タイトル通り。実験の終わりがなんかあっさりしてたので上乗せしただけである。
結構展開予測しやすいかもだが、見て欲しいなーって。……うん。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435043187
八月三十一日。
夏休み終わりかけのこの時期。
課題が終わった学生達は、残りの休みを満喫しようとしている。
課題の終わっていない学生達は、課題に追われている。
そんなこの季節、御坂美琴は上機嫌だった。
鼻歌を歌いながら歩く彼女は、とてもレベル5の第三位だとは思えない。
まるで、普通の少女のようだった。
彼女、御坂は手に袋を持っていた。手に持っている袋の中には、ある物が入っていた。
それは、………
手作りのクッキーだ。
男なら誰もが欲しがるであろう、美少女の手作りクッキー。
上条当麻はそれを大量に手に入れられるような人間だった。フラグ体質、というのは本当に羨ましいものだ。
不幸不幸言っているがすごく羨ましいぜ畜生。
しかし、その当の上条当麻は、現在また新たな困難に巻き込まれていて、今学園都市にいないのだが。
ーー
魔術師「うぉおおお!」
上条「そげぶ!」
魔術師「ぶべらっ」
ーー
……それは今物語に関係ないので無視としよう。
気持ち悪い
「ゥ……ぐ……ぉぇ……」
第一位、かつて実験を行っていた悪党は、口を押さえて吐き気を堪えて居た。
気持ち悪いきもちわるいキモチワルイ
先程、彼は夢を見た。実験をまた行う夢。
かつての自分のように、夢の中の自分は、心のある人形(シスターズ)を殺していく。
四肢をちぎり
肉を喰らい
血を啜り
彼は、妹達を虐殺していく。
10032号実験まできて、ようやく解放されると思った。
……ヒーローが来てくれると思った、のに
ヒーローは来なかった。
10032号は死んだ。
無惨に、殺された。
……実験は、進行していく。
10033号実験、10034号実験、10035号実験、10036号実験、……
妹達は死んでいく死んでいく死んでいく死んでいく死んでいく死んでいく死んでいく死んでいく死んでいく死んでいく死んでいくしんでいくしんでいくしんでいくしんでいくしんでいくしんでいくしんでいくしんでいくしんでいくしんでいくしんでいく
20000万号実験が終了した。
そして仕上げは、20001号実験。
殺害する個体の名を、
………打ち止め。
「こんにちは、直接会うのは初めてだね、って、ミサカはミサカはあいさつしてみる!」
「……てめェが最後の個体か」
「あってるよ、って、ミサカはミサカは確認に答えてみる」
「さァて」
悪党は、笑う。嗤う。嘲笑う。
悪党は、ニヤリと、口が裂けそうな程に、笑う。
「下らねェ前置きはいいからよォ」
打ち止めは、第一位の意図を察して、戦闘態勢に入る。
「実験開始といこォか」
レベル5とレベル3。
人間とモルモット。
本物と作り物。
……二つの間には、大きな差がある。
打ち止めが、一方通行に勝てる確率なんて、
………最初っから無い。
グシャ、ベチャ
果実の潰れるような音で、打ち止めは死に、
……一方通行は吐き気と共に目を覚ました。
きもい
夢。ただの、夢。
分かっていても、吐き気は収まらない。
胃液の苦い味が、口の中に充満した。
食べ物が、口に込み上げて来た。
吐きそうだ。
いや、分かってる。
これが報いだということくらい。
悪党は、理解している。
これは、罰だ。
彼が犯した罪への、罰だ。
「そォだ、俺は、悪党だ」
>>7,>>12
悪い、改善点教えてくれ。訂正するから。
ーー
「悪党で、そして、最強だ」
彼は、自嘲するわけでも、誇るわけでもなく、淡々と当たり前のように述べた。
「いくら苦しンでも、それでも同時に、あのガキは守れる」
それでも、きっと、あのヒーローには敵わないだろう。
それでも良い。
自分は、守るべきものを守るだけだ。
「この力は、壊すことにしか使えねェ」
しかし、壊して守ることだって出来る。
悪党は笑った。
気付けば、吐き気は何処かへ行っていた。
塾の時間だ……投下終了。
すまん
文体が合わないだけで、言いすぎた
、とか……みたいなのを連発したり
するのがな
これは、俺の、身勝手な……
考えだ
無視、してくれて、かまわない
いや、>>1の語りは実際かなり気持ち悪いよ
コテハンも気持ち悪い
>>2の地の分も気持ち悪いね
一方通行が後悔してるのに実験を続けるとしたら打ち止めが人質にでも取られたのかな?
まあどうせ御坂と何故か和解して実験を止めるのは既に目に見えてるんだが
アレイスター松「シスターズ消えたらヒューズ=カザキリ展開できないんで却下」
研究員「以上が実験の内容だ。質問は?」
事務的に研究員は話を進めていく。
研究員の前にいる男は、茶色の髪を肩まで伸ばしていた。
その男は、赤いスーツを身につけていた。
その風貌は、悪く言えばチンピラのようでもあった。
「納得いかねぇな」
その男は未元物質を所持する人間だった。
「レベル3にすら満たないスライム野郎をプチプチ潰すような実験で」
その男は第二位のレベル5だった。
「あのクソ忌々しい第一位を超えられるってのか?」
そしてその男の名は、
……垣根帝督と言った。
>>19ぶっちゃけて言うとただの癖です。直したいんだけど反射でつい。
>>22うんごめん。中二病なんだよ。あと流石にそんな展開はやらないよ……。それ他スレでやってそうだからパクリになりかねないしさー……
>>23マジレスだったみたいだがすまない。これ見て腹筋痛めた。だがマジレスにはマジレスに返すと……
二次創作だからそこら辺スルーで、っていう話にしかならないんだけど。
研究員「さぁな、私にも分からん」
研究員は飄々とそう言った。
垣根「ほぉ?つまり俺はレベルアップ出来るかも分からないまま、ただ無意味にスライム潰しをしてろと?」
研究員「だから分からんと言っているだろう?」
研究員は余裕そうに笑っている。
その笑いの理由は明白だ。
研究員(小型キャパシティーダウン……
スキルアウトの畜生どもが持っていたのを小型化した物だ。能力を乱す程度しか出来ないが……
未元物質は複雑な演算が必要。つまりこいつは全く脅威では無い)
まあ、こういう訳だ。
寝るので投下終わりです
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません