妹「あの、兄さん?」(64)

やっぱり妹ものにしました。
前回のとは関係性皆無です。
では、どうぞ駄文にお付き合い頂ければ幸いです。

兄「何か用か?」

妹「いえ、用事というほどのことではないんですが…これ」ぴらっ

兄「ふーん。可愛い下着だな。似合ってんじゃね?」

妹「兄さんは相変わらず強敵ですね…」

兄「へーへー。いいからさっさとスカート戻せ」

妹「はーい」

兄「もう夏だなあ…あっちぃ」

妹「何を言ってるんですか兄さん。もう秋ですよ?」

兄「いや、夏だろ?まだ八月なんだし」

妹「いえ、もう十月です」

兄「え?」

妹「え?」

兄「たまにあるよな。こうやって話しが噛み合わないこと」

妹「ええ。ありますね」

兄「それも主にお前のせいで」

妹「兄さんー」

兄「どしたんだよ」

妹「暑いです!クーラーつけましょうよ!文明の利器、科学の力に頼りましょうよ!」

兄「残念だがクーラーは故障中だ」

妹「えー。せっかく兄さんのお家に遊びに来たのに」

兄「というか、夏休み中全部泊まってく気か?」

妹「もちろんです!そこで兄さんと既成事ーー」

兄「帰れすぐ帰れ今帰れ」

妹「兄さーん、暑いです」

兄「お前…暑いからってんな格好すんな。仮にも女だろ」

妹「いいんです。こうしてたほうが兄さんも喜ぶでしょうし」

兄「残念ながら俺は子どもに興味はない」

妹「もう高校生ですよ?」

兄「胸がbになってから出直してこい」

妹「で、でもでも、チラリズムとか期待できません?」

兄「できません」

妹「兄さん、一人暮らしで辛い事ってないんですか?」

兄「んー、金の問題と、食生活くらいか?」

妹「あっちのほうはどうなんです?」

兄「あっちのほう?」

妹「性生活ですよ、兄さん」

兄「いらん心配をするな服を脱ぐな息を荒げるな近づくな!」

妹「いいじゃないですか、兄さんのけち」

兄「けちで結構だ。いいから服着ろ」

妹「でも暑いですし…」

兄「服を着なければ母さんに連絡して迎えにきてもらうぞ」

妹「うぐぐ…それは卑怯ですよ兄さん!」

妹「やっぱり暑いです」

兄「我慢しろ」

妹「暑さは我慢できません」

兄「なんでだよ」

妹「寒さは着込めばなんとかなりますが、暑さは裸になるしかないので…」

兄「とか言いつつ脱ぐな」

妹「兄さん兄さん!」

兄「どうした?」

妹「大変です!」

兄「だからどうした?」

妹「バイブの電池が切れてしまーー」

兄「帰れ」

妹「嫌ですね兄さん。冗談ですよ妹ジョークです」

兄「お前が言うとジョークに聞こえないんだよ」

妹「兄さんはユーモアが足りませんね」

兄「ユーモアって言われてもなあ」

妹「あ!あんなところで青姦している人が!くらいのジョークを言えるようにならないと」

兄「言えるようになったら人間終わってると思う」

妹「兄さんは童貞ですか?」

兄「うん、今日は暑いからかお前の気も…いや、いつも通りか」

妹「兄さんは、童貞っ…ですか?」

兄「お前、どうした?なんか顔色悪いぞ?」

妹「兄さんは…どう…」

兄「落ち着け。つか、お前もしかして」

妹(兄さんが私のおでこと自分のおでこを合わせてる)

兄「あ、あっつー!」

妹(こ、これは…やばいです…)

兄「熱あるのか、部屋に行くぞ」

妹「お、襲うんですか…?」

兄「こんな時くらい大人しくしてろ」

妹「兄さん!」

兄「熱は下がったのか?」

妹「はい。すっかりいいです」

兄「そうか。んで?」

妹「あの「いやだ」、汗をかいた「駄目」ので体を拭いて「無理」頂きたいな「断る」と」

妹「にいさぁーん…」うるうる

兄「そ、そんな目ぇしても駄目だっ。さ、さっさと部屋戻れ!まだ寝てろ」

兄「しかし、また今日もあっちーな」

妹「私は涼しいですよ?」

兄「なんでだ?うちわでも使ってんのか?」

妹「いえ、全裸ですので」

兄「今お前のほうを向かなくてよかったと本気で思ったよ。てかお前の頭ん中には恥じらい……あるわけねぇな」

妹「ひどいです」

妹「私にも恥じらいはあります」

兄「なんだ?」

妹「このニーソだけは脱げませんね」

兄「お前は一度病院にいけ」

兄「最近妹が変になってきている」

兄「昔はんな事なかったんだけどな」

兄「しかし…なんで俺を誘惑してくんのかね…」

兄「…」

兄「……」

兄「………」








兄「近親相姦鬼畜野郎として家から追い出すつもりか!?そうはさせるかあああああ!」

ーーかああああ…

妹「兄さんが何か叫んでますね…」

妹「私に対する欲望を絶叫することにより発散してるということでしょうか?」

妹「絶対違いそうです…」

妹「そもそも、これだけ誘惑してるのになぜ手を出してこないのでしょう…」

妹「むー…手強いですね、兄さん」







妹「でも私は諦めません!必ず襲ってもらいます!」

妹「兄さん?」

兄「なんだ?」

妹「この下着はどうです?」

兄「お前はその日の下着を一々見せてくるのをやめろ」

妹「兄さん兄さん!」

兄「なんだ騒々しい」

妹「私のニーソがなくなりました!」

兄「いっぱいもってんだろ?」

妹「白いのは一組しかないんです」

兄「知らん」

妹「なぜそこで知らないと答えたんですか?まさか兄さんが?」

兄「まずお前はその腰から尻尾みたいに出てる白いニーソを隠してからものを言え」

妹「不覚です」

兄「妹?」

妹「なんです?」

兄「今日は言わないのか?」

妹「何をです?」ニコッ








兄「いやいい。お前の狙いに気づいたから言わない」

兄「ふう」

妹「スッキリしましたか?」

兄「その顔やめろ。ただソファに座っただけだろ」

妹「あら、私は何も言ってませんよ?」

兄「最近生意気になったな」

妹「兄さんから罵られるなんて…快感です」

兄「…」

妹「冗談ですっ!本気でひかないでくださいっ!」

妹「兄さん兄さん!」

兄「なんだよ」

妹「見てください!」

兄「行かない」

妹「まだ何も言ってませんよ?」

兄「行かないかんな」

妹「せっかく兄さんとの温泉旅行なのに…」

兄「浴衣に風呂桶か…ベタベタすぎるだろ」

妹「でもこれで見抜くとはさすが兄さんです」

兄「さっさと準備しろ。置いてくぞ」

妹「はいっ!」

妹「つきました!」

兄「テンション高いなお前」

妹「だって兄さんと旅行ですから」

兄「はいはい。ほら、荷物置きに行くぞ」

妹「はーい」

妹(ここで一気に距離を縮めてみせますっ!)

兄「ふう」かぽーん

妹「兄さん、入りますよ」がらら

兄「ちょっ、おま、せめて返事してから開けろよ!」

妹「いいじゃないですか兄妹なんですし」

兄「家族風呂があるとこなんかにするんじゃなかった」

兄「っていうか、出てけ」

妹「お断りします」

兄「駄目だ」

妹「兄さん、こっち向いてください。胸はあまり自信ありませんが…」

兄「向けるわきゃねーだろ」

妹「なら、私からいきます」ぎゅっ

兄「ちょ、お、おおま!」

妹「兄さん…ドキドキしてますよ」

兄「~!俺はもう出る!」ざぱぁ!

妹「ひゃっ!」

兄「な…」

妹「え…?」

兄「わ、わり!」




妹「兄さんに裸を見られて…兄さんの裸を見てしまった…」かあぁ

兄「駄目だ…頭から離れん…」

妹「何がです?」

兄「な、なんでもねぇ」

妹「? 変な兄さん」くす

兄「つーか、そろそろ寝るぞ!」

妹「一緒にですか?」

兄「なわけねーだろ」

妹「えー」

兄「るせぇ。さっさと寝ろ」

妹「素直じゃないですね」

兄「お前が素直すぎる」

妹「兄さん、それって…」

兄「な!?ちがっ、俺は別に!」

エルフ「うーん、後が残ってる……」

男「すまん、キツくし過ぎたか?」

エルフ「大丈夫よ、二、三日したら消えるだろうし……それより読むんでしょ?」

男「何かノリノリだな?」

エルフ「私も少し読み返したくなったのよ」


すまん、
誤爆。

>>39
気にしないでください。
大丈夫ですよ

妹「あの、兄さん?」

兄「どしたんだよ」

妹「あの…その…」

兄(なんかしおらしいな。風邪でもひいたか?少し心配ーーー

妹「一緒に…裸になりません?」



妹「い、いふぁいいふぁいふぇす!いーひゃん!」

妹「お兄ちゃん」

兄「急にどしたんだよ」

妹「お兄様」

兄「聞いてるか?」

妹「兄貴」

兄「聞け」

妹「にぃにぃ」

兄「おい」

妹「お兄」

兄「こら」

妹「兄さん」

兄「…」

妹「この呼び方がいんですねやっぱり」

兄「てめぇ」

妹「兄さん」

兄「んだよ」

妹「私は考えました」

兄「なにをだ」

妹「兄妹だから駄目だと言うのなら、一度私が養子に出されれば、兄さんとーーー

兄「冗談でもそんなこと言うな。怒るぞ。お前は、俺のそばにいろ。ずっとだ」

妹「に、ににに、兄さん!それって…」

兄「もちろん。妹としてだがな」

妹「うぅー」

妹「兄さん、ここで一つ」

兄「なんだ?」

妹「テコ入「いやだ」

妹「兄さん、私のキャラはどうでしょう?」

兄「はあ?」

妹「いえ、私のこの積極的で変態的なキャラはどうなのかな、と思いまして」

兄「慎みをもったらどうだ?」

妹「そんなものは今頃下水道ですよ?」

兄「とっくに溝に捨ててた!」

兄「腹減ったな」

妹「私でも食べーー

兄「黙ってろ」

妹「冷たいです兄さん」

兄「こっちは腹減ってんだ」

妹「何か作りましょうか?」

兄「頼めるか?」

妹「はーい」

妹「兄さん、一緒にお風呂入りません?」

兄「嫌だ」

妹「どうしてです?」

兄「それは…(我慢できる自信が…)とにかく駄目だ」

妹「えー」

兄「とにかく駄目だからな。俺は部屋に戻る」

妹「兄さーん!」




妹「」クスっ

妹「兄さん」

兄「んだよ」

妹「肩揉んでさしあげましょうか?」

兄「あー、肩か…」

兄(肩を揉ませる。なんだかんだで妹のターンに。なんだかんだで俺流されそう。なんだかんだで大変なことに)



妹「兄さん?」

兄「いや、今はいい」

妹のスペック
・息がくさい
・デブ
・ワキガ
・朝青龍似
・アラフォー

>>52
ちょ、まっw

妹「私の外見、というか、ステータスなんですが…」

兄「なんの話しをしてる?」

妹「背は156、体重は秘密ですけど、結構細身ですよ?」

兄「知っている。だから誰に話してんだっつーの」

妹「可愛い系ではなく、どちらかといえば綺麗系ですが…たまにあと眼鏡をかけたりもしますね」

兄「会話が成立せん…」

妹「兄さん」

兄「ん」

妹「あの、お腹すきましたね」

兄「俺の下半身を見ながら言うな」

妹「兄さん私は思うのですが…」

兄「なにをだ?」

妹「私、積極的なことを口にしてはいるんですが、行動にはしてない気がするんです」

兄「頼むからやめてくれ」

妹「なんでです?」

兄「だからなんでもだ」

妹「それじゃわかりませんよ?」

兄「我慢できそうにねぇから」

妹「え…?に、ににに、兄さん!そ、それって…きゅぅぅ…」ばたっ

兄「あ、おい!気絶しちまった」

兄「はあ…なにいってんだ俺」

妹「あの、兄さん」

兄「もう起きたのか」

妹「す、好きですっ!」

兄「……。俺もだ」

妹「わ、私と兄さんが両思いだったなんて…」

兄「なんだ、嫌なのか?」

妹「いえ、そういうわけでは…ただ、片思いだと思ってたので」

兄「これからは…ちゃんとお前を真正面から見てやる。だから心配すんな」

妹「真正面だなんて…そんなことしたら中まで見えちゃうじゃないですか…」

兄「おいまてなんの話しだ」

妹「兄さん?」

兄「なんだ」

妹「ふと思ったのですが、私なんかでいいのですか?」

兄「なんでだよ」

妹「私は…兄さんとは不釣合いかと思いまして…」

兄「そんなことない。下ネタをがんがんかましてくるところも、それなのに意気地がないところも弱気なところも可愛いところも乙女ちっくなとこも、意外にも恥ずかしがり屋なとこも、計算高いとこも、全部大好きだ」

妹「そ、そんなに言わないでください…て、照れますっ」

妹「あの、兄さん?」

兄「どうした?」

妹「ずっと一緒にいてくださいね?」

兄「……もちろんだ」

これにて終わりになります。

今回は短めでした。
いや、段々グダグダになる気がして、下ネタがあまり浮かばなかったものですから…

では、またそのうち妹ものを書くと思いますので。
駄文にお付き合い頂いた方、ありがとうございました。

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