幼馴染「ちゅーしよ?」 女「………」 (193)
幼馴染「おはよー」
女「zzz………zzz………」
幼馴染「おーはーよー!」
女「んぅ………zzz………」
幼馴染「もー! いいから起きろー!!」
ガバァ
女「んん……さーむーい………」
幼馴染「さむいじゃないの! 起きなさい!」
女「ん………おはよ幼馴染」
幼馴染「おはよ女。 ご飯できてるから顔洗って降りておいで」
女「ん………」
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女「なんでもっと早く起こしてくれないのー!」
幼馴染「起こしても起きないの女じゃーん!」
女「うぇーん化粧してないよー」
幼馴染「女はそのままでも可愛いから大丈夫、それより走れー!」
女「うわーんマスクがほしいー」
先生「えーじゃあ出血を取るぞー」
先生「幼馴染ー」
先生「幼馴染ー?」
先生「欠席かー?」
先生「女ー」
先生「女も遅刻か」
ガラッ
女「セーフ!」
先生「アウトだぞ女」
幼馴染「セーフ!」
先生「幼馴染はギリギリ間に合ったな」
女「なんで!? 私の方が出席番号遅いはずのんですけど!?」
先生「冗談だ、二人とも遅刻はつけないでやるから早く席につけ」
女「儲けたね治まれーうしし」
幼馴染「女のせいで私まで遅刻にされたんじゃたまったもんじゃないよ……」
女「いいじゃーん間に合ったんだからさ」
幼馴染「よーくーなーいー!」
先生「はい、じゃあ一昨日言っておいた宿題出せー」
女「あ」
幼馴染「ん? どしたの?」
女「怒らないで聴いて欲しいの」
幼馴染「どったの?」
女「宿題を忘れた……」
幼馴染「えー? せっかく見せてあげたのになにやってんのよもー」
女「幼馴染のも忘れた……」
幼馴染「え?」
女「ごめん! 本当に申し訳ない!」
幼馴染「…………」ゴゴゴゴゴ
女「ごめんなさいーパフェ奢るからさぁ……」
女「やっと授業が終わったぁー!」
幼馴染「ずっと寝てただけじゃん女」
女「ご飯食べるよー!」
幼馴染「話聞きなさい」ウリウリ
女「いたいぃ…… 早くご飯食べよ?」
幼馴染「奢りね」
女「なんで!?」
幼馴染「宿題」
女「それはパフェって……」
幼馴染「あぁ?」
女「ひぃ……ひどいよ幼馴染ー…」
幼馴染「じゃあもう宿題見せなくていいんだねへー」
女「わーごめん! 奢るから、ね?」
幼馴染「……しょうがないなー はい、いこ」
女「うん!」
幼馴染「うわぁ! 女そんな食べんの!?」
女「お腹すいたんだもーん」
幼馴染「太っちゃうよ?」
女「うぐ……それは言わないで……」
女「ていうか! 幼馴染食べなすぎだよやる気あんの!?」
幼馴染「なんのやる気だなんのー。 いっぱい食べると午後の授業眠くなっちゃうんだもん」
女「真面目か!」
幼馴染「女が不真面目すぎんのよ!」
女「でー? 新しいクラスになって好きな人は出来てないのかね?」
幼馴染「なにいきなり? いるわけないじゃん」
女「えー? 幼馴染かわいいのにもったいなーい」
幼馴染「んー! わたしのことはいいの、女はいないの?」
女「そうだねぇ……なかなかいい男はいないわねぇ」
幼馴染「この面食いには一生彼氏出来ないんじゃないかと心配で心配で……」
女「なんだよ! 幼馴染だって彼氏いたことないくせに! 処女! バージン! 売れ残り!」
幼馴染「ちょ、やめてよーこんなところで……」
幼馴染「……ばーか」
女「あー!」
幼馴染「な、なに? いきなり大声出さないでよ」
女「次! 体育だよ! 着替えなきゃ!」
幼馴染「あーそっかー」
女「早く! 更衣室行こうよ!」
幼馴染「う、うん待ってってば!」
女「いそげー!」
幼馴染「うわっ、もう誰も着替えてないよやばい」
女「おりゃー脱ぐぞー」
幼馴染「……っ///」
女「なにそっぽ向いてんの? 早く着替えないとやばいよ?」
幼馴染「う、うん着替えるから!」
女「おりゃー」
幼馴染「な、なにやってんの! パンツ一丁とか馬鹿じゃないの?」
女「全部脱いでから着た方が早いよ?」
幼馴染「あんた女捨てすぎ…」
女「ほーら、早く幼馴染も着替える」
幼馴染「わかってるよ……」
女「あ、そのブラかわいい! どこで買ったの?」
幼馴染「これ? ほらビプレの中のあのショップの新商品」
女「へー!そうなんだ、ねぇ、あとで見に行こうよ!」
幼馴染「う、うん……わかった……」
女「あ、ちゃんとパフェも覚えてるから安心しなって」
幼馴染「うるさいっ!」
女「ふぅ……なんとか体育間に合った……」
幼馴染「なんで体育の前から疲れてるんだろうね……」
先生「今日から競技は器械体操だ」
女「え゛」
幼馴染「あちゃー女苦手だもんね」
女「あいたたたたお腹痛いなぁー保健室いかなきゃなー」
幼馴染「おい」
女「やぁだぁ!」
先生「おい女うるせえぞ、体育館ジョギングしたいか?」
女「うぜぇ……あのクソ教師だから独身なんだよ」
幼馴染「今のはあんたが悪いから」
先生「跳び箱やるぞー」
女「うぇー……」
先生「じゃあ順番に並んで飛んでけよー」
女「出たこのパターン」
幼馴染「みんなやらなきゃいけないやつだね」
女「なんで体育なんてあるの? 散歩とかならまだやる気起きるよ」
幼馴染「グチグチ言ってるからこの腹なんだろー」
女「や、やめ、きゃぁ! お腹はだめぇ……!」
「「「キマシタワー」」」
女「番が回ってきてしまった」
幼馴染「ほら、さっさと飛ぶ」
女「うぇーんくそーなるようになれ」
タッタッタッ
ピョーン
ポスッ
幼馴染「…………」
幼馴染「なんで跳び箱で馬乗りになるんだろう、不思議」
女「あー! あああああああ!!!」
幼馴染「なにようるさいなぁ」
女「幼馴染はなんでそんな綺麗に飛べんの!? なんでそんな痩せてんの?」
幼馴染「部活してるからね、運動神経も代謝量が違うよ」
女「ま、おっぱいは私の方が大きいからいいけどね」
幼馴染「………」
女「ほぅらこのちっぱいーおりゃーさっきの仕返しだ」
幼馴染「ひゃぁ! だ、だめやめてよ! ばか! 女のスケベ! エッチ!」
女「なかなか柔らかいのぉ」
幼馴染「~~~~~!!」
「「「キマシタワー」」」
女「やっと学校終わったぁ……」
幼馴染「やっぱり体育あると疲れるよね」
女「よし! パフェ食べに行くぞー」
幼馴染「女、デブ活しすぎ」
女「いいもん! ちょっと肉付きがいい子の方が魅力的だよって言ってくれる人探すもん!」
幼馴染「女はそのまんまでいいんだよ?」
女「お前に言われたくないぃー!」
幼馴染「なんでぇー……」
女「おいしそー! パフェおっきい!」
幼馴染「やばーい……めっちゃおいしそう」
女「ねぇ、写メとろ!」
女「はい、チーズ」
カシャッ
女「あ、結構盛れた」
幼馴染「まじ? あとで送ってー」
女「はいよ。 うーん!おいしい!!」
女「幼馴染も、はい、あーん」
幼馴染「…………」パクッ
女「あ、幼馴染ってMなんだね」
幼馴染「へ!? なんでいきなり!?」
女「目の前に出されたものを、下に見たらMで、上を見たらSなんだって」
幼馴染「むむむ…… あ、女、爪のネイル取れてる」
女「え、うそ?」チラッ
幼馴染「お前はSかぁー!」
……………………
………………
………
翌日
女「zzz………zzz………」
女「んっ…………」
女「んぅ………ふぁ~~………」
女「今何時だ…?」
女「え゛11時?」
幼馴染「なにやってんのよばかぁ!」
女「なんで起こしてくんないの!?」
幼馴染「今日は部活の朝練があるっていったじゃん!」
女「聞いてないよ!」
幼馴染「言いましたー!」
女「ぐぬぬぬぬぬぬ」
男「あのー……」
女「なに!!」
幼馴染「こらいきなりなんだその口の聞き方は」
男「はは、いいよいいよ気にしないで」
男「女さん、今日放課後委員会があるんだけど平気?」
女「委員会なんてあったっけ?」
男「ほら、文化祭実行委員。 今日から始動みたいなんだ、来れる?」
女「あー、うん分かった」
男「はは、ありがとじゃあまたあとで」
女「うん、おっけー」
男「あ、それと」
男「化粧してない方が可愛いと思うよ女さん」
女「な、え? なにいきなり?」
男「あっははごめんごめん忘れてセクハラだったね」
女「なにー……? あいつ」
幼馴染「じーーー」
女「な、なに?」
幼馴染「ふんっ」
男「それじゃ、いこっか」
女「おっけー」
女「じゃ、部活頑張ってね幼馴染」
幼馴染「はーいよ、女も真面目に委員会やりなよ?」
女「やりますからね? 文化祭楽しみだし?」
幼馴染「じゃあねー」
幼馴染「あー部活疲れた……帰ろー」
幼馴染「あれ、女と………男君だ」
幼馴染「なんか……楽しそうに話してるなー」ズキッ
幼馴染「やだな……なんか……」
幼馴染「女の横は私だけでいいのに」
翌日
幼馴染「おはよー女」
女「おはよー幼馴染!」
幼馴染「ねぇ、今日さ駅前に出来たスイーツブッフェいかない?」
女「あーごめん、今日男君とそこ行くって話してたんだ」
女「あいつ結構話しやすくてさ、一緒に行こうって」
幼馴染「そ、そうなんだ」
女「でさーこれから毎日委員会あるらしくってーしばらく一緒に帰れないかも…… ごめーん」
幼馴染「そっか……しょうがないね」
女「幼馴染も部活とかで遅い日は一緒に帰れるかもだから、一緒に帰ろうよ!」
幼馴染「そだね、そうしよ」
女「今日AAのニューシングル出るんだ! ほら聞いてみてよ」
幼馴染「えーあんまり好きじゃなーい」
女「幼馴染本当このアーティスト嫌いだよねー」
幼馴染「声がなぁ…」
女「えー…よくない?」
男「なにしてんのー?」
女「あ、男くん」
男「呼び捨てでいいよ。 で、何聞いてたの」
女「AAの新しくでる曲」
男「あー! 今日発売のやつか!」
女「そう! 良く知ってるね!」
男「だって俺ファンクラブ入ってるもーん」
女「えーうそー! まじ? 一緒~!!」
男「本当に!? 超嬉しい!」
女「超嬉しい! 今度ライブ行こ!?」
男「いーくー!! チケット取るぞー!」
女「おー!」
幼馴染「…………」
女「えーっと……文化祭のスローガンを明日のHRで決めなきゃいけないんだね」
男「そうそう、でもさースローガンとかぶっちゃけ授業1コマ使うまでもないじゃん?」
女「いえてるー」
男「だったらさ、俺らが適当に候補を出しておいて、多数決でパパッと決めちゃおうぜ」
女「おぉーいいねぇ! そしたらみんな早く帰れるしね!」
男「おっし決まり、じゃあどんなのがいいかなぁ……」
…………………
……………
………
幼馴染「はぁ……女……」
幼馴染「もう……なんなのよ…」
幼馴染「あああああもう! ムカついてきた!!」
幼馴友「幼馴染~スマッシュ練習するよー」
幼馴染「あ、うん!」
幼馴友「ほい」
ポーン
幼馴染「男君の……」
幼馴染「馬鹿ァ!!」ズバーーン
女「んあー……疲れたねぇ……」
男「これわりといい感じのスローガンなんじゃね?」
女「クラスがこれで反対しなければこれこのまんまでいいね」
男「だなー。 よっし甘いの食べいくぞー!」
女「おー!」
男「俺このためにお昼減らしたんだぜ」
女「えー馬鹿じゃないのー? お腹すいちゃうじゃん」
男「だから今いっぱい食べんだよーあはは」
女「そういえばー今日の朝幼馴染から今からいく店に一緒にいかないかって誘われたんだよね」
男「そうなんだ。 なんか悪いことしちゃったね」
女「んーん、いいの。 今日いって、おいしかったら幼馴染連れてくー!」
女「まずかったら、一緒に違う店いくもん」
男「仲いいんだなぁー2人とも」
女「そりゃもう十何年も一緒ですからね」
女「いい友達ですよ」
幼馴染「あー疲れた……ちょっとトイレいこ……」
幼馴染「あ、女と……男くん……」
幼馴染「2人とも委員会終わったんだ」
幼馴染「……また2人で帰ってるんだ」
男「仲いいんだなぁー2人とも」
女「そりゃもう何十年も一緒ですからね」
女「いい"友達"ですよ」
幼馴染「……っ!」
幼馴染「うぅ……女……」
幼馴染「ひどいよ……そんなの……今…そんなの聞きたくなかった……」
女「そうだ、女にライソしとこー」
女「今日いったあのお店美味しかったよ今度行こうず、っと」
女「そーしん」
女「…………既読つかないな」
女「お風呂とかかな? そうだ、幼馴染の部屋に行っちゃえー」
女「ぴーんぽーん」
幼母「あら、女ちゃんいらっしゃい」
女「こんばんはおばさん、幼馴染の部屋行っていいですか?」
幼母「いいわよー行ってあげて。 なんかご飯も食べないで部屋にこもってるのよーどうしちゃったのかしら」
女「え、大丈夫なんですか?」
幼母「わかんないの……様子見てきて?」
女「はい、任せてください」
女「幼馴染ー入るよ?」
幼馴染「え!? ちょっと待って!」
ガラッ
女「? どうしたの幼馴染」
幼馴染「なんでもないよ」
女「なんでもないのに背向けんの?」
幼馴染「なんでもないってば……ぐすっ……」
女「…………泣いてるの?」
幼馴染「うるさい」
女「どしたん」
幼馴染「うるさい、あっちいけこっちみんな」
女「お姉さんが抱きしめてやろう」
女「ぎゅー」
幼馴染「ちょ、ちょっと女!?」
女「よしよし、落ち着くまでこうしててあげるから」
幼馴染「………」
幼馴染「ありがとね……」
女「ん……」
女「………」
幼馴染「…………」
女「で、どしたの」
幼馴染「女が最近私に構ってくれない」
女「えぇ!? そんなんで泣いてたの!?」
幼馴染「そうだよ! 寂しかったんだよ!」
女「えぇ……ごめんなんか」
幼馴染「……許さない」
女「許してよ」
幼馴染「やだ、許さない」
女「どうしたら許してくれんの?」
幼馴染「ひとつ聞かせて」
幼馴染「私と男くんのどっちが大事?」
女「へ? なにいきなり?」
幼馴染「いいから答えて」
女「うーんどっちも大事だよ」
女「人に優劣なんかつけられないよ。 だからどっちも大事」
幼馴染「………ばーか」
女「幼馴染は男のこと嫌いなの?」
幼馴染「嫌いじゃないけどさ……」
女「話したら絶対に仲良くなれるって!」
幼馴染「うーん………」
女「明日さ、3人でお昼食べようよ! ね?」
幼馴染「えー…」
女「ね?」
幼馴染「そんなかわいこぶってもダメ」
女「おねがい……?」
幼馴染「んもー分かった、分かったから」
女「やほーぃ」
女「じゃ、私は帰ります」
幼馴染「………泊まってけばいいのに」
女「宿題やるよ。 幼馴染に怒られちゃうからね」
幼馴染「そっか……」
女「うん、じゃおやすみ」
幼馴染「おやすみ」
幼馴染「……………」
幼馴染「ねぇ!」
女「ん?」
ぎゅー
女「ど、どした?」
幼馴染「寂しい……」
女「よしよし」
幼馴染「…………」
ちゅ
幼馴染「おやすみ!」
女「な、なんだったんだ?」
女「幼馴染に抱きつかれて……なぜかほっぺにキスされた」
女「え……?」
女「いや、まさかね」
女「流石に……女同士だし………」
女「でも、なんか……うれしいような恥ずかしいような……」
女「ああああぁぁぁあぁぁああ!!」
女「わからん、なんであんなことしてきたし?」
女「あ、そうだ男にライソしなきゃ」
女『幼馴染おっけーだって』
男『まじで!? 超嬉しい!』
女「はは、喜びすぎだろこいつ」
女『喜びすぎでしょ(笑)』
男『だって超嬉しいもん! マジでありがと女!』
女『まだ始まったばかりやろ』
男『だな! 絶対に』
男『幼馴染ちゃんを振り向かせてみせる!』
幼馴染「………」ムスー
男「あははは」キラキラ
女「な、なにこの空間………」
幼馴染「ねぇ……?」
男「ん? どうした?」
幼馴染「なんであんたがいんの」
男「えーひどいな、今日一緒にご飯食べてくれるって言ったじゃん」
女「そうだよーいいじゃん減るもんじゃないんだし」
幼馴染「うーん………」
男「幼馴染ちゃんのお弁当おいしそー!」
幼馴染「気安く名前で呼ぶなぁー!」
男「えーいいじゃんよー」
女「幼馴染が自分で作ってるんだよ! めっちゃおいしいの」
男「えーまじ? すげーな!」
幼馴染「………あげないからね」
男「いいじゃーん俺の卵焼きあげるからさ」
幼馴染「いらない!」
幼馴染「はぁ………やっと昼休みが終わった」
女「なんだか疲れてますねぇお姉さん?」
幼馴染「ねぇ、あいつなんなの? 鬱陶しいったらありゃしない」
女「子犬みたいだよね」
幼馴染「そんなかわいくないよ……」
女「肩でも揉みましょうか?」
幼馴染「おねがーい………」
女「んっふっふっふ」
幼馴染「ん!?」
幼馴染「ちょ、ちょっと幼馴染!? なんで胸揉むの!!」
女「良いではないかー! 良いではないかー!」
幼馴染「こ、こらぁ! やめなさいー!」
女「!?」バッ
幼馴染「はぁ…… ん?」
女「(か、顔が近いよ……///)」
幼馴染「ど、どしたの女? 顔が真っ赤だよ?」
女「え? えぇ、あああいや、なんでもないなんでもないっ」
幼馴染「んー?」
女「(な、なんか昨日のキスのこと思い出して変に意識しちゃうよぉー!)」
幼馴染「今日も委員会?」
女「いやー、今日はないんだよねー久々のオフだよーん」
幼馴染「あーそうなんだ」
女「幼馴染はー? 部活あんのー?」
幼馴染「そーあるある。 明後日大会だからさ」
女「おー大会か! 応援行ってあげるね!」
幼馴染「本当!? 超うれしい!」
幼馴染「(や、やばい……顔がニヤけちゃう……!)」
女「頑張るのだぞー?」
幼馴染「じゃあ、部活行ってくるね」
女「おーぅがんばれー!」
幼馴染「うっすー!」
女「ふーむあの小走りの時のスカートのヒラヒラ加減があの足を引き立たせて……いいですなぁー」
男「………何おっさんみたいなこと言ってんの」
女「うぉぉぉ!? 男くん!? いたの!!?」
男「通りがかったんだよーでもなにいまの? 超ウケる」
女「う、うるさいなぁ…… ふと客観的に幼馴染をみたら可愛いなぁって」
男「あの足がぁ~~……とか言ってましたけど?」
女「あ、あのサラサラの黒髪ロングにあの足ちょっとエロくない?」
男「確かに……グッとくるね」
女「でーしょー?」
幼馴友「よーしじゃあ次ゲームだね」
幼馴染「おっけー! じゃあ幼馴友、よろしく」
幼馴友「今日は負けないからね」
幼馴染「かかってくるのだー!」
ラブオール、プレー
幼馴染「ふぅ………部活おわったぁ……疲れたぁ……」
幼馴友「今日の幼馴染すごかったよ? 集中力が違かったわ……あんなコース女子じゃ取れないよ」
幼馴染「あはは、なんか今日は調子良かったね」
幼馴友「その調子で行けば全国大会も夢じゃないね!」
幼馴染「ちょっとやめてよーそんなの無理だってーあははは」
幼馴染「(でも本当に調子良かったなぁ)」
幼馴染「(女が応援に来てくれるって言ったからかな?)」
幼馴染「女……絶対だよ………」
女「呼んだー?」
幼馴染「うわぁ! 女!?」
女「なによ人を妖怪みたいに…」
幼馴染「びっくりしたー……」
女「コンビニ出たら幼馴染がいたんだもん、あとつけて来ちゃった」
幼馴染「もー……声かけてよー」
女「あははは、ごめんごめん。 で、私がなに?」
幼馴染「なんでもないっ!」
ここまでーん
更新せずにすいませんでした
トリ変更
………………
…………
……
女「zzz………zzzz……」
女「はっ!」
女「今何時だ!?」
女「なんてことだぁー! もう幼馴染の試合始まってるじゃないかぁー!!」
女「急いでいかなきゃ!」
幼馴染「(女、来ないなー……)」
幼馴染「(もう試合なのにな……)」
幼馴染「(きっと寝坊してるだけだよね)」
審判「それでは試合を始めます」
女「(あーいやだなー…… 全然集中できないや)」
審判「ラブオールプレー!」
訂正
女×
幼馴染〇
21-13
幼馴友「どうしたの幼馴染! 全然自分のプレーができてないじゃん」
幼馴染「なんだろ……体がすっごい重いの……コース入らないし相手が全然見えない……」
幼馴友「ここでまさかのスランプか……」
幼馴染「どうしよー……バドミントンが分からなくなっちゃった……」
幼馴友「がんばれ! 気持ちで負けちゃダメだよ!?」
幼馴染「うん……」
審判「残り20秒です、選手以外はコートから出てください」
幼馴友「ふぁいと! 幼馴染!」
………………
…………
……
審判「11-3! インターバル!」
幼馴友「幼馴染! 集中! 動きに全くついていけてないよ!」
幼馴染「どうしよう……… 全く……わからない… 自分の体が自分じゃないみたい……」
幼馴友「第一シードが初戦敗退なんて笑えないよ!」
幼馴染「うん………」
幼馴染「(あぁだめだ……何もわからない)」
審判「12-3」
幼馴染「(ラケットってどうやって握るんだっけ)」
審判「13-3」
幼馴染「(あれ? どのタイミングでラケットを振ればシャトルに当たるの?)」
審判「14-3」
幼馴染「(もういや………)」
審判「15-3」
女「はぁ! なんとか初戦には間に合ったかな!?」
女「幼馴染は……第四コート!!」
女「うそ……」
女「幼馴染が1ゲーム取られてしかもボロ負けしてる!?」
女「相手そんなに強いの!?」
女「え? 幼馴染が空振りした?」
女「ど、どうしたの幼馴染!?」
幼馴染「(もういやだ……こんな惨めな試合早く終わってよ……)」
審判「16-3」
女「幼馴染ー!!」
幼馴染「え……?」
女「あほー! なにやってんだー!」
女「あたしの大好きな幼馴染のバドミントンはそんなへなちょこじゃなかったぞー!」
幼馴染「……っ! でも……入らないんだよ……」
女「ばかやろー! 気合見せろー!」
女「勝ったら! 焼肉奢ってやるー!」
審判「こら! 観客は節度を!」
幼馴染「ぷっ………なによ焼肉って……」
幼馴染「あーおっかしい……」
幼馴染「なんか、肩の力抜けちゃったよ」
幼馴染「焼肉、食べるかぁ!」
審判「20マッチポイント2!」
幼馴染「(サーブは低く、下に落ちるように!)」
幼馴染「(ヘアピンはスピンをかけてオンラインを厳しく狙う)」
幼馴染「(浅く上がったロブはきっちりとスマッシュを沈める!)」
幼馴染「(甘い返球は……)」
幼馴染「これだぁ!!」バシーン
審判「ゲーム!」
幼馴染「ふぅ………勝った……」
幼馴友「な、なにいまの試合!?」
幼馴友「女さんが来た途端に別人のような動きになってたけど!?」
幼馴染「なんか……肩の力抜けちゃったよあはは」
女「おめでとー幼馴染ー!!」ギュッ
幼馴染「うわっ! な、なにすんの女!? 汗臭いよ!?」
女「いい! そんなの全然いい! 幼馴染が勝ったから頬ずりしちゃう!」
幼馴染「………ありがと女」
女「ん!? なんか言った!?」
幼馴染「………焼肉だーって言ったのよ」
女「うぇぇー! 本当に奢るの!?」
幼馴染「ひどい! 私頑張ったのに!」
幼馴友「なんともまぁ……」
幼馴染「はぁっ!」
審判「ゲーム!」
幼馴染「ふぅ……」
女「すごいすごいすごーい!!」
幼馴友「うはー………圧倒的……」
女「優勝! 優勝だよ幼馴染!!」
幼馴染「あはは、大袈裟だよ女、たかだか地区大会だよ?」
幼馴友「地区大会を圧倒して優勝とか意味わかんないわ………」
女「すごいよ! こりゃお祝いに焼き肉だよー!」
幼馴染「おー? 奢ってくれるのかありがとねー」
女「今日は俺の奢りだ! パーっと飲めー!」
幼馴染「おっさんか」
今日はここまでーん
オチは考えてあるのであんまり長くしないように頑張ります
女「うぅ…食べ過ぎた……」
幼馴染「本当になんで私より食べてんのよ」
女「だってお肉おいしいんだもーん!」
幼馴染「ニキビ」
女「うっ」
幼馴染「[ピザ]活」
女「うっ」
幼馴染「お腹が」
女「うっ!」
幼馴染「痩せられない」
女「もうやめて!?」
女「でも、今日は本当におめでと」
幼馴染「ん……ありがと」
女「幼馴染本当に強いんだね! なんていうか…美しかった!」
幼馴染「なんじゃそりゃ。 でも……女の応援のおかげで勝てたよ、ありがと」
女「次は県大会なんだよね!」
幼馴染「そー! 来月の2月!」
女「絶対に応援に行くからね」
幼馴染「うん、ありがと」
幼馴染「県大会で勝ったらなにしてくれんの?」
女「優勝したらなんでもいうこと1つ聞いてやろうではないか」
幼馴染「本当に……?」
女「本当に本当に」
幼馴染「ほんっとーに?」
女「くどいぞ女に二言はない」
幼馴染「じゃ、じゃあ……」
幼馴染「ちゅー………しよ?」
女「………」
女「え?」
幼馴染「な、なんて! 嘘だようそ!」
女「な、なんだよもー……びっくりしたなぁ」
幼馴染「だいたい私達女だしね………」
女「そ、そうだよもー焦ったー」
幼馴染「うん……じゃあ今日はこれで」
女「うん、ばいばい」
幼馴染「ばいばーいまた明日」
…………………
……………
………
幼馴染「あー………何言ってんだろ私」
幼馴染「あんなの…女困らせるだけじゃん」
幼馴染「はー……」
幼馴染「あー………」
幼馴染「……………」
幼馴染「あーーーー!!」
幼馴染「明日、なんて普通の顔してられるかなぁ………」
…………………
……………
………
女「な、なんだったんだろ幼馴染」
女「女同士………だよ?」
女「いや、別に幼馴染は嫌じゃないんだけどその……」
女「冗談なのか」
女「それとも本気なのか………」
女「わからーん!!」
女「なんか幼馴染のことで頭いっぱいになっちゃうよ」
女「……………」
女「幼馴染は、冗談であんなこと言ったの?」
女「だとしたら、いやだなぁ……」
女「あああああ!! もう! 幼馴染のばかー!」
幼馴染「おーきーろ!」
女「あと1時間……」
幼馴染「あほ! 遅刻するよ!」
女「じゃああと5分…………」
幼馴染「だめー! おきなさーい!」
女「うわぁ布団剥ぐな! 寒い!!」
幼馴染「な、なんで下履いてないのよばか!」
女「あーみるなー!! あっちいけー!!」
幼馴染「ほんっとに信じられない真冬に寝巻き着てないとか意味わからない」
女「情事の果ての姿よ」
幼馴染「聞きたくなかったわー」
女「うるさいなー……私にだってそういう時もあんの」
幼馴染「せめてズボン履け」
幼馴染「じゃないと……私まで……」
女「ん? なんて?」
幼馴染「なんでもないっ!!」
幼馴染「いててて……」
女「ん? どした?」
幼馴染「昨日試合を6試合もしたからね………全身筋肉痛だよー」
女「ほー?」ツン
幼馴染「きゃっ!」
女「ぬぉー?」ツンツン
幼馴染「や、やめっ!」
女「お尻が良いのか!ほれほれー」
幼馴染「調子乗るなって前も言っただろうがぁー!」
幼馴染「あー……疲れたぁ………」
女「やっと教室ついたね」
幼馴染「体中痛いよぉえーん」
女「よしよし、おいでおいでー」
幼馴染「……っ!」
女「ん? どした?」
幼馴染「……労って」
女「よしよーし、よく頑張ったねーナデナデしてあげるぞー」ナデナデ
幼馴染「んふ……///」
男「おはよー」
女「あ、男君おはよー」
幼馴染「…………はぁ」
男「なんで人の顔みるなりため息!? ひどくね!?」
女「お、幼馴染昨日試合で優勝したんだよ! だから疲れてんだってさ」
男「優勝!? すげぇ!」
幼馴染「どーも……」
男「ねぇ! じゃあお祝いにどっか行かない!?」
女「…………っ」
幼馴染「えー……いかなーい…」
男「そんなこと言わずにさぁ!」
幼馴染「じゃあ……したの売店でいちごミルク買ってきて……私あれ好きだからさ」
男「おっけー! 任せろ!」
幼馴染「はぁ…」
女「ほっ………」
女「(あれ、なんで私安心してるんだろ?)」
とりあえず今日はここまでです
幼馴染「(なんで……昨日あんなこといっちゃったんだろうなぁ)」
幼馴染「(こんなこと言われたって女は困るだけなのに……あの子は私とは違って普通の子なのに)」
幼馴染「はぁ………」
女「なーにため息ついてんのー? 幸せ逃げちゃうよ?」
幼馴染「代わりに女がいっぱい吸えば幸せになれるんじゃないのー」
女「どーしたのよー2人で幸せになればいいじゃない?」
幼馴染「(また思わせぶりなことを………)」
幼馴染「………幸せになりたーいー!!」
女「あー………こりゃ重症だ」
ぎゅっ
女「よしよーし私が幸せにしてあげよう」
女「(うわー……幼馴染あったかー………いい匂いする)」
幼馴染「私がしてあげんの~……」
幼馴染「(女ドキドキしてる……)」
女「えーなにそれどういうこと?」
幼馴染「あほー」
女「なんで!?」
幼馴染「もっと抱きしめてー」
女「よしよしどったのよー本当に」
「「キマシタワー」」
男「いーなー」
幼馴染「!?」
女「あ、男くんおかえり」
男「ただいま。 はいいちごミルク」
幼馴染「あ、ありがとう………」
男「いいなー俺もその間に入れてくれよ」
幼馴染「くんな」
男「なんでそんな拒否る!?」
女「幼馴染はちっぱいだからそれバレるのがいやなんだよ」
男「それもいいと思うよ!」
幼馴染「女!!」
女「あははごめーんごめん」
幼馴染「もー………」
幼馴染「(邪魔すんな男のばかー!!)」
…………………
……………
………
女「やっと授業おわったー!」
幼馴染「お前は寝てただけだろ」
女「幼馴染が代わりに倍受けてくれてるから大丈夫よ」
幼馴染「私はメキメキ頭良くなるけど女はアホのままね」
女「教えてくださいおねがいします!」
幼馴染「いーやっ」
女「がーんっ!」
男「おーんな!」
女「ん? いたの男くん」
男「今来たよ。 で、委員会行くよ」
幼馴染「えー女いっちゃうの?」
女「んーごめんね忘れてた」
幼馴染「あほー……」
女「勉強教えてくれない意地悪さんは置いて行っちゃうぜー」
幼馴染「………」
女「またねー幼馴染」
幼馴染「うん………またね」
幼馴染「(そんなこと言わなくたっていいじゃない)」
女「文化祭の運営って結構めんどくさいのね」
男「だなー。 意外とやること多いわ」
女「はぁ………楽しみが欲しい」
男「ほー? そんなに楽しみが欲しいか」
女「うん……テンションあがんないよこれじゃ」
男「じゃあこれをあげよう」
女「ん……これは……?」
女「AAのライブチケット!?」
男「そー! 来月あんだよ! 一緒に行こうよ」
女「いくー! わーやばい超楽しみ!」
男「めっちゃテンション上がったね」
女「これで上がらなかったらファン失格でしょ!」
男「よーしこの調子でさくっと残りの作業も終わらせちまうぞ」
女「おー!」
女「でもせっかくなら幼馴染誘えばいいのに」
男「それも考えたんだけどさ、やっぱりどうせなら一緒に楽しめる人がいいじゃん?」
女「あーわかるわかる」
男「ってわけで、女誘ったわけ」
女「なーるほど……ありがとね!」
男「おう! じゃあ来月の土曜日あけといてな!」
女「まっかせんしゃい」
………………
…………
……
女「あ、そうだ幼馴染にライソしとこ」
女「(ライブ超楽しみだなー………)」
女「来月の土曜日に男くんとAAのライブ行くことになったー!」
幼馴染『へーよかったじゃん』
女「(あ、AAのコンサートだから気合いいれてオシャレしなきゃ!)」
女「そうなのめっちゃ楽しみー! やばーいどんな服着ていこ!」
幼馴染『かわいい格好してきなよ』
女「どんなのが喜んでもらえるかな!?」
女「(まぁ見てもらえないとは思うけどさ)」
幼馴染『知らないよーそんなのー!』
女「(なんで怒ってんの……?)」
………………
…………
……
幼馴染「あれ、女からライソきた」
女『来月の土曜日に男くんとAAのライブ行くことになったー!』
幼馴染「(へー………男くんとデートなんだ………)」
幼馴染「へーよかったじゃん」
女『そうなのめっちゃ楽しみー! やばーいどんな服着ていこ!』
幼馴染「(そんな楽しみなんだ……そりゃデートだもん気合い入るよね)」ズキ
幼馴染「かわいい格好してきなよ」
女『どんなのが喜んでもらえるかな!?』
幼馴染「(そんなに男くんのことが好きなの……? そんな楽しみにしちゃってさ)」
幼馴染「知らないよーそんなのー!」
とりあえずここまでで
あと2、3回書いたら終わると思いますが書きたいラストが2通りあるんだぁぁぁ悩むううう
女「おはよ」
幼馴染「おはよー………」
女「どしたの? なんか元気ないね」
幼馴染「(だって女……男くんとデートでしょ)」
幼馴染「なんでもないよーちょっと寝不足なだけ」
女「あらまー珍しい。 お肌に悪いですぞー?」
幼馴染「うっさいばか!」
女「カリカリしてるとシワが増えますぞー?」
幼馴染「……………はぁ」
女「ため息つくと幸せが逃げますぞ?」
幼馴染「うるさいっ!」
女「で、どしたのよ?」
幼馴染「いやー……特になんでもないんだけどさ、女は男くんとデートかーって」
女「デート? あぁライブ行くって話?」
幼馴染「うん………」
女「デートじゃないよーまさかーあははは」
幼馴染「えー……?」
女「だって男くん好きな人いるみたいだしねー」
幼馴染「そうなの?」
女「らしいよ? なんか彼わりとシャイだよウケる」
幼馴染「ふーん………」
幼馴染「デートじゃないんだ」
女「なーにー? そんなこと心配してたのー?」
幼馴染「う、うるさいな! だって女が男くんと付き合ったら………寂しいじゃん……」
女「!!」
女「何この子かわいいー!!」
幼馴染「(抱きつかれたぁっ///)」
女「私に春は来ぬー」
幼馴染「恋人欲しいの?」
女「んーそうでもない……恋人がほしいっていうより恋したいけど」
幼馴染「あー………分かるような気がする」
女「ねえ! 幼馴染は好きな男いるの?」
幼馴染「………いないよ」
女「ほー…………」
幼馴染「………………」
女「……………?」
幼馴染「(お前だよばーか)」
………………………
………………
………
幼馴染「じゃ、部活いってくるね」
女「いってらっしゃい幼馴染」
幼馴染「ん、ありがと」
女「怪我しないようにね」
幼馴染「うぃっす、じゃまた明日ね」
女「ばいばーい」
女「……………」
女「(行って欲しくないなー………もうちょっと一緒にいたいよ)」
女「あーーーー!! なんかさみしい! 切ない!」
幼馴友「おつかれー調子いいじゃん」
幼馴染「なんか体が軽いんだよねいくらでも勝てそうだよ」
幼馴友「そいつは頼もしい」
幼馴染「来月までこのままの調子でいかないとね!」
幼馴友「がんばりすぎて怪我するなよ?」
幼馴染「大丈夫だって! ちゃんとストレッチしてるし」
幼馴友「本当に気をつけろよ?」
幼馴染「うん、平気」
幼馴友「よし、じゃあ帰るか」
幼馴染「帰りましょうそうしましょう」
幼馴友「で、最近どうしたの」
幼馴染「え?」
幼馴友「なんか嬉しそうだったり悲しそうだったり感情の波が激しいからさ」
幼馴染「そ、そうかな!?」
幼馴友「そうよ。 恋でもした?」
幼馴染「…………うん」
幼馴友「まじか………仲いいの?」
幼馴染「いいよ。 でも報われない恋………かも」
幼馴友「そっか………うまくいかなそうなの?」
幼馴染「いかせたい! けど………」
幼馴友「彼女持ち?」
幼馴染「いや、そうじゃないんだけど………なんていうか難しいんだ」
幼馴友「そかそか」
幼馴染「うっ………報われたいよぉ………」
幼馴友「大丈夫大丈夫よしよし」
幼馴染「うぅっ………ひっく………えぐっ………」
幼馴友「うまくいくといいね」
幼馴染「うん………」
幼馴友「祈っててあげる」
幼馴染「うん………」
幼馴友「応援してあげる」
幼馴染「うん………」
幼馴友「ダメだったときは一緒に泣いてあげる」
幼馴染「うん………」
幼馴友「だから、もう泣くな」
幼馴染「うん!」
幼馴染「ありがと、幼馴友」
幼馴友「どういたしまして」
幼馴染「………私決めたよ」
幼馴友「ん?」
幼馴染「県大会、優勝したら思いを伝える」
幼馴染「ダメでもしょうがない! 当たって砕けたら」
幼馴染「一緒に泣いてね?」ニコ
幼馴友「………任せたまえ」
……………………
……………
……
1ヶ月後
女「お待たせー!」
男「おっそーい!」
女「ごめーん!」
男「なーんて、俺も今来たとこ」
女「なんだよもー………」
男「おし、じゃあ入ろうぜ!」
女「グッズ買うぞー」
男「おー!」
男「まずはペンライトー」
女「あ、このファイルかわいい! これも買っちゃおー」
男「金なくなるからあんま買わないようにしねえと………」
女「それなー」
女「あ、ねぇみてみて! マスコットの新しいストラップ出てる!」
男「うぉ! 本当だ! このライブから新しく出たんだな!」
女「え、私これ買お!」
男「俺も買うわこれは外せない」
女「だよねー。 でもうわーこれお揃いか」
男「気にすんなよそんなの」
女「うーん………まぁいいか!」
男「おし! 買うぞー!」
女「おー!」
………………………
………………
………
女「楽しかったー!!」
男「やばかったなー!」
女「まじやばい! AAかっこよすぎー!」
男「超熱かったな! うわーやべーまだ興奮してる!」
女「きゃーもう………素晴らしいとしかいえなーい」
男「またライブ行くしかねえべ!?」
女「いくー! また誘ってよー?」
男「あったりめえよー」
女「このストラップもかわいいし今日は最高だったー」
男「だなー! 俺もこのストラップ気に入ったわ」
女「いいよねー」
女「はぁー楽しかった……明日は幼馴染の応援だ!」
男「あーそれさ、俺も行っちゃダメかな?」
女「幼馴染の試合? いく?」
男「行きたい! 幼馴染のバドミントンしてるとこみたい!」
女「じゃあ明日驚かせちゃいましょー!」
男「おー!」
男「でもさー幼馴染に怒られないかな?」
女「大丈夫っしょーきっと応援してもらえたら喜ぶよ」
男「だといいけど」
女「じゃあ明日学校に来てね」
男「おっけー」
女「じゃまた明日」
男「また明日ー」
今日はここまでー駆け足すぎたけどとりあえず早く完結させたいのですみませんの
コンマ奇数か偶数でエンド変えたいと思います
どっちがどうなるかはいいません
>>132
ほい
幼馴染「ふあぁ……よく寝た」
幼馴染「おし……今日は大会だ……がんばるぞ!」
幼馴染「女は…起こさなくていいか」
幼馴染「じゃ……いってきます」
……………………
……………
………
「それでは、県大会第一試合を始めます。選手はコートに集まってください」
幼馴染「(女来ないなぁ……)」
幼馴染「(やっぱり寝坊かあいつめー……)」
幼馴染「(起こした方がよかったのかなぁ)」
幼馴染「(でも起こしたらかわいそうだもんね)」
幼馴染「(あーダメだ集中できなああああい!!)」
「試合を始めます」
幼馴染「あっ……よろしくおねがいします!」
……………………
……………
………
女「はっ!!」
女「今何時だ!?」
女「やばい! 幼馴染の試合もう始まってるよぉ!!」
女「男くんからもライソ来てるし……あああああ急がなきゃああああ」
女「どうしてこうなるんだ……」
……………………
……………
………
「ゲーム!」
幼馴染「ありがとうございました…!」
幼馴友「おつかれーナイスファイトー」
幼馴染「ありがと……すっごい疲れた」
幼馴友「調子出てなかったもんね~危なかったじゃん」
幼馴染「本当だよ……勝てたからよかったけど…無駄にたいよく使い過ぎたぁ…」
幼馴友「次の試合までちょっと時間あるからさ、ゆっくり休んでなよ」
幼馴染「うん分かった……何かあったら起こしてね」
幼馴友「はーいごゆっくりー」
幼馴染「……女のばーか」
……………………
……………
………
女「お待たせー!」
男「おっそいよ!」
女「ごめんごめん……じゃ、会場はいろうか」
男「おっけー」
女「えっと……もう幼馴染の第1試合終わってるみたい……」
男「はー!? マジかよ……女ぁー!」
女「ごめんなさいごめんなさいぃ……」
女「とりあえず幼馴染探さないとね」
男「これで幼馴染負けてたらどうすんだよ…」
女「それはないって! 幼馴染めっちゃ強いんだから」
男「ふーん……」
女「あ、幼馴友さん!」
幼馴友「ん? あぁ女さん」
女「お疲れ様です! 幼馴染、どうでした?」
幼馴友「ちょっと危なかったけどね、なんとか初戦突破したよ」
女「おーさすが!」
男「よかった……」
幼馴友「あの子なら今選手上で休んでるから会っていきなよ」
女「はーい! ありがとうございますー」
幼馴染「(女来ないなー……いつまで寝てんだよーまったくもー)」
幼馴染「女のばーかばーか」
ピト
幼馴染「うひゃ! つめた!」
女「あははー驚いた?」
幼馴染「女! このねぼすけー!」
女「ごめんごめん、はいこれ差し入れ」
幼馴染「あ、ありがと……ってこれ空いてるんですけど?」
女「あぁごめんここ暑いから一口飲んじゃった」
幼馴染「………///」
男「おつかれさま幼馴染」
幼馴染「男くんも応援来てくれたんだ、ありがとね」
男「うん! 幼馴染のバドミントンやってるとこ見てみたかったし」
女「すっごいんだよ! 素人でも幼馴染のは綺麗な動きって分かるしすんごい強いんだよ!」
幼馴染「ちょっとやめてよそんな大したもんじゃないって!」
幼馴染「それにこの大会はみんな地区を勝ちぬいてきた人たちだから強いんだよ」
女「それでも幼馴染が最強だもんね」
幼馴染「もー…tねやめてー?」
幼馴染「そろそろ第2試合だからいくね?」
女「うん! 頑張れ! いけいけ幼馴染~!」
男「ファイトーがんばれー」
幼馴染「恥ずかしいね…いってきまーす」
「第2試合、ラブオール、プレー!」
幼馴染「(すっご……なんて高いサーブ)」
幼馴染「(タイミング難しいなぁ……っていうかそもそもこれ入ってるのかな…いいコース)」
幼馴染「(……ううん迷ったら打つ! 女が見てる前で恥ずかしいプレーなんかしたくない!)」
幼馴染「(最初っから全力だよ! いっけぇ!!)」
女「うっわ! スマッシュ早っ!」
男「なんだあれ……全然見えねえよ」
女「あんな細い体のどこにそんな力があるんだってくらい早いよね。しかもあのコース……うひゃー取れなくて当然だよぉ……」
男「幼馴染……すごいんだな」
女「ほらほら、次幼馴染からのサーブだよ」
女「うわ、うわうわ、やばいよ! うわああ! おおぉぉ!?!?」
男「な、なに今の?」
女「相手がフェイントして幼馴染遅れたと思ったら、フェイントで返してネットインしたよ……すっご……」
男「よ、よく分からんけど相手が1歩も動けないで点を取ったってのは分かったよ……」
女「はぁ……幼馴染すごすぎ」
幼馴染「(身体が軽い!)」
幼馴染「(弾が見える!)」
幼馴染「(頭も動く!)」
幼馴染「(これなら勝てる!)」
幼馴染「(女…見ててね…! これが私の本気!!)」
幼馴染「はぁっ!!」
「ゲーム!」
幼馴染「ふぅ……」
女「おっさなー!!」
幼馴染「うわっ……なんだよ~いきなり抱きつかないでよ……///」
女「お疲れ様ー! すごいかったよー幼馴染美しかったよぉービューティジュルだよぉー!」
幼馴染「ちょ、ちょっと意味分からないって……」
男「なんていうか……幼馴染ってすごいんだな」
幼馴染「あははは、ありがと」
幼馴染「ね、ねぇ? 女、私汗臭いからどいて?」
女「いいよーいいよー気にしないよぉー汗がまた艶めかしいよぉー」
男「………///」
幼馴染「あー疲れた……きゅうけー」
女「おっつー!」
幼馴染「なんか飲み物ちょうだい……さっきくれたの飲みほしちゃった」
女「え、えぇっと……飲みかけのものでも…いい?」
幼馴染「うん…いいよ……全然平気」
女「じゃあ水だけど、はい」
幼馴染「ん、ありがと……いただきます」
女「(これは…さっきのとは違ってガッツリ関節キスじゃないですか…)」
幼馴染「(女の超飲みかけのペットボトル……幸せー……)」
幼馴染「ちょっと眠くなっちゃった」
女「寝る?」
幼馴染「うん」
女「じゃあ……ここ、くる?」ポンポン
幼馴染「………うん」
女「(こ、これはー!!)」
幼馴染「(女に膝枕してもらってるー!)」
女「(な、撫ででも……いいよね?)」
ナデナデ
幼馴染「…っ!」
幼馴染「(うわー……女に頭撫でられてる……やばい……どうしよう……絶対寝られないよこんなのー!!)」
男「うらやましー……」
女「うーわー……寝るのはえー」
男「疲れてたんだな」
女「だね……あんなに動き回るんだもんそりゃ疲れるよね」ナデナデ
男「俺も……撫でていいかな」
女「だ、ダメ!!」
男「え……そんなガッツリ拒否?」
女「だ、だって幼馴染疲れてるからさ……」
女「寝かせて…あげようよ」
女「(わ、私……男くんのこと応援してあげるって言ったのに……)」
女「(なんで……男くんに幼馴染のこと触ってほしくないんだろう)」
男「…………」
男「俺、決めた」
女「え…?」
男「今日、幼馴染に告白するわ」
女「………え?」
男「なんか……上手く言えないけど伝えたいんだわ、この気持ちを」
女「そっか……」
男「今日、帰りに俺言うから」
男「応援……してくれよ」
男「そんで、振られたら慰めてくれよ」
女「……………」
女「男くん」
男「ん?」
女「私も……もしかしたら幼馴染のこと、好きなのかもしれない」
男「……は?」
女「女同士だし……男くんのこと応援するって言ったけど……」
女「でも……私、幼馴染のこと………好きみたい!」
女「だから、私も、幼馴染に好きって言いたい!」
女「この関係が壊れちゃうかもしれないのは怖いけど!」
女「でも、私も言いたい」
女「だから……男くんが振られたら……慰めてなんてあげられないよ」
女「私も…ダメだったとしても……慰めなんていらないから」
男「そっか……」
女「だから……なんていうか……その……」
幼馴染「んぅ……」
女「あっ……」
幼馴染「ふわぁ……おはよ……」
女「ふふ、おはよ幼馴染ー」
女「(私は、幼馴染のこと、好きだよ?)」
女「(幼馴染は、どうなの?)」
……………………
……………
………
幼馴染「(そんなこんなで私は勝ち上がって決勝戦まで来た)」
幼馴染「(正直なところ負ける気がしない。 女のおかげで…身体が羽根のように軽くて……)」
幼馴染「(私は……この試合に勝ったら女に想いを伝える)」
幼馴染「(怖いけど……それでも私は女が好き)」
幼馴染「(それを女に分かってほしい)」
幼馴染「…………」
女「幼馴染?」
幼馴染「ん? なに?」
女「ボーっとしてたけど、大丈夫?」
幼馴染「ん……大丈夫だよありがと」
女「そっか……決勝戦だね! 頑張ってね!」
幼馴染「おー!」
女「それにしても……うっひゃー決勝戦だけあって観客が多いね」
幼馴染「本当だね」
幼馴染「でも……女がいてくれるから……大丈夫だよ」
女「そっか……」
女「がんばってね」
幼馴染「……ありがと。 絶対勝つから」
カタカタカタカタカタカタ
カタカタカタカタカタカタカタ
女「ん? なんの音?」
男「揺れてる?」
幼馴染「地震…?」
カタカタカタカタカタカタ
ガタガタガタガタガタガタ
ガタガタガタガタガタガタ
ガタガタガタガタガタガタガタガタ
女「きゃああああああああ!!!」
幼馴染「………っ!!!」
男「うわあああ! でけえなんてもんじゃねえぞ!!」
幼馴染「(あっ!! 上に置かれてるポールが!!!)」
幼馴染「女ぁーーーー!!!!」
今日はおわりー
幼馴染「………っ!」
幼馴染「ど、どうなったの!?」
幼馴友「幼馴染!! 動いちゃだめぇ!!!」
幼馴染「え………?」
幼馴染「なに……これ……」
幼馴友「いま………救急隊が来るから……動かないで幼馴染………」
幼馴友「下手に動いたら………2人とも死んじゃうよ………」
幼馴染「なにこれ……」
幼馴染「私と女をポールが貫通してるの……?」
幼馴染「いった………うぅっ………」
幼馴友「幼馴染………幼馴染………」ボロボロ
幼馴染「だ、大丈夫だよ! ちょっと痛いけど私は意識はっきりしてるし……… でも女が………女がぁ………」ボロボロ
幼馴染「目………覚ましてよぉ………おんなぁ………うっ………ひくっ………」
幼馴友「呼吸と脈はあるの……だから気を失ってるだけだと思う」
幼馴染「そっか……よかった」
幼馴染「あ、男くんも倒れてる………気を失ってるだけ……だよね?」
幼馴友「うん……そうみたい」
幼馴友「会場で危なくなったのは幼馴染たちだけみたい」
幼馴染「ポールが人貫通するとかやばすぎでしょ……いたた」
幼馴友「そんだけ軽口叩けるなら平気だよ! 救急隊待とう?」
幼馴染「うん、分かった」
幼馴染「うぅ……よかった………本当によかった………」
幼馴友「……………」
幼馴友「(女ちゃんの血が………止まらない………本当に………早く来て!!)」
幼馴染「女………本当に良かった……死なないでくれて本当に良かった………」
幼馴染「決勝戦は滅茶苦茶になっちゃったけど………命が助かっただけでも儲けものだよね、ふふ」
幼馴染「いたたた………あーあ………優勝したら……女に好きって言おうと思ってたのに………どうしよ」
幼馴染「また……今度で………いっか」
幼馴染「目が覚めたら……またクレープ食べて考えよ」
幼馴染「女………」
ウーーーーウーーーーーー
幼馴友「きた!!」
救急隊「だ、大丈夫ですか!?」
幼馴友「こっちです! はやく!」
救急隊「こ、これは一体……どうしてこんなことに」
幼馴染「えっと……上からポールが落ちてくるのが見えて私が庇ったらこんなことになっちゃって」
救急隊「分かりました、意識はっきりしているようですね。 下の子は……」
幼馴染「お、女も気を失ってるだけで息はちゃんとしてます!」
救急隊「どれどれ………確かに息はしてますね」
救急隊「しかし………これは………」
救急隊「まずい………出血が多い………」
幼馴染「え………?」
救急隊「早く止血しなければ………このままでは………」
幼馴染「は、早く! だったら早くしてください!! 女が危ないなら! 早く何とかしてください!」
救急隊「落ち着いてください!!」
幼馴染「……っ!」
救急隊「下のこの……女さんは出血が多い……今すぐにでも止血をするべきだ。 しかしそのためにはこのポールをどうにかしなければ……」
幼馴染「じゃ、じゃあ早くポールを抜いて……」
救急隊「いいですか……落ち着いて、よく………聞いてください」
救急隊「ポールを抜けば………あなたの命が危ない」
幼馴染「は………?」
救急隊「このポールはあなたの非常に大きな血管を貫いていると考えられます………つまり……ポールを抜けば大量の出血が起きる……」
救急隊「そうなったら………今のわたし達の装備では………あなたを助けることができない………」
幼馴染「なん………で………」
救急隊「しかし今すぐにこのポールを抜いて女さんの止血をしなければ………女さんが恐らくもたない」
幼馴染「つまり………それって………」
救急隊「このポールを抜かなければあなたは多少永らえるでしょう………しかし時間が経てばあなたもいずれ………」
救急隊「病院に連れていくまで……恐らくあなたも………」
救急隊「ポールを抜いても抜かなくても……………」
救急隊「あなたは………もう………くっ……」
幼馴染「はは………なにそれ………」
幼馴染「私は………死ぬしかないんですか」
救急隊「はい………いずれにしても………生存は絶望的かと………」
幼馴染「……………」
幼馴友「いや………いや………いやああああ!!」
幼馴友「どうにか!! どうにかならないんですか!?」
幼馴友「この子は………いつも一生懸命で………今日だって試合に勝ったら告白するって!」
幼馴友「なのに………なのに………なんで………」
救急隊「申し訳……ありません………」
幼馴友「助けてよ! あんた医者なんでしょ!! なんとかしなさいよ!!」
救急隊「ぐぅ………本当に…何も出来ず………申し訳ない………」
幼馴友「どうして………どうしてこんなことに………」
幼馴染「幼馴友」
幼馴友「っ!!」
幼馴染「ありがと………私の分まで怒ってくれて」
幼馴友「そんなこと………」
幼馴染「私は平気だから」
幼馴染「幼馴友がそう言ってくれただけで大丈夫だから」
幼馴友「そんなこと……言わないで……」
幼馴染「今までありがとう、幼馴友」
幼馴友「いや……いやだよぉ……幼馴染……」
幼馴染「私なら、大丈夫です」
幼馴染「だから……お願いします」
救急隊「はい………分かりました」
幼馴染「最後に、少しだけ女と話させせてください」
救急隊「あまり……時間は取れません……申し訳ない」
幼馴染「分かりました」
幼馴染「ねぇ、女」
幼馴染「今まで、ありがと」
幼馴染「もう何年もずーっと一緒だったね」
幼馴染「朝弱い女」
幼馴染「甘いものが大好きだった女」
幼馴染「いつも笑顔がキラキラしてる女」
幼馴染「お馬鹿だけど明るくてみんなに好かれてる女」
幼馴染「全部全部ぜーんぶ、大好きだよ」
幼馴染「私ね、ちょっと前に自分の気持ちに気がついたんだ」
幼馴染「私は女が好き」
幼馴染「一人の女としてあなたが好き」
女「……………」
幼馴染「………女が気がついてる時に言いたかったなぁ………」
幼馴染「でもね、私気付いちゃったの」
幼馴染「ちょっと前から女と男くん、お揃いのストラップ付けてるんだよね」
幼馴染「よく一緒にいるし………」
幼馴染「水臭いよ………教えてくれてもいいじゃん………」
幼馴染「叶わない………恋だって……心のどこかで分かってたのになぁ」
幼馴染「あーあ……」
幼馴染「ねぇ……まだ女と男くん、ちゅーはしてないのかな?」
幼馴染「女の最初は………私が奪っちゃお………最後のわがまま、言わせて」
幼馴染「ねぇ、」
幼馴染「ちゅーしよ?」
女「…………」
幼馴染「なーんてね………」
幼馴染「女の初めては、好きな人に、ね」
幼馴染「私なんかが……出来るわけないや」
救急隊「そろそろ………」
幼馴染「あ…………」
幼馴染「私、もうダメみたい」
幼馴染「ばいばい、女」
幼馴染「愛してたよ」
救急隊「……いいですか」
幼馴染「………はい」
幼馴染「いいわけ………ないじゃないですか………」ボロボロ
幼馴染「いいわけないじゃない!! 私はもっと女といたかった!!」
幼馴染「女に私を選んで欲しかった! 私だけを見て欲しかった!! なのに……なのにこんなの………」
幼馴染「私だけ………仲間はずれになっちゃうなんて………」
救急隊「………………」
幼馴染「うっ………うぅ………先に………逝ってるね」
幼馴染「元気で幸せになってね」
幼馴染「ばいばい」
ここまで
女と男のその後を書こうかと思ってましたがやめておきます
考えていたハッピーエンドは……もしかしたら別で百合ssを書いた時に使うかもしれません
ひどい最後でしたがこれで終わります
このSSまとめへのコメント
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