*iOS用アプリ『Defense Witches』のSSです。
*独自の解釈やオリジナル設定が出てきます。
*オーブ、クリスタルは邪道!
*エロはなし。
*百合は未定。
*課金キャラはあまり出ません。
*艦コレ、アイマスには負けないのだっ!
『Defense Witches』まとめwiki
http://seesaawiki.jp/defensewitches/
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427724792
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王立ニューゲート学園魔法科見習いクラス。
召喚士「え~今から100年程前まで世界は大魔王コルネットによって支配されていました」
召喚士「まぁ支配と言っても、時々魔界からやってきて王国へお菓子を要求したり」
召喚士「イタズラしたりして帰っていく程度だったようですが・・・」
召喚士「それでも大魔王の圧倒的な力に誰も逆らうことは出来なかったのは事実です」
召喚士「そんなある年、人間の世界で天候不良による作物の不作が起こります」
召喚士「飢饉と言う程ではなかったのですが、食料価格の高騰」
召喚士「それに伴う治安の悪化に先行きの不透明感」
召喚士「人々の心は張りつめ、ピリピリした空気が漂っていました」
召喚士「そこに運悪く大魔王がやってきて、いつも通り王国へお菓子を要求します」
召喚士「王室の担当者と教会の大司教様が人間界の現状を伝えて、お引き取り願いました」
召喚士「すると、大魔王は不思議そうにこう言ったそうです」
召喚士「『パンがなければお菓子を食べればいいのだ』と」
エェ!? ナニソレ! イヤナカンジ!
召喚士「はは、まぁ君たちの気持ちも分かるけどね」
召喚士「ただ大魔王、というか魔界の生き物はみんな魔界の空気に含まれる魔力を吸収していれば食事を取る必要がないんだ」
召喚士「ちなみに、魔力を含む空気の事を『瘴気』といったりするな」
召喚士「まぁそんな訳で、大魔王にとって食事はただの娯楽であり、さして重要なことではなかったんだ」
召喚士「しかし王室や教会関係者は別にして一般の人々はそんな事実は知る由もない」
召喚士「この話は人々の間に瞬く間に広がり、『打倒!大魔王!!』の声が次々とあがり王室や教会も無視できなくなる」
ソレハ… チョットカワイソウ…
召喚士「そうだね。当時の王室と教会も複雑な心境だったようだよ」
召喚士「それで、話し合いの末に大魔王を打倒するのではなく、その力のみを封印することにした」
召喚士「教会の孤児院出身で魔法適正のある青年を勇者、その幼馴染で大司教様の娘を僧侶としてね」
召喚士「ふたりは相変わらずお菓子を要求しにきた大魔王を酒場に誘ったそうだよ」
召喚士「大魔王はお酒を飲むのは初めてだったようだけど、もともと娯楽のためにお菓子を要求しに来ていたからね」
召喚士「お酒もすぐに気に入って浴びるように、いやむしろ泳ぐように飲んだそうだよ」
アハハ! ナニソレ~!
召喚士「さすが大魔王といったところだね」
召喚士「しかし困ったのは勇者と僧侶だ。何せお酒の海で泳ぐ大魔王の相手をしないといけないのだからね」
召喚士「本当かどうかは知らないが、毒消し草と状態回復魔法とリポビタンDの連打で乗り切ったそうだよ」
召喚士「そして、酔いつぶれたところで勇者が習得した封印魔法を発動」
召喚士「前もって用意していた特大の魔力石に大魔王の力のみを封印したんだ」
召喚士「ただ魔力が強すぎて周囲に悪影響が出ることを心配して、複数に分割し世界各地へと運ばれていった」
召喚士「これを『封印石』と言うって、昨日教えたけど覚えてるかな?」
ハーイ! …?
召喚士「はは、昨日寝ていたデイジー以外はみんな覚えてるようだね」
召喚士「デイジーも、覚えたかな?」
デイジー「は、はひ!覚えたもん!」
召喚士「よしよし。じゃあ、話を進めようね」
召喚士「次の日、目が覚めた大魔王は大慌て」
召喚士「魔力がなくては魔界に帰ることが出来ないし、人間界では瘴気から魔力を補充することも出来ない」
召喚士「最初のうちはかなり真剣に封印石の破壊を目指していたようだけど、最近はほとんど遊びというかリクリエーションみたいになってるね」
召喚士「まぁ今となっては別に大魔王が封印石を破壊して力を取り戻しても構わないのだけど、相手にしてあげないと不機嫌になって暴れ出すからねぇ」
召喚士「だからこうして、僕たち召喚士と魔法使いの養成を王立学園で行っているという訳だね」
クロエ「・・・先生、つまり私たちは大魔王の遊び相手ということですか?」
召喚士「う~ん・・・有り体に言ってしまえばそうなるね」
召喚士「ただ、魔法という技術を途絶えさせないようにするという目的もある」
召喚士「そう考えると封印石を巡る攻防戦も適度な実践経験という意味では最適なんだよ」
ニコラ「つまり、伝統工芸の後継者みたいなものなのね」
ベッキー「あ~あ、魔法少女ってもっと華々しいものだと思ってたなぁ」
召喚士「あはは、君たちの先輩やお姉さんたちも同じようなことを言ってたよ」
キーンコーンカーンコーン…
召喚士「さて、今日の授業はここまでだ」
召喚士「明日からGWだけど、実家に帰る者も寮に残る者も健康には気を付けるように。当直」
キアラ「きりーつ!れい!」
アリガトウゴザイマシタ!!
デイジー「やったー!明日からお休みだもん!」
ニコラ「デイジーは実家に帰るのかしら?」
デイジー「ううん、私は寮に残るよ!」
クロエ「私も。1か月前に実家から出てきたばかりなのに、帰る必要もないわ」
ベッキー「そうよねぇ・・・ウチは過保護だから帰ってこいってうるさいけど」
デイジー「あれ?ベッキーちゃんは王都に実家があるんじゃなかったっけ??」
クロエ「王城の傍に立ってる名門貴族の豪邸よね」
ベッキー「だからこそよ。あんな場所、息が詰まるったらないわ」
ベッキー「そもそもビアンカ姉さまが帰らないから、私に白羽の矢が立ったようなものなのに」
ニコラ「あら、そうなの」
ベッキー「氷の神殿に白熊を見に行くとか言ってたわ。そんな物の何が面白いのやら・・・」
デイジー「そういえば、うちのお姉ちゃんも活火山の温泉に行くとか言ってた」
クロエ「リリアン姉さんは無人島に旅に出ると・・・」
ベッキー「無人島って・・・」
デイジー「だ、大丈夫なの!?」
クロエ「まぁ独りでいる分には周りに被害も出ないし問題ない、かな」
ニコラ「うちの姉はゴーストタウンだそうよ。なんでも友達と幽霊が居るか居ないかで口論になったとか」
ニコラ「幽霊が居ないことを証明しに行くって息巻いてたわ」
ベッキー「はぁ・・・なんだか、白熊を見に行くビアンカ姉さまが普通に思えて来たわ・・・」
デイジー「まぁ、何にしてでもみんなは学園に残るんだね!」
クロエ「そうね。宿題もあるし、そんなに長期の休暇って訳でもないしね」
デイジー「じゃあじゃあ、これから皆で遊びに行かない?」
ベッキー「あ~、悪いけどビアンカ姉さまに校庭の草刈り押し付けられちゃってさぁ・・・」
ベッキー「自分が掃除当番なのに、『ファイヤーアロー』だと貫通して校舎まで燃やしちゃうからとか言って」
クロエ「私も人見知りなリリアン姉さんの代わりにサバイバルキットの買い出しを頼まれてる」
ニコラ「私も今日は渓谷に行く用事があるわね」
デイジー「えぇ、皆ダメなのぉ?」
ベッキー「まぁ明日から休みなんだし、今日じゃなくてもいつでも遊べるわよ」
ニコラ「そうね。今日は大人しく宿題でもしておきなさい」
クロエ「そうそう。この中じゃあんたが一番忘れそうだものね」
デイジー「うぅ・・・もう私の頭の中は遊びモードだもん・・・」
デイジー「そうだ!こんなときこそ、コルネットちゃんを遊びに誘うんだもん!」
ベッキー「コルネットって、召喚士先生の家に住んでる?」
ニコラ「大魔王じゃない。それを遊びに誘うって・・・」
クロエ「大丈夫なの?危険じゃない?」
デイジー「そんなことないよ!私たち小さいころはよく一緒に遊んでたもん!」
ベッキー「今もそんなに大人って訳じゃないけど。まさかデイジーが大魔王と幼馴染だったとはねぇ」
デイジー「うん!昔は近所のお姉ちゃんだったけど、今じゃ妹みたいに思えて凄く可愛いもん!」
クロエ「そうなんだ。今度紹介してね」
デイジー「分かったもん!それじゃあ、みんなバイバーイ!」ダッダッダ…
ベッキー「またねー」
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召喚士の家、玄関。
召喚士「ただいまー」
コルネット「遅いのだ!もうお腹がペコペコなのだ!!」タッタッタ
召喚士「ごめんごめん。明日から休みだから、最後の確認とかあってね」
コルネット「そんなことはいいのだ!早くお昼ご飯を作るのだっ!!」ジタバタ
召喚士「はいはい。今日のお昼は生姜焼きとポテトサラダだよ」
コルネット「やったー!お肉なのだー!」バンザーイ
召喚士「肉料理が一番早く出来るからね。テレビでも見ながら待っててよ」
コルネット「はーい、なのだ。あ、ご飯はもう炊けているのだ!」
召喚士「お、ちゃんとお手伝い出来てコルネットはお利口さんだな」ナデナデ
コルネット「えへへなのだー。ご飯のためなら労力は惜しまないのだー///」テレテレ
召喚士「じゃあ、ちゃっちゃと作っちゃうね」
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召喚士の家、ダイニング。
召喚士「いただきます」
コルネット「いただきまーすなのだー!」ペコッ
コルネット「もぐもぐ。う~ん・・・やっぱりお肉が一番美味しいのだっ!」キラキラッ!
召喚士「そうかなぁ。僕は干した魚の方が好きなんだけど」モグモグ
コルネット「お魚も美味しいけど、骨が多くて食べにくいのだっ!」プンプンッ
召喚士「それは確かに。けど、それでもちゃんと食べるコルネットはいい子だね」
コルネット「美味しいことには変わりないのだ!お魚に罪はないのだっ!」ガーッ
召喚士「大魔王らしからぬ発言だね。まぁ最初からそうだったみたいだけど」
コルネット「そんなことないのだ!私はボン、キュ、ボンのダイナマイトボディだったのだ!」ムゥ
コルネット「それを勇者が・・・お前の先祖が力を奪ったせいなのだっ!」ウガッー!!
召喚士「見た目の話じゃないんだけどなぁ」
コルネット「私が魔力を吸収できないようになったのはお前の先祖のせいなんだから、お前が私に美味しいご飯を出すのは当たり前なのだ!」フンス
召喚士「もう何回も聞いたよ。母さんから料理も叩き込まれたし」
コルネット「うんうん、お前の料理は美味しいのだ。勇者の鑑なのだ」ウンウン
召喚士「勇者の条件が料理の腕なのか。そもそも、僕は勇者じゃないけど」
コルネット「それに引き替え、お前の父親は酷かったのだ!お前の母親と結婚するまで食事は毎回お通夜みたいだったのだ!」キーッ!
召喚士「お、そんな言い回しをどこで覚えたんだ」
コルネット「お前には感謝しているのだ!ご馳走様なのだ!」ペコッ
召喚士「お粗末様。食器はシンクに置いといてね」
コルネット「当然なのだ!任せるのだ!」ピュー
召喚士「うんうん、うちの大魔王はいい子だなぁ。もしかしたらこれが親バカの気持ちなのかも」
ピンポーン!
召喚士「っと、誰か来たみたいだ。はいはーい、今出ますよ」スタスタ
ガチャ!
デイジー「こんにちは!」
召喚士「おや、いらっしゃい。コルネットに用事かな?」
デイジー「はい、久しぶりに一緒に遊ぼうと思って」
召喚士「そうだね、学園に入学してからは何かと忙しかったからね」
デイジー「はい!宿題とか宿題とか・・・あと宿題とか!」
召喚士「そんなに出してるつもりはないんだけどなぁ・・・お~いコルネット!デイジーが遊びに来たぞー!」
コルネット「あ!デイジーなのだ!久しぶりなのだ!!」タッタッタ
デイジー「コルネットちゃん久しぶりー!元気だった?」
コルネット「私は大魔王なのだ!たとえ世界が滅びても私ひとりだけは必ず生き残るのだ!」ドンッ!
召喚士「基準がよく分からないけど。まぁ、とりあえずお上がりなさい」
デイジー「はーい、失礼しまーす!」
コルネット「じゃあ2階の私の部屋へ行くのだー!」ドタドタ
デイジー「そんな走らなくても大丈夫だよー」ドタドタ
召喚士「やれやれ、今日は久しぶりに騒がしくなるなぁ」
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召喚士の家2階、コルネットの部屋。
コルネット「さぁ入るのだ!」ガチャ
デイジー「お邪魔しまーす」
バックベアード「・・・・」ロリキタッ!
デイジー「あー、黒助だ!久しぶりー!」
コルネット「何度も言うけど、黒助じゃなくてバックベアードなのだ!」ムゥ
デイジー「えぇ?黒助の方が可愛いよ。ねぇ~黒助~?」
バックベアード「・・・・」コノロリドモガッ!
コルネット「まぁそれはただの乗り物なのだ。もう黒助でも何でもいいのだ」
デイジー「そうなんだ。そういえば、コルネットちゃんは外に行くときいっつも乗ってるよね」
コルネット「当然なのだ!大魔王の私は愚民と同じ地には立たないのだ!」フフン
デイジー「へぇ~大魔王も大変なんだねぇ~」
コルネット「それほどでもないのだー///」テレテレ
デイジー「ねぇねぇ、私も乗ってみてもいいかなぁ?」
バックベアード「・・・・」ktkr!!
コルネット「えぇ~・・・まぁデイジーならいいのだ。けど、そんなに乗り心地は良くないのだ」ウーン…
デイジー「あ、やっぱり?乗ってるとこ見てるとボヨンボヨンしてるもんね」
コルネット「そうなのだ。力が封印される前は普通で空も飛べたのに、訳が分からないのだ」ウンウン
バックベアード「・・・・」ロリコンデモイイヨネッ!
デイジー「それじゃあ、失礼して・・・」ヒョイ
バックベアード「・・・・!?」ワッショイ!ワッショイ!
ボヨン!ボヨン!ボヨーン!!
デイジー「あわわ!お、落ちるー!?」
コルネット「ちょ!?何をしてるのだ!!」アワワ
ドタン!バタン!ドカン!!
召喚士『こらー!もう少し静かに遊びなさい!』
コルネット「お、怒られたのだ・・・」シュン…
デイジー「ご、ごめんねコルネットちゃん・・・」
コルネット「仕方ないのだ。お外で遊ぶことにするのだ・・・」テクテク
デイジー「そうだね。あ、学園に行けばまだベッキーちゃんが残ってるかも!」
コルネット「誰なのだ?」ハテ?
デイジー「私の友達だもん。一緒に遊ぶと楽しいよ!」
コルネット「そうなのだ?じゃあ学園とやらに向かうのだ!」レッツゴー
コルネット「ほら、黒助も来るのだ!」コイコイ
デイジー「あはは、コルネットちゃんも黒助って呼ぶことにしたんだね」
コルネット「こいつのせいで怒られたのだ!しばらく黒助でいいのだっ!!」プンプン
黒助「・・・・」ロリコンニ セケンノカゼハ ツメタイゼ…
今日はここまでなのだ。
こんなマイナーなゲームのSSにレスが付いて嬉しいのだ。
ちなみに作者はルナが好きなのだ!
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王立ニューゲート学園校庭。
デイジー「ここが私の学園だもん!」
コルネット「大きいのだ!私のお城の何倍もあるのだ!!」キラキラ
デイジー「ここは魔法少女だけじゃなくて、一般の生徒も通ってる王都で最大の学校だからね」
コルネット「・・・その割には、人はあまり居ないようなのだ」ウン?
デイジー「明日からGWだからね。もうほとんどの生徒は帰っちゃったんじゃないかな?」
コルネット「デイジーの友達はどうなのだ?」フムフム
デイジー「ベッキーちゃんも帰っちゃったのかなぁ・・・校舎裏も見てみようか」テクテク
コルネット「早速行ってみるのだ!」レッツゴー
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王立ニューゲート学園校舎裏。
ベッキー「ふぅ・・・こんなもんでいいでしょ」
ベッキー「あ~疲れた。いちいち草にターゲティングしないといけないから面倒ったらなかったわね」
デイジー「あ、いたいた!ベッキーちゃーん!!」タッタッタ
ベッキー「あら、デイジーじゃない。帰ったんじゃなかったの?」
デイジー「そうなんだけど、コルネットちゃんと遊びに来たの!」
ベッキー「そう。じゃあその子が・・・」
コルネット「はじめましてなのだ!大魔王のコルネットなのだ!」ペコッ
ベッキー「あら、礼儀正しいのね」
ベッキー「はじめまして、デイジーの友達のベッキーよ」
デイジー「ベッキーちゃんはね、炎の魔法少女なんだよ!」
ベッキー「そうよ、みんな燃やしちゃうんだから」
コルネット「おぉ!燃え上がれーって感じでカッコイイのだ!」キラキラ
ベッキー「それは別の魔法少女」
デイジー「それはそうと、草刈りは終わったの?」
ベッキー「ええ、さっき終わったところよ」
ベッキー「気合を入れてそんな大きな鎌を持ってきてくれたのに御免なさいね」
コルネット「むっきー!この鎌は草刈りをするためのものじゃないのだっ!」プンプン!!
ベッキー「あら、じゃあ何のためのものなのかしら?」
コルネット「大魔王としての嗜みなのだ!」ドンッ!
ベッキー「・・・要は格好つけるためとか、そんな理由なのね」
デイジー「でも、似合ってるよコルネットちゃん!」
コルネット「それほどでもないのだー///」テレテレ///
ベッキー「まぁ何でもいいけど。ちょっと職員室まで行ってくるから待っててね」
デイジー「何しに行くの?」
ベッキー「草刈り終了の報告とMPの提出よ」
コルネット「え?MPを持ってるのだ!?」ビックリ
ベッキー「ええ。草を全部魔法で燃やしたから。それなりの量になってるわ」
コルネット「ならちょうどいいのだ!こっちに来るのだー!」タッタッタ
デイジー「あ、コルネットちゃん待ってよー!」タッタッタ
ベッキー「何なのよ・・・私は早く帰りたいんだけど・・・」スタスタ…
クロエちゃんの百合発覚はテンションあがった
公式でラインスタンプ第2弾の速報が来てますね
ゲーム内の課金はしていないので、こういったところで売り上げに貢献出来ればなと思います
>>28
昔、クロエはベッキーが好きとの説明文を見た記憶があるのでそのDW劇場を見たときは違和感を覚えました
ただ、その説明文はいくら探しても見つからないので記憶違いかもしれないですけど…
では、上司に見つからないように更新いきます
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王立学園校舎裏の深い森。
コルネット「ここなのだー!」エッヘン!
デイジー「わぁ、綺麗な宝石だね!」
ベッキー「へぇ、まさか校舎裏の森にこんな場所があったなんてね」
ベッキー「あら?でもあれ、魔法陣の上にあるみたいね・・・それに、僅かに魔力も感じる・・・」
コルネット「ふっふっふ!何を隠そう、あれは正真正銘の封印石なのだー!」デデンッ!
デイジー・ベッキー「な、なんだってー!!?」
コルネット「せっかくMPもあるし、あの封印石でちょっと遊んでいくのだ!」キラーン
ベッキー「え・・・それってまさか・・・」
コルネット「『第385次聖魔大戦~ドキッ!魔法少女だらけの防衛戦!世界滅亡もあるよ♪~』開催なのだっ!!」ヒューヒュードンドンドンパフパフパフ
デイジー「わーっ!!」パチパチパチ
ベッキー「ちょっと待ってよ!私たちはまだ見習いなのよ?それに世界滅亡って・・・」
コルネット「大丈夫なのだ!遊びなんだから本気じゃないのだ」フフン
コルネット「それに、あれ1つ壊しただけじゃ全然力は戻らないし、そもそも世界を滅ぼす意味もないのだ」ドヤッ
ベッキー「それはまぁ、そうかもしれないけど・・・」
デイジー「でも私たちまだ細かいルールとか教わってないんだよねぇ」
コルネット「それも実践しながら説明するのだ」フフン
デイジー「わー!コルネットちゃんは物知りさんだねぇ~」
コルネット「それほどでもないのだー///」テレテレ///
ベッキー「まぁそういうことなら・・・」
コルネット「ちなみに、ふたりの魔法はなんなのだ?」
ベッキー「私は『ファイアーボール』。さっきも話したけど火属性ね」
ベッキー「威力、射撃スピードが遅い代わりに射程が長くて延焼の固定ダメージが与えられるわ」
デイジー「私は『エナジーボール』だよ。一応地属性ってことになってるけど、先生は無属性だって言ってたね」
デイジー「威力、射程、効果がない代わりに射撃スピードだけは早いの!」
デイジー「人呼んで『魔法少女・頭文字D』だよ」
ベッキー「デイジーだけに間違ってはないんだけど・・・それ褒められてるんじゃないわよ」ハァ…
コルネット「そうなのだ?けど、私に一番ダメージが通るのはデイジーの地属性なのだ!」
ベッキー「え?そうなの?」
コルネット「そうなのだ。これでも私は大魔王なのだ!」
コルネット「延焼も凍結も感電も効かないのだ!」ドヤッ!
ベッキー「つまり純粋な攻撃力で攻めるしかないと・・・可愛くても大魔王なのね、あんた」
コルネット「えっへん!なのだ!」エッヘン
デイジー「??どういうこと?」
ベッキー「えっと・・・つまり、あんたとコルネットの相性がいいってことよ」
デイジー「そうなの!?やったねコルネットちゃん!!」
コルネット「当然なのだ!相性が悪いわけないのだ!」キャッキャッ
ベッキー「というか、そんな自分に不利になることを私たちに教えちゃってもいいの?」
コルネット「どうせみんな知ってることなのだ。私が教えなくても誰かが教えるのだ」
デイジー「そうなんだ。私たちはまだ見習いだから知らなかっただけなんだね」
コルネット「そういうことなのだ」
ベッキー「それは分かったけど、具体的に何をすればいいのよ」
コルネット「これから私が魔力で使い魔をつくるのだ」
コルネット「使い魔は道なりに進んでいくから、封印石にぶつかる前に倒すのだ」
コルネット「20回ぶつかると封印石は破壊されてゲームオーバーになるのだ」
デイジー「コルネットちゃんは使い魔も作れるんだねぇ」
コルネット「当然なのだ!ちなみにこんなのなのだ!」
ボンッ!
エッガー「・・・・」テクテク
デイジー「うわ~可愛いね!」
ベッキー「ちょっとちょっと!いくらなんでもこの子を燃やすのは抵抗があるんだけど・・・」
コルネット「心配ないのだ。生き物じゃないし、痛みも熱さも感じないのだ」
コルネット「魔力で動いてるぬいぐるみだと思って間違いないのだ」
ベッキー「そうは言っても・・・」
コルネット「ものは試しなのだ!デイジー攻撃してみるのだ!」
デイジー「じゃあ遠慮なく・・・『エナジーボール』!!」バッ!!
パシュン…
ベッキー「消えた!?」
コルネット「魔力で作った使い魔だから、倒すと魔力に還元されるのだ!」
ベッキー「え・・・あ、ほんとだ。MPが若干増えてるわね」
コルネット「こんな感じでいくのだ!」フフン
デイジー「は~い!」
ベッキー「まぁこれくらいなら見習いの私たちでもどうにかなるかしらね・・・」
コルネット「では、スタートなのだ!!」
とりあえず、キリがいいのでここまでなのだ。
マイナーといっても75万DLオーバーなのだ。
他の200万、300万DLのアプリなんてリセマラされて放置されてるIDがほとんどなのだ!
リセマラなしで75万DLは驚異的だと思うのだ!
なので漫画化、アニメ化を希望なのだ!
公式のストーリーがあれば、SSも絶対に増えるのだ!
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STAGE・1「深い森」
コルネット「まずは小手調べなのだ!」ポポポポンッ!!
ラビs「・・・・」タッタッタ
ベッキー「え!?ちょ、さっきの奴より早い!?」
デイジー「ここは私にお任せだもんっ!」バッバッバッ!!
パシュシュシュシュン…
コルネット「さすがデイジーなのだ!じゃあ次はこいつらなのだ!」
エッガーs「・・・・」スタスタ
デイジー「がんばるもんっ!」バッバッバッ!
パシュン…
エッガーs「・・・・」スタスタ
デイジー「あわわ!早くない代わりに体力が高いよ!」
デイジー「ベッキーちゃん、お願い!」
ベッキー「え、ええ!『ファイアーボール』!!」ボゥ!
エッガーs「・・・・」ボボボボ…
パシュン!パシュン!パシュン!パシュン!
デイジー「さすがベッキーちゃん!」
ベッキー「あら、結構楽しいわね」
コルネット「むむっ!結構やるのだ!」
コルネット「でも、私の使い魔にはこんなのもいるのだっ!」ポンッ!
シェルダー「・・・・」ノロノロ…
ベッキー「遅っ!いい的じゃないの」ボッ!
デイジー「え~い!」バッバッバッ!
シェルダー「・・・・」ノロノロ…
ベッキー「何こいつ!?本当にダメージ通ってるの!?」ボッ!
デイジー「わ~ん、固すぎて倒せないもん・・・」
シェルダー「・・・・」ノロノロ…
ベッキー「あぁ!通り過ぎちゃう!」
デイジー「こんな時に足止め出来るクロエちゃんかニコラちゃんが居てくれたら・・・」
クロエ「呼んだ?」スタスタ
デイジー「え?クロエちゃん!?」
ベッキー「どうしたの、こんな所で」
クロエ「リリアン姉さんがまた寮から逃げ出したらしくて、探してたところよ」
クロエ「あなたたちこそ、こんな所で何をしているの?」
デイジー「聖魔戦争だもん!」
クロエ「・・・うん。全然分からない」
ベッキー「ちょうどいいわ。クロエ、あいつに魔法を撃ち込んでくれない?」
クロエ「あいつって、あそこを歩いてる蟹のこと?」
ベッキー「そうよ!早くしないと封印石が・・・っ!」
クロエ「よく分からないけど・・・『ショックウエーブ』」クルンッ!
シェルダー「・・・っ!?」ノロノロ…ピタッ!
ベッキー「動きが止まった!行くわよ、デイジー!」ボッ!
デイジー「はーい、ベッキーちゃん!」バッバッバッ!
パシュン…
デイジー「やったー!クロエちゃんのお蔭で倒せたもん!」
コルネット「くっそーなのだ!うる星出身の魔法少女のせいで負けてしまったのだっ!」プンプン
クロエ「それは魔法少女じゃなくて鬼型の宇宙人。というか、どちら様?」
デイジー「紹介するね、召喚士先生のところに住んでる大魔王のコルネットちゃんだよ」
コルネット「畏れよ!崇めよ!奉れ!我こそは魔界を恐怖と暴力によって統治する大魔王コルネットなのだっ!」ドヤッ!
ベッキー「・・・何その自己紹介」
クロエ「あ、どうもはじめまして。クロエといいます」ペコッ
デイジー「クロエちゃんはね、雷の魔法を使う魔法少女なんだよ」
デイジー「いつも不思議なんだけど、クロエちゃんは自分の電撃で痺れたりしないのかなって」
クロエ「じゃあ聞くけど、毒蛇が自分の毒で死ぬと思う?」
デイジー「・・・どうだろう・・・」
クロエ「それじゃあ質問を変えるわね」
クロエ「ベッキーが自分の火を熱がったり、ニコラが自分の魔法で凍えたりすると思う」
デイジー「それは・・・どうなの、ベッキーちゃん?」
ベッキー「あんたねぇ・・・魔力を元にした火や雷や氷は魔法発動中の魔法少女に対して効果はないって教わったでしょ?」
デイジー「そうだっけ?」
クロエ「でも魔法で燃えた草の火は熱いし、機械で発電された電気は痺れるし、自然に出来た氷は冷たいわ」
ベッキー「そういうこと。理解出来た?」
デイジー「あ~・・・え?うん・・・たぶん」
ベッキー「まぁ今はそれでいいわ。ところで、コルネットはどこに行ったのかしら?」
デイジー「あれ?本当だ、いないね。おーい、コルネットちゃーん!」
コルネット「ここなのだー!」テクテク
デイジー「あ、いたいた。って、えぇ!?」
エント「・・・・」ズモモモモ…
ベッキー「な、なによそいつ!?」
クロエ「大きい・・・」
コルネット「こいつはこの森にある封印石を管理している『エント』なのだ!早い話がボスなのだ!」
ベッキー「ボスって・・・なんで、そんなのがここにいるのよ!?」
コルネット「3人で話し込んでて暇だったから呼んできたのだ!」エッヘン!
クロエ「まさか、そいつも・・・」
コルネット「当然なのだ!行くのだ、エント!」ゴー!!
エント「・・・・」ズズズズズ…
ベッキー「き、来た!みんな燃やしちゃうわよ!」
デイジー「がんばるもんっ!」
クロエ「まとめて相手するわ!」
コルネット「エントだけじゃないのだ!使い魔も行くのだ!」ポポポポポンッ!
コルネット「まだまだいくのだっ!」ポポポポポンッ!
コルネット「わはははは!乗ってきたのだっ!!」ポポポポポポポポポポンッ!!
ベッキー「えぇ!?多すぎるわよ!!」
デイジー「コルネットちゃんストップ!ストップ!!」
クロエ「いくらなんでも3人で相手できる数じゃないわ・・・」
コルネット「止めは私自身で行くのだっ!私の力、返して貰うのだっ!」ブンブンッ!
ベッキー「ちょ!?鎌振り回して危ないって!」
デイジー「どうしよう・・・テンション上がってトランス状態になちゃってるよ・・・」
クロエ「封印石がもうもたないわよ・・・」
コルネット「私は誰にも止められにゃいのだーっ!!」
???「お前たち!そこで何をしているっ!?」
ベッキー「が、学園長!!」
デイジー「た、助かったもん・・・」
クロエ「いや、むしろこれは怒られる流れね・・・」
コルネット「ん?誰かと思ったらフレイヤ王女なのだ!」ブンブンッ!
フレイヤ「おいコルネット!封印石を壊しに来る時は事前に宣戦布告するのが取決めだろうが!」
コルネット「知らないのだっ!私の邪魔をするな、なのだっ!」ブンブンッ!
フレイヤ「聞く耳持たぬか・・・それじゃあ仕方がないな・・・」
フレイヤ「地獄の業火よ、我に従え!『ヘルフレイム』!!」
ドカーン!!
コルネット「うわーん!次は負けないのだー・・・」
キラーン…
フレイヤ「さて・・・」
ベッキー「す、すみません学園長!!」ドゲザ
クロエ「あの、これには訳が・・・」ドゲザ
デイジー「え?えっと・・・ごめん、なさい?」ドゲザ
フレイヤ「お前たち、召喚士が担任をしている見習いクラスの生徒だな?」
フレイヤ「とりあえず、宿題にプラスして反省文を原稿用紙10枚、休み明けに提出な」
3人「は、はい・・・」ガクブル
フレイヤ「後は召喚士にでも叱って貰え。飛んでった大魔王を回収して召喚士に事情を説明して来い」
3人「は、はい。失礼しましたー」ピュー…
フレイヤ「まったく。来月の召喚士の給料は減額だな」ヤレヤレ…
STAGE・1「深い森」(ギリギリ)クリア
STAGE・1をクリアしたから今日はここまでなのだ。
そういえばDW劇場出張版のLesson・11が見当たらないけど、どこにあるのだ?
知ってる人がいたら教えて欲しいのだ。
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召喚士の家1階、リビング。
ベッキー「・・・と、いう訳でして・・・」
デイジー「ごめんなさい・・・」
召喚士(・・・こりゃ、来月は減給だろうなぁ・・・)
召喚士(とりあえず、フレイヤ様の召喚が40クリスタルと封印石の全回復が4クリスタル)
召喚士(それだけで済めば御の字といったところかな・・・)ハァ…
召喚士「そうか・・・とりあえずうちのコルネットが迷惑を掛けたみたいだね」
クロエ「いえ、そんな・・・」
召喚士「うん、反省しているみたいだからウルサイことは言わないけど」
召喚士「とりあえず、攻防戦を体験してみてどうだった?」
ベッキー「えっと・・・なんというか・・・」
クロエ「はっきり言ってあれを守りきるのは見習いの私たちでは無理ですね」
デイジー「コルネットちゃんは可愛いけど、本物の大魔王なんだなって・・・」
召喚士「はは、そうだろうね」
召喚士「まぁ、今回の場合は仕方がない面もあるんだけど」
クロエ「私たちがまだ見習いだからですか?」
召喚士「いや、それが主な理由じゃないよ」
召喚士「問題なのは召喚術を用いないで迎撃したところなんだ」
ベッキー「召喚術を使うと何が変わるのですか?」
召喚士「うん、これは見習いクラスから一般クラスに上がってから勉強することなんだけどね」
召喚士「僕たち召喚士は君たち魔法少女自信を召喚するんじゃなくて、君たちの特性や能力を召喚するんだ」
デイジー「・・・難しくて分からないもん・・・」
召喚士「早い話が君たち自身が直接迎撃するんじゃなくて」
召喚士「君たちの特性と能力が与えられた『影』が魔王軍を迎撃するんだよ」
デイジー「???」
ベッキー「えっと・・・つまり?」
クロエ「・・・MPさえあれば、同一人物を何人でも召喚出来るということでしょうか?」
召喚士「うん、正解」
召喚士「ちなみにMPに余裕があればオリジナルよりパワーアップさせることも出来るんだよ」
ベッキー「つまり、MPを効率的に運用する部隊指揮官のような役割と言う訳ね」
デイジー「あぁ!提督とかプロデューサー的な役割の人だね!」
召喚士「う~ん・・・まぁ間違いではないけど・・・」
『ムキー! クヤシイノダッ! ツギハマケナイノダッ-!!』
ドタン!バタン!
召喚士「どうやらコルネットの気が付いたようだね、様子を見てくるよ」
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召喚士の家2階、コルネットの部屋。
コンコンッ ガチャ…
召喚士「やぁ、目が覚めたようだね」
コルネット「あ、ちょうどいいところへ来たのだ!」
コルネット「今からあの鬼畜BBAのところへお礼参りに行くから、お前も来るのだっ!」
コルネット「そもそも、子持ちのくせにいまだに魔法『少女』を名乗っ」
召喚士「おっと、そこまでだ!それ以上言ってはいけない」
召喚士「それに、悪いのは宣戦布告しないで封印石に攻撃を加えた君の方だよ」
コルネット「あれは遊びなのだっ!」
召喚士「1面ボスを投入するどころか自ら侵攻に参加して、それは通じないよ」
コルネット「分かったのだ!じゃあ、今から宣戦布告するのだっ!!」プンプン!
召喚士「え?いや、明日からGW期間だから今はちょっと・・・」
コルネット「関係ないのだ!私は誰にも止められないのだぁ!!」ジタバタ
召喚士「はぁ・・・とりあえず、皆を待たせてるから下に降りようか」
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召喚士の家1階、リビング。
デイジー「あ、コルネットちゃん大丈夫だった?」
コルネット「全然平気なのだ!私は恐怖の大魔王なのだ!」エッヘン
ベッキー「その割には一撃で吹っ飛んでいったけど」
クロエ「そういえばボスのエント?も学園長の魔法で一撃だったわね」
召喚士「ただ、その費用は僕持ちだけどね・・・」ボソッ
コルネット「ムッキー!次こそは負けないのだ!」シタバタ
召喚士「ああ、それでコルネットが宣戦布告をするって聞かなくてね・・・」
ベッキー「宣戦布告って、正式に封印石を壊しに行くってこと?」
コルネット「そうなのだ!第386次聖魔大戦なのだっ!!」ヒューヒュードンドンドンパフパフパフ
召喚士「まぁ、そこで君たちにお願いがあるんだけど・・・」
召喚士「よかったら、コルネットの相手をして貰えないかな?」
クロエ「どういうことですか?」
召喚士「うん、普段なら一般クラス以上の生徒が相手をするんだけど」
召喚士「明日からGWだから、ほとんど帰省するか旅行に行くかして君たちくらいしか学校に残ってなくってね・・・」
ベッキー「それで、本来相手をしない見習いクラスの私たちに相手をして貰いたい、と」
召喚士「そうなんだ。どうしても無理なら王室付きの魔法少女に依頼することも出来るけど」
召喚士「ただ費用がバカ高いから、そうなると当分の間、学食がグレードダウンすることになると思うよ」
デイジー「っ!?それは一大事だもんっ!!」
召喚士「あはは、デイジーにとっては死活問題だね」
召喚士「と、いう訳でお願い出来ないかな?」
ベッキー「私は構いませんよ。これで実家に帰らない言い訳になるし」
クロエ「私も特に予定はないのでいいですよ」
デイジー「もちろん私もだもんっ!」
コルネット「話はまとまったのだ?それじゃあ早速、鬼畜王女のところに乗り込むのだーっ!」ピュー…
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王立ニューゲート学園、学園長室。
召喚士「・・・と、言う訳で大魔王からの宣戦布告を預かって参りました」ペコッ
フレイヤ「ふむ」チラッ…
『よこく状
386回めっ!こんどこそ、こーんどこそっ、ちからをとりもどさせていただくのだぁ!!!!!!!!!
だいまおう こるねっと』
フレイヤ「相変わらず、適当な宣戦布告だな」ピラッ…
召喚士「ええ。それで、いかがいたしましょうか?」
フレイヤ「どうもこうも、正式に宣戦布告してきてるんだから相手をするしかないだろ」
フレイヤ「お前が残ってる魔法少女を連れて相手をしてこい」
フレイヤ「ついでに、封印石の点検もな」
召喚士「はい、おおせのままに」
フレイヤ「それから、ティアナがまた出歩いてるみたいで城内に見当たらないらしい」
フレイヤ「見つけたら帰るように伝えておいてくれ」
召喚士「・・・またですか・・・」
フレイヤ「そういうな。その代わり、来月の減給と3人の反省文提出は勘弁してやるから」
召喚士「はぁ、分かりました。失礼します」
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王立ニューゲート学園、魔法科見習いクラス。
召喚士「お待たせ」スタスタ
コルネット「おかえりなのだ。どうだったのだ?」
召喚士「うん、問題なく受理されたよ」
コルネット「それじゃあ、早速出発なのだっ!」レッツゴー!
デイジー「おー!」
ベッキー「もう、遊びに行くんじゃないわよ」
クロエ「どこから行きましょうか?」
召喚士「うん、とりあえず近場の『険しい渓谷』から行こうかと思うんだけど」
デイジー「あれ?渓谷ってたしか・・・」
ベッキー「あ~、たしかニコラが行くとか言ってたわね」
クロエ「ええ、私もそう聞いたわ」
召喚士「あれ、ニコラも残ってたのか。でも、何でまた渓谷なんかに・・・」
ベッキー「そこまでは・・・けど、これでニコラにも協力してもらえそうね」
『フン、ラクショウダッタワ』
デイジー「あ、クロエちゃんからメールが届いたもん」
クロエ「何かと思ったら、スマホの着信音だったのね」
ベッキー「あんたまさか、全部私たちの声で設定してるんじゃないでしょうね?」
デイジー「えっと・・・なんか、渓谷で変な生き物を見つけったって。写メもあるよ」
コルネット「何なのだ?私にも見せるのだっ!」
デイジー「はい、コルネットちゃん」つ『スマホ』
コルネット「ありがとうなのだ」
コルネット「・・・なんだ、ただのグリフォンなのだ。期待して損したのだ」
デイジー「グリフォン?」
ベッキー「あ、なんか聞いたことあるわね・・・確か、極小サイズの地獄がどうとか」
クロエ「それはリンフォンよ」
コルネット「グリフォンはよく分からない奴なのだ」
コルネット「魔物じゃないのに、勝手に渓谷のボスを名乗ってるのだ」
ベッキー「ボスって、さっきのエントみたいな?」
コルネット「そうなのだ。私はどうでもいいから放置しているのだ」
クロエ「危険はないの?」
コルネット「う~ん・・・よく分からないけど、魔法少女に恨みがあるとか言ってたのだ」
コルネット「見つかると厄介かもしれないのだ」
ベッキー「大変じゃない!急がないと!」
クロエ「そうね。デイジーは注意するようメールに返信しておいて」
デイジー「了解だもん」
召喚士「それじゃあ早速向かおう。公用車の使用許可を貰ってるから駐車場に集合しておいて」
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STAGE・2『険しい渓谷』
召喚士「さぁ、着いたよ」
ベッキー「道がガタガタで乗り心地は最悪だったわね」
コルネット「そうなのだ?黒助に乗ってるよりは随分快適だったのだ」
黒助「・・・・」ロリニ バトウサレルノモ アリダナ…
クロエ「そんなことよりニコラを探さないと」
デイジー「あ、あそこにいるのニコラちゃんじゃないかな?」
デイジー「ニコラちゃ~ん!助けに来たよ!」
ニコラ「あら、デイジーありがとう。でも、ひとりでも大丈夫だったわよ」グス…
ベッキー「いや、そんな泣きはらした目で言われても・・・」
召喚士「どうやら無事だったようだね」
ニコラ「先生。すみません、ご足労お掛けします」ペコ…グス…
召喚士「これも仕事だからね。ニコラが気にすることないよ」
コルネット「おぉ、新しい魔法少女がいるのだ」
デイジー「氷の魔法を使うニコラちゃんだもん!」
コルネット「あぁ、焼き鳥みたいな名前のクラスにいるロリBBAなのだ」
ニコラ「それは吸血鬼。何なの、この失礼な幼児は?」
コルネット「生物の始点にして終点。始まりもなく、故に終わりもない」
コルネット「我こそが世界のすべてを否定し、神の不在を肯定する存在なのだ!」
ベッキー「だから何なのよ、その自己紹介は」
ニコラ「・・・つまり、誰?」
デイジー「大魔王のコルネットちゃんだよ」
コルネット「わっはっは、どうだ参ったかーなのだー!」エッヘン!
ニコラ「何よ、自分こそ究極のロリBBAじゃないの」
召喚士「まぁまぁ、とりあえず封印石の状態をチェックして移動しよう」
召喚士「グリフォンに見付かったら厄介だしね」
ニコラ「待ってください。この渓谷にはキアラも来ているんです」
デイジー「キアラちゃんが?」
コルネット「誰なのだ?」
デイジー「クラスメイトで風魔法の使い手だよ。天使さんみたいな羽が生えててとってもカッコイイの!」
ニコラ「ムッ…それくらい、私も氷で作れるんだからね」
デイジー「そうなの!?すごいなぁ、今度やって見せてね!」
ニコラ「え、ええ!モチロンよ///」
ベッキー「それで、そのキアラはどこなの?」
ニコラ「それが・・・グリフォンの様子を見に行ったっきり帰って来てないのよ」
クロエ「それじゃあ探しに行きましょうか。そのグリフォンはどこに居たのかしら?」
ニコラ「そこの小川を渡った先にある丘の陰で寝ていたわ」
召喚士「たしか、封印石もそのあたりにあったはず。とにかく行ってみよう」
すみません、これでHTML依頼を出させていただきます。
現行3本はやりすぎでしたし、導入がどうでもいいことをツラツラと書きすぎでした。
構想を練り直してきます。
読んでる人もいないでしょうが支援してくれた方々ありがとうございました。
次回も同じようなスレタイで立てますので、その時はよろしくお願いします。
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