玄「でも憧ちゃんもいそうだよ？」

憧「えー…」

玄「えーって言われても…」

憧「あたしはあんまりスタイル良くないし性格もキツいしねー…生意気だし」

玄（自覚はあったんだ…）

憧「ま、玄にいないなら阿知賀女子麻雀部には誰も彼氏持ちはいないわよ！」

玄「それはそれで酷い発言だね！」




玄「でも、案外灼ちゃんとかいたりして…」

憧「灼さんに…！」

2人の妄想…


灼「あ…○○…いま帰り？ 一緒に帰ろ…」


灼「えっ、荷物持ってくれるの…ありがとう」


灼「○○…私のおべんと…欲しければ…」


灼「…大好き、○○」




玄「キター！！！」

憧「灼さんかわいいいいいいい！」

玄「確かにいてもおかしくないかも…！ ボウリング場で出会いもあるし！」

憧「灼さんかわいい！」




灼「…2人とも大丈夫…？」

玄「あれ、妄想の中の灼ちゃんが」


灼「私は現実だけど」

憧「あー、用事思い出したーすいませんー」


灼「待ってくれないかな？」

憧「はい、すいませんでした！」

灼「成る程…話はわかった」

憧「灼さんかわいい！」


灼「それはもうい…」

玄「でも阿知賀はみんなかわいいよね！」

灼「私を含むのは置いておくよ…2人こそかわい…」


玄「え、憧ちゃんはそうだけど私は…」

憧「玄は確かにかわいいけどあたしはね…」



灼「…2人ともモテモテじゃないの？」

玄・憧「そんな事ないよ（わよ）！」

玄「灼ちゃんは彼氏などの経験は！」

灼「無いよ。 2人じゃあるまいし」

憧「あたしらも無いわよ！」




玄「…正直欲しいかな、彼氏」

憧「今はみんなといる方が楽しいわよね」

灼「どうか…」




「それはどうかな」


灼「その声…！」

玄「まさか…！」

憧「ハルエ！？」


晴絵「イエス！」

晴絵「いい？ 今からそんな干からびた考えだと私みたいになるよ！ 26にもなって彼氏いない歴26年！」



灼「は、ハルちゃん…」

玄「聞きたくない情報だ…」

憧「でも、ハルエは大学とか社会人とかで出会いは無かったの？」


ハルエ「ああ、あったさ…でもな…」



ハルエ大学時代

「あ、あの！赤土さん！ 今度遊びに行かないか？」

晴絵「え、あー、ゴメン、バイト入ってたわ！ ゴメン！」



「赤土さん、今度食事なんてどうだい」

晴絵「すいません、ちょっと地元で遊ぶので…」



「赤土せんぱーい！ 一緒にスキー行きましょう！」

「あー、ゴメン、パス！ 私インドア派だし！」

玄「自業自得じゃないですか！」

晴絵「だから…お前たちにはな、もっとガツガツ行くべきと言いたいんだよ。 可愛いしな、みんな」


憧「…誰に相談すればいいんだろう」

灼「仮に好きな人とか彼氏ができたら？」

玄「ふっふっふ、そんな時はおねーちゃんに聞くべきなのです！」


憧「…」

灼「…」

晴絵「…」


玄「えっ」

憧「宥姉に恋愛相談はちょっと…」

灼「暖房器具の相談なら…」

晴絵「宥も可愛いんだけど私生活がね…」

玄「ええっ！？」



憧「だって宥姉、1日の6割を炬燵で過ごしてるし」

灼「家事は玄に任せ切りなイメージ…」


玄「…たまにしてくれるよ、たまに」

晴絵「まー、私の見たてなら出来そうな順番は 憧 玄 宥 灼 しず、かな」

憧「え、なんで1番！？」

玄「私2番！？ それに穏乃ちゃんが…」

灼「宥さんより下…」


憧「ハルエ！ なんでしすが1番下なのよ！」

晴絵「簡単な話さ。…ジャージの下履いてないから」





玄「…そういえばそれってすごい変態さんだよね」

灼「言われるまで気がつかなかった…！」

憧「確かにあたしも彼氏が下に何も履いてない男は嫌よ…！」