一応
可奈「志保ちゃん、今日は何の日でしょう?」
可奈「志保ちゃん、今日は何の日でしょう?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421597014/)
の続きとして書きましたが、読んでいなくても影響はほとんど無いです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439927385
志保「……何の日だったかしらね」
可奈「え~~!!覚えてくれてないのぉ~!」
志保「ちょっと、冗談なんだからそんな大きな声出さないで!
……可奈の、誕生日、でしょう?」
可奈「なあーんだ、ホントに忘れられてるのかと思っちゃった……。てへへ」
志保「……忘れるわけ、ないじゃない」
可奈「本当?!覚えててくれて、嬉しいな~♪」
志保「べ、別に深い意味はないから。
ちょっと、抱き着いてこないで!」
可奈「てことは、もしかして、プレゼントなんてあったりしちゃいます?」
志保「……まあ、あるわよ」
可奈「ホント!何かな何かな、楽しみだな~♪」
志保「あまり期待してもいいことないわよ。大したものじゃないから」
可奈「そんなことないよっ。志保ちゃんのプレゼントだったら、なんでも嬉しいもんっ!」
志保「そう?……ならいいけど」
可奈「早く早くっ♪」
志保「ちょっと、今出すからそんなに急かさないで」
可奈「えへへ、ごめんね。楽しみすぎて、つい」
志保「はい、これ。袋の中。それと」
志保「可奈、誕生日おめでとう」
可奈「ありがと、志保ちゃんっ!!開けていい?」
志保「いいに決まってるじゃない」
可奈「何だろな~♪……え!!お菓子?!!」
志保「そんなに驚かなくても」
可奈「いや、だって、いつも私にお菓子はダメ!って言ってくる志保ちゃんから、クッキーもらえるなんて……。
うぅぅ、感動で泣きそうです~!」
志保「ちょ、ちょっと、本当に泣かないでよ!
別に、今日ぐらいはいいかなって思ったの。いつも可奈ががんばってるのは知ってるし」
可奈「うぅぅ、志保ちゃん、ありがとぉ~~!ずっと大事にするね!」
志保「いや、食べなさいよ」
志保「前くれたプレゼントに見合ってるかどうかわからないけど、喜んでくれたなら良かったわ」
可奈「前って……志保ちゃんの誕生日の?」
志保「ええ、そうに決まってるじゃない」
可奈「そういえば、その時に私があげたストラップ、今でもちゃんとつけてくれてるんだねっ!嬉しいな~」
志保「まあ、スペースに余裕があるし、折角貰ったんだから」
可奈「えへへ~、ありがとっ!このクッキーもずっと身に着けてるね!」
志保「だから食べなさいってば」
可奈「じゃあ、大事に食べる!」
志保「まあ、それなら……」
可奈「今日で、志保ちゃんよりも1つだけ年上になるんだよね!」
志保「……まあ、確かに生年月日だけ見ればそうなるけど」
可奈「ふふ、1年だけお姉ちゃんの私に甘えてもいいんだよ?」
志保「うーん、ないわね」
可奈「えぇ~、どうして~?」
志保「だって可奈って、お姉ちゃんってよりは、むしろ手のかかる可愛い妹、って感じなんだもの」
可奈「うぇぇ、嬉しいけどなんだかフクザツな気分~~!」
可奈「というわけで、立派なお姉ちゃんになれるように頑張ります!」
志保「頑張るって何をよ……」
可奈「うーんと、……お姉ちゃんの演技してみるとか!」
志保「演技?よくわからないけど、まあ勝手にやってみればいいんじゃない」
可奈「えへへ、可奈、頑張ります!」
可奈「志保、はいっ!」
志保「……どうしたの、いきなり両手を広げて」
可奈「ほら、お姉ちゃんの胸に飛び込んで来てもいいんだよ?」
志保「嫌」
可奈「えぇっ!どうしてぇ~~?」
志保「ていうか、それがお姉ちゃんの演技?」
可奈「うぅ、ダメ出しまで~……
だって、妹なんていないから、どうすればいいのかよくわかんなくて……」
志保「まあそれはそうだけど」
志保「……可奈おねえちゃん」
可奈「ふぇ?」
志保「胸、貸して」
可奈「どどどうしたのいきなり?!別にいいけど、志保ちゃ……」
志保「お姉ちゃん、私最近嫌なことがあって、それで、ぐすっ、どうしようもなくて……」
可奈「えええ、泣いてるの?!」
志保「どうすればいいんだろう、……可奈、お姉ちゃん」
可奈「うぅ、ええと、よくわからないけど、とりあえず今は落ち着くまでぎゅってしててあげる!
だって、お姉ちゃんだもんね!気が済むまで、私の胸にいていいよっ」
志保「……ありがとう」
可奈「良かった~~、全部演技だったんだね!」
志保「演技だと思わない方がおかしいわよ」
可奈「だって、志保ちゃんの演技凄いんだもん!泣きまねだってそっくりだったし、もう志保ちゃんが本当の妹なんじゃないか、って思っちゃうぐらい!」
志保「可奈だって、十分お姉ちゃんっぽい演技だったと思うけど」
可奈「そうだったかな?何が何だかよくわからなくて、一生懸命だったから、あんまり覚えてないかも~……」
志保「まあそれでもいいんじゃないかしら。ちょっとだけ、可奈がお姉ちゃんっぽく見えたかも」
可奈「ホントに?やったっ!」
志保「まあ、ほんのちょっとだけ、ね」
可奈「今の、他の人にも見せてあげかったな~」
志保「絶対、嫌」
可奈「えぇ、なんで?」
志保「あんなの人前でやりたくないわよ」
可奈「今やったのに~?」
志保「まあ、それは……」
可奈「えへへ、胸貸してあげるっ!」
志保「うるさい。
はあ、何であそこまでしたのかしら……」
可奈「志保ちゃんが私のことお姉ちゃんって呼んでくれたのって、志保ちゃんの誕生日以来だよねっ」
志保「よく覚えてるわね、そんなどうでもいいこと」
可奈「どうでもよくないよっ!その時に、絶対お姉ちゃんって呼ばせるんだって約束したもん!」
志保「……あったわね、そんな事。今思い出したわ」
可奈「夢がかなって、嬉しいな~♪」
志保「よりによって、なんで誕生日なんかに、こんな事……」
可奈「てことは、また次の誕生日にはお姉ちゃんって呼んでくれるんだね!」
志保「勝手に変な恒例行事作らないで!」
おわり
8月18日が可奈の誕生日と聞いて、急いで書きました。
短いですがぎりぎり間に合ったので……え?間に合ってない?
可奈おめでとう!
乙でした
>>2
矢吹可奈(14) Vo
http://i.imgur.com/O7x2SOO.jpg
http://i.imgur.com/p0sD8E8.jpg
北沢志保(14) Vi
http://i.imgur.com/sFdL4aX.jpg
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