暁響雷「ラーメン二郎?」電「なのです!」 (40)


雷「……お腹空いたわね」グー

電「なのです」グー

暁「もーいきなり何なのよ! はしたないわね!」

響「でも今日は間宮が改装工事でお休みだよ」

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雷「じ、じゃあどうするのよ! ご飯食べられないじゃない!」

電「そういえばこの前、赤城さんがオススメのラーメン屋さんを教えてくれたのです!」ピコーン

暁「ら、らーめんですって!? そんなのレディーの食べ物じゃないわ!」

響「まぁいいじゃないか、暁。大人の女性は好き嫌いをしないものさ」

雷「あれー? 暁、もしかしてラーメン屋さんに行ったことないのー?」

暁「そ、そんなことないわよ! いいわ、今日はそのらーめん屋さんに行くわよ!」

電(……ちょろいのです)

雷「じゃあ出発よ!」


――――――――――――

電「ここが教えてもらったラーメン屋さんなのです!」

>ゴ…ゴチソウサマデチ…
>ダンケ、ダンケ!
>シュトーレンタベタイナー

雷「あら、潜水艦の子じゃない。ここのラーメン食べたのかしら?」


伊168「そうよ。なかなか美味しかったわ」

伊58「も、もういっぱいでち……」

伊19「こんなんでイクを追い込んだつもりなの…?」

呂500「はっちゃん、シュトーレン食べにいこー?」

電「じゃあ潜水艦のみなさん、また後で、なのです」バイバーイ


雷「……それにしても、なんかここ臭うわ。なんなのかしら?」クンクン

響「ハラショー。ニンニクの香りだ」スパシーバ

暁「ちょっと待ってよ、こんなに長い列に並ぶわけ?」

電「仕方ないのです。赤城さんはとっても美味しい人気店だって言ってたのです」

暁「ま、まぁ一人前のレディーは、何時間でも待っていられるんだから!」

雷「それにしても、並んでるのは戦艦の先輩ばかりね」キョロキョロ

電「さっき戦艦の先輩の演習が終わったばかりなのです。多分それで皆で来てるのです」

響「じゃあ、並ぼうか」


――30分後

響「ようやく店の中に入れたね」

暁「ねぇ、私たちの順番はまだなのかしら?」ソワソワ

電「大丈夫なのです。先に食券を買うのです」

雷「私はスタンダードなやつで行くわ! 小ラーメンね!」ポチー

響「じゃあ私もそうしよう」ポチー

電「暁ちゃんはどうするのですか? 参考にさせてもらうのです」ジーッ

暁「そ、そう? じゃあ大人の女性として大らーめんを選ばせていただくわ!」ポチー

雷「ちょっとそれ、大丈夫なの?」

電「さすがお姉さんなのです! でも私はさっきお菓子を少し食べてしまったので、小にするのです」ポチー


――そして5分後

>ゴチソウサマデース!!
>サスガハオネーサマ!! イイタベップリデス!!
>ウップ…ハルナハ…ダイジョウブデス…
>ドウシテ…ワタシノ…ロットブンセキガ…

響「ちょうど4人席が空いたね。座ろうか」

電「まずは食券を上に置くのです」

暁「これで待ってればいいのね!」

電「赤城さんによると、後で店員さんから、トッピングを訊かれるらしいのです」

雷「なになに、サービスいいじゃない!」


響「私はニンニクを多めにお願いしたいな」

電「その時は、ニンニクマシ、と言えばいいと聞いたのです」

雷「じゃあ私もそうするわ!」

暁「他にトッピングはないの?」

電「お野菜もあるのです。栄養たっぷりで背もぐんぐん伸びるのです」

暁(なるほど……)


店主「ラーメン小の方、ニンニク入れますか?」

雷「ニンニクマシでお願いするわ!」

店主「お隣の方は?」

響「ニンニクマシ」

店主「お隣は?」

電「ニンニクマシマシアブラカラメ、なのです!」

暁「(ちょ、なによそれ!? 電、野菜を多めにするにはどうすればいいの?)」コソコソ

電「(ヤサイマシマシ、って言うのです)」コソコソ

店主「お隣の方、ニンニクは?」

暁「ヤ、ヤサイマシマシッ!」

電(……ちょろいのです)


店主「はいお待ち!」ドッドッドッ

雷「な、なによこの量……」

響「このニンニクの香り……実にハラショーだ!」

電「いただきますなのです!」

店主「お待ちどーさま!」ドカッ

暁「」


電「暁ちゃんのは、お野菜たっぷりなのです。うらやましいのです!」

響「もやし…チャーシューも…」ムシャムシャ

雷「暁、大丈夫なのそれ……?」

電「大人の女性は皆食べてるのです! 赤城さんもヤサイマシマシなのです」

暁「……わ、分かったわ。見てなさい!」

響「ハラショー」ムシャムシャ


――15分後

響「スパシーバ! 素晴らしいラーメンだった」ゴチソウサマ

雷「も、もう入らないわ……」ゴチソウサマ

電「美味しかったのです!」ゴチソウサマ

暁「うっぷ……ちょ、ちょっと待ってみんな……」

響「大丈夫かい? 残してもいいんじゃないかい?」


電「それはダメなのです! ギルティーなのです!」

暁「な、何言ってるの…電…」ウップ

電「暁ちゃん、私たち3人はお店の外で、食べ終わるのを待ってるのです」

暁「」ウルウル

電「雷ちゃん、響ちゃん、いったんお店を出るのです。次のお客さんがいるのです」

雷「そ、そうね……待ってるわ、暁」

暁「……響は」ウルウル

電「響ちゃんもほら、行くのです」ソソクサ

響「う、うん…分かった…」

暁「」


――さらに10分後

響「遅いね、暁」

雷「大丈夫かしら……?」

電「大丈夫なのです! 暁ちゃんは、私たちのお姉さんなのです!」


ガラガラ

暁「…………」フラフラ

響「大丈夫かい?」

暁「店員さんが、もう残してもいいよって言ってくれたわ……」ヨロヨロ

雷「良かったわね……」

電「なのです」チッ


響「まぁ味はハラショーだったし、また来よう」

雷「そうね! でも次は麺半分にするわ」

電「なのです!」

暁「私もう無理……」オエップ

雷「もう、だらしないわね! 暁も、もっと私に頼っていいのよ!」


電(とまぁ、こんな感じの二郎デビューだったのです)

電(暁ちゃんの泣き顔が、とってもキュートだったのです)

電(私は暁ちゃんが大好きなのです。写真に収めておけばよかったのです)


響「実にハラショーなラーメンだった。また行きたいな」

暁「もう、絶対らーめん二郎なんて行かないんだからー!」


電(ラーメン二郎は、こんな感じで評価が二極化するのです)

電(でも大丈夫!)

電(潜水艦の子は、みんな麺半分コールをしていたのです。初めての方はそうすると良いのです)

電(みなさんも、是非行ってみてほしいのです)

電(それではみなさん、ごきげんよう、なのです)

終わり!
神保町店は夜の部もやってほしいのです。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年07月04日 (土) 00:57:18   ID: ewZ65RRJ

昨日神保町店行って吐きそうになりまちた

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