少女「え、なんで?」
不良娘「怖いんだよ!異物を突っ込まれるのが!」
少女「真剣に言うあたり、本当に怖いんだね…」
不良娘「耳かきなんて別にアタシじゃなくていいだろ?な?」
少女「そうだね……私も無理強いはしたくないし……」ジリッ
不良娘「とかいいながら耳かき片手に迫るな!」
少女「耳が痒いんでしょ?」
不良娘「ま、まあな」
少女「そして私はミミカキスト」
不良娘「ミミカキストってアンタ…」
少女「利害一致してるじゃん!やったね!」
不良娘「お前ん中だけではな!お前ん中だけでは!」
少女「さあ、プリーズユアヘッド」
不良娘「ノーセンキュー」
少女「膝枕だよ?」
不良娘「オトコなら喜ぶだろうな」
少女「不良娘ちゃんは喜ばないの?」
不良娘「そもそも耳かき自体がヤダ」
少女「わがままだなぁ」
不良娘「どっちもどっちだ」
少女「痛くしないよ?」
不良娘「そう言われて痛くない試しがない」
少女「予防接種か…」
不良娘「とにかくアタシは嫌だ」
少女「そっか……」
不良娘「ふん」
少女「じゃあ、無理矢理だね」
不良娘「どーしてそうなるんだよ!バカか!」
少女「ほら!ベンチに座って!」
不良娘「絶対にヤダ!」
少女「大丈夫!耳かきなら人に見られてもセーフだから!」
不良娘「なんの心配してるんだよ!」
少女「中庭のベンチで耳かきが嫌なのかなって」
不良娘「話聞いてたか?アタシは耳かき自体が嫌いなんだよ」
少女「なら私が気持ち良くさせてあげるよ」
不良娘「なんなのコイツマジで」
少女「不良娘ちゃんだって耳かきの虜になるよ、そうこの梵天ならね」
不良娘「知らねーよ」
少女「さあ早く!早く早く!!早く早く早く!!!」
不良娘「やかましい!!」
少女「お願いします!耳かきさせてください!」
不良娘「下手に出てもダメなもんはダメ」
少女「私、耳かきのし過ぎで自分のやってもつまんないんだよぉ」
不良娘「だから他人の耳掃除ってか!」
少女「うん!」
不良娘「アンタこういうとき素直だなほんとにもう!」
少女「先っぽだけ!先っぽだけだから!」
不良娘「じゃあかしい!」
少女「不良娘ちゃんだっていつも「一本だけ吸わせて」っていうくせに!」
不良娘「あ、あれとそれとは話が違うんだよバーカ!」
少女「お願いだよ!耳ツボマッサージするからぁ!」
不良娘「アンタの脳みそをマッサージしたいわ!」
少女「意味が分からないよ!」
不良娘「うるせーバーカバーカ!」
少女「ぜーぜー」
不良娘「はーはー」
少女「い…一旦座ろうか…」
不良娘「そうだな…」
少女「」ストン
不良娘「」ストン
少女「隙あり!」ガッ
不良娘「しまったぁ!」ボスン
少女「くくくくく、私の膝枕から逃れられると思うな小娘!」
不良娘「離せー!」バタバタ
少女「うごかないでねー」キュピーン
不良娘「うわああぁぁぁぁ」バタバタ
少女「暴れると多分鼓膜を破っちゃうよ?」
不良娘「…」ピタ
少女「よしよし。さてと、ティッシュティッシュ」
不良娘「うう…」
少女「さて、まずは外からー」カリカリ
不良娘「…」
少女「窪みとか溜まりやすいからたまに拭わないとダメだよ?」ス-ッ カリカリ
不良娘「知らないもん…」
少女「じゃあ今日知って帰ってください」カリカリ
不良娘「先生かよ」
また明日?
ちなみに不良娘「おやすみ、良い夢を」のif
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