ショタ勇者「呪われた城……」(18)
女僧侶「ここに……悪霊が住み着いているらしいですが……」
女魔法使い「うん……不気味な城ねぇ……?」
ショタ勇者「ね、ねぇ!?明日にしようよ!?また、明日のお昼に来ようよ?」
女戦士「あ~、ダメダメ!幽霊の親玉は夜にしか出ないんだってよ」
ショタ勇者「……うぅ」
女魔法使い「……勇者ちゃん、手つないでてあげようか?」
ショタ勇者「だ、大丈夫っ……ぼ、僕男の子だもんっ……!」
女戦士「よ~しっ!じゃあ、出発だぁ~!」
女僧侶(なんでしょう……何か凄く嫌な予感がします……)
女僧侶「うわぁ……凄く不気味なお城ねぇ……?」
ショタ勇者「う、うん……」
女魔法使い「……蜘蛛の巣とかなけりゃいいんだけど」
女戦士「しかし……ここは暗ぇなぁ……?窓とかねぇのかよ、おい」
女魔法使い「そうねぇ?どうしてこんな不気味な城が……」
女戦士「……痛っ!」
女魔法使い「!」
女僧侶「 !」
ショタ勇者「!」
女魔法使い「どうしたの!?」
女僧侶「だ、大丈夫ですか!?」
ショタ勇者「あわわ……あわわわ……」
女戦士「……いやっ、ちょっと壁にぶつかっただけだ。くそっ」
女魔法使い「……なによ、びっくりさせないでよ?どんくさいわねぇ?」
女戦士「うるせぇなっ!こう暗くちゃ前が見えねぇんだよ!文句あるならてめぇが先頭切って歩きやがれ!」
女魔法使い「なによっ!」
女僧侶「まぁまぁ……お二人共、喧嘩はよしましょうよ?ねっ?」
女戦士「くそっ、おもいっきり鼻打っちま……ん……?」
女魔法使い「どうしたの?」
女僧侶「まだ、なにかありましたか?」
女戦士「おい……?コレ……壁じゃねぇぞ……?」
ショタ勇者「……えっ?」
女戦士「鏡だ……しかも、ばかでかい……」
女魔法使い「うわっ……本当だ……」
女僧侶「なんでこんな大きな鏡があるんでしょう……?」
女戦士「……わかんねぇ」
女魔法使い「……気持ち悪いわね」
女僧侶「………」
女戦士「………」
ショタ勇者「ね、ねぇっ!もう行こうよっ!」
女魔法使い「そ、そうね……!」
女僧侶「い、行きましょうか……!」
ショタ勇者「うんっ!」
女戦士「待てっ!」
ショタ勇者「!」
女僧侶「ど、どうしたんですか?女戦士さんっ……!」
女魔法使い「いきなり大声出さないでよ!びっくりするじゃない!?」
女戦士「あっ……ああっ……ショタ……お前、そこの鏡の前に立ってみろ……」
ショタ勇者「……えっ?」
ショタ勇者「……やだ」
女戦士「いいから……立ってみろって……」
ショタ勇者「……絶対やだ」
女魔法使い「あんた、急にどうしたのよ……?」
女僧侶「……この鏡になにかあるんですか?」
女戦士「あ、ああっ……だから、ショタ……そこに立ってみろ……」
ショタ勇者「………」
ショタ勇者「………」
女魔法使い「……勇者ちゃん、鏡の前に立ったけど?」
女僧侶「……なにかあるんですか?」
女戦士「あっ……ああっ……やっぱり……!やっぱりそうだっ……!」
ショタ勇者「ううぅ……」
女魔法使い「?」
女僧侶「?」
女戦士「ショタ……後ろ……後ろっ……!」
女魔法使い「……後ろ?」
女僧侶「……この、鏡の事ですか?」
ショタ勇者「ううぅ……」クルッ
女戦士「わっ!」
ショタ勇者「!」ビクッ
女戦士「ひゃっはっは!騙された騙されたぁ~!お前らバカだねぇ~?」ゲラゲラ
女魔法使い「……あ~んたねぇ~?」
女僧侶「……戦士さん?」
女戦士「いやぁ~、お前らのマヌケ顔!実にいいもん見せてもらったよ!」ゲラゲラ
女魔法使い「……焼き殺すっ!」
女僧侶「……魔法使いさん、お手伝いします」
女戦士「お、おいっ……!ちょっと待て!あたしはお前らの緊張をといてやろうとだなぁ……?」
女魔法使い「問題無用」
女戦士「あちっ!やめろって……!てめぇ、マジじゃねぇか!?僧侶、助けてくれよ!?」
女僧侶「はい、戦士さんが地獄に行くのを手伝ってあげますね?」ニコッ
女戦士「て、てめぇ……!それでも聖職者かっ!?ショタっ……ショタ、助け……」
ショタ勇者「………」
女戦士「……ん?」
女戦士「………」
ショタ勇者「………」
女魔法使い「なによ、急に立ち止まって……あっ……」
女戦士「………」
ショタ勇者「………」
女魔法使い「………」
女僧侶「あれっ?皆さん、どうしたんです……あっ……」
女戦士「………」
女魔法使い「………」
女僧侶「………」
ショタ勇者「………」
女魔法使い「勇者ちゃん……その、水溜り……?」
ショタ勇者「ううぅ……」
女僧侶「……お漏らししちゃったんですね?」
ショタ勇者「ううぅ……うううぅ……」
女戦士「……す、すまん」
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