妹「だから、お兄ちゃん成分が足りません」
兄「いやいや、言ってる意味が分からないよ?」
妹「お兄ちゃんは分かってませんね、妹というものは常にお兄ちゃん成分を必要としてるのですよ?」
兄「訳がわからないよ」
妹「そんな事言って……いいんですか?」
妹「お兄ちゃん成分を摂らないと……」
兄「と、摂らないと……?」
妹「くんかくんかします!」
兄「……それ何時もじゃん」
妹「おっと、そうでした」スーハースーハー
みたいなのオナシャス!
敬語妹の此の手の奴はなかった……
妹「やはりお兄ちゃん成分はたまりません」スーハースーハー
兄「俺はお前に匂いを嗅がれて、恥ずかしさでいたたまれません」
妹「……お兄ちゃんも妹成分を補給してもいいのですよ?」
兄「しません、というかその新しい成分は
何なんだ」
妹「妹成分ですか。兄というものの構成比率の大半を占める成分ですよ」
兄「なんと」
妹「妹成分を摂らないと……」
兄「と、摂らないと……?」
妹「妹に対して抱き締めたくなるのです!」
兄「それ何時もじゃん」ギュー
妹「はふ……そうでした」
よし続きは頼んだ
兄「しかし時には別の物が食べたい時もある。」
兄「おせちもいいけどカレーもね…という言葉があるのがその証拠。」
妹「」
兄「と、いうわけで幼馴染み分を摂取してくる。」スタ
妹「お兄ちゃん…そ、それ…嘘でしょ?」ブルブル
兄「本気だが?」
妹「エ」ガクガクブルブル
兄「ちょっとガサッとしてモフッとしてモミモミしてくる。」スタスタ
妹「お兄ちゃん…だめですっ!!そんなの!!そんなの認めません!!」ガクガクブルブル
妹「ガサッでも、モフッでも、モミモミッでもしていいですから!!」
兄「…嘘だよ。」
妹「!!」パァァ!!
兄「あと妹よ。」
兄「それ、何時もじゃん。」ナデナデ
妹「えへへ…、そうでした。」ギュー…
続きはよ
兄「続きは頼んだ。」ナデナデ
妹「頼んだー!!」ギュー
兄「時に妹よ」
妹「何でしょうかお兄ちゃん」
兄「お前が朝、俺を起こす時に口づけを交わすのは何故なんだ?」
妹「それは私が夜の間に流した汗と愛液とお兄ちゃん成分を補給するためですよ」
兄「そうなのか」
妹「そうなのです。だからこうやって……」
妹「んっ……」チュ
妹「チューするのも普通なのです」
兄「そうなのか」
妹「そうなのです」
頼んだ
兄「時に妹よ」
妹「何でしょうかお兄ちゃん」
兄「お前が夜、俺が寝ている時にベッドの中に忍び込んでいるのは何故なんだ?」
妹「それは、眠っている間でもお兄ちゃん成分を常に補給するためですよ」
兄「そうなのか」
妹「そうですよ」
兄「矛盾してないか」
妹「いえ、お兄ちゃんが隣にいても補給しきれない事があるので、朝のチューは補給しきれてない分の摂取です」
兄「そうなのか」
妹「そうですよ」
妹「だからこうやってお兄ちゃんと昼寝するのも普通なのです」
兄「そうなのか」
妹「そうなのです」
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