モバマスssです
読まなくても問題ない前作
紗南「Pさん、一緒にデートして!」
紗南「Pさん、一緒にデートして!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1411807997/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414977078
モバP「うーん……」
ちひろ「どうかしました?」
モバP「いやですね、昨日の夜に作った書類にミスが見つかりまして。それも結構な数」
ちひろ「少し寝ぼけていたんじゃないですか?」
モバP「あー、そうかもしれないですね。最近疲れ気味ですし」
ちひろ「ちゃんと休みは取ってくださいよ?」
モバP「わかってますよ。それよりちひろさん、スタドリを一本」
ちひろ「だめです、最近飲みすぎでしょう。あくまで副作用はないですけど、飲みすぎも体に毒ですからね」
モバP「はぁ……」
比奈「…………」ジー
ーーーー
ーー
ー
モバP「ZzzZzz」
比奈「…………」
ちひろ「あら、比奈ちゃん。ってプロデューサーさんも」
比奈「あ、ちひろさん、おはようございまス。Pさん、相当疲れてるみたいっスね」
ちひろ「そうなの、あまり休もうとしないから。最後に休んだのは多分、紗南ちゃんとのデートの時じゃないかしら」
比奈「ああ、あの時期はみんな騒いでたっスもんね、よくおぼえてまスよ」
ちひろ「あっ、そうだ。比奈ちゃん、今度プロデューサーさんをさりげなく連れ出してあげてほしいんだけど」
比奈「へっ、アタシがっスか?もっと適任がいると思うんスけど」
ちひろ「あら、じゃあ比奈はプロデューサーさんのことどうも思ってないのかしら?」
比奈「…………いや、まあ、そんなことはないッスけど//」
ちひろ「ふふっ、じゃあ決まりで。よろしく頼んだわよ、比奈ちゃん」
比奈「ちょっ、ちひろさん!?」
モバP「っ!? な、何事だ!?」
ちひろ「ああ、比奈ちゃんが大きい声出すから」
比奈「ぐぬぬ。ちひろさんが意地悪するっス」
モバP「???」
まずはここまで
荒木先生のひなちゃんにペン入れする展開はよ
>>8-10
それは荒木先生が冬コミで出してくれるそうなので楽しみに待っていてください
続きは次の日曜日に投下します(予定)
ーーーー
ーー
ー
モバP「とりあえずこんなもんか……」
比奈「あ、Pさん。仕事終わりっスか?」
モバP「ん?ああ、一区切りはついたな」
比奈「そうっスか……それならっスよ、Pさん。ちょっと付き合ってほしいんスけど」
モバP「付き合う?買い物かなんかか?」
比奈「まあ、そんなとこっス。最近、あそこのデパートに大きめの文具店が出来たんスよ。それで画材でも見に行こうかなって」
モバP「それ俺がついてく必要あるのか?」
比奈「あー、そうっスね…………Pさん、最近ガンバってまスし万年筆でもプレゼントしましょうか?」
モバP「なんだその就職祝いみたいなチョイス。まあ、大方ちひろさんにでも外に連れ出せとでも言われたんだろ?」
比奈「……ギクッ」
モバP「……はぁ、まあいいか」
比奈「へ、いいんスか?」
モバP「確かに、リラックスでもしたほうがいいかもしれないしな」
比奈「そうスか、自覚してるならよかったっス」
モバP「お前に言われないと外行く気にはならなかったけどな。それと、仕事が完全に終わったわけじゃないからちょっとしたら帰ってくるぞ」
比奈「わかりました、では支度してきまスんでちょっと待っててください」
モバP「早めにな」
ーーーー
ーー
ー
ーデパート 文具店ー
モバP「ほお、思ってよりでかいな」
比奈「同じくっス」
モバP「で、画材だっけ?」
比奈「はい、アタシは適当に見てくるんでPさんは万年筆でも選んでいてください」
モバP「それ本気だったのかよ、てか万年筆なんてよくわからないんだが」
比奈「デザインとか見て、気に入ったら試し書きさせてもらえばいいっスよ。店員に言えば出してくれますスから」
モバP「ん、わかった」
比奈「では、また後で」
ー10分後ー
比奈「あ、Pさん。決まりましたか?」
モバP「とりあえずな。そっちはどうだったんだ?」
比奈「大きいだけあって、いろいろ揃ってたっスね。で、どの万年筆を選んだんスか?」
モバP「んと、これだな」スッ
比奈「へぇ、これっスか…………て、これ一番安いやつじゃないスか」
モバP「いやぁ、さすがにアイドルに高額な物を買って貰うってのはちょっと気が引けるというか……」
比奈「こっちは今までの感謝の気持ちも込めてるんスよ。ほら、同じようなペン先の物ならここら辺がありまスから、選び直しっス。あ、これ試し書きさせてもらえまスか?」
モバP「珍しく強引だなぁ……」
比奈「感謝の気持ちを蔑ろにされたくないっスからね」
モバP「…………わかった、お前の厚意はありがたく受け取らせてもらうよ」
比奈「わかればいいっス」
ー5分後ー
モバP「ありがとな、比奈。これは大切にするよ」
比奈「ちゃんと使ってくださいよ?」
モバP「わかってるよ……ん、電話だ。えっと、ちひろさんから?」
モバP「もしもし……ええ、今終わりましたよ……はい、はい……えっ!?いや、ちょっ!?」
比奈「どうかしたんスか?」
モバP「……残りの仕事はやっておくから思う存分楽しんで来い、と」
比奈「あー……えっと、それで、どうしまス?」
モバP「まあ、せっかくだしありがたく楽しませてもらおうとは思うけど」
比奈「そっスか……」
モバP「はぁ……それじゃあ比奈、行きたいとことかあるか?」
比奈「いえ、別にないっスけど」
モバP「そっか、ならこの中を適当にぶらつくか」
比奈「そうっスね」
とりあえずここまで
次回はデート篇からスタート
ーーーー
ーー
ー
比奈「いろいろありまスね~」
モバP「あまりこういうとこは来ないのか?」
比奈「そうっスね、基本インドア派でスし、服とかもし○むらやユニ○ロ辺りで買ってまスから」
モバP「そうか…………」
比奈「どうかしたんスか?」
モバP「ん、比奈。ちょっとこっちに来い」
比奈「? はい、わかりましたけど……」
ーデパートの一角ー
モバP「この店がいいかな」
比奈「って、ここ洋服屋じゃないっスか」
モバP「さあ、選べ」
比奈「……はい?」
モバP「万年筆のお返しだ、1着くらいなら俺が買ってやるから選べ」
比奈「いや、あれは感謝の気持ちで……」
モバP「俺だってお前に……お前らには感謝してるんだよ。
お前らが居るおかげで、つまらないと思ってた人生を十分楽しめてる、仕事を楽しいと思えてるんだ」
モバP「だから、一方通行で終わらせたくないんだ。受け取ってくれ」
比奈「…………わかりましたよ、そこまで言うなら選んであげまス。でも、プレゼントを服に限定スるのはどうかと思いまスよ」
モバP「お前だって万年筆限定だったじゃないか。お互い様だ、お互い様」
比奈「そうっスね、ではたっかい服を選ばせてもらいまスからね」
モバP「そ、さすがに高すぎるのはやめてくれよ?」
比奈「ふふっ、冗談っスよ冗談」
比奈「この服とかどうスかね、似合いまスか?」
モバP「似合いそうだが、もう少し明るめの服でもいいと思うぞ」
比奈「じゃあ、こっちとか?」
モバP「全然いけるけど……俺にアドバイス求めないで自分で選べよ」
比奈「えー、Pさんのケチ。わかりましたよ、それならPさんは他のところでも見ててください」
モバP「ん、そうする。選んだら呼んでくれ」
ーーーー
ーー
ー
モバP「もういいのか?」
比奈『はい、今から出まスね』シャッ
比奈「…………どうスか?」
モバP「……………………」
比奈「…………なんか答えてくださいよ」
モバP「おお、すまん。正直そこまでの期待はしてなかったが、見惚れてた」
比奈「真顔でそんなこと言わないでくださいよ……」
モバP「事実だから仕方ない。それより、やっぱりお前をスカウトした俺の目は間違えてなかったな」
比奈「そう言ってくれるのはありがたいっスけど……やっぱり恥ずかしいっス//」
モバP「さあ、もう会計済ませてしまおうか」
比奈「うぅ……//」
ーーーー
ーー
ー
モバP「さて、次はどこに行こうか」
比奈「あ、あんまり一目につかないところがいいっス……」
モバP「そうだな、あんまり目立って比奈だってバレるのもよくないしな。せっかくのおしゃれなのにもったいないな」
比奈「結構恥ずかしいんスよこれ!」
モバP「まあまあ。それより時間も微妙だな、あと少し遅けりゃ早めの晩ご飯でも行けたのに」
比奈「あ、アニメショップなんてどうでスか?そんなに人もいないでしょうし」
モバP「完全にお前の趣味だな」
比奈「いーじゃないスか、こっちは恥ずかしい格好させられてるんでスから」
モバP「恥ずかしいか、似合ってるのになぁ」
比奈「そういうこと言うからっス!」
モバP「まあいいか、少しそこで時間潰してから晩飯でも食いに行こうか」
比奈「そうしまスか。ちひろさんには感謝っスね」
モバP「今度労ってあげなきゃなぁ……」
ーーーー
ーー
ー
ーアニメショップー
モバP「はぁー、今はこんなのが流行ってんのか……」
比奈「今っていうか、9年前くらいから始まって根強い人気があるんスよ。アイドルをプロデュース、今のPさんみたいなゲームっスね」
モバP「へぇ、よく知ってるな。俺なんかアニメはド○えもんとかポケ○ンとか、子供向けなのしか知らないわ」
比奈「え、見てるんスか?」
モバP「いや、時々な。年少組と話合わせるために少し見とこうかなって」
比奈「ああ、なる程。ところで、学生時代とかにアニメは見てなかったんスか?」
モバP「まあな、親が厳しくて見せてくれなかったから」
比奈「それはご愁傷様です。でもそれならよくプロデューサーなんて職業に就けましたね、親に何も言われなかっんでスか?」
モバP「ん、ああ。親からは勘当されてるも同然だからな」
比奈「…………今とんでもないこと聞いたと思うんスけど」
モバP「お前ならあんまり言いふらしたりしないだろ?」
比奈「まあ、はい。ていうか今のホントなんスか?」
モバP「ホントホント……ってか、せっかくここまで来てるんだしこの話は止めにしようぜ」
比奈「じゃあ今度また詳しい聞かせてくださいね」
モバP「機会があればな……お、これ前に比奈が言ってたアニメのやつか?」
比奈「あ、はい、そうっス。好きなんスよ、この作品は…………」
ー数時間後ー
比奈「あ、これ前に奈緒ちゃんがオススメしてたアニメっスよ。アニメ初心者のPさんにもぴったりだと思います」
モバP「へぇ、今度TS○TAYAで借りてこようかな」
比奈「あ、アタシがDVD持ってるんで、今度貸してあげまスよ」
モバP「そうか?ありがとな」
比奈「いえいえ……って、Pさん。もうこんな時間スよ」
モバP「お、ホントだ。意外と熱中してたな」
比奈「そうスね、いい具合にお腹も減ってきましたし」
モバP「そうだな、そろそろ晩飯にするか。どこかに食べに行くでいいよな」
比奈「もちろんPさんのおごりっスよね」
モバP「もちろんだよ、DVDのお題ってことにしておこうか」
比奈「それなら、ありがたく受け取らせてもらいまスよ」
今日はここまで
明日には完結させられるかなぁ(棒
>>35
お題→お代
ーーーー
ーー
ー
ーレストランー
比奈「うわ、ちょっと高そうっスね」
モバP「まあそこそこするしな、入るぞ」
比奈「い、いや、さスがにここを奢りっていうのはちょっと気が引けるっていうか……アタシにはもっと、大衆向けな方が合いまスよ」
モバP「遠慮すんな、そんな格好してんだから今更恥ずかしがることないだろ?」
比奈「それとこれとは話が別っスよ!」
モバP「まあまあ、せっかくのデートなんだからちょっとくらいは贅沢しようぜ」
比奈「デ、デートっスか……」
モバP「あー、さすがにデートって言い方は嫌だったか。普通は好きな相手としたいもんな」
比奈「い、いや別に、そういうわけじゃ……//」
モバP「ん、そうか、ならよかった。それなら早く入るぞ」グイッ
比奈「あ、ちょっと、引っ張んないでくださいよ!」
比奈「予約までしてたんスか、用意周到っスね」
モバP「まあな、お前が服を選んでるときにしといたんだよ」
比奈「ハナからここに来る気だったんスか」
モバP「せっかくだから、お前を楽しませたったしな。あと少ししたら料理も来ると思うぞ」
比奈「……そうっスね、次にこんな機会が来るのはいつかわかりませんもんね。それじゃ、お言葉に甘えて楽しませてもらいまスよ」
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ー
比奈「」Zzz
モバP「ったく、だから酒は飲むなと言ったのに」
モバP「すいません、タクシーを一台お願いします」
比奈「……ぴーさん、いつも……ありがとうござい…………ス」
モバP「……こっちこそだよ」
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ー
ー翌日ー
比奈「うー、頭がズキズキしまス」
ちひろ「あら、二日酔い?」
比奈「そうみたいっス」
モバP「俺は忠告したからな」
ちひろ「二日酔いになるまで酔わせて、なにをしたのかしら?」
モバP「なにもしてませんよ、相手はアイドルなんですから」
比奈「レストラン出る辺りから記憶がないんスよね」
ちひろ「あらあら~?」
モバP「なんですか、その下世話な目線は」
比奈「あ、Pさん。昨日のやつ使ってくれてるんスね」
モバP「まあな、意外と使いやすい。愛用させてもらうよ」
ちひろ「何の話ですか?」
比奈「それはよかったっス。ちひろさんにも感謝っスよ」
ちひろ「?」
モバP「そうだな。それと、お前もあれをタンスにしまったままにするなよ?」
比奈「ま、まあ善処しまスよ」
ちひろ「ちょっとー、置いてけぼりにしないですださいよー」ブーブー
モバP(この後、感謝の意を含めてちひろさんにもちゃんと説明した)
モバP(問題のちひろさんへの労いだが、ちひろさんが保留とした。なにが待っているかは全く想像がつかないが、ろくなことはないだろう)
モバP(加えて言うとしたら、万年筆を見たアイドルたちが、いろいろ問いつめてきたことくらいか)
おわり
まさか今日完結出来るとは思いませんでした
ここまで見てくれた方、ありがとうございました
よければ次のssも見てくださいね?(ゲス顔
おっと忘れてた、html化依頼してきまス
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