志希「年越し蕎麦?」 (14)
ちひろ「はい。しかも海老天付ですよー!」グツグツ
モバP「まってましたー!」
志希「あたし、さっきのイベントで貰ったお弁当食べたからいらなーい」
モバP「志希、せっかくちひろさんが作ってくれたのに食べないのか?」
志希「だってお腹いっぱいなんだもん…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420036525
ちひろ「年越しそばを食べる事にはね、その年の厄災を断ち切る意味があって…」
志希「来年!来年お腹すいたら食べるから!文香ちゃんと初詣いってくるー」
モバP「おい、志希!」
志希「お待たせー」
文香「…志希さん。…あまり待っていないので…大丈夫ですよ」
志希「良かった♪年越し蕎麦食べないで急いできたからねー」
文香「…年越し蕎麦…食べなかったのですか?…長生きできるなどの…意味があるので…食べた方が良いと思うのですが」
志希「そうなんだ。でも過ぎちゃった事はしょうがないしね!さあ行こ~♪」
志希「それでね~♪ あれ?文香ちゃん聞いている?」
ざわざわざわ
志希「文香ちゃん…居ない?にゃは♪もしかして失踪?っていうか、声はするのに周りに誰も居ない?」
…う、…いっ……こ…、…っしょに…
志希「じょ、冗談だよね?文香ちゃーん!だれかー!」
……いこう…、いっしょに…、いっしょに…
志希「やめて、こないで!」
いこう…、いっしょに…、
黒い影「いっしょにいこう!」ガシッ
志希「きゃあ!」
いっしょにいこう、いっしょにいこう、いっしょにいこう、いっしょにいこう、いっしょにいこう
志希「やめてぇ!」
文香「…おやめなさい」ペシン
黒い影「…あ」
文香「…志希さんも…私も…未来へ歩み始めたばかりです…あなたたちとは…一緒に行けません」
黒い影「………」シュウウ
志希「助かった、の?」
文香「…霊に関する本を読んでいて…助かりました」
志希「本で叩いて除霊なんて、さすが文香ちゃん♪」
文香「…本当は…こんな風には…使いたくありませんでしたが」
志希「大事な本を使ってまで助けてくれて、ありがと!」
文香「…構いません…しかし…あれは…志希さんに憑いた災厄でした。…何か…心当たりは…ありませんか?」
志希「…災厄…もしかして」
文香「…気づいて頂けたのなら…もう大丈夫だと思います」
志希「ありがとう。文香ちゃん!あたし帰らなきゃ♪」ダッ
文香「…はい。…お気をつけて」
志希「ただいまー♪」
モバP「お帰り、志希」
志希「年越し蕎麦まだ残ってる?」
ちひろ「残ってますよ!もう年は明けちゃいましたけど…」
志希「ちひろさん。プロデューサー。さっきはごめんね。やっぱりあたし年越し蕎麦食べたい!二人と一緒に!」
ちひろ「はい!じゃあ暖めなおしてきます!」パァ
ちひろ「はい、準備できましたよ。」グツグツ
モバP「美味しそうですね!」
志希「本当、とっても美味しそう♪」
ちひろ「じゃあ、食べましょうか!」
「「「いただきます!」」」
おわり。2015年も良い年でありますように
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません