃん！？！」

星奈「小鳩ちゃん、一緒に帰りましょ～」ﾆﾍﾗ

小鳩「い、嫌じゃ！」ﾀﾞｯ

理科「あっ！」

小鳩「！？」ｽﾞﾃﾞ

夜空「だ、大丈夫か？」

幸村「いま、おくすりをおもちいたします」

夜空「この馬鹿肉！
　　　お前のせいで小鳩がこけてしまったではないか」

星奈「うぅ、ご、ごめんね小鳩ちゃん？」

小鳩「ク、ククク……
　　　我の様な高貴な血の者はこの程度、如何ともないわ！」

マリア「お前、すりむいてるぞ？」

幸村「いま、しょうどくしますね」ｼｭｯ

小鳩「しみる…」

星奈「私が変わるわ、幸村。
　　　小鳩ちゃんがこけたのは私のせいなんだし」

小鳩「肉は嫌だ」ﾌﾝ

星奈「」ｿﾞｸｿﾞｸ

夜空「完全に嫌われたな」ﾌﾌﾝ

小鳩「ク、ククク……
　　　我の様な高貴な血の者はこの程度、如何ともないわ！」

マリア「お前、すりむいてるぞ？」

幸村「いま、しょうどくしますね」ｼｭｯ

小鳩「しみる…」

星奈「私が変わるわ、幸村。
　　　小鳩ちゃんがこけたのは私のせいなんだし」

小鳩「肉は嫌だ」ﾌﾝ

星奈「」ｿﾞｸｿﾞｸ

夜空「完全に嫌われたな」ﾌﾌﾝ

夜空（このまま、肉が嫌われて行くのも実に面白い。
　　　だが、そうなると、部室の空気が悪くなる。
　　　仕方ないのから、この部長である三日月夜空様が直々に手を下してやろう）ﾌﾌﾌ

理科（夜空先輩が何やら碌でも無い事を考えています）

幸村（よぞらのあねごがなにやらわるだくみをかんがえています）

夜空「私達ももう帰る。
　　　肉、貴様のせいで小鳩はけがをしたのだ。
　　　お前が責任を持って小鷹の家まで送り届けるのだぞ」

星奈「分かったわよ」

小鳩「え˝！？」

夜空「それじゃあ、また明日」ﾊﾞﾀﾝ

理科「また明日～」ﾊﾞﾀﾝ

幸村「おさきにしつれいいたします」ﾊﾟﾀﾝ

小鳩（皆、うちば置いて帰っちしもた……）

星奈「じゃあ、私達も帰りましょう」ｽｯ

小鳩「うちは一人で帰れる！
　　　肉は付いてきんしゃーな！！」ﾊﾞｯ

星奈（うぅ… 手すら握ってくれない…）ｼｮﾎﾞｰﾝ

星奈「で、でも、少し暗くなってきたから…」

小鳩「ククク… 我を誰だと思っている肉め。
　　　一万年の時を生きる夜の血族の『真祖』レイシス・ヴィ・フェリシティ・煌とは我の事よ」ﾌﾌﾌ

星奈（相変わらず中二病全開ね。
　　　でも、そう言う所も可愛いわ！！）ｳﾍﾍ

星奈「じゃあ、吸血鬼さんに守って貰おうかしら」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

小鳩「ふ、ふん。
　　　今回だけは我が肉を守ってやろう」ﾌﾟｲ

星奈「じゃあ、帰ろうか」ｷﾞｭｯ

小鳩「う、うん…」ｷﾞｭｯ

小鳩（肉の可笑しな事ばしてからこん…）ｼﾞｯ

星奈（な、何だか警戒してる？
　　　私が変な事をすると思っているのね！）ﾊｯ

星奈「何もしないわよ！」

小鳩「当たり前じゃ！
　　　あ、く、ククク、お前の様な肉が我が体に触れることを光栄に思うが良い」ｽﾁｬ

星奈（やっぱりかわいい！！！
　　　はぁ、如何したら小鳩ちゃんを妹に出来るんだろう…）ﾊｧﾊｧ

小鳩（可笑しな目付きに成っち来よる）

小鳩「変な事しゅるん気ちゃろう！」ｳﾙｳﾙ

星奈「しない！！
　　　思ってないし、しないから！！」ｱｾｱｾ

星奈（ヤバい、顔に出ちゃう…）

星奈「絶対に、家に着くまで何もしないから！
　　　何かしたら、もう、明日から口利かなくて良いから！」

小鳩「絶対ばい！」

星奈「絶対よ！」ｸﾞｯ

星奈（エロゲーマスター柏崎星奈様の手に掛れば、この程度！）

　　羽瀬川家前

星奈「や、やっと着いたわ…」ｾﾞｰﾊｰ

星奈（かなりの試練だったわ。
　　　リアルには感触と嗅覚が有るのを完全に失念していたわ…）

小鳩（ほんなごとなんもしてからこなかった……）

星奈（これ以上一緒に居たら、私の理性がヤバいわね）

星奈「じゃあ、私はこれで帰るわね」

小鳩「」ｶﾞｼｯ

星奈「え？」

小鳩「ククク、我が城まで折角来たのだ。
　　　お茶ぐらい出してやろう、ククク……」

星奈「え？」ﾊﾟｧｧ

小鳩「だけん、変な事したばいらもう口利かんけんね！」

星奈「絶対にしない！！
　　　しないわ！！」ﾊﾟｧｧ

小鳩「なら、上がってええよ」ｶﾞﾁｬ

星奈「お邪魔します！！」ﾙﾙﾙｰ

小鳩（なんっち無く家に上げてしもた。
　　　お茶げなどげんしたらよかとちゃろうか？）

星奈「小鷹の奴はまだ帰って来てないのね」ｷｮﾛｷｮﾛ

星奈（小鳩ちゃんと二人っきりｋｔｋｒ！！！）ｷﾏｼﾀﾜｰ

小鳩「ククク、そこに座して待って居ろ。
　　　今、処女の生き血を持って来てやろう」

小鳩（取り敢えず、トマトジュース出しぇばよかや、肉やし）

星奈（処女の生き血……
　　　小鳩ちゃんの…）ｸﾞﾍﾍﾍ

小鳩「ん」ｺﾄ

星奈「ありがとう」ﾆﾍﾍ

小鳩「……」ｼﾞｰｯ

星奈（物凄い見られてる…
　　　てか、トマトジュースだった）

小鳩「肉は」

星奈「え？」

小鳩「肉はなしてうちばっかりいじめると？」

星奈「えぇえぇえぇぇ！？！？！？」

小鳩「」ﾋﾞｸｯ

星奈「私が、小鳩ちゃんを何時虐めたの！？」

小鳩「肉はなん時もうちん嫌な事ばっかりしてからくるじゃなか！」

星奈「うっ…
　　　そ、それは小鳩ちゃんが可愛いからで、それはもう可愛過ぎるからよ！
　　　そう！
　　　悪いのは小鳩ちゃんよ！」ｱﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

小鳩「うちの悪かと！？」

星奈「そうよ！
　　　私が可笑しくなるのは小鳩ちゃんが悪いのよ！！
　　　フェイナントカ・カントカ・スメラギが悪いのよ！！」

小鳩「！？
　　　ククク…我の未了の力が肉に影響し過ぎたのか…
　　　我が名はレイシス・ヴィ・フェリシティ・煌。
　　　一万年の時を生きる夜の血族『真祖』である、ククク…」ｷﾗﾎﾞｼ

星奈「キャー！！！
　　　可愛い～
　　　ギュってして良い？
　　　ギュってして良いよね？
　　　小鳩ちゃんのせいでこうなったんだもん！
　　　ね？ね？」ﾊｧﾊｧﾊｧ

小鳩「う、うぅ…」

小鳩（どげんしゅればよかと？
　　　だけん、ギュっち事は抱き着くだけ。
　　　其れ位なら…）

小鳩「ちょ、ちょろっとなら、よかよ……」ﾎﾞｿ

星奈「こばとちゃーん！！」ﾀﾞｷｯ

小鳩「うっ……」ｷﾞｭｯ

星奈（はふぅ～
　　　もう、死んでも良いかも…）ｷﾞｭｰ

小鳩（よか匂い……
　　　お母しゃんのおったら、こぎゃん感じやろか？）ｽﾘｽﾘ

星奈「」

星奈（スリスリされた…
　　　スリスリ、された！？！？）ｵｯﾎｰ

星奈「こ、こ、ここ、小鳩ちゃん？」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

小鳩「なに？」ｽﾘｽﾘ

星奈「こ、これは如何言う状況かな～って……」

博多と熊本が混ざった感じかな。
可愛い。

>>30　めんどくさいので博多弁一本で行きます

小鳩「はっ！？
　　　こ、これはよかもん！」ｱｾｱｾ

星奈「くぅ～…
　　　可愛い～～！！！」ｷﾞｭｩｰ

小鳩「うう……
　　　負けなかもん！」ｷﾞｭｩｰ

小鷹「ただいまーって……
　　　何やってんだ、お前達？」

星奈「こ、小鷹！？」ｱｾｱｾ

小鳩「あ、あんちゃん！？」ｱｾｱｾ

星奈「こ、ここ、これは同意の上であって、私が襲った訳じゃないんだから！！
　　　ね、ねぇ、小鳩ちゃん？」ｱｾｱｾ

小鳩「そ、そげんたい！
　　　別に、これはお母しゃんの生きておったらこぎゃん感じなんかげな思った訳じゃなかんやけん！！」ｱｾｱｾ

小鷹「まぁ、何でも良いけどさ。
　　　もう、こんな時間だし、夕飯食ってけよ」

星奈「え、良いの？」

小鷹「天馬さんとステラさんに電話して許可が出たらだけどさ」

星奈「もしもし、パパ！
　　　今日は小鷹の家に泊まるから！！」

小鷹「え？
　　　き、着替えは？」

星奈「ステラが持って来るって」

小鷹「と、泊まる場所が」

小鳩「ククク、我が神聖なる寝具を貸してやろう」ｷﾗﾎﾞｼ

小鷹（どーなってんだ、此奴等…
　　　まぁ、仲が良いに越したことはないが）

星奈「今日の夕飯は何よ？」

小鷹「卵が大量に手に入ったから、卵を使った料理だな」

星奈「出来たら呼んで。
　　　私、小鳩ちゃんと遊んでるから」

小鳩「ククク、我は神聖なdvdを見なければいけないのだ。
　　　　まぁ、どうしてもと言うのなら、我と共に視聴を許してやろう」

星奈「え、何見てるの？
　　　一緒に見ましょう！！」ﾀﾞｷｯ

小鷹「静かにしててくれよ～」

星奈「は～い」

小鳩「ククク……」