渋谷凛「これ、なんだろう」 (27)

昼 事務所 PaPの机の前

コンブ「」プルプル

凛「これ、なんだろう」

卯月「プルプル震えてるね」

凛「海藻…もしかしてPaPさんのかな、でも今は未央と仕事に行ってるはずだし…」

コンブ「」プルプル

卯月「うーん」ツンツン

コンブ「」ビクッ

卯月「わっ!」

コンブ「」

凛「と、止まった」

コンブ「」プルプル

卯月「動き出した」

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コンブ「」プルプルプル

凛「なんかさっきより動きが激しくなってる気が…」

卯月「そ、そうだね」

コンブ「」プルプルプル

凛「…そっとしておこう」

卯月「うん…あっちのソファーでお話ししよっか」

30分後 ソファー

卯月「それでドライアイスが爆発しちゃって…」

凛「ふふっ、それじゃあ晩御飯はナシゴレンだったんだ」

卯月「あー!オチを先に言うなんてひどいよ凛ちゃん!」

凛「ごめんごめん」

卯月「もうっ……」

プル…プル…

卯月「…?」

コンブ「」プルプルプルプル

卯月「!?」

凛「どうしたの卯月…って、なんでここにコンブが?」

卯月「わ、わからないけど…なんだかさっきよりプルプルしてる?」

凛「確かによく見たら…」

コンブ「」

卯月「また止まっ…」

コンブ「」プルプルプルプルプルプル

卯月「ひっ…!」

凛「卯月、下がって」スッ

卯月「凛ちゃん、それはまさか」

凛「掃除機で吸い取ってしまえば…!」ブォォォ

コンブ「」プルプルプルプルプルプル

卯月「あっ!物凄い速さで逃げてくよ!」

凛「逃がすか!」ブォォォ

コンブ「」プルプルプルプルプルプルプル

凛「くっ、早い!」

コンブ「」プルプルプルプルプルプルプルプル

凛「後ろかっ!」

凛「っ!いない…?」

コンブ「」プルプルプルプルプルプルプルプルプル

凛「なっ、上…!」

凛「回避…!間に合わな…い…!」

卯月「ああっ!り、凛ちゃんに…コンブが…!」

コンブ「」ベチャア

凛「」

卯月「そ、そんな」

コンブ「」

卯月「凛ちゃんの」

凛「」

卯月「服が脱げて」

コンブ「」

卯月「コンブ水着にっ!」

凛「」ウフーン

卯月「だ、大丈夫凛ちゃん!?」

凛「…う、卯月」

卯月「どうしたの?」

凛「わたし、もうだめみたい…」

卯月「ええっ!たかがコンブ水着になっただけだよ!?」

凛「…おおきな、ちからが…」スゥ…

卯月「え、なんで透けていってるの?り、凛ちゃん!?」

凛「にげて…うづ…」ポトッ

コンブ「」プルプル

卯月「凛ちゃんが、消えた…?」

卯月「このコンブのせい…だよね」

コンブ「」プルプルプル

卯月「ひっ…」

コンブ「」プルプルプルプル

卯月「に、逃げなきゃ…!」ダッ

ガチャ

みく「あれ?卯月チャンどうしたにゃ?そんなおびえた顔で…」

卯月「み、みくちゃん!ちょうどいい所に…」

みく「ゴキブリでも出たのかにゃ?それならみくにお任せ!」

卯月「それに近いというか…なんというか」

みく「んーよくわかんないにゃ」

卯月「うんと、なんて説明したらいいかな…」

コンブ「」プルプルプルプルプル

卯月「あっ!あれ!あのコンブ退治して!」

みく「コンブ?」クルッ

コンブ「」

みく「これのことかにゃ?」ヒョイ

卯月「う、うん…そのコンブのせいで凛ちゃんが消えちゃって」

みく「凛チャンが消える?卯月チャン、どこか具合悪いにゃ?」

卯月「ほ、本当なんだって!さっきなんてすっごいプルプルしてて…!」

みく「うーん…確かにこのコンブやたらとプルプルしてるにゃ」

卯月「と、とにかくトイレにでも流しちゃおう!」

みく「まあ卯月チャンがそういうなら…じゃあ流してくるにゃ」テクテク

ガチャ バタンッ

卯月「とりあえずコンブをどっかにやれば大丈夫だよね…」

みく『詰まりそうだけど…これ大丈夫かにゃあ』

コンブ『』プルプルプルプルプルプルプルプルプル

みく『にゃっ!?なんにゃこれ!』

卯月「えっ、どうしたのみくちゃん?」

みく『わかんないにゃ!急にコンブが…にゃ、やめっ…!』

卯月「みくちゃん!?」

ガチャ

みく「」ウフーン

卯月「ああっ…」

みく「」スゥ…ポトッ

コンブ「」プルプル

卯月「み、みくちゃんも消えちゃった…?」

コンブ「」プルプルプルプル

卯月「ひっ…!」

コンブ「」プルプルプルプルプル

卯月「に…逃げ…」

コンブ「」プルプルプルプルプルプル

卯月「あ…ああっ…腰が抜けて…」

コンブ「」プルプルプルプルプルプルプルプルプル

卯月「い、いやー!」

CuP「そこまでだ!」バンッ!
イヴ「そこまでですぅ~!」バンッ!

卯月「!」

コンブ「!」

CuP「大丈夫か卯月!」

卯月「CuPさん!」

イヴ「コンブ回収完了です~」

コンブ「」

CuP「そうか…被害者は?」

イヴ「大丈夫ですよ~ここをこうすれば~…」

コンブ「」ビクッ

ピカッ

凛「!」

みく「にゃっ?」

美優「あら…?」

時子「くっ…」

卯月「凛ちゃんみくちゃん!よかった、無事だったんだね!」

凛「一体何が…?」

みく「確かコンブに巻きつかれて…それから記憶がないにゃ」

美優「2人もなの?実は私も…」

時子「あのコンブ、味噌汁の出汁にしてやるわ!」

みく「あんなので出汁とった味噌汁飲みたくないにゃ…」

CuP「そんな事よりも、お前らそろそろ服を着たらどうだ?」

凛「えっ?」

美優「あっ…!」

時子「…」ビシィッ

CuP「後は頼んだぞイヴ!」ダッ

イヴ「は~い」

時子「チッ」

イヴ「この子は海に帰してきます~」

卯月「海にって…そのコンブは一体何なんですか?」

イヴ「秘密ですけれどそれじゃ納得できませんよね~」

時子「そうね」

イヴ「う~ん…要するに昆布水着は消されてしまうってことです~」

凛「昆布水着…」

みく「劇場…うっ頭が痛いにゃ」

美優「?」

イヴ「では海にいってきますね~」

卯月「はい、ありがとうございました」

コンブ「」プルプル

イヴ「昆布がごめんなさいって言ってます~」

凛「なに言ってるのか分かるんだ…」

イヴ「サンタですから~」

コンブ「」プルプル

イヴ「それではこれで~」テクテク

コンブ「」プルプル

バタンッ

みく「…いったいなんだったんだにゃ」

卯月「多分、コンブにも色々あるんだろうね」

凛「そうだね」

みく「あー、なんだかお腹減ったにゃ」

美優「ふふ、じゃあ近くのお店にご飯食べに行きましょうか」

凛「いいですね」

時子「貴方たち、それなら早く服を着なさい」

みく「あっ、忘れてたにゃ」

事務所の一室

ちひろ「ふふふ…美優さんに時子ちゃんに凛ちゃんにみくちゃんの際どい昆布水着映像が撮れたわ」

ちひろ「後はこの映像を色々な所で売りさばくだけ…」

ちひろ「実はあのコンブを事務所に設置したのは他でもないこの私!」

ちひろ「くくく…次はどんな方法でお宝映像を撮影しようかしら…」

「話しは聞かせてもらったぞ!」

ちひろ「何奴!」

CoP「私だ!」

ちひろ「CoPさん…くっ、ここを嗅ぎつけていたとは…」

CoP「さあちひろさん、もう逃げ場はないぞ!」

ちひろ「っ…」

CoP「早くその昆布水着の映像をよこせ!」

ちひろ「50000モバコインです」

CoP「ウッヒョー!」チャリーン

おわり

ただ凛ちゃんを昆布水着にしたかっただけです
こんなSSを見てくれた方ありがとうございました
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