亜美「今日、亜美と真美の…」真美「どっちかが死ぬ…?」 (30)

『今日の第一位はいて座のアナタ! 行く先行く先に大好きな物が待っているかも!?
ラッキーアイテムは味付け海苔です!』

亜美「あ、占いやってる。ほほぅ…今日の1位はミキミキか…」シャコシャコ

真美「ホントだ。さすがミキミキ」シャコシャコ
『第二位はおとめ座のアナタ! 長年の願いが叶う良い1日になるでしょう!
ラッキーアイテムはファッション雑誌!』

亜美「良かったねまこちん」シャコシャコ

真美「ピヨちゃんもねー。真美たちは何位だろ?」シャコシャコ

『第三位はおひつじ座のアナタ!』
『第四位はみずがめ座のアナタ!』
『第五位はやぎ座のアナタ!』

亜美「…来ないね、ふたご座」シャコシャコ

真美「す…すぐに来るよ。ほら6位でもギリギリ前半だし」シャコシャコ

『第六位はかに座!』
『第七位はうお座!』
『第八位はおうし座!』

亜美「…」シャコシャコ

真美「…」シャコシャコ

『第九位はてんびん座のアナタ! 欲しい物がなかなか手に入らない日? 行動はお早めに!
ラッキーアイテムはドーナツ!』

『第十位はさそり座のアナタ! 誰かの代わりに大ケガをしちゃうかも!
ラッキーアイテムはどら焼き!』

『第十一位はしし座のアナタ! 金銭的な意味でとっても損しちゃう日? 人助けだけは上手く行くので、めげないで!
ラッキーアイテムは大きなリング!』

亜美「oh…最下位…」シャコシャコ

真美「ま、たまにはね…」シャコシャコ

亜美「…とりあえず、最後まで見よっか」シャコシャコ

真美「…うん」シャコシャコ

『そして本日の第十二位は…ごめんなさ~い、ふたご座のアナタ!
何処に行っても怖い目に遭ってしまう、とっても嫌な日になってしまう事でしょう!』

亜美真美「「…」」シャコシャコ

『特にリアルの双子でわりと鏡写しの髪型をしている、たった今歯磨き中のアナタたち!』

亜美「ピンポイント!?」シャコシャコ

真美「ま、真美たちのこと…?」シャコシャコ



『…今日ひとり死にます♪』



亜美真美「「…えっ」」

『ちなみにラッキーアイテムはヘルメットです!
それでは皆さん行ってらっしゃい! ブラック星座占いでしt』ビリッ


ドカーーーーーーーン


亜美(テレビが…テレビが爆発した…?)

真美(真美達があと十センチ近付いてたら死んでた…?)

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2時間後 事務所

春香「おはようございます! やよいと一緒でおひつじ座の天海春香です!」バーン

亜美真美「「おはよー第三位ー…」」ズーン

春香「わっ!? 亜美、真美、どうしたの!? 何で二人してヘルメット被ってるのかな!?
あと第三位ってなにが!? ちょっとカッコいい!?」

亜美「うるさい…ちょっと静かにしててよ第三位…」ズーン

真美「第三位はいいよねー、世界が輝いて見えるみたいだねー、良かったね第三位ー…」ズーン

春香「…ねえ雪歩。あの二人、ほんとにどうしたの?」コソッ

雪歩「ごめんね春香ちゃん、私にも分からないの…。私もさっき会ってから『第五位』としか呼んでもらえなくて…」←やぎ座

律子「そうよー…私やあずささん、社長のことも『第六位』としか呼ばないみたいなのよ。
全く、寝惚けてるんじゃないでしょうね…」←かに座

律子「いい加減…」スチャ

春香雪歩「「えっ」」


律子「目ェ覚ましなさいッ!!!」ビュオッ


「「「!?」」」

ガキンッ

P「……」シュウウウウ

春香「りっ、律子さん!?」ビクビク

雪歩「そ、それ、私のスコップですぅ…!」フルフル

律子「えっ? …あっ! ごめん二人とも、それに雪歩も! 寝惚けてたのは私の方みたい…!」アワアワ

小鳥「り、律子さん、昨日は完徹でしたも、もんね……!」ガタガタ

春香(今スコップをすごいスピードで二人の頭に向けて突き入れてた…!)

雪歩(プロデューサーが間に入ってなかったら…)

小鳥(Pの丸い部分にスコップを通して、テコの原理で巻き上げて無かったら…)

P「律子…仕事熱心なのは良いことだが、徹夜は良くない。ソファが空いてるから仮眠をとってくるんだ」スッ

律子「は、はい。すみませんでした…」


((間違いなく死人が出てた……!!))

P「ん」ボロッ

I「今ので崩れてしまったか…新しくつけ直しておかないとな」カチカチ

P「これでよし、と。亜美、真美、大丈夫か?」

亜美「ううううううんだだだだいじょぶだいじょぶぶぶぶ」ガクガク

真美「だだだだいろくいもわわわわるぎはなかったみたいだしねへーきへーきききき」ブルブル

P「二人とも大丈夫だってさ!」ニカッ

はるゆき「「どこがですか!?」」

しし座だけいないんだよねたしか

亜美「かくかく!」

真美「しかじか!」

春香「あー、そっか今日の占いかー」

雪歩「最下位はすごく嫌な目に遭うことで有名…なんだよね。よく当たるって聞きますぅ」

小鳥「そんなブラック星座占いにピンポイントで死の運命を予言されるなんて…しかも片方だけなんて、ちょっと悪趣味ね」

春香「で、でも! 結局占いなんだしさ! そんな不吉な予報当たるわけ無いよ!」

雪歩「そ、そうだよ! ネガティブになるから嫌なことが起きてるって思い込んじゃうだけですぅ!」

亜美真美「「ハッ」」

はるゆき「「鼻で笑われた!?」」

亜美「そりゃ鼻で笑いたくもなるさ…その占いが終わる直前にテレビが爆発起こしたんだよ?」

真美「そのせいで歯ブラシが喉に突っかかって死にかけたしね…」

亜美「家を出てからも電柱が倒れて来たり」

真美「ドーベルマンに歯ァ剥き出しで追い掛けられたり」

亜美「下り道で躓いてリアルローリンガールやったり」

真美「転がった先に割れたガラスの破片があったり」

亜美「やっと止まったと思ったら鼻の先を電車が通りすぎるわ」

真美「SSレートの喰種と玲音特等の争いに巻き込まれるわ…」

亜美「まだ怪我してないから良いものの…」

真美「ヘルメットしてなかったら間違いなく死んでたね…」


亜美真美「「で、何が思い込みだって?」」ギロ


はるゆきピヨ(((想像以上に壮絶な朝だった…!)))

春香「そ…それならさ! 朝にそれだけ嫌な目に遭ったんだから、今からは良いことしか起きないってことなんじゃないかな!?」

雪歩「うんうん! 結局、占いは占いですぅ!」

ガチャ

美希「おはよーなの」ヒラヒラ

春香「あ、おはよう美希。誕生日おめでと」

雪歩「これ、私と春香ちゃんからのプレゼントの枕なんだけど…」

美希「! ありがとうなの! ちょうど前の枕が破れて、新しく買おうと思ってたの!」ワーイ

美希「…ん? これは…お米のニオイ?」クンクン

小鳥「あら、良く分かったわね! ちょっと炊きたてご飯が食べたかっただけなんだけど…
美希ちゃん、おにぎりが食べたいのなら、今海苔を切らしてるから、ちょっと待っててもらえるかしら?」

美希「必要ないの! 今日のミキには味付け海苔がついてるの! これですぐにおにぎりが食べられるね♪」パパーン

雪歩「な、何で海苔だけ…?」

美希「なんとなく、ビビーッと来たの! 今朝はお姉ちゃんがデザートにイチゴババロアを作ってくれたし、なんだか今日のミキは絶好調? あはっ♪」

春香「……ワー」ダラダラ

雪歩「スゴイネー……」ダラダラ

ワア!ヒトリデネタラチョットサムイナ-ッテオモッタラ、リツコモイルノ!
サン、ハ?
サン!
チョットマチナサイミキ、イマドクワ
リツコ、サンハネテテイイノ!イッショニネヨ?
ソウ?ジャアイラッシャイ
アハッ♪リツコハポカポカナノ!


亜美「…やっぱり当たるんじゃん……」

真美「第一位がばっちり予告通りの運命歩んでるじゃん…欲しいもの手に入りまくってんじゃん…!」

春香「いやいやいやいやいや! 美希は誕生日だから! 誕生日は幸せなのが普通だから!」

雪歩「当たったの美希ちゃんだけだよ!? ね!? 他の子も外れてるかも知れないよね!?」

春香「とりあえず皆来てから判断しよう!? 占いなんて当てずっぽうなんだしさ!」

雪歩「そうそう! 私たちも上位だけど、今のところ何も起きてないよ!? 美希ちゃんが幸運なだけだよきっと!!」

バタンッ

真「まっこまこりーん! おはよ皆!」

P「おはよう真! 喜べ! 遂に女の子らしい仕事を取れたぞ!」

真「ホントですか!? やっりぃ!」


プルルルルル

涼『律子姉ちゃん!? やったよ僕、ついに、ついに! ドラマで男役をやれるんだ! しかもジュピターの皆さんと同じイケメンの役!』←おとめ座


バタンッ

響「はいさい! ちょっと寝坊しちゃったぞ!」

P「お、最後の一人が来たな」

響「…ん? もしかして皆、何か食べた?」

美希「さっき小鳥が持ってたお菓子食べてたの。
響の分も残してたけど、消費期限ギリギリだったしもう来ないかと思って食べちゃった。ゴメンね?」

響「うぎゃー! 寝坊しなきゃ良かったぞ!」←てんびん座


亜美真美「」ブクブクブク

雪歩「きゃああああ!? 亜美ちゃんと真美ちゃんが食あたりに!」

春香「ほんとに消費期限ギリギリだったんだね!?」

F「俺が途中で奪い取って食わなかったら危なかったな…毒のダメージは後頭部に集中させてなんとか無事に済んだようだ」

ーーーーーーーーーー

第一位「ミキは今幸せなの…♪」ムニャムニャ

第二位①「へへっ、えへへっ♪」ニマニマ

第二位②「ピヨー! まさかあの絵師さんの秘蔵イラスト(R-18┌(┌^o^)┐)が当たるなんて!」

第三位①「春香さん春香さん! 今日はお肉がすっごく安いのに、たくさん買えたんです! しばらくはお肉がいっぱい食べられそうですー!」

第三位②「あはは…よ、良かった、ね…」

第四位「ふふ…らあめん…本日はあのらあめん屋での仕事…まこと、胸が踊ります…!」

第五位「う、うう…」

第六位①「律子さん律子さん。今日迷った先で素敵なお店を見つけたんです~♪ お仕事が終わったら、一緒に行きませんか~?」

第六位②「い、いいですね…」

第六位③「ようやく黒井と和解が出来たな…
…ん? どうしたのかね律子君? 顔色が悪いみたいだが?」

第六位②「な、何でもないですよ…私はいつも通りです」←亜美真美の事情把握済み

第七位「…くっ」

第八位「はあ…ほんっと嫌な朝だったわね…!」

第九位「うう……自分が買おうとしたもの全部売り切れてたぞ……自分が来た瞬間何もかも売り切れちゃってたぞ……!!」

第十二位①「…占い通りじゃん、三位るん」

第十二位②「…七位お姉ちゃんと八位りんと九位きんが順位通りちょっと不幸になっちゃってるじゃん、五位ぴょん」

第三位②「ぐ、偶然だよ偶然……それと、ちゃんと名前で呼ぼうよ亜美…」

第五位「千早ちゃんと伊織ちゃんは、たまたま機嫌が悪いだけじゃないかな、真美ちゃん…?」

第十二位「「じゃあ皆集まるまで合計13回死にかけたのは何なの?」」

三位五位「「ウッ」」

第十二位①「ダメだ…もうダメだ…このまま十二位は死んじゃう運命なんだぁ…!」

第十二位②「十二位の人生はここで終わっちゃうんだYO…!」

三位五位「「自分のことまで順位呼びするのやめよう!?」」

春香「って、わあっ!?」ズルッ

雪歩「ああっ! だいさ…春香ちゃんが転んでたまたま抱えてた炊飯器が亜美ちゃん真美ちゃんの頭目掛けて飛んでいく!?」

亜美真美「「ぎゃああああああああ!!」」

P「とうっ!」ヒュバッ

ゴッ

亜美「に…」

真美「兄ちゃん!?」

雪歩「プロデューサーが炊飯器を受け止めてる!? あの丸い部分でラクロスみたいに炊飯器を嵌めて衝撃を殺したんですぅ!」

春香「でも若干上っ側に力がかかりすぎたみたい! 上端が砕けちゃった!」

P「…フー……」ボロッ

Y「…亜美、真美。無事か」

亜美「う、うん」

真美「真美も平気…」

Y「そうか」カチカチ

P「…心配するな、亜美、真美。今日のお前達がどれだけ不幸だとしても、俺がその全ての不幸からお前達を守ってやる」



P「俺はお前たちのプロデューサーだからな」



亜美「!」

真美「!」キュン

P「大丈夫だ。今日は俺が付きっきりで守ってやるからな…」ギュッ

亜美「兄ちゃん…!」ポフッ

真美「うん…よ、よろしくね兄ちゃん」ポフン



P「……よし、じゃあ行くか!」

亜美真美「「うん!!」」グッ


P「日本一危険な遊園地、『訃死窮dieランド』へ!」


亜美真美「「……うん」」ガクッ

はるゆき((ああ…だからあんなに落ち込んでたんだね……))

ーーーーーーーーーー

春香「あの、律子さん。今日私たちオフだから…」

雪歩「亜美ちゃんと真美ちゃんに着いていってもいいですか…?」

律子「…ええ。お願いするわ」

小鳥「ピヘヘ」

今日はここまで。
お察しの通り、銀魂のゴリラと星座占いの話が元ネタになります。

ちなみに美希はざわわんみたいにプロデューサーに興味が無い状態です

これ言うの忘れちゃダメじゃん…


美希ハピバ!

>>6
765プロにはさそり座もいないんですよね。
強いて言うならアニマスのプロデューサー役の赤羽根賢治さんが10/31生まれのさそり座です

~なんやかんやあって午後8時~

ガチャ

亜美真美「「ただいま」」

律子「あっ…お帰り二人とも。生きてる…わよね?」

亜美「うん。訃死窮dieランド、すっごく楽しかったよ」

真美「設計も点検も安全に遊べるようしっかり行われてたしね」

亜美「死の危険なんてどこにもなかったよね」

真美「ねー」

律子「…そう…」

亜美「ただね」

律子「…」

亜美「dieランドまでの兄ちゃんの車に乗っていった道のりでね」

真美「輸送してた飛行機から落っこちた槍が空から降ってきてね」

亜美「三位のはるるんと五位のゆきぴょんはキッチリ避けた上で、十二位の亜美たちだけ狙ってきてね」

真美「他にも美食家の兄ちゃんが甲赫振り回しながら真美たちを追いかけてきてね」

亜美「極めつけには車が爆発してね」

真美「はるるんとゆきぴょんはすぐに横に飛んで無傷で済んだけど、真美たちはちょっとモタついちゃってね」

亜美「兄ちゃんがPヘッド2つ投げて、その穴を通して爆風の方向性を調整してくれたんだけどね」

真美「その調整先が真美の左側頭部と亜美の右側頭部でね」

亜美「朝から続くストレスと恐怖で、亜美たちの毛根は限界だったらしくてね」

真美「その結果ね…」

亜美真美「…」グッ

亜美真美「…」スルッ

律子(ヅ、ヅラですって…!?)

亜美「髪は女の命」

真美「×1/2」

亜美「×2」

真美「つまり…」



亜美真美「「今日ひとり死んだってワケさ!!」」ウエーン



ーーーーーーーーーー

ちなみにPヘッドはたいへん高額であるため、
それを1日で何個も消費したPは経済的な窮地に立たされることになった。


そして作者はしし座である。


~完~

最初は亜美真美を共に半身不随にする方向で考えていたけど、エグすぎるのでやめた。

一週間かけても良い途中経過が思い浮かばなかったよ…


読んでいただきありがとうございましたm(__)m

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