提督「冷えたスイカ食べる奴この指と～まれ」ﾋﾟﾝ

……………………ｽﾞﾄﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ!!!!!!!

赤城「スイカ！？早く下さい！！」ｶﾞｼｯ

加賀「スイカは譲れません。例え赤城さんでも」ｶﾞｼｯ

蒼龍「スイカと聞いて」ｶﾞｼｯ

飛龍「やって来ました」ｶﾞｼｯ

提督「分かった分かった……落ち着いて腕を離してくれ」

提督「ほれ」ｽｯ

赤城・加賀・蒼龍・飛龍「「「「頂きまーす」」」」

ｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸ×4

加賀「種の無いスイカがあれば良いのですが」

赤城「種有りがいいんじゃないですか、加賀さん」ﾌﾟｯﾌﾟｯﾌﾟｯﾌﾟｯﾌﾟｯﾌﾟｯ

蒼龍「種をほじくるのも楽しみの一つですよ」

飛龍「塩取ってきまーす」ﾄﾃﾃ

提督「こら、赤城。種を連続で飛ばすな」

赤城「タネマシンガン!!」ﾌﾟｯﾌﾟｯﾌﾟｯﾌﾟｯﾌﾟｯ

ｺﾞﾝ!!

加賀「やめなさい」ﾌﾟﾝｽｶ

赤城「はい……」ｼｮﾎﾞﾝ

提督「種の無いスイカはな、実はあるんだ」

加賀「どうやって作るのですか？」

提督「詳しい事は知らないが、発芽したスイカに薬品を入れると種なしになるようだ」

赤城「なんで流通しないんでしょうか？」

提督「味が悪いし薬品があんまりよろしくないのさ。でも東南アジアでは水やジュースの代わりに飲まれてるよ」

赤城「味が悪い……でもそれでも食べてみたいです!!」ｷﾗｷﾗ

加賀「ホントに赤城さんは食べるのが大好きね」ﾌﾌｯ

ｸｰﾙﾋﾞﾝﾃﾞｰｽ　ﾊｰｲ



島風「てーとく、なにみてるの?」ﾋｮｺｯ

提督「ん？島風か。田舎のばーちゃんから今日クール便で届いたんだ、ほれ」

島風「おっきいトマトだね!!食べて良い?」

提督「良いぞ。ビックリするなよ?」

島風「…………おいひーい!!……んぐっ、すっごいよこれ!!」

提督「だろ!?島風、食べ終わったら大和と武蔵に鳳翔さんに……あと間宮さんも呼んで来てくれるか?」

島風「ふぁーい!!」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

厨房

大和「これは美味しいですね」ﾊﾞﾘﾎﾞﾘ

武蔵「このきゅうりの新鮮なこと……味噌が欲しい」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

間宮「この包みは何かしら……とうもろこしね。みっちり詰まってる感触がするわ」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

武蔵「早速茹でて食べよう」ｽｯ

大和「え、焼きもろこしでしょう？」ﾊｧ?

提督「いやここはバターコーンにしようか」ﾌｯ

武蔵「何を言っているんだ、バターなんて入れたら味が変わるじゃないか!!ここは素材本来の味を楽しむのが正道!!」ﾊﾞﾝ

大和「あえて焼いて醤油を塗り、更に焼いて焦がすのが良いんです!!」ﾊﾞﾝ

提督「何を言う、バターとコーンの組み合わせは世界最高なんだぞ!!」ﾊﾞﾝ

鳳翔「私の仕事場で暴れないで下さいますか」ｺﾞｺﾞｺﾞ……

三人「すみませんでした!!」土下座

間宮「これって全部提督のお祖母様が作られたのですか?」

提督「いや。ばーちゃんはきゅうりとトマトが専門だし、多分知り合いとかと物々交換で手に入れたのを自分が食う分除いて送って来たんだんだと思う」

鳳翔「早速ですけど、今夜の夕食に使ってもよろしいでしょうか？」

提督「いいぞ、美味い飯楽しみにしてる」

☆今夜の夕食メニュー☆

主菜「チンゲン菜の炒め物」

副菜「オクラの和え物」

汁物「さやいんげんの味噌汁」

サラダ「サラダスティック」（お好みの量）

デザート「グレープフルーツ」

提督「うまいうまい」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

正規空母組「」ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ

鳳翔「あのー、そんなに急がなくてもおかわりはありますよ」

ﾊﾞｯ

正規空母組「おかわりください！！」

鳳翔「あらあら」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ



隼鷹「枝豆とビールの組み合わせはやっぱ最高!!」ﾋｬｯﾊｰ

龍驤「チンゲン菜のシャキシャキ感がたまらんなあ〜」ｼｬｸｼｬ

雪風「」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

陽炎「ほんとにネズミみたいね」

黒潮「野菜スティックを口周りに持ってくとすんごい勢いで消えてくなあ……」ﾎﾟｶｰﾝ

不知火「島風は『私のほうがいっちばーん！！』といってスタートダッシュを決めて早々にペースダウンして負けましたからね」



天津風「島風、大丈夫？」

島風「おなかが……ぐるじいよう……」ﾊﾞﾀﾝｷｭｰ



提督「みんな夏バテで食欲落ちてたけどこれで大丈夫かな？」

鳳翔「多分大丈夫ですよ」

提督「そうだといいな、うん」ｳﾝｳﾝ

執務中　執務室にて



提督「暑い!!!!!!!!」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

大淀「騒がないで下さい暑くなります」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

提督「明石〜エアコンの調子は？」ｲﾝｶﾑﾎﾟﾁｯ

明石『まだ時間かかりますよ、これ……』

提督「早く……」

明石『フルパワーで運転させる提督が悪いんですよ!!』

提督「ごめんなさい」

深夜　

提督「あまりにもクソ暑くて眠れないから唯一業務用エアコンを入れてる食堂で寝ようと来たけど」

艦娘たち「」ｽﾋﾟｰ

提督「考えることは一緒か」

長門「提督か、眠れないのか？膝枕でもしようか」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

提督「嬉しい誘いだがまずはそのにやけた顔をなんとかしろ。ちびっ子組の寝姿みて興奮すんなながもん」

ながもん「はっ！？い、いかん」ｼﾞｭﾙﾘ

提督「ったく、頼むぞ、うちのエースさんよう……んで、何人来た？」

長門「駆逐艦組と軽巡組は全員来ているようだ。重巡組と空母組は半数以上、戦艦組は扶桑型と伊勢型に金剛型、ドイツ組も来ているな」

提督「見る限り薄いブランケットでくるまっている感じだな」

長門「机の上に寝ている奴もいる」

提督「なに？どいつだ……うおっ」ﾋﾞｸｯ

長門「潜水艦組は奔放過ぎるのがちょっとだな」

提督「あいつら……後で説教と営倉行きだ」ﾌﾟﾝｽｶ

提督「長門、ちょっと来い」

長門「なんだ？」

提督「今ので目が覚めちまった。もう寝れそうにない」

長門「なんだ？なんだ？」ﾜｷﾜｷ

提督「きめえ妄想すんな。公私の分別ぐらいつけてる」ﾊﾟｺｯ

長門「痛いぞ……とまあ、ジョークはここまでにして、一体どうした」

提督「もう今夜は寝れそうにないのでかき氷食べる。あといつものアイスバー作るぞ」

長門「了解した」

提督「まずはアイスバーだ」

長門「冷蔵庫のジュースを取ってくるぞ」

提督「サンキュ。ほんで、ここに去年買ってきたアイスバーメーカーがある」ﾄﾞﾝ

長門「大量にあるな」

提督「去年も同じぐらいの暑さでな。よく作ったもんだ。長門もいただろ？」

長門「どうだったか……忘れたよ」

提督「まあいいや。紙パックのジュースは確かリンゴ、みかん、ぶどう、グレープフルーツがあったはずだ」

長門「これだな。1000mlのパックのやつか？」

提督「そうだ。長門はりんごとみかんのジュースを容器に注いでくれ。俺はぶどうとグレープフルーツのジュースをやる」

長門「分かった」

提督「さて、注ぎ終わったがまだ容器がまだ余っている。白くま風アイスバーを作ろうとおもう」

長門「白くまといえば鹿児島の氷菓子だな。以前間宮の甘味処で食べた覚えがある」

提督「コンビニでもアイスバーやカップが売っているが俺好みじゃないんでな。少し練乳と小豆を多めで作る」



白くま風アイスバーのレシピ
材料（４０本分）

・牛乳　　　　2,000cc

・練乳　　　　300cc

・フルーツミックス缶詰　三つ

・レーズン　500g

・あんこ缶詰　二つ



提督「まずは牛乳2000ccを耐熱ボウルに入れて電子レンジで加熱する」


ﾁｰﾝ


提督「加熱できたら練乳を入れて溶かす」

提督「熱を取る間にフルーツを一口サイズにカットする。長門、手伝え」

長門「分かった、任せろ」

一時間後

長門「全部切れたぞ……手が痛いしベタベタだ」

提督「もう少しで終わるから我慢しろ。次はフルーツを容器に入れてさっき作った練乳入り牛乳を注ぐ」



３０分後

長門「…………だるいぞ」

提督「夜中のテンションでやるんじゃなかったな。でももう少しだ。やりきってしまうぞ」

長門「で、後は何をするんだ」

提督「冷凍庫に入れるだけ」

長門「分かった……ふあああ、眠い」ｱｸﾋﾞ





ﾊﾟﾀﾝ

長門「提督、終わったぞーって、む」

提督「…………」ｽﾋﾟｰ

長門「……かき氷はまた後日だな」

イク「甘くて美味しいのね」ｼｬｸｼｬｸ

ゴーヤ「オリョクルの疲れが吹っ飛ぶでち」ｼｬｸｼｬｸ

ハチ「……」ｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸ

イク「はっちゃんは無言でひたすら食べてるのね」

提督「そうかそうかそんなに美味かったか。疲労も抜けただろうし、もう一巡りしてくるか？」

潜水艦組『お断り（なの）（でち）（します）！！』

暁「あっっまあああああい！！」

響「Восхитительный(美味しい)」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

雷「フルーツがいっぱいで美味しいわ！！」ｼｬｸｼｬｸ

電「幸せなのです！！」ﾆｺｰｯ

曙「甘くておいしかったけどこれでなびくと思ってんのクソ提督」ｳｶﾞｰ

提督「ぼのちゃん食べ終わってから言われても説得力ないよ〜」ﾆﾔﾆﾔ

曙「ぼのちゃんいうな！！人の顔ジロジロ見んな！！」

提督「ほら、口周りがミルクまみれでベタベタだぞ」ﾌｷﾌｷ

曙「あっ………………」ｶｵﾏｯｶ

提督「口周りに気が付かない程美味かったか〜そうかそうか」ﾆﾔﾆﾔ

曙「んーーーーーー！！！！」ﾎﾟｶﾎﾟｶ

赤城「もっふぉくらはい（もっと下さい）」ｱｸﾞｱｸﾞ

提督「だめ、赤城は一日２本まで」

赤城「加賀さん…提督がケチです」ｳﾙｳﾙ

加賀「一日２本という時点で十分太っ腹ですよ、赤城さん。私はりんごをもらいます」

瑞鶴「りんご味は私が食べるのよ！！一航戦の青い方はみかんでも「ここは譲れません。りんごは私のものです」何ですって！？」

加賀・瑞鶴「…………」ｸﾞﾇﾇ

翔鶴「瑞鶴も加賀先輩も落ち着いて……あ、私は白くまでお願いします」

蒼龍「じゃあ私はぶどうで……んー、おいしい」ﾝｰ

飛龍「グレープフルーツの苦味が何とも言えない大人の味ですね」ｼｬｸｼｬｸ

愛宕「はい、あーん」

提督「……うん、うまい」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

高雄「ちょ、愛宕何やってるの間接キスになるじゃない！？」ｶｵﾏｯｶ

愛宕「え〜？私はそんなの気にしないわよ〜？」

提督「気にしな〜い」ﾊﾊﾊ

鳥海（大胆ですよ愛宕姉さん！？）

摩耶（うわぁ……なんで平然としていられるんだ！？）ｶｵﾏｯｶ

伊勢「美味い」ｼｬｸｼｬｸ

日向「うむ」ｼｬｸｼｬｸ

扶桑「少し幸せになれそうです」ｼｬｸｼｬｸ

山城「姉様の言うとおりですね（扶桑姉様の笑顔キター!!）」ﾖｯｼｬｰ

金剛「とってもDeliciousネー」

比叡（金剛姉様のかじったアイス食べたい」

金剛「What？」

提督「えっ？」

霧島「えっ？」

伊勢「えっ？」

日向「えっ？」

扶桑「えっ？」

山城「えっ？」

榛名「？」



比叡（あわわわわ本音が出ちゃった）ﾋｴｰ!!

金剛「…………はんぶんこするネー」ｽｯ

比叡「ありがとうございます金剛姉様！！（金剛姉様と間接キス金剛姉様と間接キス金剛姉様と間接キス金剛姉様と間接キス）」ﾌﾍﾍ………

金剛「比叡、その顔はチョット引くネー……ｱﾊﾊ」

提督（あとで見せてやろう）ﾊﾟｼｬｯﾊﾟｼｬｯ　ﾊﾟｼｬｯﾊﾟｼｬｯ

鈴谷「提督の作ったの美味しいじゃん」ｱｸﾞｱｸﾞ

熊野「そんなペースで食べたらお腹壊しますわよ」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

鈴谷「大丈夫大丈夫……あっ垂れてきた」ｼﾞｭﾙｯ

熊野「こらっ鈴谷!!」ﾌﾟﾝｽｶ

古鷹・加古「ただいまー」

提督「お、古鷹、加古、アイス食うか？」

古鷹「食べます!!」

加古「提督アイス？食べる食べる!!」

提督「好きなの取りな」ﾊﾟｶｯ

古鷹「頂きまーす……おいしーい♪」ﾝｰ

加古「んぅまぁあいぃ〜」ﾎﾍｰ

ﾄﾞﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀ　ｶﾞﾁｬｯ

最上「みんなただいま!!提督、りんご味残ってる!?」ﾊｱﾊｱ

提督「お帰り最上、ちゃんと取ってあるぞ」

最上「良かった……じゃ、置いといてよ提督〜!!」ﾄﾞﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀ

提督「ドックにも入らずに来たのかあいつ……」

熊野(後でグリグリの刑ですわ)