ー事務所ー
凛「…………」
凛「そう、彼氏…」
凛「…………」
凛「うん……えと、学校の2コ上の先輩で、こないだ告白されたから付き合うことにしたんだ…」
凛「背が高くてね、うん……プロデューサーよりちょっと大きいくらいかな」
凛「サッカー部で主将やってて……話したら晴も会いたいって言ってたし…」
凛「………うん」
凛「……うん、幸せだよ?」
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凛「…………」
凛「……え、なんで……って、それは」
凛「プロデューサーにはこれまでお世話になったわけだし、そう、アイドルとしてね……うん」
凛「…大丈夫だよ、仕事には支障の出ないようにって彼氏も言ってたしさ」
凛「大丈夫大丈夫、プロデューサーには迷惑かからないようにするよ、いざとなれば私ひとりが……」
凛「……うん」
凛「………そっか…」
凛「………優しいね、プロデューサーは……」
凛「…………」
凛「……」モジモジ
凛「……あ、あのさ…プロデューサー」
凛「……あの、その」
凛「…あ、あとは?」
凛「え?……何がって、あの……さっきまでのはアイドルとしての話だったじゃない?」
凛「だから…さ、その……」
凛「な、何かない?…って……」
凛「いや、そこは止めるとかしてくれない…のかなーって……あ、うん…ゴメン」
凛「いや、あの……たしかに、今のは困るよね…」
凛「私の自由って、それはまぁ……ありがたいことだけど」
凛「……………」
凛「……~~~っ」
凛「……ぁぁぁ……もぅ……」
凛「……スゥ………はぁ……」
凛「ふぅ……やっぱり、慣れないことはするもんじゃないね…本当」
凛「なにがって……その、ウソついたって…いうか」
凛「………」
凛「……………」
凛「そ、全部ウソ…うん、うん」
凛「だから、さっきのはウソだったんだって、彼氏とかいないし……」
凛「いや、それはまぁ……あるけど、あっ!ちが、ぜ、全部断ってるよ?ちゃんと!」
凛「……はぁ、もう…」
凛「……ぁぁ、ごめんね……なんか変なウソついて、私どうかしてるのかも」
凛「いや、それはホントに何でもないから…なんでもないって!」
凛「……プロデューサーも、なんでそこ引き下がるのかなぁ、ホントに付き合ってないのに…」ボソッ
凛「もっと他に、引き下がるタイミングあったのに……むぅ」
凛「何でもない、あぁもうこんな時間か…あ、変に時間とらせちゃったね、プロデューサーにも」
凛「……ん、分かってる」
凛「それじゃ、うん……また後で」
ガチャ… パタンッ
凛「……はぁ、なんか……ばかみたい」
パチンッ
凛「……なにやってんだろ、私」ヒリヒリ
ガタッ…ガタッ
凛「……ん、プロデューサー?…何を」
カチャッ
凛「………」チラッ
凛「…………ぁ」
凛「……ふぅん、そっか………」
凛「………ふふっ…」
end
どうでもいいけど、引き下がる、じゃなくて、くいさがる、かな文脈的に
ー事務所ー
加蓮「ケホッ、コホっ……あ~、喉がなんかイガイガする…」
加蓮「あ…うん、大丈夫だよPさん、特に体調は……」
加蓮「いやいや、ちょっと咳き込んだだけだから、ノド飴でも舐めておけば平気だって」
加蓮「まったくもう、心配症なんだから……えっと、ノド飴は確かこの中に…」
カサッ…ヒラヒラ~
加蓮「?」
加蓮「いま何か落ち……あ!」
加蓮「っ……ん、えと……その、それは、ね…その」
加蓮「の、ノド飴、ノド飴の包みなん………う、あー…ダメ…か」
加蓮「あ、はは……そっか、Pさんもやっぱり、それくらい見たこと、ある…」
加蓮「……うん、そう……飴の包みには見えないしね、こんなの…」
加蓮「…苦し紛れだよ、さっきのは……」
加蓮「そんな"♂♀"マークのはいったのなんて……アレぐらいだよね」
加蓮「……うん、そう…使った、昨日の夜……」
加蓮「……ちえっ、なんで鞄の中に紛れ込んでたのかなぁ……それも開けたのが…こんな」
加蓮「………ううん、なんでもないよ……なんでも、はは」
加蓮「本気かって?………ん、本気……か」
加蓮「……うん、私…本気だよ……"そういう意味"では…」
加蓮「一緒にいるとね、ドキドキして……ネイルとか褒めてもらえるとすっごく嬉しくなるんだ」
加蓮「……で、そうしてるうちに……その、そのまま自然とそういう雰囲気になって、それで……ホテルに」
ーーついたてーー
凛「」
加蓮「最初は……まぁ、緊張したけどさ、あっちも上手にリードしてくれたりで、今では私の方が主導権握ったり?して」
加蓮「……まあ私の体調を気づかってくれてるのか、あまり無理なことはされてないかなぁ……」
凛「…///」ト゚キ ト゚キ
加蓮「でもでも…多少荒っぽくっても私は、Pさんになら…な、なんちゃってー!キャー!」
凛「…!」ハッ
凛「…ち、ちょっと加蓮っ」コソコソ
加蓮「な~んて……あれ?凛?……どうしたの?そんなところで」コソコソ
凛「別にどうもしないし休んでただけなんだけど、それよりさ…何?さっきの話は…」
加蓮「え?あー、うーんと……うまく言えないけど、ちょっとしたドッキリ、かな?」
凛「………」
凛「えっ、ドッキリ?!」
加蓮「そうそう、ほらPさんって全然動じないじゃない?だからさ、たまにはちょっと慌てた姿も見たくなっちゃって」
凛「………あー、なるほど」
加蓮「凛も分かる?」
凛「うん、なんとなく…」
凛(このあいだ私も似たようなことしたし…)
加蓮「でしょ?…やっぱりね、凛なら分かってくれると思った」
凛「でもさ、加蓮」
加蓮「ん、なに?」
凛「……加蓮のは、やりすぎ」
加蓮「へ??」
凛「ほら、見てよプロデューサーのあの顔…」
加蓮「?……あ、あー…」
凛「ね?…調子悪かったときの加蓮にそっくりだよ」
加蓮「本当だ、たしかに鏡で見たときのアタシってあんな感じだったかも……」
凛「プロデューサーって、動じなそうに見えても内面はけっこう違うんだね、きっと…」
加蓮「うーん、確かに……あれなら今すぐ入院してもおかしくないもん」
凛「ま、それにしたって加蓮のは酷かったけどね、冗談が下手っていうか」
加蓮「え、そうだった?……いや、まあ………あれは」
凛「うん?……」
加蓮「熱演だったでしょ?」
凛「それはそうだけどそれにしたってウソの趣味悪すぎるよ!」
加蓮「あちゃー…」
加蓮「むぅ……昨日みたドラマに影響受けすぎたみたい……ごめんなさい」
凛「いや私はいいけど、プロデューサーに謝らないと、ホームセンターで紐のような物を買いに行きそうな顔しだしてるから…」
加蓮「そうだね、ちゃんとさっきのはウソでしたってPさんに謝ってこなくちゃ」
凛「うん…そうしなさい」
加蓮「Pさーん」トコトコトコ
凛「…まったく、加蓮ってたまに暴走するときがあるから……もう」
凛「反発心が強いというか……なんというか……」
凛「…………」
凛「……っ、!?」ガタッ
凛「ち、ちょっと加蓮!謝るのに抱きつくのは必要ないよねっ?!」
加蓮「ぎゅーっ♪」ムギュッ
P.S.
凛「それにしても加蓮、こんな包みはいったいどこから…」
凛「まさか、いや…でも………ううん…」
凛「………」
凛「……」クンクン
凛「あ、クッキーの匂い…」
end
ー事務所ー
奈緒「な、なあ…ホントにやるのかよ、こんなこと……」
加蓮「あれれ、今さら怖気づいちゃった?」
凛「でも、奈緒だって昨日ノリノリでカラオケ勝負にのってきたよね?」
加蓮「その上で負けたんだから、責任はとらないとね~…奈緒?」
奈緒「わ、わかったよ……ま、別にこのくらいアタシにとってはなんでもないけどな!」
凛「そっか」
加蓮「うんうん」
(( 計画通り…))
あ、はい
紛らわしくてすみません、
まあ大したこともない短編で酉つけることもないと思って
あと>>14のとおりあそこは完全に書き損じです
奈緒「あ、いやでも…そういえば」
凛「なに?どうかした?」
奈緒「いやアタシはいいんだけど、これってPさんに迷惑じゃあないかな?ほら、ウソとはいえこんなこと言ったら…」
加蓮「べつに、いいんじゃない?……そりゃまあ趣味悪いかもしれないけど…」
凛「他所では"実は今度、結婚するんだ"とかってアイドルに嘘ついてまわる人達もいるって噂だし…」
奈緒「そ、そうか……それならまあ、いいんだけど……アタシは平気だし?」
加蓮「うん、そうだねそうだね」ニヤリ
凛「それじゃあ平気な奈緒、いってみよっか」
奈緒「お、おう……よしっ」
加蓮(さてと、さっそく奈緒がぎこちない足取りでPさんに近づいていってるね)
凛(いま私たちはついたての裏で見守ってるわけだけど…奈緒、だいじょうぶかな)
奈緒「…////」ギギクシャク ギギクシャク
加蓮(顔が真っ赤、奈緒の顔が真っ赤だね)
凛(うん、まるで熱出したときの加蓮みたい…)
加蓮(…む、もー……凛ってばすぐにアタシを例えに使うんだから……)
奈緒「あ、あのさ…P、プロデューサー……」
加蓮(お、普段は名前呼びなのに、プロデューサーって言ったね、奈緒……ガッチガチじゃん)
凛(ま、こういうときはそっちの方が効果があるかもしれないね、普段なら…)
奈緒「…その、アタシ……実は…」
加蓮「…………」
凛「…………」
奈緒「アタシ……その、か…」
凛「…!」
加蓮「…!」
奈緒「…か、かかっ///…彼氏が、でで…出来たんだっ!」
凛(い、言ったーーーっ)
加蓮(奈緒が言ったーーっ!)
奈緒「……///……ぅぅ////」ボヒュッ
((でもPさんはなんかニヤニヤしてるーーーっ!))
((流石に三人目ともなると速攻でバレているーーーっ!))
加蓮(ふぅ……ま、そりゃそうだよね……はじめからそれが狙いだし)ニヤニヤ
凛(なんか、奈緒に悪い気がしてきた…)ニヤニヤ
奈緒「いや、その……ちがくて、彼氏というか……その、なんていったらいいか…///」
加蓮(うーん、ここからだとボソボソとしか聞こえないなぁ…)
凛(ていうか、奈緒…ぜんぜんプロデューサーの表情に気づいてないね)
加蓮(うん、まともに顔も見れないってことなんだろうね…)
奈緒「とっ///、とにかく!アタシ、付き合うことになったから!だ、男子と!」
凛(もうプロデューサーも噴き出すの堪えるのに必死だよ…)
加蓮(…っ……く………ひーっひーっ)
凛(こっちもか…)
奈緒「……////」プルプル
凛(あぁ、黙って俯いちゃった……奈緒、だいじょうぶかな後で…)
加蓮(……ぁぁ、アタシ…何やってんだろ…Pさんの前で……こんな)
凛(!…ちょ、加蓮…っ)
加蓮(バカみたいなこと……なんかもうアタシ、頭の中こんがらがって、沸騰しそうだよぉ……こんなぁ)
凛(っ……ぷくく……くっ、やめ…加蓮)
奈緒「な、なぁ……プロデューサー、なんとか言って……あ」
奈緒「な、何ニヤついてんだよいったい……」
奈緒「………え?…凛と……加蓮、が?」
凛「あ」
加蓮「あ」
奈緒「……………へぇ………」
奈緒「…………ほぉ………」ギラリ
凛「……あぁ」
加蓮「……おっとっと」
「「………にげろ!」」ババッ
奈緒「あっこらァ!二人とも!またアタシのことを担ぎやがったなぁぁああっ!!」ガーッ
凛「ごめん!ほんとごめん、奈緒の照れ姿想像してたらつい…」ダッ
奈緒「つい、じゃねーっ!!」
加蓮「あっはっはっはっはっはっはっ!」ダダッ
奈緒「笑ってんじゃねーっ!!」
加蓮「ひーっ、ひーっ!」
ドタバタ ドタバタ ドタバタ ドタバタッ!
………
……
…
奈緒「……はーっ…はーっ……つ、疲れた」クテッ
加蓮「はぁ…はぁ…あー、いい汗かいた……」クタッ
凛「ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ………」ガクッ
奈緒「ぅ……ったく、なんだよもう、二人とも……アタシのこと、はめるようなことして……なんだよ、なんだよ…」
加蓮「だ……だからそれは……ごめん、って…」
奈緒「くぅ………っ…」グスンッ
凛「…あ、奈緒……ほんとにごめん、そこまでするつもりは」
奈緒「だ、だいたい……Pさんも一緒になって人をからかって、なんだよもうっ…」グシグシ
加蓮「いや、Pさんは無関係で……その」
凛「?……あれ、プロデューサー?
奈緒「~っ、ふえっ?!」ナデリ
奈緒「えっ?!……な、なんだよPさん、ひとの頭を急に…っ」
凛「!」
加蓮「!」
奈緒「ふぁ、そ……そんなこと今更言われても、誤魔化されたりなんか……そんな」ナデラレ
凛「………」
加蓮「………」
奈緒「……え、えへへ///…あ、ちがっ!笑ってない!笑ってなんかないぞ!……///」ニマニマ
凛「……」
加蓮「……」
凛「……え?なにこれ、オチ?」
加蓮「これはクシャポイものだね……」
P.C.
凛「プロデューサー、ちょっと……ここに立ってみて」
凛「…うん、やっぱり……こう向かい合って立つと…顔、近いね」
凛「あ、あっごめん、そういう意味で言ったんじゃなくて……」
凛「ただ、これくらいの距離が私的には都合がいいかな……って」
凛「?……あっ、もう……イジワル」
凛「…………」
凛「………」
凛「………ね、ねぇ……P、さん…」
END
ていう、メモ帳の中で化石化寸前だったのをお焚き上げ
不備あり、キャラのブレ有りって書いときゃよかった。
…特に加蓮
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