小町「小町と入れ替わってみよう!」 (75)
毎日一レスでもいいから更新が目標のリハビリSS
大分前に書いた
由比ヶ浜「ヒッキー大変!小町ちゃんと体が入れ替わっちゃった!」
の続編ではないが同シリーズ的なもの
あまり長くはしない予定です
エロはまったくない予定です
とにかく少しでも書く癖をつけるためがんばります
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雪乃「何をしているの、小町さん」
小町「あ、雪乃さん!」
雪乃「……彼は?」キョロキョロ
小町「自転車を取りに駐輪場に行ってますよ」
小町「小町の自転車はパンクしちゃったので、今日は兄の自転車で二人乗りなんです」
雪乃「そう。それであなたが校門のすぐ前に一人でいる理由は分かったけれど」
雪乃「改めて聞くわ。そんな見るからに怪しい人物を相手に、何をしているの」
おっさん「これは手厳しい」ハハハ
小町「この人、行商の人らしくて。面白いものでもないかなーって説明を聞いていたんです」
雪乃「行商……」
雪乃「スーツ姿でも全身青一色で、ひげ面の中年男性なんて、どう見ても怪しいでしょう」
おじさん「おっしゃる通りですな」
雪乃「小町さん、いくらここが学校の目の前でも、見えている危険に自ら近づいていくのは愚かとしか言いようがないわ」
雪乃「こういう人物は、あなたみたいに、入学間もない新入生を狙ってるのかもしれないし」
おっさん「いや別に騙そうとかそういうつもりはありませんよ」
おっさん「私はただ商品の説明をしていただけでね」
おっさん「たとえばこの棒」
おっさん「これは『はいタッチバー』というものでしてね」コト
小町「ふんふん」
おっさん「折角この町に来るので用意したものなんですよ。はいタッチバーを千葉で売ろう、ってね」
雪乃「……」シラー
おっさん「あ、どうぞお手にとって見てください」
小町「あ、はい。うーん、なんかなんの変哲もないけど」
おっさん「そう見えるでしょう!ですがなんと不思議なことに!」
おっさん「この棒を!誰かに渡すと!」
小町「渡すと?」
おっさん「はい、渡して渡して」
小町「あ、はい。雪乃さんどぞー」ハイ
雪乃「はぁ。これがなんだというのかしら」ハイ
おっさん「なんと渡し合った二人の立場が入れ替わってしまうのです!」
小町「へぇ」
雪乃「……」アタマイタイ
おっさん「このすこしふしぎな道具がなんと今なら特価一万円ぽっきり!」
小町「いやあ、それはぼったくりすぎだと思います。ジョークグッズの範囲越えすぎ」
雪乃「小町さん、まさか他の商品もこんな感じなの」
小町「そんな感じです」
雪乃「ますますもって近づく意味のない相手だわ。むしろ今まで通報しなかったほうがすこし不思議よ」
おっさん「ではいらないですか」
雪乃「いらないわ」キッパリ
小町「小町もいらないかなー」
おっさん「はぁ、そうですか。いかんなあ、今日はまだ一つも売れてない」
おっさん「場所がいけないんでしょうかね」
雪乃「問題はもっと根本的なものじゃないでしょうか」
おっさん「こりゃ今日は店じまいだな。君らの学校ももう終わりのようだし」
おっさん「あ、君たち。もうここではやらんが、私はあと一週間くらいはこの町にいるから」
おっさん「もし後から欲しいものがあったら、是非店を探して来てくださいや」
雪乃「その可能性は限りなく低いです」
おっさん「ああそう……ほんじゃま」
小町「さよーならー」
雪乃「小町さん。もう一度言うけれど、ああいう手合いをもう二度と相手にしないように」
小町「うーん、まあそう思いますけどお、今のおじさんは比較的友好的でしたし」
小町「暇潰しにはちょうど良かったんですよ」
雪乃「友好的と思わせるのが相手の作戦という可能性もあるわ」
雪乃「そして、偶然を装ってまた出会ったふりをして、次はもう少し安い値段を提示するという手よ」
小町「大丈夫ですよ。流石にそんなの騙されませんって」
小町「それに、あのままでもお兄ちゃんが来て、どっちみちもう会うなって言ってたでしょうし」
八幡「よ、お待たせ」
雪乃「それは確かに」
八幡「なんだ、雪ノ下と話してたのか」
小町「うん!あ、今ねえそこに変なおじさんがいてさあ」
八幡「ほう」
雪乃「ええ、明らかな不審者が。今度見かけたら通報しないと」
八幡「まじか。おいおい大丈夫かよ」
小町「おかしなおじさんだったけど、怪しいってほどじゃなかったよ」
小町「それにお兄ちゃんすぐ来るってわかってたし」
雪乃「その油断が危険なのよ。比企谷くんのように怪しいことを考えていたけれど、今回は度胸が出なかっただけかもしれないわ」
八幡「おいちょっと待て」
雪乃「なにかしら、事案谷く」
八幡「妹に罵倒とかされたらマジ泣くだろ。つうか、なんで名字呼びだよ。うっかりときめきそうになっただろ」
雪乃「……は?」
八幡「あと雪ノ下。同級生にお兄ちゃんとか……やめろ」
八幡「(新たなステージに立ちそうになるだろ)」
小町「……おにい……ちゃん?」
八幡「ほんとやめろよ。同級生にまでお兄ちゃん呼びさせる変態だと思われんだろ」
小町「え、なにこれ……演技?さっきの聞いて……?」
雪乃「いえ、そんな……いくらなんでもこんな……」
小町「まさか……」
雪乃「ということは……」
「「さっきのは本物!?」」
小町「え、マジですか」
雪乃「私も信じられない……いえ、信じたくないけれど……そうとしか考えられないでしょう」
雪乃「彼の様子を見る限り」
八幡「あ?つうか、お前な、今度は兄を彼呼ばわりとか……ちょーポイントたけえ」
小町「うわぁ……」
小町「(兄の自分以外の女の子へのお兄ちゃん対応とか、端から見るときついなぁ)」
雪乃「お前とか言わないで。あなた、本気?」
八幡「お前こそあなたって。お前あなたってそれ夫婦じゃねえか。よし、一生養ってくれ。俺は専業主夫になるから」
雪乃「」
小町「ちょっとおに……比企谷くん」
八幡「なんだ」
小町「ちょっと二人きりで話したいことあるから、先行って待ってて」
八幡「や、俺別にお前のことは待たないが」
小町「いいから!大事な話なの!早く行く!」
八幡「ひゃ、はい……じゃ」ソソクサ
小町「……どうやらマジのようですね」
雪乃「ええ、そ、そのようね。彼があんな……」
小町「じゃあ早くさっきのおじさんを探しだして、元に戻してもらわないと」
小町「じゃないと、このまま」
雪乃「それは困るわね」
雪乃「今日はもう見つからないかしら」
小町「うーん、店じまいって言ってましたよね」
雪乃「となると、どこで寝泊まりしているかわからないけれど、無闇に探しまわってどうなるものじゃないわ」
雪乃「行商なのだから、もう学校の前には来ないとしても、どこかで商売をするはずよ」
雪乃「探すのは明日以降にしましょう」
小町「そうですね。じゃ、それはそれとしてー」ガサゴソ
雪乃「どうしたの?」
小町「あった!生徒手帳!……うっわ。見てください」
雪乃「……雪ノ下……小町。三年生」
雪乃「私のは……比企谷雪乃。一年生」
小町「完全に入れ替わってますね」
雪乃「比企谷くん……他人の認識だけではなく、社会的立場そのものがね」
雪乃「つまり、事実はどうであれ、今の私は完全にあの男の妹なのね……」ズーン
小町「そうなりますねえ」
小町「あ、じゃあ雪乃さんにうちに帰ってもらって、小町は雪乃さんちに泊まらないと」
雪乃「そうなるわね。けれど、私は“雪ノ下さんの部屋”に泊まることにするわ」
小町「え」
雪乃「あの男と一つ屋根の下で一夜を共にするなんてぞっと……いえ、入れ替わったもの同士があまり離れて行動するのはよくないと思うし」
小町「……」ピコーン
小町「いえ、それは困ります」
雪乃「え」
小町「立場が戻ったら、雪乃さんの行動はすべて小町のしたことになるってことですよねぇ」
雪乃「おそらくだけれど」
小町「なら、今はちょっと外泊は困ります」
雪乃「え、なぜ」
小町「それはですねー。小町、まだ高校入学したばかりですよ?」
小町「それでいきなり外泊とか、親になんか言われるかもですしー」
雪乃「そういうものかしら」
小町「はい!そういうものですよ!それに、明日すぐおじさんが見つかればいいですけど、見つからなかったら」
小町「ずーっと、外泊するつもりですか?」
雪乃「それは……そうね」
小町「おねがいします、雪乃さん!このままお兄ちゃんと帰って、妹のふりをしてください!」
雪乃「彼の、妹のふり……」
小町「はい!おねがいします!こうなった以上、雪乃さんだけが頼りなんです!」
雪乃「そ、そうね。仕方ない……わよね」
小町「はい!」
小町「(ふっふっふ、一つ屋根の下で過ごせば、本当に妹だと思っているお兄ちゃんはともかく)」
小町「(雪乃さんは絶対になんらかの進展があるはず)」
小町「(そして小町が雪乃さんの立場でお兄ちゃんにアピールすれば、それは立場が戻った時、雪乃さんがしたとになる!)」
小町「(かんぺきな作戦……!)」ニヤリッ
◆◇◆◇◆
八幡「おー、終わったのか?」
小町「終わったよ、比企谷くん」
雪乃「え、ええ」モジモジ
八幡「そうか。じゃあ帰んべ。乗れよ雪乃」
雪乃「ひぃっ」
八幡「……どうしたお前。奇声あげて」
雪乃「い、いえ、後ろに乗ればいいのね」
八幡「ああ、いつもみたいにな」
雪乃「い、いつも?私がいつも比企谷くんの後ろに……!?」
八幡「お、おう。いや、マジで大丈夫かお前。きょどってんぞ」
雪乃「だ、大丈夫よ」スッ
八幡「……お前、そんな弱く捕まってると落ちるぞ」
八幡「お前らがしゃべってたせいで遅くなったし、少し速度出すからな」
八幡「もっと強くしがみつかんと」
雪乃「こ、これ以上強く……?へ、変態?」
八幡「なんでこのくらいで妹に変態扱いされにゃならんのだ。だからいつものことだろ」
雪乃「だからそれは……」
小町「……」ニヤニヤ
小町「ほんと仲いいね。比企谷くんと雪乃さんは」フフフ
八幡「言っとくが、これはシスコンじゃねーから。千葉の兄妹なら普通だから」
小町「はいはい。あとは家で思う存分いちゃいちゃすれば」
雪乃「い、いちゃいちゃなんて」
八幡「じゃ」
小町「うん、じゃあ」
雪乃「ちょっと!いきなり出発することないでしょう?危ないじゃない」
八幡「だからしっかり捕まってろよ」
雪乃「ーー!」
八幡「ーー」
小町「さあて、どうなるかな」
小町「……お兄ちゃんがお兄ちゃんじゃないのかぁ」
小町「少し、寂しい……かな」
小町「でも」
小町「(ちょっとドキドキしてる……お兄ちゃんにアピール、か)」
小町「(元に戻るまでに、もし進展“しすぎちゃった”ら?)」
小町「(そのまま小町が、お兄ちゃんと付き合ったり?)」
小町「(いやいやいや流石にそこまで……どうせ戻ったら小町には関係なくなっちゃうし……戻ったら……)」
小町「はぁ……帰ろ」
よし、続きもがんばろう、俺
いけそうになったらあっちもやらないといけないし
自分を追い込んでいくスタイル
◆◇◆◇◆
雪乃「(普段はそれほど体格差を感じさせない彼だけれど)」
雪乃「(こうして密着していると、背中だけでも大きく感じるものね)」
雪乃「(いえ、単純な肩幅や、筋肉の付き方だけで感じているのではない)」
雪乃「(なぜか、安心とさえ思ってしまうこの気持ちは、彼が今、私の兄になっているせい……?)」
八幡「夕飯どうする?」
雪乃「え?あ、そ、そうね」
八幡「なんだ、考えてなかったのか」
雪乃「別に、ありもので構わないでしょう」ムッ
雪乃「作るのは私なのだから」
八幡「それを言われるとなんも言えねえ」
雪乃「(いちいち、彼の言動に心を揺さぶられてもしょうがない)」
雪乃「(どうせ彼は、私のことを本当の妹としか思っていないのだから)」
雪乃「(この行動には、特別な意味などなく、彼は本当にただの妹と接しているつもりでしかないのだから)」
八幡「……お前のことだから、本当に危ないことなんて、要領よく避けてるんだろうけどな」
雪乃「?なんのこと」
八幡「変なおっさんに会ったって言ってただろ」
雪乃「ええ」
八幡「お前が大丈夫だと判断したんなら、そうかもしれないけどよ、心配はするんだよ」
八幡「そう言うの聞かされるとな」
雪乃「……そうね、気を付けるわ」
雪乃「まあ、あなたよりは人を見る目はあるつもりだけれど」
八幡「それな。言い返せないわ」
八幡「つうか、いい加減そのあなた呼びやめろよ。気持ち悪いから」
雪乃「きも……!?じゃあ、どう呼べと」
八幡「今まで通りお兄ちゃんでいいだろ」
雪乃「お兄ちゃん……」
雪乃「そろそろ兄さんでいいんじゃないかしら。私ももう、高校生なのだから」
八幡「それはそれで萌……なくもないが、距離感じるわ」
八幡「あんまそう兄離れ的な言動をいきなりされると、お兄ちゃん寂しくて死ぬぞ」
雪乃「これからは兄さんで決定ね」
八幡「お前がそう言うなら尊重しよう、兄として」
八幡「どうだこの溢れ出る父性。いや、兄性?電鉄かよ」
雪乃「(もし私に兄がいたら)」
雪乃「(そんな空想を、したことがあった)」
雪乃「(あの姉ではなく、私には兄がいたなら、と)」
雪乃「(幼い少女だった私の妄想の兄は)」
雪乃「(格好がよくて、優しくて、きっと私を誰よりも理解してくれるというまさに夢の産物でしかなかった)」
雪乃「(例え本当に兄がいたとしても、こんな人間は存在しないと、私が気づいてその空想を捨てるまで時間はかからなかったけれど)」
雪乃「(まさかこんな年になって、一時的にとはいえ、本当に兄ができるなんて)」
八幡「お前、今日は具合でも悪いか?」
雪乃「いえ、別に。なぜかしら」
八幡「今日のお兄ちゃんいじりには遠慮を感じる」
雪乃「なら、その小さな兄としてのプライドが砕け散るまでやってもいいのだけれど」
八幡「なにその言い方。こええよ。兄離れはしてもいいけど、かわいい妹路線からは離れるなよ」
雪乃「私が、かわいい妹なんて、無理よ……」ボソッ
雪乃「(思わず心の声が漏れでたような、独り言のようなその言葉は、自転車を漕ぐ彼の耳に届くこともなく、置いていかれた)」
雪乃「(空想を信じていた、幼い私はもういない)」
雪乃「(彼が理想の兄にはきっとなれないように、私も理想を抱いたかわいい妹にはもう戻れない)」
雪乃「(早く、戻らなければ)」
雪乃「(兄と妹なんて、私たち二人の適切な距離ではないのだから)」
今日のノルマ終了!
前作をよく言ってくださってありがとうございます
ただあれは原作をすべて読み終わってない時期に書いたもんで
色々とおかしなところがあるので
これが終わってここでやれれば修正したいです
◆◇◆◇◆
八幡「ついたぞ」キッ
雪乃「ハッ、え、ええ」
雪乃「(私、いまついうとうとと……)」
雪乃「(って、ちょっと、これ)」
雪乃「なんで手を握っているのかしら」
八幡「お前が舟漕いでたから、かわいい妹が落ちないように掴んでてやったんだよ」
雪乃「そ、そう。それはありがたいけれど、起こせば良かったじゃない」
八幡「お兄ちゃんの背中で夢心地になってる妹を起こすなんて残忍なこと、俺にはできん」
雪乃「夢心地って……夢は夢でも悪夢だったわ。主に起きた後が、という意味で」
八幡「お前、今日辛辣すぎじゃね?」
雪乃「そ、そんなことないわよ」
ごめんなさい。体調不良のため今日は一レスだけです。
八幡「いや、そんなことあるだろ」
八幡「ありすぎて幼き日のお前が、笑顔でおにいちゃーんと駆け寄ってきた思い出を胸に枕を涙で濡らすまであるぞ」
雪乃「そんな思い出、私にはまるで覚えがないわ」
雪乃「(というより、ある方がおかしいのだけれど)」
八幡「これが反抗期か……」ガチャッ
かまくら「にゃー」
雪乃「」
八幡「よ、ただいま」
かまくら「ふんすふんす」
八幡「俺は無視か、いつもどおり」
雪乃「」
かまくら「にゃー」
八幡「?どうした」
雪乃「いえ、別に。そうよね、この子いて当然なのよね。この子のおうちはここだもの」
雪乃「入ってすぐ待ち構えていたものだから、少し驚いたけれど」
八幡「こいつがお前出迎えるのはいつものことだろ」
雪乃「お、お出迎え……いつものこと……!?」ギャガーン!
八幡「お、おう。なにそのその時電流走るみたいな表情は」
雪乃「では、ええと、か、かまくら?」シャガミ
雪乃「ただいま」
かまくら「にゃー」ゴシゴシ
雪乃「」
かまくら「ふんすふんす」グイグイ
八幡「なに固まってんのこの子。超臭いつけられてんぞ」
雪乃「気にしないで。ひき、兄さんは先に行って。私はもう少しこの子にただいまをしてから行くわ」
八幡「あ、ああ」
八幡「(なに今の目……ガチなやつだったよ?)」
八幡「(で、着替えたりなんだりして二十分近く経ったわけだが)」
雪乃「……」ギュッ
八幡「(さっきまでと全く動いていない体勢の妹の姿がそこにあった……)」
かまくら「……」
八幡「(かまくらが完全に目でSOSを発していたが……)」
八幡「(俺はその場をクールに立ち去った)」
今日も少ないですがこれだけで
昨日一昨日は夜起きていられなかったので、今夜はがんばります
雪乃「待たせたわね」
雪乃「ごめんなさい、少し気分が悪くて」
八幡「それは猫に抱きついてると治るのか」
雪乃「なんのことかしら」
八幡「いや見てたから。あのスタッフが探しだした生き別れの兄弟との対面みたいなの」
雪乃「あ、あれはその、ただいまの挨拶を」
八幡「濃厚すぎだろ。これから毎日お兄ちゃんもしてやろうか」
雪乃「あ、あなたと……!?不潔」
八幡「だからお兄ちゃんの冗談に対して過剰ツッコミすぎじゃありませんかね……」
雪乃「あな、兄さんが気持ち悪いことをいうからでしょう」
雪乃「夕御飯の準備をするから少し黙っていて」
八幡「はいはい」
雪乃「……はぁ、ええと、何があるのかしら」
雪乃(こんなものかしら)
雪乃「できたわ、兄さん」
八幡「おう」
八幡「いただきます」
雪乃「いただきます」
雪乃(……まさか比企谷くんと夕食を囲むなんて)
八幡「うっ」
雪乃「比企谷くん?まさか、何か料理が」
八幡「うーまーいーぞー」
雪乃「……」
八幡「おい、そんな殺す気満々の目を向けんなよ」
雪乃「……そうね」
雪乃(彼がこんなに冗談を振ってくるのも、今私が妹だからなのだから、慣れないと)
八幡「でもあれだな。うまいけど、味付け変えたか?」
雪乃「……ええ、少し」
八幡「そうか」
久しぶりでごめんなさい
11巻読み終わり次第
おもっぉおl(l)
おもっぉおl(l)
おもっぉおl(l)
y
おもっぉおl(l)
さて
このSSまとめへのコメント
お願い前作3週目完結させてー
そろそろ風邪引きそう