巴「唐突じゃがいきなり本番じゃ、しかも生放送じゃぞ」


巴「パーソナリティーの村上巴じゃ」


ありす「同じく橘ありすです」


ありす「あの…打ち合わせはおろか台本すら貰ってないんですけど」


ありす「しかも今日事務所に行ってすぐにプロデューサーに会う事なくここに連行されたんですけど」


巴「安心せい、うちも今朝知らされたばっかりじゃ」


巴「様は時間までリスナーのメールを読みながら質問に答えたりすればええんじゃろ？なら台本なんぞ邪魔なだけじゃ」


ありす「それでいいんですか…」


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いいんです（断言）


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巴「ほれ、スタッフもそう言っとるわ」


ありす「はぁ…」

巴「とはいえうち等だけだと淋しいからの…ゲストを呼んどるぞ」


ありす「では早速登場して貰いましょう」


柚「どーもっ！」


巴「おお、良く来たのう柚姐さん」


柚（切実）「料理番組だったら他の人に譲ってたけどラジオだから来たよ！」


ありす「何でかは分かりませんがゲストは喜多見柚さんです」


柚「（主にキミが原因なんだけどありすチャン！？）」


巴「それじゃ一旦ＣＭじゃ」


ナレーション（Cv川島瑞樹）「この番組は魔法学校リフレインの提供でお送りします」

巴「改めてパーソナリティーの村上巴じゃ」


ありす「同じく橘ありすです」


柚「ゲストの喜多見柚だよ！」


巴「まだ１回目の放送じゃからな…これと言ったコーナーがないんじゃが」


ありす「ですから番組公式ＨＰやツイッターに寄せられた質問メールを読み上げようと思います」


柚「質問かぁ…（答えられる質問ならいいけど）」


巴「というかいきなり始まったのに番組公式ＨＰがあるとはどういう事じゃ？」


柚「それを言うならツイッターもでしょ…」


ありす「そこに突っ込んじゃ駄目だと思いますが…」


柚「まあ…やるならＨＰ立てた時に教えて欲しいよね」


柚「今日だって事務所に入ってイキナリここに連れて来られたし…」


ありす「柚さんもでしたか…」

ありす「とにかくメールを読んでいきますよ、まずはラジオネーム【いちご神拳】さんから」


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柚ちゃんに質問です


イチゴパスタのプロトタイプはどんな味でしたか？


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柚「（いきなり答え辛い質問キターっ！？）」


巴「うちが食ったのはいくらか改良が加えられた物じゃったからのう…正直これは気になっておった」


ありす「どうでしたか柚さん？」


柚「（しかも本人の目の前で言えっての！？）」


柚「あー…うん、パスタとしては甘味が濃過ぎだった…カモ？」


ありす「やっぱりですか…酸味を生かした改良をしたのは正解だったみたいですね」


巴「結果うちはあの美味に出会えた訳じゃしの、柚姐さんには感謝せねばならんのう」


柚「（よし、何とか誤魔化せた！）」

巴「続いてラジオネーム【インヴェルズ（いちご味）】さんの質問じゃ」


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柚ちゃんに質問です


どんなデッキを組んでますか？


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柚「デッキ？」


ありす「多分今事務所でも流行っている遊戯王ですね」


柚「あー、アタシは遊戯王やってないんだよね…穂乃香チャンに勧められたりしたけど体動かしてる方が性に合うし」


ありす「そうなんですか…因みに私は植物統一のナチュルデッキです」


巴「うちはアマゾネス軸の戦士族デッキじゃ」


柚「２人共やってたんだ…」


ありす「この際柚さんも始めてみてはどうでしょう？」


柚「いやいやアタシは体動かす方がいいから」


巴「心配せんでも遊戯王にはランニングデュエルというのもあるぞ」


柚「あるの！？」

ありす「続いてラジオネーム【ストロベリーシェイクの烏龍茶割り】さんから…」


柚「それ混ぜちゃ駄目な奴でしょ！」


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柚ちゃんに質問です


ぴにゃこら太をぐさぁーっ！した時に卯月ちゃんは何て叫んだんですか？


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柚「いやいや何でぴにゃこら太をぐさぁーっ！して卯月チャンが叫ぶのさ！」


ありす「あれじゃないですか？お空の上を舞台にしたドラマで卯月さんが…」


巴「ああ、卯月姐さんが声優に初挑戦したとか何とか言っておったな…」


柚「あー、菜々チャンがＰさんに詰め寄ってたね…演じる役を知ったら逆に感謝してたけど」


ありす「それで、何て叫んだんですか？」


柚「うーん…穂乃香チャンの声が大き過ぎて聞こえなかった」


ありす「それは残念ですね」


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という訳でぴにゃこら太と編み棒を用意して来ました


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柚「準備いいね…」


ありす「ではどうぞ」


柚「ぐさぁーっ！」


ぴにゃこら太「ぴぃ～～～にゃあ～～～～～～っ！」


巴「全く躊躇わずに行ったのう…」


柚「いやだって…この顔見てるとぐさぁーっ！てしたくならない？」


ありす「同意は出来かねます」


巴「（穂乃香姐さんがこの放送聞いとらん事を祈るしかないのう…）」

巴「最後にラジオネーム【緑のブサイク】さんからじゃ」


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柚ちゃんに質問です


ぴにゃこら太をぐさぁーっ！したという事は同じ事をされる覚悟があるって事ですよね？


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柚「何で！？」


巴「確かにやられたらやり返せという格言もあるからのう」


ありす「始めて聞きましたけど…」


巴「まあアレじゃ…穂乃香姐さんがこの放送聞いてたらやられるかもしれんの」


柚「仕掛けたのはそっちなのに！」

ありす「メールはこれで終わりですね」


柚「変な質問ばかりだったね…嫌いじゃないけど」


巴「次はありすが（強引に）提案したこれじゃ」


ありす「名付けて【今日のいちご料理】です」ﾌﾝｽ


柚「あ…すっごい嫌な予感」


ありす「このコーナーはリスナーから寄せられたイチゴ料理のレシピを実際に再現して食べようというコーナーです」


柚「………帰っていい？」


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駄目です（必死）


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柚「デスヨネー…」ｸﾞｽﾝ


ありす「ですが今日は紹介したくてもまだレシピが来ていませんので…」


柚「！」ﾊﾟｧｧｧｧｧ


ありす「私のイチゴパスタ（簡易版）のレシピを紹介します」ﾄﾞﾔｧ


柚「ゴフッ！」


巴「どうしたんじゃ柚姐さん！」

ありす「材料はこちらです」


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・材料（３人分）
パスタ（茹でた状態で150g）
イチゴ（ミキサーにかけた物を80g、フォーク等で潰した物を60g、スライスした物を３個分）
牛乳（100cc）
無糖ヨーグルト（50g）


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ありす「まず茹でたパスタはオリーブ油をまぶして麺が固まらない様にしてから冷蔵庫で冷やします」


ありす「ボウルに牛乳、ヨーグルト、ミキサーにかけたイチゴを入れてよく混ぜます…この時好みで塩、胡椒を入れてもいいですね」


ありす「パスタが冷えたらボウルの中に入れてソースがパスタ全体にからまる様に混ぜます」


ありす「ソースをまぶしたパスタをお皿に盛り付けて、残ったソースに潰したイチゴを入れて混ぜ、パスタにかけます」


ありす「最後にスライスしたイチゴで飾り付けしたら出来上がりです」


柚「ｱｲｴｴｴｴｴ!」

ありす「では試食しましょう、これは冷たい内に食べた方が美味しいので」


巴「うむ」


柚「コレ…ホントニタベナキャダメ？」


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食べなきゃ駄目です（必死）


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柚「そんなぁーっ！」


ありす・巴「いただきます」


柚「…イタダキマース」ｸﾞｽﾝ

柚「…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


柚「………」ｺﾞｸﾝ


柚「…あれ？普通に食べられる」


ありす「当然です、私が食べられない物を作ると思いますか？」


柚「（いや実際に作ってたから危惧してたんだけど！）」


巴「イチゴの酸味と甘さがヨーグルトと調和しとって、牛乳がそれをまろやかにして…これも旨いのう」


柚「（よかった…キッチンフェスのアタシの犠牲は無駄じゃなかったんだネ）」ﾎﾛﾘ


※このレシピはいくつか試作して最もマシだと思った物を採用しました、実際に作る場合は柚ほどじゃなくとも覚悟を決めて下さい


ありす「因みにソースがもったりしてる方が好みなら牛乳50cc、ヨーグルト100gにしましょう」


ありす「牛乳の代わりに無糖の生クリームを使ってもいいかもしれません」


柚「前は思いっきり砂糖が入ってたからね…味より糖分が気になって仕方なかったよ」


ありす「それで一口しか食べてくれなかったんですね…」


柚「（肝心の味も最悪だったんだけどね…）」


巴「うち等はアイドルじゃからな…カロリーや糖分には気を付けんといかん」


巴「…キュートに約３人全然気を付けんアイドルがおるがの」


ありす「いますねそういえば…誰とは言いませんが」


柚「その内の約１名が落ち込んじゃうからその話題はやめよ？」


ありす「ですね…【今日のいちご料理】のコーナーでした」

巴「そろそろエンディングじゃ」


柚「一瞬死を覚悟してたけど生きて終われてよかった…本当によかった」


ありす「何に怯えてたのか気になりますが…最後にまたメールを読みます」


柚「（だからありすチャンのイチゴパスタが怖かったんですけど！）」


ありす「ラジオネーム【苺の砂糖煮込み】さんから」


柚「ただのジャムじゃん」


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イチゴパスタが普通に食べられると聞いて
柚ちゃんが遂に味覚障害を起こしたのかと心配になりました


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ありす「失礼ですね」


巴「まったくじゃ」


柚「心配してくれたんだ…」ﾎﾛﾘ


柚「まあ確かに見た目は（かなり）アレだったけど、（今回は）普通に食べられたよ…本当に」

巴「最後にラジオネーム【お菓子の人形使い】さんからじゃ」


ありす「マドルチェですか？」


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どんなにカロリーや糖分が高くても美味しいなら大丈夫です
いちごにはパスタよりスポンジケーキの方が合いますよ


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柚「かな子チャンｪ…」


巴「何やっとるんじゃかな子姐さん…」


ありす「トレーナーさんに怒られないといいですね…」


柚「既に手遅れだったりして…」

巴「という訳でこれで終わりじゃ」


巴「お相手は村上巴と」


ありす「橘ありすと」


柚「喜多見柚でしたっ！」


巴「続くかどうかはこの放送の反響次第じゃな」


ありす「メタいですよ巴さん」


柚「もし次があったらアタシ以外をゲストにしてね（必死）」

～終了後～


ありす「お疲れ様でした」


巴「お疲れじゃ」


柚「お疲れ様ー」


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所で穂乃香さんからメールが来てますが…


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柚「ゑ…」


メール「今日のラジオの事でお話があります、柚ちゃん早く戻って来て下さいね」


柚「」


巴「御愁傷様じゃな…」


ありす「ぴにゃこら太にぐさぁーっ！してしまいましたからね…仕方ありませんね」


柚「ダレカタスケテー…」ｸﾞｽﾝ


終