兼一「なんでですか!長老!」 (14)
兼一「なんで僕を破門にするんですか!?」
隼人「それはだなケンちゃん……ある者から君を寄越すように頼まれたのだよ」
兼一「ある者とは誰ですか!まさか緒方さん!?」
隼人「奴に寄越せと言われても渡さんわい、世直しの旅をしていた頃に学園都市というとこで知り合ったやつでの……少し手助けしてほしいことがあるらしいからケンちゃんに頼みたいって言ってきての……」
兼一「ならわざわざ破門にしなくても……休日に帰ってきて修行とかできますし」
隼人「誰が帰ってこれるって言った?その案件が終わるまでケンちゃんは出入り禁止じゃ!」
兼一「そんなぁー……美羽さんに会えないなんて……僕は……僕は……」
隼人「そうしょんぼりするでないわい、わしだって辛いんじゃよ、弟子一号を送り出すなんて……」
秋雨「そうだぞ兼一君、一番つらいのは私たちなのだから、逆鬼なんて」
逆鬼「ばっきゃろぉぉぉ!それをいうんじゃねぇぇぇ!」
アパチャイ「とにかくケンイチ頑張るよ!」
隼人「ではアパチャイ君、頼むよ」
アパチャイ「チャァァァイ」
兼一「も……もしかして」
アパチャイ「キック!!」
兼一「ですよねぇぇぇぇ!」
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上条当麻は悩んでいた
スーパーの安売りまではあと20分
しかし補修はあと20分で終わる気配はない
そんな時に彼はきた
小萌「上条ちゃんよそ見はダメですよー」
上条「なんか起きねーかなー」
その瞬間
ドゴォォォンと言う轟音とともに何かがグラウンドに降ってきた
青ピ「なんや今の!」
上条「そんなのわかんねぇよ!とにかく行くぞ!」
グラウンド
兼一「アハハーここは天国だーあっ!美羽さん少しだけですからーグヘヘへ」
上条「なんだよこいつは……」
上条当麻はその光景を見てることしかできなかった
何故ならそいつは見るからに怪しいからである
青ピ「とりあえず一発殴ってみたらどうや?」
上条「よしわかった…」
なぜ納得したのだろう
小萌先生はその気持ちでいっぱいになっていた
上条「まずはそのふざけた態度をぶち壊す!」
上条の拳が兼一めがけて一直線に放たれる
その瞬間兼一の目が光りだした
兼一「流水制空圏!」
上条の拳はそのまま流れるかのように受け流された
兼一「はっ!ここは!長老は!?美羽さんは!?」
降ってきた彼は化け物だった
上条当麻は彼にだけは喧嘩を売りたくない
そう心に誓ったのである
僕は目をさますと見たことのない場所にいた
兼一「とにかく出口を探さないと!」
岬越寺先生との修行で走り込みだけは速くなった
しばらく走っているとある女の子を僕は見つけたんだ
不良「なぁ俺らと遊ぼうや」
その子は不良に囲まれていた
僕はとっさに体が動いてた
兼一「おい!女の子を大勢で囲うなんて卑怯だろ!」
不良「あぁ?なんだこのもやし」
もやし?……もやしだって?
兼一「訂正しろ!もやしといったことを訂正しろ!」
不良「断る……てか鬱陶しいんだよ!」
兼一「あったまにきた……」
不良「おい……やれ」
不良達が一気に戦闘態勢に入る
しかしここまで無防備だと本当に可哀想に思えてくるものです
いや僕が異常なだけなのかも
兼一「スゥゥ……」
不良達「うぉりゃぁぁぁ!」
不良達は御構い無しで飛びかかってきます
こんなのは龍斗や谷本くんに比べたら
兼一「遅いっ!」
僕は制空圏を使い不良達をあしらいました
しかし本当に便利です
長老……この時だけは感謝します
兼一「あとはお前だけだ!」
不良「くっくそ……」
兼一「小さく前に習え……」
不良「は?……」
「「無拍子!!」」
僕の拳が不良の体に食い込む感覚があり少し気持ちが悪くなりました
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