女「はぁ…つかれた」

女(たまにしか外でないのに…不運すぎでしょ…)

女「もう寝よ…」

ーーーーーー

ーーーー

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

女「んー」ﾉﾋﾞｰ

女「だれたろ…今は…」ﾁﾗｯ

女「もうお昼か…」ﾉｿ

女「回覧板か何かかな…」ﾀｯﾀ

女「はーい」ﾋﾟｯ

男「あ、こんにちは…」

女「え？」

男「あー、えっとどうも」

女 ﾋﾞｸｯ

女(え？うそ…でしょ？なんで？)

男「たぶん…今僕ってストーカーみたいだよね？」ｱﾊﾊ

女「……」

男「あ、、ストーカーみたいじゃなくてストーカーになるのかなこれ？」

女「……」

男「えっと…きこえてるこれ？」

女「…きこえてます」ﾎﾞｿｯ

男「あ、よかった」

女「あの…警察呼びますよ？」

男「え！？」

女「なんで…家を知ってるんですか？」

男「それは…内緒？」

女「は？」

男「あの、一つ言っておくと、本当に怪しい物じゃないしストーカーでもないよ！」

女「信じられません…」

男「昨日いきなり話しかけたのはごめん…今日も来るか迷ったけど…やっぱり気になって」

女「…それをストーカーっていうんじゃないですか？」

男「！！…たしかに…で、でも！」

女「……あの…外出るんで…一回玄関から離れてもらえますか？」

男「あ、うん…ありがとう。あ、それと敬語じゃなくていいよ？」

女「なんでですか？」

男「え？……お、同い年だし」

女「…なんで私の年齢が同じだってわかるんですか？」

男「あ、」

女「…やっぱり外でるのやめます」

男「あああ！ごめんなさい！」

女「……どうすれば帰ってくれる…？」

男「え？…そうだなあ…」

女「…何もしない？」

男「しない！しない！」

女「ほんとに？」

男「昨日は本当に悪かったと思ってるよ…だから今日は昼に来てなるべく怖がらせないようにしたんだけど…」

女「……まって…」


ｶﾞﾁｬ

女 ﾁﾗｯ

男「あ！」
女「はなれて」

男「へ？」

女「ドアから…近い…」

男「あ、、うん」ｻｰｯ

男「どうも」ﾆｺ

女「……それで、昨日のは何？」

男「え？」

女「話しかけてきたじゃない」

男「あぁ、プレゼントね！なにがいい？」

女「そうじゃなくて…ていうか、本当にそう言ったんだ…」

男「もうすぐクリスマスだからね」

女「クリスマスねぇ…」

男「あ、もういかなきゃ」

女「え？」

男「ごめん！時間が、あしたまたくるから！それまでに何が欲しいか考えといてよ！」

女「え？まって…明日もくるの！？」

男「あ、そのつもりだけど」

女「……本当にあなたの目的がわからないんだけど」

男「いやえっと、あはは」

女「まぁ、昼ならいいわよ…夜に会うのはさすがに怖いし」

男「わかった！今日と同じくらいにくるね！」ﾉｼ

女「……」

女「……なんで普通に会話しちゃってるんだろ…」

女(私の年齢もしってるみたいだし明日もくるって言ってたっけ……あれ…学校…)

女「……まあ、私には関係ないか」ﾎﾞｿｯ

ーーーー

ーーーーーー

男「こんにちは」ﾆｺﾆｺ

女「あ、本当にきたんだ」

男「え！」

女「…ここじゃなんだし…どこか他で話さない？」

男「え？大丈夫なの？」

女「何が？」

男「ほら、そんな警戒心なくていいのかなって」

女「…警戒心バリバリでいいの？」

男「それは悲しいです…」

女「…おなかすいたな」ﾎﾞｿｯ

男「え？じゃあなんか食べに行こうよ！」

女「え？」

男「よし！そうと決まればはやくいかこう！」

女「え？え？ちょっと」

ｶﾗﾝｶﾗﾝ ｲﾗｯｼｬｲﾏｾｰ

女(結局ついてきてしまった…)

男「ファミレスでよかったの？」

女「うん…まあこんな格好だし」

男「あ、いきなりすぎたかな」

女「そりゃあね…」ﾊｧ

男「あはは、、ごめん」

女「まあ、別に誰も見てないし…」

男「……」

男「さて、何にしようかなあ」ﾍﾟﾗ

女 ｼﾞｰ

男「どうしたの？」

女「昨日考えてみたけど…どうしてもわからないんだよね」

男「え？」

女「私の年齢しってて…家も知ってる…本人はストーカー否定してて…考えるほど謎…」

男「あはは、サンタクロースだから」ﾄﾞﾔ

女「……ないわ」

男「え？」

男「でも…よく、話付き合ってくれるよね」

女「まあね…そんな悪そうにも見えないし…」

男「そうかな…ありがとう」

女「私も暇だし…」

男「……」

女「それに…やっぱりきになるしね」

男「ん？」

女「あなたの正体」

男「正体って…そんな大げさな」

女「だって…平日の昼間に…学校は？」

男「あ、学校ね…うん…今日は休みなんだ」

女「へー、冬休み？」

男「いや、冬休みはまだかな…クリスマスの日からだったかな」

女「そっか…」

男「ま、まあ！正体とかの話はご飯の後でもいいんじゃないかな！早く何か頼もうよ！」ﾎﾟﾁ

女「あ、そうね…」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ｵﾏﾀｾｼﾏｼﾀｰ

男「おおお！美味しそう！」

女「まあ、美味しそうね」

男「いただきます！｣ﾊﾞｼ

女「いただきます」

男「うん、おいしい｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ


男「そういえば、プレゼント考えてくれた？」

女「あー、それってクリスマスプレゼントってこと？」

男「そうだね！」

女「仮に何か欲しいって頼むと…私はまた1週間後あなたに会わなきゃいけないってこと？」

男「ま、まあそうなるね…」

女「…あなたの正体は知りたいけど、うーん」

男「あはは、そんな深く考えないでよ」

女「じゃあ、名前を教えて…」

男「え？」

女「いいじゃない…名前くらい」

男「えっと……それは内緒かな…あは」

女「は？」

男「え？ちょっとそんな睨まないでも…」

しえんさんくす

女「名前を言えない理由があるってこと？」

男「まあ、そんな感じかな？」

女「煮え切らない返事ね…」

男「ご、ごめん」

女「別に怒ってないわよ…でも謎解きしてるみたいね…」

男「あはは」

女「久しぶりに頭使うとパンクしそうね…」

男「そんなに！？」

女「まあね…そういえばあなた私と同じ歳なら今年受験じゃないの？」

男「え？…まあ、そうだね。」

女「してないの？…勉強？」

男「さ、さあ…ほら僕…サンタクロースだから」

女「はぁ…その返し方あまり使わない方がいいと思うよ…」

男「え？」

女「うーん、じゃあスポーツとかやってるの？」

男「スポーツは…まあ部活やってたくらいかな」

女「へぇ…何してたの？」

男「り、陸上」

女「足速いの？」

男「いや、ただスポーツが苦手だから走るだけなら何とかなるかなって思って入ったんだ…あまりいい動機じゃないけど｣ﾊﾊ

女「…3年間頑張っただけでもすごいと思うよ。私は運動苦手だからなあ」

男「そ、そんなことないよ！女は運動できる方だと思うよ！」

女「ははは、ありがとう……ん？」

男「あ…」

女「ちょっとまって……聞き間違い？」

男「え、えっと何が？｣ｱｾ

女「今名前呼んだよね…」

男「え？き、きの」
女「呼んだよね」

男「あ、はい」

女「……やっぱりストーカー」

男「ち、ちがうって！」

女「じゃあなんで…」

男「そ、それは…」

女「まあ、家知ってる時点で名前知ってても不思議じゃないか…」

男 ﾎｯ

女「なんで安心するのよ」

男「え？｣ｷﾞｸｯ

女「……怪しい…何でそんな私のこと知ってるの…」

男「そ、それは…さ、さん」

女 ｼﾞﾄｰ

女「サンタクロースはなしね」

男「で、デザートたのまない？」

ーーーーーー

ーーーー

男「あ～美味しかったね」

女「ふに落ちない」

男「え？」

女「あなたの正体もだけど…何より私がトイレ行ってる間に会計を済まされたのがムカつく…」

男「え？それは…ほらね？」

女「何…こういうの慣れてるの？」

男「あ、いや…昔ネットでそんなことが書いてあった気がして…」

女「そこは正直なのね…」

男「で、でも！今日は僕が誘ったんだからそれぐらいあたりまえだよ！それに明日はこれないし」

女「え？今日で終わりじゃないの？」

男「え？」

女「え？」

男「いや、…だって正体気になるんじゃ…」

女「言う気ないくせに…何言ってるのよ」

男「そ、そうだけど……」

女「私だってあなたを信用してるわけじゃないんだから…」

男「うっ」

女「……」

男「……」

女「…わかったわよ！また来ていいから…｣ﾊｧ

男「ほんと！？｣ﾊﾟｧｧ

女 「！」ﾄﾞｷｯ

男「ありがとう！また明後日来るから！」

女「え、あ…うん…」

男「じゃあね！…今日はありがとう！楽しかったよ！｣ﾉｼ

女(なんだろ…今の…)ﾎﾞｰ

女「ただいまー」

女(はぁ疲れた…二日連続も外出るなんて…)

女母「！？」


女「どうしたの…お母さん」

女母「…でかけてたの？」

女「うん…ちょっとね…そんな驚く？」

女母「あなたが昼に出かけるなんて珍しいじゃない」

女「あー、そうかもね…」

女母「あなたも女の子なら夜の外出はなるべく控えなさい…」

女「うん…そうだね…」

女(昼にストーカーみたいなのと会ってますなんていえないな…はは)

ｶﾞﾁｬ ﾊﾞﾀﾝ

女(あ～ベッドが気持ちいい…)

女「……」

<<男「ほんと！？｣ﾊﾟｧｧ>>

女「！｣ﾄﾞｷｯ

女(なんだろ…何か懐かしいような…)

女「それにしても…思ったより普通に喋れたな…まあ…だからなんだってことなんだけ…」Zzz

ーーーー

ーーーーーー

～次の日～

女(…寝すぎた…)

女(でも、今日はこないんだっけ…？)


女(もう一回寝るか……)

女「………」

女「………」

女「………」

女「あー！だめだ！ねれない！｣ｶﾞﾊﾞ

女「…気になるもんは気になる…あいつの正体とかどっかにヒントとかないかな」

女「……やっぱりいいや……本人に直接きこ…」

ーーーーーー

ーーーー
～次の日～

男「えっと…それでまた懲りずに来たんだけど…」

女「まあ、来るとは思ってた…」

男「約束は破りたくないしね」

女「まあいいわよ…私もいろいろと覚悟を決めたから」

男「覚悟？」

女「…まあ玄関でするような会話じゃないし…ちょっと歩きながらでもいい？」

男「あ、うん」

男「……」

女「まあ、なんていうか…普通に考えたらこうやって知らない人と歩いてるのもおかしいものよね」

男「…そうだね」

女「まあ、あなた悪そうな人に見えないけど…それよりもたぶん」

男「たぶん？」


女「私が誰かと話したかったのかもしれない…」

男「……」

女「あなたは…私のどこまで知ってるの？」


男「どこまでって？」

女「だっておかしいじゃない…あなたと同じ歳なら私はこの時間ここにちゃいけないもの」

男「そうだね…ごめん…僕は君が今どうしてるか知っている…」

女「そっか…別に謝らなくてもいいのに…大したことじゃないし」

男「うん、でも…」

女「……あなたは本当にだれなの？…昨日考えてみたけど…私はあなたにあったことがあるの？」

男「それは…」

女「言えないか……ねえ…少し私の話をきいてくれない？」

女「私さ…今学校行ってないんだよね…知ってるよね？」

男「うん…詳しくは知らないけど」

女「こう見えても小学校の時は明るかったんだよ？」

男「うん」

女「友達もたくさんいたし…あれ…」

男「どうかした？」

女「……ううん、、なんでもない…それで中学校に入って…」

女「そこでも最初はみんなと仲良くしてたんだけど…なんでだろうね…小学生の時はみんな仲良かったのに…中学生になると自然とグループができて…」

男「うん」

女「目に見えないけど上下関係がでてきて…私はそれが嫌だった…」

女「まあ、あとからはどこにでもあるようなことよね…その流れに逆らった私は…標的になった…」

男「…」

女「もしそれだけなら良かったのかな…ずっとみんなと仲良くしててそんなことされるの初めてだったから…学校嫌いになっちゃって…学校にいかなくなって」

女「そのまま高校まで…」

男「…高校は一度も行ってないの？」

女「行ったことには行ったんだけどさ…誰かと話すのが怖くなっちゃって…休みがちになったらずっとそのまま｣ｱﾊﾊ

男「……」

女「…ほらね…たいしたことじゃないでしょ？」

男「僕は…」

女「それであなたに会った日もたまたま外でてたんだけど……まさか誰かに話しかけられるとは思ってなかったわよ｣ﾊﾊ

女「あ、言っておくけど次の日に来た時はほんとに警察呼ぼうと思ったわよ」

男「それは…しかたないね｣ﾊﾊ

女「でも同じ年齢ってきいて…なんか話したくなっちゃったのかなあ…」

男「僕も…話せるとは思ってなかったよ」

女「だったら家にくるなんて…怪しまれると思わなかったの？」

男「あの時は…君のことしか考えてなくて…」

女「あーなんか…ありがとう」


男「え？」

女「話きいてくれて…」

男「そんな…僕は何も」

女「それでね…昨日から考えててずっとわからなかったんだけど」

男「？」

女「いま、少しわかったかもしれない…あなたは私にあったことがある？…小学生の時…」

男「…うん。あるよ」

女「やっぱり…」

男「よくわかったね…」

女「まだ会ってるかわからないけどね｣ﾊﾊ

女「昔のことはあまり思い出さないようにしてたから…」

女「…でもさっき思い出した。あの笑顔は1人しかしらないもん……」

女「あなたの名前は男…そうでしょ？」



男「……うん」

女「よかったー」

男「え？」

女「だって外れてたら恥ずかしいから」

男「まあ、そうだね｣ﾊﾊ

女「男なら最初からそう言ってくれればよかったのに」

男「最初はそのつもりだったんだけど…気づかないからさあはは」

女「それは…でもストーカーとか言われたら流石にいえばいいのに」

男「そうなんだけど…」

女「もしかして…私が学校行ってないことに対して気使ってたりした？」

男「あ…」

女「まあたしかに…久しぶりにあったら学校どうって話になるよね…」

男「うん…」

女「あはは、ごめんね…」

男「でも、女が冷たいのは新鮮だったよ」

女「そ、それはどういう意味よ」

男「あ、変な意味じゃなくて！｣ｱﾊﾊ

女 「でも男も変わったね…身長も伸びたし声も変わってる」

男「まあ、女はすぐわかったけどね」

女「うっ、どうせ成長してないですよー」

男「あ、いや！良い意味で！」

女「そうやってすぐ焦るところは変わってないね｣ｸｽ

男「む…」

女「でもそうすると…男はこっちに帰ってきてたってこと？」

男「え？いや…引っ越したとこに住んでるよ」

女「そっか…ここから遠いの？」

男「そうでもないかな…電車なら1時間半くらい…かな？」

女「へぇ…意外と近いんだ」

男「小学生の時は遠く感じるよね」

女「もう高校生だもんね…」

男「うん…」

女「でもやっぱりおかしいのよね」

男「え？」

女「私が言えることじゃないけど…学校は？」

男「あ、、それは」

女「まさか今日も休みってことはないよね？」

男「はい…今日はさぼりました…」

女「今日…は？」

男「今日もですね…」

女「真面目が取り柄だった男がね～」

男「だってこうでもしないと女に会えないし…」

女「それは…嬉しいけど…サボってまでこなくていいよ？」

しえんさんく

男「うん…そうだね…」

女「休みの日とかなら…」

男「えっとね…」

女「もしかして…受験勉強？」

男「うん…まあそんなところ」

女「そっか…そうだよね…この時期は最後の追い込みだもんね」

男「まあ忙しいは忙しいかな｣ﾊﾊ

男「そういえば、プレゼントきめた？」

女「え？プレゼント？」

男「ほら！最初にきいたじゃん！」

女「あ、ああ」

男「わすれてた？」

女「いや…ほんとにくれるの？」

男「そりゃ！もちろん！」

女「なんで？…そんかこだわるの？」

男「それは…サンタ」
女 ﾆｺ

男「！？」

女「誤魔化さないでね」

男「はい…まあ、大した意味はほんとにないよ」

女「そっか…男なんか隠してる？」

男「え？」

女「いくら男だってわかったとはいえまだわからないことがたくさんあるからね」

男「た、たとえば？」

女「そもそもなんでいきなりきたの？」

男「え？」

女「だって…いえ知ってたってことはいつでもこれたってことだよね？なんでこのタイミング？」

男「そ、それは…あ、やばい」

女「へ？」

男「もう時間だ…」

女「え？」

男「塾があるから…もう帰らなきゃ…」

女「え？あ、そっか…」

男「ごめんいきなりすぎて…またこれたらくるよ！」

女「またって？いつ…？」

男「わ、わかんない…なんかごめんね」

女「大丈夫だよ…男忙しいもんね…」

男「いや…うん…プレゼント…考えておいてね。じゃあ」

女「うん。じゃあね…気をつけて」



女(そっか……男だったのか…)

ーーーー

ーーーーーー

ｶﾞﾔｶﾞﾔ ｶﾞﾔｶﾞﾔ

男「ふぅ…」

男(やっぱりちょっと難しいな…)

友「おー、どうよ調子は」

男「あー友、まあまあかな｣ﾊﾊ

友「まあまあならいいじゃねえか！俺なんて悲惨だよ！」

男「あはは、最後まで頑張ろうよ」

友「んで？私服の姿を見るところ今日もあの子に会いに行ってたのかな？」

男 ｷﾞｸｯ

友「はぁ…熱心だなぁ…まあ止める気ないけどさ」

男「あはは、まあ勉強に支障はないよ」

友「男がいうならそうだと思うけど…なんせ久々にあったらこんな頭良くなってて」

男「まあ、そうだね…友に会えたおかげで女にも会えたし」

友「どうせ俺はオマケですよ～」

男「べ、別にそう言うつもりじゃなくて！」

友「冗談、冗談…で？今日はどうだったんだよーまだストーカー扱いされてんのかあ？｣ﾆﾔﾆﾔ

男「いや、もう僕だって気づいちゃったよ」

友「ありゃ、そうなのか…まあ良かったのか？」

男「うん…ちゃんと話せたよ…」

友「まあ、俺は何もできねえしなあ」

男「そんなことないよ！友が教えてくれたから…俺は会えたわけだし」

友「俺が教えたのは女の現状だけだけどな…まあそれ聞いて会いに行くとは」

男「僕も無計画すぎたけど…」

友「これからどうするんだよ」

男「え？」

友「……お前自身と女…どっちをとるか迷ってんじゃねえの？」

男「う…」

友「まあ、なんにせよ…頑張れや。応援してるぜ」

男「うん…ありがとう…」

～～～～～～～～～～～

？ ｼﾞｰ

小学生女「何してるの？」

？ ﾋﾞｸ

小女「外見てるの？｣ﾁﾗ

？ ｱｾｱｾ

小女「なによ…」

？「あ、、えっと…」

小女「？」

？「……」

小女「一人なの？」

？「え？」

小女「外でみんなと遊ばないの？」

？「え？あ、、うん…」

小女「友達いないの？」

？「う、うん」

小女「へえ…なんで？」

？「え？なんで！？」

小女「だって1人ぐらいできるでしょ？」

？「そうだけど…」

小女「？…まあいいや、暇なら手伝ってよ」

？「え？」

小女「先生に頼まれちゃったの。プリント戻しに行かなきゃ」

？「あ、うん。」

小女「あなた2組の子？」

？「うん…君は？」

小女「私は1組…女っていうの」

？「お、女さん…」

小女「あなたは？」

？「え？」

小女「名前…なんていうの？」

？「お、男…」

小女「男…じゃあこれからよろしく」

小学生男「え？」

小女「だってこれからまた話すかもしれないでしょ…」

小男「そ、そうだね…またいいの？」

小女「別にそんな頼むことじゃないと思うけど……」

小男「あ、ありがとう…」

～～～～～～～～～～～～

女(あー小学生の時の夢見るの久々だなあ…)

女「男だってわかったから…思い出したのかな…もうちょっとだけ…」

～～～～～～～～～～～～～～～

小男「お、女さん！｣ﾄﾞｷ

小女「あれ…男どうしたの？」

小男「お、覚えててくれたの？」

小女「私そんな馬鹿じゃないわよ…それでどうしたの？」

小男「いや…声かけただけなんだけど…迷惑だったかな」

小女「迷惑じゃないよ？話しかけてくれるのは嬉しいし」

小男「ほんと！？｣ﾊﾟｱｱ

小女「！｣ﾄﾞｷ

小男「ど、どうしたの？」

小女「…男はなんでもっと笑わないの？」

小男「え？…みんなと話さないし…一人で笑ってても変だから」

小女「じゃあ…友達つくろうよ！」

小男「え！？」

小女「大丈夫！私に任せて！それに男だったらすぐできるよ！」

小男「えええ！？」