上条「よぉ~脇臭中学生!」美琴「べ、別にワキガじゃねぇっつの!」 (12)

とある夏の日

美琴「んん~今日もいい天気ねー黒子」

黒子「……え、ええ、そうですわね、お姉さま」

美琴「少し暑いぐらいだわー」

黒子「……そう……ですの……」

美琴「?どうしたのあんたさっきから、元気無いじゃない」ズイッ

黒子「うぎゃああああっと失礼お姉さま!私今日はジャッジメントのお仕事がありましたの!それでは!!」シュンッ

美琴「え……黒子?」

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とあるカフェ

佐天「へぇ〜御坂さんって相当のワキガだったんだ〜」

黒子「もうダメかと思いましたの……」

初春「私もこの間御坂さんと会いましたがあれはかなり重症です!この身で体感しました!」

佐天「そこまで臭いんだったら一度嗅いでみたいなーなんて、ね?ww」

黒子「おやめなさい!!それだけは!」

佐天「ひっ!?」

黒子「あんなもの近くで五分も嗅いでたら……」

佐天「嗅いでたら?」

黒子「あなた……死にますの!!」

佐天「そ、そんなに酷いの!?」

初春「あれは酷いなんてレベルではありませんよ佐天さん!私のこの頭の花も御坂さんに近付いて一秒も経たず腐り果てましたからっ!!」

佐天「ヘェ〜、じゃあもういーや、私嗅ぎたくな〜い」

黒子「そう、それでいいんですのそれで」


御坂サイド

美琴「黒子……なんであんな急いで行っちゃうのよ……しかも昨日自分から今日は仕事無いとか言ってきたくせに……ん?あいつは……」


上条「ん〜今日は暑いな〜」


美琴「あいつがいるわっ!ちょ、ちょっと話しかけてみよっ!」

「おーい、ちょっとあんたー」

上条「ん?あれは……」

美琴「ひ、久しぶりねっまた会ったじゃない」

上条「よぉ、脇臭中学生!」

美琴「は、はぁ!?あんたなに言ってんの?ば、ばっかじゃないのー!?」

美琴「私は別に臭くなんかないわよっ!!」

上条「おいおい……ワキガは自分じゃ気付かないって言うが本当とはな」

美琴「っ!!だから私は全然臭わないっつってるでしょう!!」

上条「いや、お前……ムンムン匂うぞ」

美琴「そ、そ、そんなわけ無いじゃな……クンクン…っ!くっっせぇ!!」オエーッ

上条「だから言ってるじゃねーか、常盤台のお嬢様ともあろーお方がワキガじゃ良くねーぞ」

美琴「……っちょっと、ちょっと待ちなさいよ!」

上条「あ?何だムンムン」

ムンムン「あ、アンタが……アンタがその、な、舐めとりなさいよ!!///」

上条「はぁ?」

ムンムン「ほらっ、その……アンタになら、か、構わないから……///」

上条「」

ムンムン「あんたの唾液で、消臭しなさいって言ってんの!!」

上条「……」

上条「……おい」

ムンムン「?どうしたのよ」

上条「どうしたもこうしたもねぇっ!!」

ビクビク「っ!!?!」

上条「テメェーが良くてもな……俺が嫌なんだよ!そんな遠くからでも漂うくっせー脇を舐めろだなんて冗談じゃねぇ!」

上条「…もし、テメェーが臭いのを理解している上で俺に舐めさせようってンなら……そのくっせぇワキガをぶち殺す!!」そげぶ!

美琴「キャインッ!!」

美琴「…っ!あ、アンタねぇっ!!いきなり女の子の脇触るとか一体どういう神経してんのよ!!」

上条「お前、脇嗅いでみろよ」

美琴「脇?ふ、フンッ!どーせまた私を馬鹿にするんでしょ!いいわよ、どーせ私はワキガよ!御坂ワキガよ!!」

上条「テメェッ!!」そげぶ!

ワキガ「へぶしっ!?」

上条「何ほざいてやがんだ!お前みたいなのがワキガを語るなよ!!」

美琴「は、はぁ!?アンタさっきから何なのよ……!!」

上条「ワキガの人はな……成りたくてワキガじゃねーのよな!」

上条「他人に迷惑な事とはわかっていても仕方ない症状なんだよ……!風呂で念入りに洗っても落ちやしない…白T着てると汗ばんで黄色くなっちまう!!」

美琴「」

上条「だけど悩んでもダメなんだ……体質はどうしようもねぇんだよっ!!」

上条「だけどな、これだけは言っておくぞ!」

美琴「……っ」

上条「ワキガ美少女h」

青ピアス「メチャクチャかわいいや!!」

上条「っ!?」

美琴「!?」

青ピアス「いやー堪らんでー小萌せんせー!この前すれ違う時の匂い嗅いだらなー」そげぶ! ブヒィ!?

美琴「え?……え?(状況についてけない……)」

上条「……とにかく御坂、お前の脇はもう臭わなねーはずだから自信持って夏の学園都市をブラついてこいっ!

美琴「?よく分かんないけど、私ってもう臭くないの?もうワキガじゃないの?」

上条「ああもちろんだ!お前はもうワキガじゃないよ、じゃあ俺はまだワキガに悩める少女達を救いに行くからまたどこかでなー!」

美琴「あぁ!ちょっと待ちなさいよ……ったく、アイツはお人好し過ぎるんだから……まっそういうアイツを私は……」

美琴「って何言ってんのよ!もう!!///」


ここは学園都市、230万人もの学生が住む街。何があったって、不思議ではないのである。



このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月25日 (水) 09:03:08   ID: hj6gSzb7

ワロタ

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