いつ書いたのか定かではないssを発見したので、投下します。
お暇な方はゆっくり読んでいってね!
もし、少しでも思い残したことがあって。
もし、それを解消する術があったなら。
俺は、それを叶えたいと思う。
男「zzzzz」
女「男ー?」ユサユサ
男「んん…?」
女「起きてよー」ユサユサ
男「…女か。おはよ…」
女「ふふ、おはよ。もうそろそろ授業始まるよ?」
男「うん。悪いな」
女「えへへ。いいって。いやぁ、やっぱり身体に染みついているからかな?これがないとなんかソワソワしちゃって」
男「俺を起こすのが?」
女「うん」
男「ふぅん…。そうか…」
女「男?」
男「…ほら、先生来たぞ。席戻った方がいいぞ」
女「う、うん…」
日直「きりーつ、れーい」
男「授業、早かったな…」
女「えぇ?いつもあんなにぶーぶー文句言ってるのに?」
男「まぁ、そういう日もあんだろ。いつもより時間が早く感じたりさ」
女「そだね。楽しい事してるときとか特にそうだよねー。私は布団でぬくぬくしている時間があれほどまでに早い事に苦言を呈したいっ!」
男「楽しい事、ね。…お前は昔っからそうだよな」フフッ
女「なぁに?なんか今日の男少し落ち着き過ぎじゃない?」
男「そんなことないと思うが…」
女「いやいやー。もっとがっつりしてましたよ、ええ」
男「ほら、俺も一応年頃だから。色々思うところがあるのさ」
女「ふぅん?ま、何かあったら話してよね」
男「…そうだな。うん、じゃあさ────」
女「うう~、さむさむ」ブルブル
女「夜に公園で大事な話ってなんだろな。告白…はないだろうしなぁ」ハァ…
女「あ、男だ。もう来てたんだ。まだ時間前だよね…男ー!」ブンブン
男「おう、悪いな。ほれ、これでも飲みな」ヒョイッ
女「ひゃ、あつっ」
男「来る時自販機で買ってきたんだ。お駄賃だと思って、どーぞ」
女「ははっ、ありがたき幸せー」
男「…で、だな。」
女「うん」
男「女」
女「なぁに?」
男「明日からの4日間、俺に時間を貸してほしい」
女「へ?ど、どういうことでございますか?」
男「平たく言うと、一緒にいてほしい」
女「ふむ…うぇえ!?こ、告白じゃない!?そ、それって」ワナワナ
男「あんまり過度な期待はされても答えられる自信ないんだが…」
男「出来れば訳は聞かないでもらいたい。明日から4日間で色々やってみたいってことでひとつ」
女「うーん…それってさ、男にとって大事なことなの?」
男「ああ。一生に一度の頼みだ。それに、お前にしかできない」
女「いいよ」
男「え、いいのか」
女「自分で頼んできた癖に。変なの」クスクス
男「部活とか、いいのか?」
女「うん。私は調理部だしねー。あとで友達に言っとかなくちゃ」
男「ありがとう。それじゃあ、明日出かけよう」
女「どっか行くの?」
男「決めてはいないんだけどな」
女「えー」ブーブー
男「俺たちらしくていいじゃないか」
女「ふふ、まぁね。あ、私見たいものがあるんだ~」
男「二駅先に行っただけでここまで変わるのな…」
女「すごいよね。わくわくしてくるよっ」
男「…たしか、雑貨屋覗くんだったな」
女「うんうん。前に来た時に可愛いのいっぱいあったんだよ」
男「よし、何かひとつ買ってやろうではないか」
女「!?」
女「いいの!?やた!!あとで取り消すとか無しだよ!!」
男「ああ。じゃあ行こう」
女「ふっふふ~。何にしようかなぁ~♪」
女「これ、かなぁ…でもでも…むむむむ…」
男「………」
女「あ!男、ごめんね?すぐ決めるから───」
男「ん?別に平気だぞ?」
女「そ、そう?」
男「なんかさ」
女「うん」
男「幸せだなぁって思った」
女「待ってるのが?」
男「茶化すなよ」
女「…私も、待ってるよ」ボソッ
男(全部聞こえちゃってるんだが…)
男「何か言ったか?」
女「ううん。なんでもないよ。それじゃあ、張りきって選ぼうかなっ!」トテテテ
男「最後の日に、なっちゃうかな。返事するの…。ごめんな、女」
女「ねぇねぇ!男はどっちが可愛いと思うー??」
男「あー?ちょっとそっち行くから待ってなさい」
女「ふんふーん、ふふふん、ふーん♪」
男「ご機嫌だな」
女「そりゃあ、あの男君から貢がせたんですから!」フンスッ
男「そんなドケチイメージだったんか。でも…そのキーホルダーでよかったのか」
女「うん!あと、はい、これ」スッ
男「え?これって…」
女「私のと対になってるんだよ。だから無くしたら怒るよ?」
男「でもそれじゃ、買ってあげた意味が無いんじゃ…」
女「いいのいいの♪」
男「…む…もういい時間だな。帰ろうか」
女「…あ、ほんとだね…」
女「ごめんね、男」
男「どうしてだ?」
女「だって、男のお願いで私と一緒にいるのに、なんか色々付き合わせちゃったなって」
男「気にすんな。一緒に過ごす『時間』が肝心なんだ」
女「そか。…ふふ、じゃあ、帰ろ?」
男「だな、帰ろう」
女「今日はゲームするの?」
男「これ、覚えてるか?」
女「あっ!それ、私と男で昔ずっとやってたよね~。クリアできなかったんだっけ」
男「そうそう。だから、今日はクリアするまで寝かさないからな」
女「いやん。男ったら♪」
男「はっはっは。1ミス200円な」
女「え゛っ」
男「やっと、クリアか」
女「んー意外と難しいんだねぇ」
男「昔の俺達が到達していたのってラスボス手前とか…」
女「昔の私達の方がゲーム上手かったんだね」
男&女「「でも」」
男&女「「……」」
男「今の方が、いいよな」
女「うん…苦労したけど、やっぱり昔に戻りたくないな…」
男「……そう、か…だよな。前、向かなくちゃな」
女「ところで、男君?」フッフッフ
男「な、なんだ?」
女「1ミス200円だけども」
男「う、」
女「男の方がミス多かったよねぇ~。たしか、ミスが多い方が払うんだよね?」
男「ぐっ」
女「多分、20回以上ミスしてたし」
男「うぐぐ」
女「明日、購買行こうかな~」
男「うう、お手柔らかにお願いいたします…」
女「男、お醤油とって」
男「ほい」
女「…ずず、うーん、男、味どうかな?」
男「ずずず…うん、俺好みのいい塩梅だ」
女「ならよかった。でも、私の手料理食べたいってそんなのでよかったの?」
男「何を言うか。言い出すのに勇気をどれだけ振り絞ったか」
女「変なところでアガリ症なのね」クスッ
女「じゃあ、よそって食べようか」
男「皿の用意は任せとけ」
男&女「「いただきまーす」」
男「………」モグモグ
女「ど、どう?変じゃ、ないかな?」
男「? さっき味見したのに変な奴だな。美味しいよ女の手料理。勇気出してよかったわ」
女「…そ、そう。…よかった」ニコッ
男「っ!?」
女「どうかした?」
男「い、いや、そういう顔できるんだなぁと」
女「あら~?今頃女さんの魅力に気付いたのかしら?」
男「…そうだよ」
女「え…」
男「明日、最後だけどさ、遊園地行かないか?」
女「え、ええええ?だ、だって明日金曜日だよ?」
男「そこで、俺から大事な話をしたいと思う。ここまできたらばればれかもしれないが、かっこつけさせてくれ」
女「で、でも…」
男「頼む。そこで全部話す。そして、約束を果たさせてくれ」
女「約束…もしかして、覚えてたの?」
男「ああ」
女「一緒に遊園地行こうって…。全く、何時の話よ」
男「女だって覚えてたんだろ」
女「ま、まぁ、そうなんだけどね…」
男&女「「………」」
男「じゃ、飯食おうぜ。折角の手料理が冷める前に」
女「だね。はぁ~お腹空いたっ!」
女「ガッコさぼっちゃったけど、平気かなぁ」
男「今更か?始発の電車に乗れるぐらい早起きしたのはどこの女さんですかね」
女「もうっ。からかわないでってば。だ、だって、私嬉しかったんだもん」
男「ああ。判ってるよ。そいじゃ、行きますかね」
女「ね、ねぇ…」
男「ん?…ああ」キュッ
女「あ…」
男「これで、もう───」
女「──怖くないだろ、でしょ?」
男「…よく覚えてんな」
女「あの時の男、かっこよかったもん」
男「二人で遠出して道に迷って、」
女「最後はお母さんに見つけてもらって怒られたっけ」
男「実は、俺も泣きそうだったんだがな」
女「そうなの?」
男「そりゃそうだろ。帰る場所が判らなくて腹の底から響く不安感でいっぱいだった」
男「でも、女を不安にさせまいと必死だったから泣く暇もなかった」
女「私も泣くのやめたよね」
男「正直ありがたかったな。ほっとしたというか」
女「うん。大丈夫って思えたから。男と一緒なら」
女(そんな男だから、あの時から、私は…)
女「よしっ。今日は楽しむんだからっ!」グイグイ
男「いてて、あまり引っ張るなって」
女「ねねね、男!あれ乗ろっ!あれあれ!」キュッ
男「ジェットコースターか。まぁ、王道だな。女はこういうの平気か?」
女「んー、乗ったことが無いから判んないけど、男と乗りたいっ」
男「なら乗ろう」
女「キャーーーーーーーーーーーーー♡」
男「アッーーーーーーーーーーーーー」
女「楽しかったね!ぐるんぐるん回って面白かったなー」
男「あ、ああ。いや、俺がお前を舐めてたよ…ははは」
女「?」
男「コーヒーカップねぇ…」
女「どうする?」
男「もちろん、乗るだろ」
女「だよねっ」
女「あはははははっ♡」グルングルン
男「ちょ、おまっ…おえぇ…回し過ぎ…」
男「……くそ…ジェットコースターの経験がまるで生きていないではないか…」
女「ふふふっ、男ったら情けないんだから!」
男「情けなくてもいいから少し休憩させてくれ…」
女「んー、そだね。そろそろお昼だし。御飯も兼ねて休憩かなー」
男「昼か。どうするんだ?」
女「んっふっふ~。男君?私が何部か、忘れたのかね~?」
男「!?」
男「ま、まさか…」
女「ちょっと手の込んだサンドウィッチを作ってきましたから、それを食べようではないか!」
男「おおー」
男「へぇ…彩り豊かというか、すげぇな」
女「えへへ~。どれにする?」
男「そうだな…その、サーモン?が挟まった奴がいいな」
女「これだね。はい、あーん」
男「………あーん」
女「どう?美味しい?」
男「ん。美味い。さっぱりとしてんのな。つか、海鮮系のサンドウィッチ初めて食ったわ」
女「まぁ、普通はハムとかタマゴだもんね」
女「ささ、どんどん食べたまえ!」ズズイ
男「おうさ」
男「…大分日が傾いてきたな」
女「…ね」ギュッ
男「観覧車、最後に乗ろう」
女「うん」
女「わー」
男「随分と登ってきたもんだ。……なぁ、女」
女「なあに?」
男「俺、さ。ほんとに幸せだったよ」
女「おと、こ…?」
男「でも、最後に傷つけちまうんだろうなぁ、ごめんな」
女「あ、あの、え、と、私は振られちゃった…?」
男「いいや、『大好きだよ』」ス-ッ
女「男、身体透けてない…?」
男「ああ。今まで黙ってて悪かった。実は、俺、もう死んでるんだ」
男「信じてもらえるか判らないけど、月曜日に」
女「だ、だって、私、学校で起こしたよ…?」
男「うん。俺さ、トラックに跳ね飛ばされた時真っ先に思い浮かんだのが女だった」
女「…………」
男「ああ、死ぬんだなって思ったらさ、すっごい後悔しててさ」
男「好きだったのにさ。何も言えなくて…このまま死ぬんかなぁってさ」
男「だけど、その思いがあったから、こうして『猶予』を貰ったんだ」
女「猶予…」
男「そう」コクリ
男「意識が掠れてきたときに声が聞こえてさ」
男「4日だけ、待ってあげる。その間に果たしておいで。だけれどね、その代わり、きっとみんな忘れちゃうよ」
男「『大事な言葉』は最後に言うんだよ。もしも、キミがそれでもいいなら目を開けなさい」
女「それって…」
男「多分、女に好きだって伝えることがトリガーだったんだろうな、ほら…」スー
男「身体が透けていってるのが証拠だ」
男「『大事な言葉』か。俺が一番、真っ先に伝えたかった事なのにな。結構、神様も酷いもんだな」
女「…いや、だよ…。ひっく…そんな…」
男「みんな忘れちゃうってのは、俺の存在が無くなるってことなのかね」
男「ごめんな。結局、俺の我儘に付き合わせただけだもんな」ギュッ ナデナデ
女「うれしいはずなのに…!ひっく…なんでよぉ。なんで…笑えないよ、そんなのぉ…」
男「ああ、待たせて悪かった。傷つけて悪かった。今までたくさん、感謝しきれない、お前には」
女「いやっ!それ以上…やめて…行かないで…」
男「『大好きだよ』俺だって、消えたくない。一緒にいたい。もっと、女を感じていたい」
女「私のほうが…好き、だもん…ずっとずっと昔から…なのに!なのに!」
女「男のばか!なんで、なんで…」
男「女…」
女「でも、『大好き』」ポロポロ
女「私は絶対忘れない。世界で一番男が好き。とっても優しい貴方が好き」ギュー
男「俺もさ。たくさん笑ってくれたよな。たくさん怒ってくれたよな。たくさん、愛していてくれたんだよな」ポンポン
男「けど、だからこそ、俺の事は───んむっ」
女「チュッ」
男「どうしたんだ…?」
女「今のはファーストキスだよ。それとね…」
女「『俺の事は忘れたほうがいい』なんて言わないで」
男「……ごめんな」
女「私が好きなのは男だけなんだから。これから先もずーっとだよ」
女「しわしわになったって、私が好きなのは貴方だけ」
女「それだけは覚えておいて」
男「そうか…」
男「もうひとつ、伝えなくちゃいけないよな」
男「ほんとうに、ありがとう」スゥー…
女「あ、ああ、う、うぅ…ひっく…」
男「あぁ…本当に…お前は、俺には勿体ない女だなぁ────」
メモ帳に書き貯めてあったのはここまででした。
一応、ここで終わると男が消えて終わりになります。
もし、続きが気になるよーっていう奇特な方が一人でもいらっしゃれば書き貯めて投下します。
ここまで読んでくださった方、途中まででも読んでくれた方ありがとう!愛してるっ!
おつ
わたし、気になります
>>36さん読んでくれてありがとう!
それでは、続きを書き貯めて参ります!フンスッ
女「──!!───!………!」
男(もう、女がなんて言ってるのか分からない。こんなに近いのにな…)
「やぁ」ヒョコッ
男「貴方が…あの時の…?」
「そうだね。で、どうだい?」
男「彼女にはつらい思いをさせてしまいましたが…ありがとうございました」ペコッ
「…恨みごとの一つも言っていいんだよ?」
男「それは…お門違いってもんです」
「君は、強いね」
男「…そんなこと……」
「そんな君にひとつ」
男「は、はい…?」
「私はね、世界に齟齬が生じないようにしたんだ…平たく言えば君の知り合いから君に関する記憶を消した『つもりだった』」
男「あ、はい。それは、判ってます」
「ううん。君は判ってないよ。私は消した『つもり』だったんだ。しかし、ただ一人だけ…たった一人だけ君の事を覚えている子がいたんだ。おぼろげながらね」
男「え…それって…まさか…」
「女さんだね。彼女はキミの姿も、声も、思い出も、全部無くしたのに、毎日キミを探しているんだよ」
男「ど、どうやって…?」
「キミが渡したキーホルダー」
男「あ…」
「ほら、キミも彼女からもらったキーホルダーを見てごらん」
男「え?って、光ってる!」
「それが、今のキミと彼女を繋ぎ止めている」
男「ああ…でも、このままじゃあ光が…」
「ああ、消えてしまうよ。だから、私は少しだけズルをしようと思う」
男「──っ!」
「静かに。ここにいることが他の奴に見つかると面倒だからね」
「ここからは、私の独り言だ。yesならキーホルダーを握りしめなさい。noならキーホルダーを私に渡しなさい」
女「どうして、私は一人で遊園地に来ちゃったんだろう…」
女「この間はほとんどやったことないのにゲームを買っちゃったし、どうしちゃったんだろうな…」
女「でも、うん…。私は『忘れない』」
女「えっ!?い、今私……」
子供「ねぇー!かんらんしゃいこうよー!」
母「そうねぇ…」
父「いいんじゃないか?『最後に乗ろう』じゃないか」
女「!!…さ、最後…判らない…判らないけど…行かなくちゃ…」
女「もうそろそろてっぺんかなぁ…」
『俺、さ。ほんとに幸せだったよ』
女「だれ!?」
『ジェットコースターか。まぁ、王道だな。女はこういうの平気か?』
女「こ、これって…」
『コーヒーカップねぇ…』
『情けなくてもいいから少し休憩させてくれ…』
女「私の大切な…」
『なぁ、女。…やっぱり怖いか?…ん。じゃあ、手、繋ごう。もうこれで、怖くないだろ?』
女「あ、ああ……」
『たくさん。怒られちゃったな。うん、でもいつか遊園地二人で行こうな』
女「…思い、出した」
『大好きだよ』
女「男……あああっ…やっと、やっと取り戻せたんだ…」
女「…嬉しいっ、のにっ…っひぐ…苦しいよぉ…」
従業員「はい。到着です~!お忘れ物などにお気をつけてお帰りください~」
女「男…」
「なぁ、もう一回乗らないか?」
女「え?」
男「…もう、これで泣く必要はないよな」ギュッ
女「…男なの?」
男「ただいま。女」
女「うぅ…」ジワワァ
男「ほんと、つらい思いさせたな。これからは一緒だから」ニカッ
女「ど、どんなに、ひぐっ…嫌だって言ったって離れてあげないんだからぁ~…ばかばかばか!」ポスッ
男「スーッ。ん~女のいいにおいがする」ハグッ ナデナデ
女「…もうっ!…へんたい…」
従業員「あのぅ…乗られますか…?」
女「ハッ!?」ボフン
男「今頃観覧車の前だと思いだしたのか?相変わらずだなぁ。あ、乗りますんで」
女「…ねぇ、男?」ギュッ
男「んん?」
女「どうして戻ってこれたの?」ムニィ
男「あ、ああそれは…っていうか女さんや。近くない?」
女「…私は男成分が枯渇してるんだもん。これは私だけの特権だもん。これからイチャイチャしていっぱい補充するんだもん」
男「……どうして戻ってこれたか?だったな」
女「うん」コクッ スリスリ
男「ほら、これだよ」チャリッ
女「それ…私があげたキーホルダー?」
男「女があの時、俺にこれをくれたから俺は戻ってこれた」
男「これが俺とお前を繋ぎ止めていてくれたんだ」
女「私もね」
男「うん?」
女「男に買ってもらったキーホルダーにね…呼ばれているような気がしたんだよ」
男「あり得ないことではないな」
女「とっても大事な事を忘れてしまっているような気がして」
男「……………」
女「男とクリアしたゲームまた買っちゃったし」フフッ
男「まぁ、あとは神様がズルをしてくれたってとこかね」
女「ズル?」
男「うむ。まぁ、気にすることはないさ。死んだ後の就職先の内定貰ってるだけだから」
女「??」
男「別に判らなくたっていいんだよ」ポンポン
従業員「到着です~。大切なもののお忘れ物にはご注意をしてくださいね!」ニコニコ
女「分かってますよぉ~!」テレテレ
男「さ、行こう」
女「うん!」
男「きっと明日は今日よりいい日なはずだから、さ」ギュッ
終われ
これで終わりです。
ssスレに投下するのはこれで2度目ですが、続きが気になるという言葉がなによりも嬉しかったです。
作風も何もあったものではないですし、次、投下したときに読んでくれた方にまた読んでもらえるかどうか分からないですけど
ちょくちょく投下していきますので、見かけた時は読んでくれると嬉しいな。
それでは、ありがとうございました!愛してるっ!!
このSSまとめへのコメント
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