矢部「おいらと勝負するでやんす!」 (65)
注)おーぷん2chの某実況板でも書いていたやつです。
聖「どうした先輩、藪から棒に」
( -○○)「おいらは最近頼りにされてない気がするでやんす!だからここで改めてオイラの凄さを見せつけるでやんす!」
聖「そうか。でも走力勝負は受けないぞ、矢部先輩が一番速いのはみんな知っているからな」
( -○○)「ぐふふふ...そう言うと思っていたでやんす」
聖「?」
雅「なになに?どうしたの二人とも」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435335207
聖「雅先輩」
( -○○)「雅ちゃんも、いいところに来たでやんす!オイラと勝負するでやんす」
雅「勝負?」
聖「あぁ、しかし走力勝負では無いらしい...結局のところ何なのだ先輩」
( -○○)「ぐふふふ...それは、「飛距離勝負」でやんす!」
聖雅「飛距離?」
( -○○)「野球はやはり打ってナンボでやんす。5球フェアゾーンに飛ばして合計飛距離が上回った方の勝ちでやんす!ファール、空振りはノーカンでやんす」
聖「ほう...」
雅「へえ、面白そうだね。ストレス発散にもなりそう」
聖「ただ、よからぬことを考えてそうだがな(ボソボソ」
( -○○)「ただし!負けた方は、勝った方の言うことをなんでも聞くでやんす!」
雅「ええええ!?」
聖(やはりか...)
( -○○)(ぐふふふ...おいら実はパワーはCあるでやんす。聖ジャスミンは女子ばかり、パワプロくん以外なら負ける気がしないでやんす!)
雅「どうしよう六道さん...!?」
聖「慌てるな雅先輩。こうなると思って、策は考えてある」
聖「まず、私達の力量を整理しよう」
矢部 2DC
六道 2CF
小山 2BE
雅「うぅ、これじゃ勝てないよぅ」
聖「確かに。私達のパワーではいいあたりが有っても勝つことは難しいだろう。しかし、矢部先輩は女子ばかりのココでは絶対に負けないだろうと思っている、いや思い込んでいる...そこでだ」
聖「矢部先輩」
( -○○)「なんでやんすか」
聖「助っ人を呼ぶのはアリか?」
( -○○)「パワプロくん以外ならいいでやんすよ(どうせパワーでおいらに勝てる女子はいないでやんす)」
聖「そうか、ありがとういい事を聞いた。なら少し待っててくれ」
雅「六道さん、結局どうするの?」
聖「言ったとおり助っ人だ。なに、矢部先輩より飛ばせる人を呼んでくればいい」
雅「え、でもパワプロくんはダメだし大空さんは外回り(意味深)だよ?」
聖「ああ。そして美藤先輩と小鷹先輩はソフト部の練習に、意外性を持つ川星先輩は捻挫で保健室にいる。太刀川先輩投手陣を連れてロードワークだ」
雅「えぇ...」
聖「...ここまで言えば絶望的かもしれないが、なに大丈夫だ。あの人を呼べばいい」
雅「あの人?」
聖「ふむ...ん、ちょうどいいところに」
聖「先輩、ちょっとこっちに来て欲しいぞ!」
???「ん、なになにひじりーん?」
雅「え?」
雅「この人誰ぇぇぇぇぇぇ!?」
???「誰とは何よ〜みやびん」
聖「そうだぞ小山先輩」
雅「いやいや、だから誰なの?ものすごく馴れ馴れしいんだけどぉぉ!?」
???「失礼ね、ずっと居るわよ私」
聖「...ふむ、まあ仕方ない。先輩は少し存在感が薄いきらいがある」
聖「改めて紹介しよう」
聖「そこのあなた先輩だ」
そこのあなた「存在感が薄いなんて酷いじゃない」
雅「なにその名前ぇぇぇぇぇ!?」
雅「いやでも、名前はともかくとして全然凄く見えないんだけど」
聖「いや、先輩は凄いぞ。試しに能力を見てみるといい」
雅「う...うん」
雅「ジィー......」
そこのあなた「そんなに見ないでよ、照れるじゃない」
そこのあなた
4BACADE 右右 一
バント○、ヘッドスライディング、ケガしにくさ5
雅「やっぱり何この人ぉぉぉぉぁぉぉ!?」
雅「え、こんな人ウチにいたっけ!?」
そこのあなた「ずっと居たわよ〜で、ひじりん要件は?」
聖「ふむ、実は矢部先輩にかくかくしかじか...」
そこのあなた「分かったわ。先輩に任せなさい!ハレンチな人間かけたメガネなんて私が成敗してやるんだから!」
聖「ふむ、よろしく頼む。では、行こうか」
聖「矢部先輩、待たせたぞ」
( -○○)「ぐふぐふ、来たでやんすね六道」
( -○○)「オイラの言うことを聞く準備は出来たでやんすか!?(シャキーン)」
聖「...戦う前から勝利宣言とは、二流のすることだ。慢心は己を[ピーーー]、覚えておくといい」
( -○○)「そっちこそ、たいした自信でやんすね。で、助っ人はどうしたでやんす」
聖「ああ、もちろん呼んできてるぞ...先輩」
そこのあなた「よっす矢部君。聖から聞いてるわよ?」
( -○○)「あんた誰でやんすか!?部員以外は助っ人に認めないでやんすよ」
( -○○)「もしかして...ぐふふふ、無条件降伏でやんすか?」
聖「いや、そこのあなた先輩は歴とした部員だぞ。副キャプテンともあろう人が、部員を把握していないとはいただけないな」
そこのあなた「そうだそうだ〜」
( -○○)「ぬぬぬ...」
( -○○)「まぁいいでやんす、早く勝負をするでやんすよ」
聖「ああ、先輩あとは頼んだぞ」
雅「大丈夫だとは思うけど、お願いね?」
そこのあなた「任しといて!」
聖「では、まず矢部先輩からどうぞ」
聖「マシンは110キロで設定してあるぞ」
( -○○)「ふふ、オイラの力を見せつけるでやんすよ」
かきーん
かきーん
かっきぃぃーん
かきーん
こきーん
.........
( -○○)「ふぅ、どんなもんでやんす」
>>11
>聖「...戦う前から勝利宣言とは、二流のすることだ。慢心は己を殺す、覚えておくといい」
雅「やっぱり飛ぶね...」
聖「集計が出たぞ」
聖「90m、80m、110m、80m、60mで...合計は420mだ」
( -○○)「ちょっと力んだでやんすが、十分でやんす」
聖(不十分だと思うがな)
雅「じゃあ、次はそこのあなたさんお願いします」
そこのあなた「よーし、ぶっ飛ばすわよー!」
そこのあなた「〜♪〜♪」スブリー
( -○○)(ぐふふ、全然凄そうには見えないでやんすね。まぁ所詮女子でやんすし、そうそう飛ばせるわけーーー)
グァキーィィィン!
バキーン
ゴギーン
ギュイィィィィン
ズッコォォォォォン
( -○○)「ファッ!?」
そこのあなた「ふいー、爽快爽快」
聖「うむ、文句無しの打球だったぞ」
雅「飛距離は...130m、110m、100m、120m、120mで...合計580m!?」
( -○○)「な、なんだってーーでやんす!」
そこのあなた「いやぁ3球目はちょっと詰まっちゃったけど、意外と飛んだわ」
雅「凄い、圧勝だよ、想像以上だよ!」
( -○○)「ち、ちょっと待つでやんす!」
( -○○)「なんでやんすか!卑怯でやんす!女子がオイラより飛ばせるなんてあり得ないでやんす!こんなの認めないでやんすよ!」
聖「お言葉だが先輩、助っ人を許可したのはあなた自身だ。私達はそれに則って勝つための最善策を講じたに過ぎない」
( -○○)「ノーカンでやんす!今のは無しでやんす!」
聖「認めろ先輩。部員の実力を把握していなかった、あなたの負けだ」
( -○○)「で、でもーーー」
聖「くどい!」
聖「言い訳をする人間に、進歩は無いぞ」
雅・そこ(やだ六道さんカッコいい///)
( -○○)「きぃぃぃぃー」
???「矢部君」肩トントン
( -○○)「ひっ!」
雅「あ、パワプロくん」
聖「お帰りだぞ先輩」
( -○○)「ぱ、パワプロくん!」
( -○○)「酷いでやんす、みんな寄ってたかってオイラをいじめるでやんす、助けてでやんす!」
聖「今更なにを言うか。先輩、ただの妄言だ、聞かなくていい」
パワプロ「分かってるよ聖ちゃん。事のあらましは雅ちゃんに携帯で教えてもらってたから」
聖「そうか、なら安心だ」
パワプロ「矢部君」
パワプロ「下心を持つのを悪いとは言わない。でも、それをチームメイトにぶつけるのは、ダメなんじゃ無いかな。ましてや、自分に有利だと分かってる条件で勝負して、勝ったら言うことを聞かせようなんて」
( -○○)「そんな、パワプロくんまでオイラを見捨てるでやんすか!?親友でやんしょオイラたち!」
パワプロ「大切な仲間に手を出そうとする人を、もう親友とは言えないよ」
パワプロ「さあ矢部君、罰ゲームを受けてもらうよ。何でも言うことを聞くんだよね」
( -○○)「..................,」
( -○○)「ふ、ふふふ...ふふふふふふふふふ」
雅「な、何...?」
聖「不気味だぞ...」
太刀川「ただいまー...て、何この状況?」
( -○○)「もうどうにでもなれでやんす、こうなったら...」
太刀川「どしたのキャプテン?」
パワプロ「!?太刀川、来ちゃダメだ!」
( -○○)「みんな力ずくで、オイラの玩具(モノ)のするでやんす!!!」小瓶トリダシー
( -○○)「劇薬DJB-X!オイラに力をでやんすぅぅぅう!」グビグビ
( -○○)「ぐぅ...うぅぅぅ......み、なぎる、るでやんす......!」
( ー`○○)「ふぃぃぃぃぃぃばぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」
( ー`○○)「まずは太刀川、お前からでやんずぅうう!」ガシッ!ダキヨセー
太刀川「な、何だ!放せ、はなせ...いやぁぁぁぁぁ!」
雅「ひろぴー!?」
パワプロ「なんだこの禍々しいオーラは!?」
聖「これは、危険すぎるぞ!」
( ー`○○)「ぐへへへへへ...さすが太刀川、引き締まったいい身体にをしてるでやんすねぇ」
太刀川「や...そんなとこ触るな...ぁ、はなせぇ...」
雅「ひろぴーを助けないと!」
パワプロ「くそっ、矢部君!太刀川を放すんだ!」
聖「っパワプロ先輩!」
パワプロ「うおおおおおおおお!」パーンチ!
( ー`○○)「ふん!」
パワプロ「ぐわぁ!」
太刀川「キャプテン!」
( ー`○○)「ぬふふふふ、凄い力でやんす。人間こんなに吹っ飛ぶもんなんでやんすねえ」
パワプロ「痛てて...くそっ」
雅「大丈夫パワプロくん?」
聖「怪我は無いか先輩」
パワプロ「あぁ、心配しないで...それよりも、矢部君を止めないと太刀川が」
( ー`○○)「ぐふふふ、パワプロくん達はそこでおとなしく見ているでやんす...。太刀川ぁ、汗で張り付いたアンダーシャツがエロいでやんすねぇ、もっとオイラに太刀川を見せてくれでやんす...」
太刀川「ひっ...たすけーーー」
???×2「「でやぁぁぁぁぁぁ!」」トビゲリー
( ー`○○)「ぐっ...!!」
雅「あ、あれは・・・!?」
聖「太刀川先輩を放したぞ」
( -`○○)「ぬぅ・・・あんた達は」
あおい(怒)「大丈夫!?ひろぴー!」
美代子(怒)「てめぇ、アタイのダチになしてくれてんだこの糞メガネ!」
太刀川「あおい、それに美代子・・・うぅ、ありがとう・・・」ヘタリコミ
パワプロ「あおいちゃん、ミヨちゃん!」
あおい「パワプロ君、ここはボク達にまかせて!」
美代子「ああ、落とし前はきっちりつけてもらうぜ変態」
聖「気をつけろ、あやつは普通じゃない!」
美代子「関係ない!でやぁぁぁぁぁ!」
( -`○○)「ぐわっ」
あおい「もう一発!」
( -`○○)「っ・・・ぐふ」
パワプロ「あ、矢部君が膝をついた!」
雅「これなら、いける!」
あおい「畳み掛ける!」ゴゴゴゴゴゴ・・・
美代子「トドメくれてやるぜ・・・」ズズズ
あおい・美代子「おりゃあぁぁぁぁ!」
( -`○○)「ぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁあっぁ!」
――ズトーン!
聖「やったか・・・」
( -`○○)「・・・・・・・・」
( -`○○)「・・・・・・・・」
ζ( ζ`○○)ζζ「あああああああああああああああああ!」
にゅるにゅるにゅるにゅるにゅるにゅるにゅる・・・・!!!
パワプロ「や、矢部君から大量の触手が!」
聖「うわっ!」
パワプロ「聖ちゃん」
雅「きゃぁ!」
パワプロ「雅ちゃん」
あおい「な、何これ・・・なんて力なの」
美代子「くそっ、放せよコノぉ!」
パワプロ「あおいちゃん、ミヨちゃん!」
ζ( ζ`○○)ζζ「ぐへ、ぐへへへへへへ・・・みんな、つ~かま~えた~でやんすぅ」
ζ( ζ`○○)ζζ「ど~れ・・・皆のカラダ、堪能させてもらうでやんすよぅ」
にゅるにゅるにゅるにゅる
美代子「や、やめ・・・そんなとこ触んな、変態・・・」
雅「いや・・・いや・・・助けて、パワプロ君・・・」
あおい「こら、どこに・・・んんっ、つっこんで・・・んのよ・・・あぁん!」
聖「き、気持ち悪い・・・いやだ、いやだぞ・・・まて、服の中に入るな!あ、あぁぁぁぁぁ!」
パワプロ「み、みんな・・・!」
パワプロ「このバケモノ!皆を放せ!」バット持ち
パワプロ「うおおおおおおおおおおおお!」
ζ( ζ`○○)ζζ「ふん!」ベチーン!
パワプロ「ごふっ!」
パワプロ「うぅ・・・」吊るし上げ
ζ( ζ`○○)ζζ「パワプロ君・・・君は友達でやんすから、あまりボロ雑巾の様にはしたくないでやんす」
ζ( ζ`○○)ζζ「だからせめて、大人しくしておいてほしいでやんす」ぽいっ
パワプロ「ぐぅ・・・!」ドサ
パワプロ「・・・・・・」
パワプロ(どうすればいい・・・どうすればあの化け物を倒せる)
ζ( ζ`○○)ζζ「ぐふふ、ほかの女の子たちも抱きしめたいでやんすねぇ」にゅるにゅる
ζ( ζ`○○)ζζ「みずきちゃん、ほむらちゃん、小鷹、ちーちゃん、アンヌ・・・ジャスミンには可愛い子がいっぱいいるでやんすからねぇ」うねうね
パワプロ(考えろ、考えるんだ!何か手はあるはず、オレがあきらめちゃ駄目だ!))
ζ( ζ`○○)ζζ「さぁて、そろそろご開帳といこうでやんすかねぇ」
パワプロ(!?)
パワプロ(なにか、何か無いのか...!?)コロン...
パワプロ「...ん?...これは」
〜回想〜
矢部「みんな早く来るでやんす!」
パワプロ「ちょ、歩くの速すぎだよ矢部君」
あおい「こんな山奥に、本当に神社なんてあるの?」
みずき「もう、パワプロ先輩たち男子はともかくレディにこんな山道歩かせるなんてさいてー」
聖「そういうなみずき。日々是精進、何事も修行だ」
雅「でも、結構歩いたから脚がガクガクだよ」
矢部「もうちょっとでやんす。あの神社の御神体には物凄いご利益があるそうでやんす!オイラずっと初詣はここって決めてたでやんす、みんなと甲子園に行けるように、みんなでパワーを貰いに行きたかったんでやんす」
〜しばらくして〜
矢部「着いたでやんす、ここでやんす!」
パワプロ「...佐久瀬洲神社?」
みずき「やっぱりと言うか、期待を裏切らず小さいわね」
聖「うむ、いい運動になったぞ」
矢部「早速お賽銭をするでやんす」
雅「あの本堂の中に御神体があるのかな」
あおい「本当にご利益なんてあるのかしらね」
矢部「オイラの情報は確かでやんす!」
パワプロ「まあまあ」
パワプロ「じゃ、やろうか」
からん、からん...
パンパン...
パ矢あみ聖雅((甲子園に行けますように...))
みずき「売店で何か買おーよ」
雅「んー何にしようかなぁ」
あおい「お揃いの御守りでも買う?」
パワプロ「あれ、矢部君は?」
聖「向こうでまだ願掛けしてるぞ」
パワプロ「仕方ない、僕らの分だけ買うか」
みずき「おばちゃん、5人分の御守り、お揃いのを買いたいんだけど何か良さそうなのある?」
売店のおばちゃん「ほー、アンタら5人かいな。そんならちょうどエエもんあるさかい...」
売店のおばちゃん「...コレよ」キラキラ
雅「キレイ...」
あおい「宝石?」
売店のおばちゃん「コレは御神体様と同じ石から切り出したもんでのう、ミニストーンというものじゃ」
聖「ミニストーン?」
パワプロ「なんか、えらく洋風な名前だ」
おばちゃん「名前は関係ねぇ」
おばちゃん「コレはのう、5つ揃えると御神体様が不思議な力を授けてくれると言われとる...ただ、心の通った5人が一つずつバラバラに持っとらんとダメじゃ」
おばちゃん「まぁ、言い伝え程度の話じゃ。お金はいらんから、お土産に一つずつ持って行きなさい」
5人「ありがとう、おばちゃん!」
〜現在〜
パワプロ(これは、あの時みんなで買ったミニストーン...)
パワプロ(みんな、今も持っているんだとしたら...。来てくれ、みずきちゃん!5人揃えば何か起こるかもしれない!)
ζ( ζ`○○)ζζ「ぐひひひひひ...まぁずはぁぁぁ、聖ちゃん〜気持ち良くなろうでやんすぅぅぅぅ」
ゴン!
ζ( ζ`○○)ζζ「ぬ...痛いでやんすねぇ、パワプロくん。本当に息の根を止めるでやんすよ?」
パワプロ「......っ」
パワプロ(ミニストーンが熱い...みずきちゃん、近くに来ているのか?)
ζ( ζ`○○)ζζ「...ふん」しゅるるるるるるるっ!
パワプロ「ふざけるなよ、化け物ぉ!」
ブチぃっ!
ζ( ζ`○○)ζζ「うっ、触手が?」
パワプロ「あの切れ味...クレッセントムーン!」
パワプロ「来てくれたのか!」
みずき「先輩」
パワプロ「みずきちゃん!」
みずき「急にお守りが光だして、なんだか胸騒ぎがして...あの化け物は一体」
ζ( ζ`○○)ζζ「よくもオイラの触手を切り落としてくれたでやんすねぇ、みずきちゃん」
みずき「その声、もしかして矢部先輩!?」
ζ( ζ`○○)ζζ うねうねうねうね
みずき「どうしてあんな姿に...」
パワプロ「それよりも、みんなを助けないと」
みずき「どうやって!?」
パワプロ「あの時のお守り...あれが五つ揃えば何か起こるかもしれない。みんな!」
パワプロ「お守り、持ってるよね...」ミニストーン掲げ
あおい「...うん、持ってるけど」
聖「そんなものがなんになると言うんだ...」ポロポロ
雅「あんなの、ただの言い伝えだよ...」
パワプロ「諦めちゃダメだ!ここに5人ともいる、だから」
パワプロ「奇跡は起きるよ、起こして見せるよ!俺は諦めない、だからみんなも諦めるな!」
ピカァーーーァァァァァ!
ζ( ζ`○○)ζζ「な、なんでやんすかこの光は!」
美代子「暖かくて、優しい光...」
太刀川「パワプロ君達が光って...恐怖が、消えて行く...!?」
雅「一体、これは」
聖「力が、湧いてくるぞ」
みずき「聖!」
聖「みずき...」
みずき「シャンとしなさいよ、あたし達が付いてるんだから怖いもんなんて無いでしょ」
聖「...あぁ...ああ!」
パワプロ「あおいちゃん、雅ちゃん。いこう!」
あおい「パワプロくん...!」
雅「...うん!」
5人「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ピカァーーーァァァァァ!
ブチブチブチブチブチブチブチブチぃっ!
美代子「っ痛ぁ...」ドサリ
太刀川「美代子!何とも無いか!?」
ζ( ζ`○○)ζζ「グャァァアァ!触手が、オイラの触手がぁぁぁぁぁ!」
パワプロ(力が湧いてくる...心が一つになるのを感じる...もう、怖いものなんてない!)
パワプロ「行くぞみんな!」
あおい「」
みずき「」
聖「」
雅「」
5人「 変 身 っ ! 」
太刀川「あ、あれは...」
美代子(普)「あの姿は、いったい...」
5人「とうっ!」しゅた!
あおい「野球マン...1号!」
みずき「野球マン、2号!」
聖「野球マン3号...だぞ!」
雅「野球マン、5号!」
パワプロ「野球マン...G(グレート)!!」
5人「野球マン、参上!」
ζ( ζ`○○)ζζ「野球、マン・・・?」
ζ( ζ`○○)ζζ「そんなただのコスプレが、何だっていうんだでやんす」
ζ( ζ`○○)ζζ「みんなまとめて引ん剥いてやるでやんすぅ!」しゅるるるるるるるる!
聖(3号)「笑止!」バチィッ!
ζ( ζ`○○)ζζ「な!?バリアでんやんすと!」
聖(3号)「色即是空・・・煩悩は捨て去るべし・・・だ」
聖(3号)「攻撃は頼むぞ、先輩方」
あおい(1号)「まかせて!」
みずき(2号)「食らいなさい!」
あおい(1号)「マリン、ボォォォォォル!」
みずき(2号)「クレッセントムーン!」
二つの閃光が絡み合い、やがて一筋の光芒となって矢部を包み込む!
ζ( ζ`○○)ζζ「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!」
雅(5号)「とう!」
雅(5号)「ときめき青春キィィィック!(ちょっと恥ずかしい///)」
( ζ`○○)ζ「ぐぅ・・・!?」
( ζ`○○)ζ「なぜだ、何故でやんす!どうしてオイラが負けるでやんす!どうしてオイラは勝てないでやんす!」
パワプロ(G)「矢部君・・・」
( ζ`○○)ζ「オイラは、オイラは只みんなを見返したかっただけなのに・・・」
( ζ`○○)ζ「いつもみんなに『矢部カスwwww』『糞メガネざまぁwwww』『オナニー返球やめろよゴミ!』『○ね』って馬鹿にされて・・・ほんっっとに悔しかったでやんす!」
( ζ`○○)ζ「だから、だから・・・!!」
パワプロ(G)「矢部君!」
パワプロ(G)「もうやめようよこんなこと・・・俺、いつもの矢部君に戻ってほしいな」
( ζ`○○)ζ「・・・・・・・・・・・・」
( ζ`○○)ζ「パワプロ君には分からないでやんす・・・オールAで、モテモテで、どこでも守れるパワプロ君には」
ζ( ζ`○○)ζζ「オイラの気持ちは分からないでやんす!」しゅるる!
パワプロ(G)「っ!?」
パワプロ(G)「そんなこと、ない・・・そんなこと、あるわけない!」
ζ( ζ`○○)ζζ「ほざくなでやんす!」
パワプロ(G)「俺は、矢部君に憧れてた!」
ζ( ζ`○○)ζζ「っ!?何を!?」
パワプロ(G)「入部したての頃、俺はオールGだった・・・だから、最初からD以上のある矢部君には物凄く憧れてたんだ!」
パワプロ(G)「ずっと矢部君を追い越そうと思って練習してきた、矢部君は俺にとって最初の目標でライバルだったんだ!」
パワプロ(G)「今はこうでも、昔は俺も落ちこぼれだった・・・だから、矢部君の気持ちもわかる。けど!」
パワプロ(G)「こんなこと、しちゃいけないよ・・・」
ζ( ζ`○○)ζζ「もう、戻れないでやんす!」
パワプロ(G)「戻ってもらうさ!だって、みんなでお祈りしたじゃないか」
パ矢あみ聖雅((甲子園に行けますように...))
パワプロ(G)「俺はみんなで甲子園に行きたい。そこには矢部君だって入ってる・・・」
パワプロ(G)「だって、親友だから!」
ζ( ζ`○○)ζζ「オイラは、オイラは・・・」
ζ( ζ`○○)ζζ「うわぁぁぁぁぁぁ!」
パワプロ(G)「・・・」
パワプロ(G)「目を覚ませ・・・矢部ぇぇぇぇぇ!」
ζ( ζ`○○)ζζ「っ!!」パワプロ(G)「っ!!」ズドン!
太刀川・美代子「く、クロスカウンター!?」
ζ( ζ`○○)ζζ「・・・・・・」
( ζ`○○)ζ「うぅ・・・!」
( -`○○)「ぐふ・・・」
あおい「」みずき「」聖「」雅「」
パワプロ「矢部君・・・」
( -`○○)「・・・止めを刺すでやんす、パワプロ君。オイラは、君と一緒に行く資格はないでやんす」
( -`○○)「バケモノは、ここで死ぬのがお似合いでやんす」
パワプロ「資格があるかどうかはキミが決める事じゃない!それに、体だって元に戻れるよ・・・奇跡は、起こせるから」
ぱぁぁぁぁ―――
あおい「五つのミニストーンが集まって、一つの石に・・・」
みずき「綺麗・・・」
聖「心を洗われる輝きだ・・・」
雅「分かるよ・・・これが、パワストーンなんだね」
パワプロ(光)「矢部君、君のやったことを許す事は出来ない」
パワプロ(光)「でも俺は親友の君と、みんなと甲子園に行きたいんだ」
パワプロ(光)「だから、一緒に甲子園に行こう・・・矢部君・・・」
( -`○○)「ぱ、ぱわぷろくん・・・」
( -`○○)「良いんでやんすか、こんなオイラでも・・・?」
パワプロ(光)「ああ!また一緒に、野球しようよ」
( -。○○)「・・・・・・」ポロポロ
( -。○○)「うわぁぁぁぁぁん!」
( -。○○)「ごめんなざい、ごめんなざいでやんずぅぅぅぅぅ!」
パワプロ(光)「まぁまぁ」
パワプロ(光)「それじゃあみんな、やるよ・・・!」
あおい「」みずき「」聖「」雅「」コクリ
ぱぁぁぁぁ―――
太刀川「光が・・・」
美代子「矢部君を包んでいく・・・」
( -。○○) ありがとう、でやんす―――
数日後
ゲームセッ!
アリガトウゴザイシター!
パワプロ「やったぁぁぁ!2回戦突破だー!」 5-4 4HR 8点
聖「太刀川先輩、あおい先輩、みずき、見事な完封リレーだったぞ」 3-2 1四球
太刀川「なにおー、聖のリードが良いからだよー!」 7回 被安打4 6奪三振 無失点
あおい「それにバックの守備が良かったからね」 2回 被安打1 四球1 無失点
雅「よ、よしてよ///」 5-2 1打点
みずき「ミヨ先輩もホームランありがとうございましたっ!」 1回 無失点
美代子「えへへ~おだてないでよ~」 4-2 1HR 1四球 1打点
矢部「つぎは準々決勝でやんす!気を引き締めていくでやんす!」 4-0 1四球
パワストーンの不思議な力により、矢部君は元に戻り事件は無事終息した。
まぁみんな矢部君の事を完全には許していないのは当然の結果と言えよう・・・なんせ○○プ未遂だったんだし。
それでも、今はみんな一丸となって甲子園への道を邁進している。
矢部君には罪滅ぼしも兼ねて、もっと頑張ってもらいたいものだ。
あ、そうだ
あれ以来、ミニストーンはただの石ころになってしまい、俺達は野球マンへ変身する事も出来なくなってしまった。
ちょっとさみしい感じもするが、変身する必要がないっていうのが一番いい事なのかもしれない。
ちなみに、あの事件の事はあの場に居合わせた俺たち以外誰も知らないらしい。
かなり爆音や閃光があった筈だが、誰も気づかなかったらしいんだ・・・これもパワストーンの力なのかな?
・・・なにはともあれ、俺達はこうして何事もなく(?)野球を続けている。
目指せ甲子園!目指せプロ野球!
終わらない夢を、輝く未来を、この手で描いていくんだ!
スタートはここからだ―――
---fin---
矢部「う~ん・・・保健室に行ってくるでやんす・・・」
( -○○)「しんどいでやんす・・・」
( -○○)「・・・・・・」
( -○○)「・・・」
( -○○)「」
ζ( ζ`○○)ζζ ア゛ァァァァァァァァ!!!
---the end---
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