海未「ちょっと待ってください、お母様」

海未ママ「？」

海未「先程、お母様は私の相手は同じグループで活動してるって」

海未ママ「ふふ、間違ってないでしょう。同じグループで活動してるじゃないですか」どやっ

海未「そのどや顔やめてください。というか絵里が相手ならそんな紛らわしい言い回ししないでください」

海未ママ「ふふふ」

海未「？ 何がおかしいんでしょうか」

海未ママ「さっきまであんなに嫌がってたのに相手が絵里さんだと分かった瞬間、凄く嬉しそうになったものですから」

海未「そ、それは！////」

海未ママ「これはもうそろそろ絵里さんとは本当の嫁姑になりそうですね」

海未「も、もうからかわないでください」

海未ママ「そんな喜びを隠し切れずにいる海未さんに更なる朗報です」

海未「別に喜んでないです」

海未ママ「今日から海未さんには少しの間、絵里さんと一緒に生活してもらいます」

海未「はい？」

海未ママ「その間、私は亜里沙ちゃんと旅行に行ってきます」

海未「ちょ、ちょっと待ってください！お母様、何もかもがいきなり過ぎますー！旅行ってなんですか！？」

海未ママ「海未さん、嫌ですね。旅行というのは他の土地に行くことですよ？」

海未「意味は聞いてません！」

海未ママ「あ、安心してください。あのひとも修行の旅に出るそうなので」

海未「ちょっ、日舞のお稽古は！？」

海未ママ「しばらくの間は休養です。あ、休養と言っても自主連は欠かさず行うように」

海未「あ、はい」

海未ママ「それでは私は行ってきますね、海未さん」

海未「…」

海未（なにこれ）

がらっ！

絵里「海未！」

海未「あ、絵里」

絵里「ズドラーストヴィチェ！」

海未（ロシア語ですかね）

絵里「海未、聞いた？」

海未「ええ、先程」

絵里「亜里沙が私を置いて旅行に行ってしまったわ…」

海未「あ、そっちですか」

絵里「そっちって？」

海未「私はてっきり許嫁のことかと」

絵里「？？」

海未「驚きましたよね、絵里。いきなり許嫁だなんて」

絵里「海未はさっきから何を言ってるの？」

海未「え、もしかしてまだ聞いてないんですか？私たちが許嫁ってこと」

絵里「あのね、海未」

海未「はい？」

絵里「私はずっと前から知ってたわよ？」

海未「」

204 名無しで叶える物語(笑)＠転載は禁止 sage 2015/06/18(木) 01:08:24.75 ID:NW/tzIXw
海未「私に許嫁ですか？」海未ママ「はい」
海未「私に許嫁ですか？」海未ママ「はい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434557000/)

これWiMAX？

211 名無しで叶える物語(WiMAX)＠転載は禁止 sage 2015/06/18(木) 01:23:52.18 ID:VFAYdaEG
>>204
違います


パクりじゃねーかさっさと失せろ

海未「ずっと前から？」

絵里「ええ」

海未「私たちが許嫁だと？」

絵里「ええ」

海未「どうして私に何も教えてくれなかったんですか？」

絵里「だって最初はあなたが私の許嫁だと知らなかったのよ！後から海未が許嫁だと知ったのだけど…ほら、最初は私、貴方達を敵視してたから海未の私に対する印象が怖かったのよ…」

海未「いえ、印象が悪いなんてことはありませんでしたが」

絵里「えっと…、海未」

海未「はい？」

絵里「私と結婚するのは嫌かしら？ 」じわっ

海未「そんなことないです！ むしろ嬉しいです！ …あ」

海未（わ、私は何てことを…//// これでは私が絵里のことが大好きみたいじゃないですか）

絵里「ハラショー！海未に断られたらショックでおうちに帰ってたわ！」

海未「それより絵里、その大きな荷物は一体」

絵里「私の着替えや生活用品よ？」

海未「え？」

絵里「え？」

海未「もしかして本当に一緒に暮らすつもりですか？」

絵里「勿論。亜里沙が帰ってくるまでの間だけどね」

海未「…分かりました。それでは客室に荷物を置いてきてください。後で布団も持っていきま」

絵里「海未…せっかくだから海未の部屋で一緒に寝たいわ」

海未「な、なっ、破廉恥です！」

絵里「な、なに考えてるのよ！？」

絵里「合宿の時だって一緒に寝たじゃない！」

海未「合宿は他のメンバーも居たじゃないですか！」

絵里「変わらないわよ！ 私は海未と結婚するつもりなのよ！」

海未「！？」

海未「絵里！」

絵里「ひっ」びくっ

海未「良いですか。貴方は亜里沙が居なくなって寂しさのあまりおかしくなっているのです！」

絵里「…え？」

海未「もし、子供を身籠ったら学校はどうするんですか！？ スクールアイドルの活動は！？ 」

絵里（子供？ 海未はさっきから何を言っているのかしら？）

海未「絵里。子供を育てるというのはそんなに簡単なことではないんです。それこそ社会的地位や安定した収入を確保し、まずは子育ての為に万全を期す環境を揃えることです！」

絵里（あれ？もしかして海未）

絵里「結婚を誓った二人が一緒に寝ると子供が出来ると思ってる？」

海未「え？」

海未「何を言ってるんですか、絵里」

絵里「あ、流石にそれはないか」

海未「当たり前じゃないですか」

絵里「え！？ 」

海未「むっ、何ですその変なものを見るような目は。希に聞いたんですよ？」

絵里（のぞみぃ…）

海未「好き合ってるもの同士が同じ部屋でスピリュアルなことをすれば子供が生まれると」

絵里（…希、言葉を濁したのは分かったけどそれじゃあ何も伝わらないわよ）

海未「スピリチャルというのは恐らく一緒に寝ること。睡眠は人間の三大欲求のひとつですしね」

絵里（ええ、スピリチャルなことが三大欲求なのは間違ってないわね。まあ、それは睡眠欲ではないけれども）

絵里「とりあえず、海未。インターネットで調べてみましょ？」

絵里（流石にこの年で子供の作り方も知らないのは色々と問題だと思うしね）

海未「？」

数分後。。。

海未「破廉恥です…、うう」

絵里（うわあ、海未が部屋の隅で膝を抱えて座り込んじゃった。流石にまだ刺激が強かったみたいね）

海未「ぐすっ…、あんなの破廉恥です。お母様すいません。海未の心は汚れてしまいました。うう…、こんなんじゃお嫁に行けないです」

ぽわんぽわーん

海未ママ『海未さん…』

海未「あ、お母様です。お母様ー」

絵里「幻覚！？ そんなに刺激が強かったの！？」

海未ママ『大丈夫ですよ、海未さん。あなたには絵里さんがいます。絵里さんならあなたがどんなに×××されて△△△になって○○○を□□□されたとしてもあなたを受け入れてくれますよ』

海未「きゅう」ばたん

絵里「海未！？」

海未（んっ…あれ？私いつの間に寝て）

むにっ

海未（なんでしょう。まるでお餅のように枕が凄く柔らかい）

海未（それに私の鼻孔を抜けるこの甘い香りは…）

海未「絵里…」ぱちっ

絵里「なーに？」

海未「……」

海未「えっと…」

絵里「？」

海未「絵里なにしてるんですか？」

絵里「なにって膝枕？」

海未「膝枕って…、はあ」

絵里「海未の寝顔…、すっごく可愛かったわよ？」

海未「…そうですか////」

海未「もう夜ですね。そろそろ夕食の仕度を始めますか」

絵里「夕飯ね！ 私もお腹が空いたわ！」

海未「絵里も手伝ってください」

絵里「んー、私は海未が愛情たっぷり込めて作った料理が食べたいわ」

海未「私だって絵里の作ったものを食べたいのですが」

絵里「え？ 私の愛情たっぷりペリメニを食べたいの？」

海未「ええ、まあ」

絵里「仕方ないわねぇ。今日は私が作るわ♪」

海未（なんでしょう。すっごく心配です）

絵里「出来たわ！完成よ！ペリメニだけだと足りないだろうからボルシチも作ったわ♪」

海未「おお、美味しそうです」

絵里「それじゃ食べましょ！」

海未「はい！」

えりうみ「「いただきまーす」」

ぱくっ

海未「んー！ これは…、すっごく美味しいですよ、絵里」

絵里「スパシーバ！」

絵里「…そうだ！」

海未「？」

絵里「海未、はいあーん」

海未「なっ！？ じ、自分で食べられます！」

絵里「海未…、嫌かしら？」しゅん

海未「ちがっ…、もうわかりました！まったく…」

絵里「海未！ はいあーん」ぱあっ

海未「あーん」ぱくっ

絵里「どうかしら？」

海未「ふふふ、大切なひとに食べさせてもらうだけでこんなにも美味しくなるものですね」

絵里「っ！？」

絵里「う、海未…////」

海未「はっ！」

海未（しまった。これでは絵里の作ったペリメニが美味しくないみたいな言い方です。これじゃああまりにも失礼です）

海未「それにしてもこのペリメニとボルシチ本当に美味しいです。毎日作ってもらいたいくらいです」

絵里「…////」

絵里（海未って恥ずかしがり屋なのにどうしてこういう時だけそういうこと言えるのかしら）

海未「ご馳走さまでした！美味しかったですよ、絵里」

絵里「スパシーバ。次は海未の作ったご飯を食べたいわね」

海未「では、明日の夜は私が作ります」

絵里「ほんと！？ハラショー！」

海未「お口に合うか分かりませんが」

絵里「海未が作ってくれるんだもん。それが例えカップラーメンでも至福のご馳走よ♪」

海未「それなら明日はカップラーメンにしますね♪」

絵里「え"っ…」

海未「ふふふ、冗談ですよ」

絵里「もう！海未ったら！」

海未「それより絵里。後片付けは私がしておきますので先にお風呂に入ってきてください」

絵里「えっ、私も手伝うわよ。だからお風呂は一緒に入りましょ？」

海未「入りません！」

絵里「えー！私は海未と入りたいわ！」

海未「は・い・り・ま・せ・ん！ はやくお風呂を済ましてください」

絵里「仕方ないわね。まったく…、海未はワガママなんだから。次は一緒に入りましょうね？」

海未「その内入りますよ」

絵里「じゃあ私はお風呂入ってくるわ」

海未「いってらっしゃい」

おふろば。。

絵里「…ふう、良い湯加減」ちゃぷん

絵里（それにしても…、今日から海未とひとつ屋根の下…）

絵里「………っ////」

絵里（…なんだかそれを考えたら途端に恥ずかしくなってきちゃったわ）ぶくぶく

絵里「海未…」ぼそっ

『絵里？ 呼びましたか？』

絵里「ひっ！？」

円「な、なに！？どうしたの、海未！」

『いえ、今私の名を呼ばれたような気がしたのですが、まあ気のせいなら良いです。あ、それとタオルと着替えを持ってきました。ここに置いておきますね』

絵里「え、ええ。ありがと」

絵里（びっくりしたわぁ…）

ミス
円→絵里

絵里「はあ…、さっぱりした」

海未「……」かきかき

絵里「海未？ お風呂あがっ」

海未「ひゃう！」びくっ

絵里「わっ！」

海未「え、絵里ですか。びっくりしました」

絵里（私もびっくりしたわぁ）どきどき

絵里「…えっと、お風呂上がったわよ？」

海未「そうですか。わかりました」

絵里「何してたの？」

海未「ああ、少し単語の整理を」

絵里「？？」

海未「ああ、すいません。それだけじゃ分かりませんよね。後々の作詩に使えるかもしれないので、日常の中で見付けたり思い付いたりした言葉を紙にまとめてるんです」

絵里「へー」

絵里（何が書いてあるか少し興味があるかも）

海未「それでは私はお風呂に行ってきますね」

絵里「ええ！いってらっしゃい」