【艦これ】加賀「はぁ……」 (49)
短編
なお、このSSの加賀はキャラ崩壊ってレベルじゃない崩壊をしていますので加賀が嫁な方はご注意ください
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みんなー!艦隊のアイドル、加賀ちゃんだよー!よっろしくぅ!
みんなには隠してるけど、加賀ちゃんは可愛いものや賑やかなことが大好きなの!
ぬいぐるみとかの可愛いものをめでるのももちろん大好き!
鎮守府のみんなだって当然大好きよ!
だってみんな可愛いもの!
でも他の物の可愛さに見惚れるだけじゃなくて、私自身のことも可愛いって言ってもらいたいの……
そんな風に憧れてはや数年……
夢は適うどころかどんどん加賀ちゃんの理想から遠のいていくの……
時の流れってなんて怖いのかしら
今では加賀ちゃんは可愛いというより、クールなかっこいい系お姉さんに見られちゃってるんだもん
今更かわいい子振りしても、鎮守府には多種多様な性格の子がいるからきっと埋もれちゃう
あの赤城さんや五航戦の子も私に比べればずっと可愛さを振りまくことが出来てる……
なんて羨ましいの!
加賀ちゃんだってもっときゃぴきゃぴしたい!
こんなスレンダーで、長身で、無表情でさえなければ!
年齢だって今ではまだ大丈夫だけど、この先成長して可愛さがどんどんなくなってっちゃうわ
劣化よ劣化
このままじゃ放置された廃墟みたいに取り残されていく
加賀ちゃんが本当に欲しいのは一航戦なんて名誉じゃないの
ただ可愛いって言って欲しい
誰でもいいの!
私を助けて!
那珂ちゃんみたいに私も『キャハ☆』ってやりたい!
卯月ちゃんみたいに『ぷっぷくぷぅ~』ってしたい!
鈴谷ちゃんみたいに『うわ、きっもー☆』ってはしゃぎたい!
提督「おい、加賀?おーい」
はぁ……なんでこんなことになっちゃったのかなぁ……
提督「おーい!」
加賀「はっ!」
提督「ぼーっとしていたが大丈夫か?体調とか」
加賀「いえ、大丈夫よ」
危ないところだったわ……
あんな妄想を吐き出したらそれこそ一環の終わり
ちゃんと切り替えなくっちゃね
加賀「それで、何か用かしら?」
提督「ああ、今度の演習のことなんだが……」
提督の顔、すっかり加賀ちゃんのことを信頼しきってる
ああ、ずっと思っていたけれどやっぱりかっこいいわこの人
何もかもを私たち優先にして自分を疎かにする
鎮守府では提督のことを口では悪くいう子もいるけど、みんなからきっと好かれてる
そばで支えてあげたくなっちゃう
卯月「しれーかん!遊びに来たぴょん!」
提督「うわっ!卯月、今仕事中だから……」
卯月「そんなぁ、お堅いこといわずにぃ、とっとと相手になるぴょん!」
提督「俺の服に頭をこすり付けるのはやめろって!」
卯月「ほらぁ、ほらぁ、ぷっぷくぷぅ~!」
唐突にうーちゃんが入ってきたわ
ああ、提督もかっこいいけどうーちゃんの可愛さも全然負けてないわ
あの兎みたいな人懐っこさは犯罪級
私もああいう子を愛でるのは本当は大好きなの
出来れば私の部屋にお持ちかえりしてずっと撫でていたい
大抵一緒にいる弥生ちゃんも捨てておけないわね
怒ってないです、って言いながら照れてる顔を見てると脳味噌が蕩けちゃう
耳元でささやかれたらそれだけで昇天しちゃうかも!
ぴょんぴょんぴょんぴょん
ぷっぷくぷぅ~
怒ってないです……
んふふ……
提督「加賀ー?おーい加賀ー?」
加賀「んふふ……はっ!」
提督「お前本当に大丈夫か……?」
加賀「問題ないわ。話を続けて頂戴」(キリッ
卯月「なんだか急に寒気がしたぴょん……」
加賀「気のせいではなくって?」
提督「ううむ……やっぱりお前今日無理してるな?」
加賀「そんなことないわ、いつも通りよ」
提督「いいや、いつもだったらこんなボーっとしてるわけがない」
卯月「うーちゃんも寒気を感じたから、もしかしたら風邪かもしれないぴょん」
提督「そりゃ困るな……よし、加賀、今日はもう休め」
加賀「私は大丈夫よ」
提督「いやしかしだな、いざという時にお前たちが立ち上がってくれないと困るんだ」
卯月「そうぴょん!休めるときに休んでおくぴょん!」
加賀「しかし……」
提督「大体君は艦娘とはいえ、本日的には人間の女性なんだ。無理はしないでほしい」
むむむ……今の発言は失礼しちゃうわ!ぷんすか!
────────────────────────
暁「……ッ!何、今の感じ……」(ブルッ
電「暁おねえちゃん、どうしたのですか?」
暁「今、暁のアイデンティティを奪われるような感覚がしたの……」
雷「アイデンティティって何かしら?」
響「ハラショー」
電「響お姉ちゃん、最近それしか言わないのです……」
響「ハラショー」
暁「ねぇ響、今日のご飯はボルシチだって」
響「ハラショー」
雷「この前響の机片づけておいたわよ」
響「スパスィーバ」
電「あっ違う言葉を話したのです」
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今どこか違う場所と中継してたみたいね……まぁ今はどうでもいいわ
提督のことは大好きだし、正直、その、……してるから言うことは聞きたいわ
でも、加賀ちゃんのことを女性だって言ったのはちょっと頭に来ちゃった
まだまだ加賀ちゃんは女の子なんだから!
劣化なんてしてないもん!
加賀「頭に来ました」
提督「なんで!?」
あ、しまった
つい口が滑っちゃったわ
てへっ☆
卯月「加賀さん~?どうしたぴょん?うーちゃんでもちょっと違和感を感じるぴょん」
まずいわ……早くごまかさないと
怪しまれたら終わりよ加賀ちゃん
何か良い言い訳は……
この場を切り抜けるいい感じの台詞は……
そ、そうよっこれで行きましょう!
加賀「この程度で休んでいてはキリがないわ。私の今すべき仕事は提督の秘書官として尽くすこと」
加賀「言ってしまえば私は提督の所有物……いくら提督のおっしゃることでも、ここは譲れません」
よしッ言ってやったわ!
見てあの提督とうーちゃんの顔、驚きに染まってるわ
これが加賀ちゃんの実力なの!
提督「あー……ならやっぱり休んでくれ。俺の所有物なら言うこと聞けるよな?」
卯月「所有物なんて大胆ぴょ~ん」
あ、あれ?
全然効果ない……
そんなはずは……
加賀ちゃんのぷりちーパワーでも駄目だなんて……
提督「今日は何もせず休んで、体調を治したらまた戻ってきてくれ」
加賀「わかりました……」
提督「そう気を落とすな。普段から頑張ってもらってるんだしな」(ポンポン
加賀「お気遣いありがとうございます。では……」
おとなしく部屋を出ることになっちゃったわ
別に体調は悪くないのに……
あと、せっかくなら肩じゃなくて頭をポンポンしてほしかったわ
いっそ、なでなでもみもみでも……
提督「さて、せっかくだから代わりの秘書艦はそこにいる卯月に任せようかな」
卯月「ええ~!!嫌ぴょん!!うーちゃんもさっき寒気がしたからきっと風邪ぴょん!」
提督「終わったら遊んでやるから」
卯月「む~……お菓子くれる、ぴょん?」
提督「食べ過ぎないならいいぞ」
卯月「ならやるぴょん!」
提督「うわっと、だから急に抱き着くのはやめろと……」
ああ、執務室から聞こえるやり取り、羨ましいわ
はぁ……どうやって過ごそうかなぁ
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困っちゃった
私の今日のやることは全て提督の秘書艦としての仕事のみだと思ってたんだもん
それに提督の命令は今日は何もせず休むこと
疲れてもいないのに何もしないってとっても難しいことだと思うの
仕方ないし、赤城さんでも探して話そうかしら
他の子でもいいけど、加賀ちゃんはやっぱり避けられてるみたいなの……
もっと愛想よく振る舞えって?
無理無理☆
さっきも言ったけど、急にイメージ替えちゃったらもっと引かれるに決まってるもの
そんな事になって、よそよそしくされたら加賀ちゃん耐えられなーい
乙女の心は硝子張りなの
ちょっとしたことで割れて、張り直すのも一苦労
だからそんな危険の大きいことはしたくないの
でもさっきの提督のとの会話で加賀ちゃん傷ついちゃった
赤城さんを探す前に、お部屋で加賀ちゃんの一番のお気に入りのぬいぐるみでもなでなでしてよっかなぁ
あのぬいぐるみは1年くらい前に偶然町で見かけて衝動買いしちゃったの
提督をそのままデフォルメ化したような姿で、とってもかわいいぷりちーなの!
あれがないと、加賀ちゃん気持ちよく眠れないってくらい必需品
誰にも知られちゃいけない秘密だよ☆
特にあの五航戦の妹には絶対に
お部屋に着いたわ!(霧並感)
さてさて待っててね、私の可愛いぬいぐるみちゃん!
ナノマテリアル製の箪笥の一番下に……あれ……
ない
ないない
ないないないないない
ないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!
ナイ、ナイナンデ!!
えっちょっなにこれ
私の夜のお楽しみが
私の涎や汗やエッチなお汁が染みついたお人形はどこ!?
やだぁぁぁぁぁぁぁ!!
加賀「痛ッ!」
焦りのあまり箪笥に小指をぶつけちゃった……
ふぇぇぇぇん……痛いよぉ……
ぐすっ……でもちょっと冷静になれた
加賀ちゃんファイッオー!!
さて、状況を整理しましょう
私の大事な大事な提督ぬいぐるみがなくなっている
ここまでは理解したわ
じゃあなぜ無くなっているのか
思い出すのよ加賀ちゃん、昨日の記憶を!
うーーーーーん……………
あっ!!
そいうえば昨日は空母の皆さんと食堂で酒盛りをしたんだった
それで、私一回気持ち悪くなっちゃって部屋に戻って提督ぬいぐるみを抱いてひと眠り
そのあと起きて戻ったらまだお酒に強い人たちは飲んでいた
そこに私も混ざって……
待って、食堂に戻るときに何か持っていかなかったかしら……
そうよ、あの手触りを忘れるはずないわ
私は確かに食堂へ酔いと寝ぼけで無意識に提督ぬいぐるみを連れ込んでしまったんだわ!
そうとわかれば早く回収に行かなくっちゃ!
今の時刻は…11:00ね
食堂が込み合う前に向かうとしましょう
待っててね提督!
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というわけで食堂に来ました
私が昨日座ってた辺りは……あそこね
えーっと……うーん……やっぱりないかぁ
想像はしてたけど、誰かに持っていかれたようね
はぁ、こまったなぁ……
間宮「どうかしましたか?加賀さん」
加賀「間宮さん……」
間宮さんがお話をしてきたわ
そうだ、間宮さんならなにか知っているかも!
ちょっとぼかす感じで聞いてみましょう
加賀「ここにぬいぐるみがなかったかしら?」
間宮「ぬいぐるみですか?はい、今朝はありましたよ」
加賀「本当ですか!」
間宮「え、ええ。でも瑞鶴さんが持ってっちゃいましたね」
加賀「瑞鶴……ですか」
あの七面鳥ぉぉぉぉぉぉ!!
私の提督ぬいぐるみを勝手に持っていくなんて!!
許せない!!
泥棒め!!
泥棒猫さんめ!!
加賀ちゃんが月に代わって成敗しちゃうんだから!!
あ、でも七面鳥は言い過ぎたわ
人の嫌がることを言ってはだーめっ
加賀ちゃんとの約束だぞっ☆
間宮「あの、加賀さん」
加賀「何でしょう」
間宮「いえ、そのぬいぐるみはもしかして……」
加賀「決して私のではないわ。ただ駆逐艦の子がなくしたと騒いでいたから協力しているのに過ぎないわ。私がぬいぐるみなんかにうつつをぬかす訳がないじゃないですか。私は誇り高い一航戦、提督の第一秘書艦の加賀ですよ?」
間宮「あっはい」
加賀「では失礼します。情報提供ありがとうございました」
間宮「何だったのかしら……」
危なかったわ
間宮さんや鳳翔さんは全てを見透かすような目をしているから怖くなっちゃう
でもうまくごまかせたかな
さぁ、瑞鶴ちゃんの部屋に突撃よ!
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瑞鶴ちゃんの部屋の前まで来たわ
途中の描写なんてカットカットカット☆
早速部屋に突撃ぃ!
ノックなんてするわけない
鍵がかかってた気がするけど、加賀ちゃんの愛のパワーで全部壊しちゃえ!
今の加賀ちゃんは怒りに満ちているの
殺意の波動に身を任せてどうかしているの
バキィっと破壊音を聞きながら潜入!
瑞鶴「な、なになに!?」
瑞鶴ちゃんは呑気にイヤホンを付けながら寝転がって本を読んでいた
甘い甘いわ!
そんなので急に敵襲が来たらどうするのよ!
……えっ私も夜はすごいって?
……今は関係ないことよ!
加賀「提督ぬいぐるみを返しに来てもらいました」
ビシッっと指を指す
決まったわね……
瑞鶴「ぬいぐるみって……これのこと?」
瑞鶴ちゃんは棚から提督ぬいぐるみを取り出した
ああ!愛しい私の提督!
提督のあのかっこよさとデフォルメの可愛さが合わさって最強に見える!
いつみても見惚れちゃう
加賀「そうよ。それをこっちに渡しなさい」
瑞鶴「えーせっかく変な臭いしたから洗ったのに。提督さんそっくりでお気に入りだしね♪」
提督ぬいぐるみに頬擦りして幸せそうな顔をする瑞鶴ちゃん
眩しいッ!加賀ちゃんには眩しすぎるッ!
可愛さ度数が10…100…10000まだ上がる!
なんて恐ろしい子なの!
あのえへ顔は反則よ!
瑞鶴「ていうか、そもそもこれ誰のなんですか?」
加賀「駆逐艦の子の物よ。失くしたとガッカリしていたから早く返してあげて」
瑞鶴「うーん、残念だなぁ……」
よし!
これで私がその駆逐艦のもとに返しておくとでも言えば瑞鶴ちゃんは渡してくれるはず
ふふふ……お帰り、私の提督
瑞鶴「っと最後に聞いてもいいですか?」
加賀「何かしら、早くしてちょうだい」
瑞鶴「これ誰のなんですか?こんないいもの持ってるなら私も同じの欲しいなぁって」
加賀「……あなたが知る必要はないわ」
瑞鶴「ちょっと、ひどくないですか!?正直返しに行くなら私もついていきたいんですけど」
加賀「いいから、渡しなさい」
瑞鶴「いや、だから私もついていきますってば。もしかしたら同じものを持ってるか買った場所知ってるかもしれないですし」
何なのこの子
早く渡してほしいのだけど
その時、瑞鶴ちゃんが私の胸を貫くことを言った
こう、ズキューンって撃ち抜かれちゃった!
瑞鶴「もしかして、これ先輩の奴ですか?」
加賀「ななななななんのことかしら」
瑞鶴「えっ、その反応……もしかして本当に?」
加賀「かかかかかか関係ないわ私には」
瑞鶴「ほっほーう……なるほどねぇ」
加賀「な、なんのつもり?」
瑞鶴「いやぁ、先輩も意外と可愛いところあるんだなぁって」ニヤニヤ
加賀「…………」
バレちゃった
どうしよう?
よし、口止めをしよう
物理で
加賀「加賀ちゃんアッパァァァァァ!!」
瑞鶴「うわぁ!あっぶな!」
加賀「何で避けるの!」
瑞鶴「避けるに決まってるじゃない!ていうか加賀ちゃんって……おぶふ!」ドスッ
加賀「加賀ちゃんニーアタァァァァック!!」
瑞鶴「やったわねぇ……五航戦の馬力なめんじゃないわよ!艤装無しなら私の方が上手なはず!」
加賀「来なさい!叩き潰してあげる!そして記憶を刈り取ってそのぬいぐるみは返してもらうわ!」
瑞鶴「上等よ、返り討ちにしてあげる!」
加賀「アイツヲ狩ル!艦娘ヲ殺ス!」
瑞鶴「怖いこと言うなぁ!」
こうして私たちのキャットファイトは翔鶴ちゃんと赤城さんが止めに来るまでの1時間も繰り広げられたの
また無駄な時間を過ごしてしまったわ……
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瑞鶴「ぜぇ……ぜぇ……」
翔鶴「瑞鶴、落ち着いた?」
瑞鶴「うんまぁ一応ね……」
赤城「加賀さんも大丈夫ですか?」
加賀「…………」
瑞鶴ちゃんとのバトルを終えて、私は完全に意気消沈していた
だって、ぬいぐるみのことがばれちゃった上に、加賀ちゃんアッパーなんてかましちゃったんだよ?
もうおしまいだわ……
ああ、このまま地面と同化したい
穴があったら通り抜けたい
瑞鶴「はぁ……加賀さんの素はそんな感じだったんですか……」
加賀「……」
赤城「加賀さん……」
加賀「ええ、そうよ!私は普段から脳内で『加賀ちゃんきゃぴ☆』とかやってる痛い子よ!」
翔鶴「先輩……」
加賀「どうせこの先貴方たちによって加賀ちゃんの真の姿をバラされて、みんなから『やーいぶりっ子の一航戦ー歳を考えてやれよー』とか言われて苛められるんだわ……」
赤城「いえ、そんなこと誰もしませんよ……」
加賀「ずーーーん……」
翔鶴(口でずーんって……)
加賀「この際だから言うけど、加賀ちゃんが貴方たち五航戦を低く見てるのも貴方たちの可愛さ度数が高すぎて嫉妬してたのよ!」
私はとっても卑怯な子
自分の足りないものを求めて、でも手に入らないから人に当たって……
最低だわ
そうやってずっと落ち込んでいると、瑞鶴ちゃんから神の天啓のごとき言葉が振りかぶされた
瑞鶴「ああもう!別にそんなことで私たちは笑いませんって!」
加賀「ぇ…?」
瑞鶴「それが先輩の素なら、むしろ私たちにさらけ出してくれて嬉しいくらいです」
赤城「そうね、私も知らなかった加賀さんの一面……知れてよかったわ」
加賀「瑞鶴ちゃん……赤城さん……」
翔鶴(ちゃん付けって……)
瑞鶴「はい、ぬいぐるみどうぞ」
加賀「グスッ……ありがとう」
翔鶴「泣いてる先輩可愛い……」
加賀「ハッ!今加賀ちゃんのこと可愛いって……」
翔鶴「あ、え、ええ」(つい声に出してしまっていたわ……)
瑞鶴「うん、そうよ!先輩は十分可愛い!」
赤城「提督に恋慕を抱く加賀さん、五航戦の方に突き放しつつもちゃんと面倒を見てあげている加賀さん、私やみんなと仲良くする加賀さん、とっても可愛いですよ?」
加賀「みんな……本当にありがとうね……加賀ちゃんとっても嬉しい」
こんなにかわいいって言ってもらえるなんて、いままで隠していたのが馬鹿らしくなっちゃうほどだわ
でも……
加賀「いくら可愛くても、私には貴方たちみたいな若さがもうないわ……」
瑞鶴「うーん、だったら、その若さがなくなる前に提督さんに思いをぶつけてくればいいんじゃない?」
加賀「……!!瑞鶴ちゃん、天才ね!」
瑞鶴「ただし!今できるのはあくまでカッコカリ……本当の結婚はまだできないですよ」
赤城「そうですね……提督は競争率高いですし……」
翔鶴「カッコカリでは安心できませんね……」
加賀「それでも構わないの!今すぐ行ってくるわ!」
翔鶴「あ、先輩」
加賀「何?」
翔鶴「私にも翔鶴ちゃんって呼んでみてもらえます?」
赤城「あっ私も」
加賀「…………」
私は自分の中の可愛さ度数を最大にして作った笑顔、仕草、声で言い放った
加賀「翔鶴ちゃんっ☆赤城ちゃんっ☆そして瑞鶴ちゃんっ☆ありがとねっ!えへへっ」
こうして加賀ちゃんは鼻血を出した皆と友情のハグを交わした後、提督のもとへ行き思いをぶちまけたの
提督は最初困惑していたみたいだけれど、すぐに私のことを受け入れてくれた
可愛い可愛いってずっと言ってくれた!
ちなみにケッコンは練度が足りてなかったのでできなかったわ……くすん……
でも、今ではみんなが私のことを可愛い可愛いって言ってくれてとっても充実してるの!
これからも加賀ちゃんはずっと可愛さを求めてみんなと暮らしていくわ
いつか本当の可愛さと、提督のお嫁さんの座を手に入れるために!
ばいばいみんな!きゃはっ♪
終わり
自スレ投げて何書いてんだ俺……
書いてて何回も頭が痛くなりました
ではでは
このSSまとめへのコメント
普通に可愛かったぞ!!
いや、これはキツイぞ…
中身那珂ちゃんじゃねーか!笑
モバマスのkwsmさんを思い出した(小並感)
ハルヒのssで似たようなのがあったな~エンドレスエイトが続きすぎて長門がおかしくなったやつ。